はじめに |
| 霧ヶ峰は日本百名山のひとつ。しかし霧ヶ峰という名の山は無く、八ヶ岳中信高原国定公園のほぼ中央部に広 |
| がる高原で、車山を最高峰に、蝶々深山や鷲ケ峰などの峰々と、八島湿原(八島ケ原)などの高層湿原からなる。 |
| 今回のコースは、ビーナスライン沿いの車山肩~車山~八島湿原を一周して車山肩に戻るコースで、ガイドブック |
| では「コースタイム4時間10分、コース距離10.4km 初級者向け」となっている。 |
| 当初参加予定の相良さんが体調不良で参加出来ず、鈴木さん、飯島さん、山内の3人参加。 |
自宅~登山口 |
| 朝6時15分に山内宅出発、鈴木さんを乗せて飯島宅、青梅ICから圏央道、八王子JCTで中央自動車道に合流。 |
| 土日と違って本日は平日(金)なので、スムースに合流することが出来た。車内では、先週の土曜日、飯島さんの |
| 娘さんの結婚式の話などで会話が弾んだ。詳しくは聞かなかったが、楽しい結婚式だった様子。飯島さんは二次 |
| 会に出席するために予定していた服が、小さくなったのか?飯島さんが少しポッチャリしたのか、前日の試着で着 |
| れず、慌てて買いにいったとのこと。せっせと山を歩いて、無駄なお肉は落しましょう!その方が楽に歩けます。 |
| 天気予報は朝の早いうちは曇り、9時過ぎからは晴れるとのことだったが、予報どおり。高速を走っていると、山 |
| には霧がかかり、どんよりとした天気。誰かが「ここは未だ山梨県、霧ヶ峰は長野県だから、長野県に入ったら、晴 |
| るでしょう!」と言葉どおり長野県に入ったら晴れてきたのにビックリ。やはり晴れ女の飯島さんのお蔭か?しかし |
| 娘さんの結婚式は雨で、外で写真が撮れなかったとか。 |
| 登山口に近いドライブインで、登山口の正確な位置を聞くことに。ここで少しミスしてしまった。「霧ヶ峰に登りたい |
| のですが、登山口はどの方向ですか?」 冒頭に書いたように、霧ヶ峰という名の山はないんです。だから本来は |
| 「車山に登りたいのですが・・・」と質問すべきでした。対応してくれた男性、偉そうに「霧ヶ峰という山はありません。 |
| ここが霧ヶ峰です!」と人の揚げ足を取って満足そう。慌てて「間違えました!霧ヶ峰という山は無いですよね、車 |
| 山でした!」すると親切に教えてくれました。 |
登山口~物見石 |
| 登山口のある、ドライブインの駐車場に車着き、車を降りると冷たい強い風。それまで半袖だった私も流石に我慢 |
| 出来ずにウインドブレーカーを着込む。予定より1分遅れの9時11分出発、登山道は石がゴロゴロ転がっていて歩 |
| 難い。登山口の標高は1800m。約40分程で標高125mを登り、本日の最高点、気象観測レーダーの白いドーム |
| のある、車山山頂に到着。 |
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| 車山山頂 風が強い! 木道の彼方に蝶々深山 蝶々深山山頂 |
| 上の左の写真は、1925mの車山山頂、風が強くて寒そうですね。真ん中は、車山山頂から一気に下った木道、彼 |
| 方に蝶々深山が。右が蝶々深山(ちょうちょうみやま)の山頂、看板には英語?ローマ字で「CHOCHO MIYAMA」と書 |
| かれているが、これだと「ちょちょみやま」になってしまいませんか? |
| ここから下って登って約15分、眼下に八島湿原が見下ろせる、高さ3~4mの物見石に到着、11時15分。見晴ら |
| しが良く、お腹も空いてきたので、予定通りここで昼食。 |
| 10月も半ばを過ぎ、標高1800m当りは寒いかもしれないと思い、トン汁を作って持参。バーナーで温めるのに風 |
| を遮る絶好の岩陰。やはり山で食べるトン汁は格別です。 |
| 暑い夏山で大量の汗をかく私は、皆より多くの水分を取るので、逆に食欲がなくなってしまう。しかし今回は涼しいの |
| で、まだ500mlのペットボトル半分位しか飲んでいないので、快調。おにぎり2ケとトン汁を完食出来ました。 |
物見石~登山口 |
| 11時40分予定どおり出発、物見石から更にどんどん下って行く。今は閉鎖中の鎌ケ池キャンプ場を過ぎると、八 |
| 島湿原沿いを歩くことに。看板に「これから先は、ペットは連れ込まないで下さい」と。“連れ込む”という表現、変な想 |
| 像をしてしまうのは私だけですか?また急にこのような看板が現れると、そこまでペットを連れて来た人はどうするの |
| でしょうか? “連れ込まないで下さい” ではなく、「ペットが自然保護を破壊しないよう、十分な配慮をして下さい!」 |
| の表現にした方が良いと思います。 |
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| 上の左の写真、すっかり草紅葉となった八島湿原、夏は緑一色のようです。同じ場所でも季節によって違いますよ |
| ね。ここは亜高山性の植物の宝庫で、国の天然記念物に指定されているので、最盛期に来たいと思います。 |
| 真ん中の写真、“ ハート形の八島ケ原湿原 ” と石碑に書かれています。湿原を上空からみるとハートの形をしている |
| とのこと。右に写真では七島八島? 八島湿原、八島ケ原湿原、七島八島 いろんな名前が出てきますが、同じ湿原 |
| のことを指しているそうです。調べてみないと解らないですよね。 |
| 湿原から見上げる、車山の気象観測レーダーの白いドームから続く、本日歩いたルートを目で辿っていくと、「よくも |
| あんな所からここまで歩いて来たもんだ、人間の足って大したもんだ」、と思う。是非これに似た感動を、我がメンバー |
| に味わって貰いたい。来年の八ヶ岳(赤岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳)は2泊3日で計画しようと思っているが、飯島 |
| さんは2泊には自信が無いらしく、1泊2日を2回実施してあの尾根伝いのルートを歩きたいらしい。「2泊3日であの |
| コースを歩くのと、2回に別けてあるくのでは、達成感が全く違うよ!」と言っても・・・・1年近くかけて口説きます。 |
| 今日のコース、車山肩の登山口から、車山山頂まで標高125m登ったが、そこからは最低点の湿原まで標高310 |
| mを下る。そっから車が置いてある車山肩までは185m登らなければならない。飯島さんが「最後ゴールまで、登る |
| のは初めて!」確かにそうだ。最後のゆっくり傾斜の長い登りは、一度も休まずゆっくりゆっくりのペースで歩いた。 |
| 飯島さんが、「ゆっくりのペースだったので、休むことなく歩けました。私が、「ゆっくりなペースで歩けば、どこまででも |
| 歩いて行けるよ!」 「どこまでも・・は無理です。」 予定の14時ぴったりにゴール。 |
帰路 |
| やはり平日なので道路も空いていて、予定時間丁度の16時30分に青梅ICに到着。すべて予定時間どおり、なん |
| て素晴らしい計画を、誰が立てたのでしょうか。車中で野菜の話になり、「最近野菜が高い!」から始まり、飯島さん |
| の娘さんが、“ 私が作ったネギを心待ちにしている ” という話を聞き、私の畑に直行。 |
| 鈴木さん、飯島さんに、1本ネギ、株ネギ、ごぼう、柿もお土産に持って行ってもらいましたが、2人とも大喜び。 |
| 来年はもっとネギを作って喜んでもらおうと、追加でネギの種を蒔きたいと思っています。 |