2015.05・16(土)~17日(日) 雲取山
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はじめに
  雲取山は、飯島さんと坂口さんの希望で計画。雲取山は2007年5月4日に、日帰りの単独行で経験したことがあ
る。当時山登りを始めたばかりで山小屋に泊まりたくなく(山小屋泊は未体験)、秩父の三峯神社から雲取山に登り
三峯神社までの往復10時間の日帰り山行。若かったですねー!今はその気もありません。
 今回のコースは、初日が西武線の西武秩父駅からバスで三峯神社まで行き、そこから歩き初め約5時間で雲取
山荘泊。2日目は雲取山荘から雲取山、鴨沢バス停までの行程約4時間。そこからバスで奥多摩駅へ。
 参加者は、鈴木さん、飯島さん、坂口さんと山内4の4人。当初天気予報は芳しく無く、初日の土曜日は登山に不
適なCランクだったが、14日の天気予報はAランク。飯島さんの念力に感謝!ですよね、坂口さん!
  5月16日(土)
自宅から西武秩父駅
 金子駅から八高線で東飯能駅へ、ここで西武秩父線に乗り換えて(車内で坂口さんと合流)西武秩父駅へ。ここ
で飯島さんがどんな手段で金子駅に来るかが問題。①自転車で金子駅まで来る。これだと帰りは金子まで来なけ
ればならない。②自転車で小作駅まで行き、青梅線、八高線を利用して金子駅。しかしこれだと時間がかかる。
そこで③山内が車で飯島さん宅まで迎えに行き、飯島さんを金子駅で降ろす。車を自宅に置き、自転車で金子駅。
③を採用してホームページに載せると、飯島さんが申し訳なさそうに(本心は解らないが)、「山内さん、大変だから
②の方法で金子まで行きますよ!」 でも私の本心は、飯島さんが何らかの理由で金子駅に時間通りに来てくれな
ければ、スケジュールがめちゃくちゃに。本人には直接言えなかった(気が弱いので)。
 東飯能に早く着き、そのまま1つ先の始発駅飯能に行けば、確実に座れるだろうし、ここで坂口さんと合流しよう。
 坂口さんとは、西武秩父駅に向かって最後尾の車両内で合流することになっていたが、その車両に乗っていない。
慌てて坂口さんに電話すると、最前部車両に乗っているらしい。坂口さんは、飯能方面行きの最後尾に乗ったつも
りが、車両は飯能駅で前後が逆になって西武秩父方面に進むことになる。坂口さんに最後尾に移動してもらい、こ
こで無事合流。
 天気は回復?と思っていたが朝方は雨が残るとのことで、雨が降っている。話が弾んでいると、隣にいた夫婦連
れが我々の会話を耳に挟んで、「この電車は前半分が三峰口方面行き、後ろ半分が長瀞行きです。この車両は
長瀞に行きますよ!」とアドバイスしてくれた。お礼を言い、あわててどこか?の駅のホームに降り、前の車両に移
動。この時カメラの三脚を網棚に忘れ、先ほどの夫婦が追っかけて持ってきてくれた。
ホームを移動中、社内に新ハイの横田さんと竹内さんの顔が目に入る。その席に行ってみると、他に馬場さんも。
当日は新ハイの山行で、正丸駅から二子山に登る計画。あとで知ったが、正丸駅で筒井さんも合流したらしい。
私は埼玉支部は3月で退会、6月発行の8月号までは編集長を務めることになっているが、あんな所で再会とは。
西武秩父駅~三峯神社
 約20分の待ち合わせで9時10分にバスが発車。しかし全員座れないので増発(2号車)を手配してくれた。秩父
鉄道の三峯口駅にもバスは停まるが、やはり始発の西武秩父駅から乗車するのが正解。ここからバスは高度を上
げ三峯神社(標高1090m)まで運んでくれるが、急カーブの連続で、やわな私はすっかり車酔い!車中で居眠り
が趣味の飯島さんが、居眠りもせず晴れることを念じてくれていたので、三峯神社に着くと雨は上がっている。
三峯神社~雲取山荘
 三峯神社を10時30分出発。歩き始めで体も順応していないし、私も車酔いのためゆっくり歩く。30~40分歩いて
いると、後ろから若い女性が1人追い着いて来る。先を譲ったものの、その女性を追って(本能)、ここでギャチェン
ジ、ぴたり後ろに着く。暫く歩くと、その女性がぴったり後ろに着かれるのを嫌ってか?先を譲る。この女性とは雲
取山荘までの行程で先になったり後になったり。
kaeru
 霧藻ケ峰に12時05分到着、ここで昼食にするが私は車酔いのせいで、おいなりさんを1ケだけしか食べられない。
少し雨が降り始めたのでリュックカバーするが、すぐに雨も晴れる。
 上の写真、左は霧藻ケ峰。真ん中は、途中に出会った雨蛙くん。右は明くる日、雲取山荘前で撮った写真です。
途中、鈴木さんから耳よりな情報を貰いました。鈴木さんは2年間、三ツ木地区の氏子・祭典?の役員ですが、役員
の中に、仕事が木曜日が休みで(相良さんと同じ)山に行きたい女性が2人いるそうです。鈴木さんによると、2人とも
若くて綺麗な人だとか。我がクラブの山行に参加してくれることを願っています。
雲取山荘
 雲取山荘に16時に到着、受付前に先ずは缶ビールで乾杯。1泊2食付で7800円、私は未だ新ハイの会員なの
で1割引きの7000円。山荘のスタッフはすべて高齢者で、威張って文句を言ったり、奥歯に物が挟まったような言
い方をしていて対応に不満。受付担当者は、受付を済ませた女性たちがお喋りしていると、「うるさい静かにしろ!」
普通はお客さんなのだから、「もう少し静かにしてもらえませんか!」ですよね。
 我々4人と夫婦連れ、3人のグループの合計9人は、303号室で相部屋。17時30分に夕食、その後部屋に戻って
くつろごうとするが、部屋の真ん中にこたつが置かれている。布団を敷いて寝ころびたいと思い、こたつを部屋の隅
に移動し、布団を敷いているところに別のスタッフが通りかかり、「誰が布団を敷いて良いと言いましたか?ここは今
何人入っていますか?この部屋は11人定員なので、あと2人入るかもしれません。」
 だったら最初に、「この部屋は11人定員です。あと2人入って来るかもしれないので、その人達のスペースも確保
して布団を敷いて下さい。」と言っておくべき。同じスタッフが翌朝の朝食の時、同じテーブルに座っている若い男性
に「おたくは海外旅行したことはあるの?その男性は「・・・・?」すると「やっぱ言うのは止めよう、差別になるから」
これだと何のことか解らないと思いますが、実はその男性、帽子をかぶって食事をしていたのです。だったら「食事し
ている時は帽子を脱いでもらえませんか?」と素直に言えばいいじゃないですか。
 車酔いで夕食もちょっとしか手を付けず、早め(18時過ぎ?)に横になったがなかなか寝付けない。かなり時間が
経過したと思って腕時計を覗くと21時、23時、1時、3時・・・・ようやく4時になったので、起きてトイレに行き
戻って部屋の電灯を点けると、皆待ってました!と言わんばかりに起きてきた。
 朝食は4時30分から、昨夜より状態は回復し、ご飯の御替わりは出来なかったが、一応全部食べられた。それを
見た我がメンバーは安心した表情。
5月17日(日)
雲取山荘~雲取山
 朝方は霧が立ち込めていたが5時07分に出発。ここから雲取山までは、標高200mを約30分で登る予定。いきな
りの急登の連続、まだ身体が寝ざめていないので、ゆっくりゆっくり歩く。他のグループも同じペースで連なって。
皆きつそうだったが、ようやく雲取山山頂到着。富士山も「ご苦労さんでした」と言わんばかりに顔を覗かせていた。
 頂上は大勢の人で賑わっている。暫く雲に隠れていた富士山が顔を見せると、一斉に歓声が起きる、やはり日本
人は富士山が好きなんですね。
2015.05.17kumotoriyama
上の左の写真、若い女性が2本の指で‘ピース’と言って写真を撮ってもらっていたので、私が「両手を顎の所に持っ
いくポーズも一時流行ったけど知ってる?」と尋ねると「知ってま~す!」と言って、私の希望のポーズで写真を撮ら
せて貰いました。山頂は埼玉県と東京都の境にあり、真ん中の写真は埼玉県の看板前、右の写真は東京都です。
雲取山~鴨沢バス停
 名残惜しいが、バスの時刻に余裕を持って到着するように、6時に下山開始。約4時間で、標高約1500mを下る
ことになる。最初は緩やかな道が続き、なかなか標高が下がっていかない。私がくだらない話をしていると、飯島さん
がなかなか(標高が)下らないですね。」またもう少し下った所で、若い女性グループが笑いながら余裕の表情で登っ
来ると、飯島さん「皆元気に笑っているけど、私は膝が笑っているわ!」
 私が日頃から教育しているせいか、飯島さんもなかなか面白いギャグを言うようになったもんだ。
 途中、素泊まりのみの奥多摩小屋があり、水場の標識があったが、どの位下ればよいのか、見当もつかない。初日
の白岩小屋でも同様のことが。何m下る、とか何分かかる、というような表示も併記すべきだ。
 昨日相部屋だった3人のグループに、雲取山頂で1人合流し、4人グループと追いつ抜かれつ。最初の頃は意識
していなかったが、七ツ石山の分岐点でのこと。少し先を行っていた我々は、楽して右折の巻き道を選択。後ろから
来た4人グループは、七ツ石山を登って鴨沢バス停を選択。その時、私が思ったことは「目的地は同じ。4人グルー
のリーダーは、負けず嫌いみたいなので、絶対に我々に追い着いてくる。場合によっては抜き去ることも!」
 途中大きなリュックを背負った若者グループに追い着く、荷物が重いのでゆっくり歩いているんだろう。と思ってい
たが途中からすごいスピード。我々とてそんなにゆっくりペースでもないのに、やはり若いんだなあ。
 ふと何かを感じて振り返ると、例の4人グループが必死で追いつこうとしているのが目に入る。ここで私の負けん気
に火が付く。それからどんどんペースを上げて歩くが、我がメンバーも健脚でちゃんと後ろに付いて来る。しばらく
ハイペースが続いていたが、4人グループの1人が疲れたのか、リーダーに休憩を要請。
 彼らが休憩したのを確認し、ペースを落す。すると坂口さん「山内さんがペースを上げる時は何かあるんですね。
昨日、追い抜いて行った若い女性と離れないようにペースを上げたり、今日のように抜かれたくない時だとか。」
私は抜かれても全く気にならない人もいるし、こいつには絶対抜かれたくない人もいるんです。4人グループのリー
ダーは、今回で雲取山は9回目だと自慢したり、何でも知ったかぶりをしている、こういうタイプには絶対抜かれたく
ない。鴨沢バス停近くでまた追い着いてきたが、抜く様子もなく我が女性メンバーにいろいろ話しかけてきた。
鴨沢バス停
 予定通りバスの時間より20分早く到着、すべて予定通り。例のリーダーが、「丹波バス停」から多くの人が乗車する
と、ここで待っている人を乗せずに通過することもあるんだよ、その時はタクシーを呼ぶしかない!」と例の調子で。
私は心の中で、「何言ってんだよ!待っているバスは丹波よりもっと手前の‘お祭り’バス停が始発だよ。しかもこんな
早い時間に登山客で満員になるわけがない!」到着したバスは空いていて、余裕で座ることが出来た。
奥多摩駅青梅駅前で食事
 彼らは、もえぎの湯に行くらしい。最初はそれも考慮したが、休日でもあり駅に近い温泉は混んでいるので今回は
パス。やっと彼らと別れることが出来た。
 今後のスケジュールを考え、青梅駅前で乾杯と昼食をすることに。幸い駅を出て、線路に沿った左手に中華料理
屋さんが。ここでビール、炒飯、餃子、から揚げなど、分け合いながら楽しい反省会が出来た。今後こういう機会が
あったらここを利用しよう。
帰路
 青梅駅から快速東京行きに乗り、河辺駅で我々3人は下車して坂口さんと別れる。河辺駅発13時18分の「入間市
駅行き」のバスに乗り、飯島さんは「今寺榎」で下車。私は「南峯」で下車して、自転車を置いた金子駅へ。鈴木さん
は「西三ツ木」で下車し、自宅へ。
 今後の予定は、5月29日(金)の石割山は鈴木さん、相良さん参加。5月31日の両神山は飯島さん、坂口さん参
加。6月の3回の山行は、鈴木さんすべて参加してくれるとのことでした。
小梅ちゃんの様子
 私が家に帰って玄関のドアを開けると、2匹のワンちゃんが喜んで飛んで来ます。小梅ちゃんも足が不自由なのを
忘れたかの如く、5、6歩は歩いていたと思う。ビッコをひきながらではあったが。これで歩けることを確信しました。