本当はこわい食いしばり -食いしばりは、なぜ悪い?-

食いしばりと聞いて、どんなことを想像しますか?

運動しているときにギューっとかんだり、力いっぱい咬み続けたりという答えが返ってきそうです。

大まかに言えば正解です。ただ、それだけではありません。

歯と歯を何気なく当てているだけでも、食いしばりの一つと言えるのです。

では、食いしばるとなぜ悪いのか。どんなことが起こるのか、ご説明していきます。

食いしばって力が持続的にかかると、歯や歯周組織(歯肉や歯の周りの骨)にダメージがかかります。

ダメージを受けた歯は、知覚過敏(歯がしみる)や歯が欠けたりします。ひどくなると、

歯が割れて抜かなくては
いけない時もあります。

また歯の周りにも力で負担がかかると、歯周病が進んだりします。

食いしばりを続けていると、顔の筋肉が緊張することで顎の筋肉が疲れて顎がだるくなったりします。

また、頭や首、肩の筋肉が疲れて、頭痛や肩こりの原因になったりします。

そうならいためには、、

唇は閉じても、歯と歯を当てない(歯と歯の間に少し隙間をつくる)ことです。

歯に余計な力がかからないことによって、歯や歯周組織へのダメージがなくなり

筋肉もリラックスします。

一番大事なことは、食いしばっていることを自分で気づくことです。

無意識に食いしばっている方は沢山いると思います。

寝ているときや何かに集中しているときにしていることが多いので気をつけてみましょう!