噛んで噛んで ガンも噛み砕け
 噛む効果は「ひみこのはがいーぜ」の標語にある通りですが、 
              (→ トピックス「噛む門には福来る」参照)
 その中で、上げられている項目にガン予防があります。

 何故良く噛むことがガンの予防につながるのでしょう。
 それは唾液の働きが関係しています。 唾液には400から500種類もの
 成分が含まれていますが、その中で、アミラーゼ、ぺルオキシダーゼ、
 カタラーゼ等の多くの酵素群が発ガン性物質の毒性を中和する働きが
 あることが認められています。

 しかし、この酵素群が十分な効果を上げるためには、食べ物とよく
 混ざらないといけません。
 食べ物が十分に噛み砕かれ、どろどろの状態になり、よく唾液と
 混ざり合うことで効果が発揮されるのです。

 また、唾液には殺菌効果もありますが、これも同様に十分に食べ物に
 触れないと効果が発揮されません。

 病原大腸菌のO157による食中毒が流行したとき、良く噛んで食べる
 子供達は、良く噛まずにすぐ飲み込む子供達に比べて、発病しにくかった
 という調査データがあります。

 唾液の素晴らしい効果が十分に発揮されるには良く噛むことが、
 必要条件なのです。

 がんの患者さんに対する食事指導として、一口200回噛むことが
 上げられています。

 また、噛むことにより重病を克服しフレッチャーイズムという健康法を
 提唱したフレッチャー氏は、ネギ一切れを700回も噛む徹底ぶりだった
 そうです。

 普通はそこまで、なかなか出来ないとは思われますが、出来るだけ噛む
 回数を増やすことで、もともと人間が持っている免疫力を引き出し、
 薬いらずの健康体をもとうではありませんか!