● 若松衛生だより 平成23年 2011年
●11月号 |
「失った歯、そのままにしていませんか?」 |
歯を失う原因の2大要素として虫歯と歯周病が挙げられます。 詳しくは、若松歯科医師会ホームページをご覧ください。 |
|
●8月号 | 「ちゃんと食べる習慣を獲得できていますか?」 |
若松歯科医師会広報委員会 |
|
●6月号 | 「歯科治療と放射線」 |
東日本大震災とそれに続く原発事故の報道で放射線について見聞きすることが多くなりました。悲惨なニュースや難しい解説を聞いていると放射線と聞いただけで何だかとても怖いものに思えて不安になったりもします。 ですが、放射線は特別なものではなく、私たちはふつうに暮らしていても常に宇宙空間や太陽、大地や大気、建物や食べ物からさえも出ている自然放射線を浴びています。しかしこの自然放射線はごく微量なので人体に悪影響を与える心配はありません。 そこで皆さんが歯科医院を受診した際に撮影するX線写真について考えてみます。X線 は放射線の一種で物体を透過する性質がありますので、外から見ただけで は解らない顎の骨の中にある歯の根の周りの病気や埋もれた歯、腫瘍、歯と歯の間の隠れた虫歯などを写し出してくれます。もしX線検査が無ければ、疑わしい歯を削ったり穴を開けたり歯肉を切って実際にどうなっているか調べてみるということになり、そんな無謀で危険なことはとてもでき ません。そのため、歯科医療の分野では無くてはならない重要な検査方法となっています。また、治療の過程をX線で確認することも必要です。 でもいくら必要であってもリスクはどの程度あるのか気になるところでしょう。歯科X線写真にも種類がいくつかありますが、最も普通に使われてい る数本の歯を撮影する小さな(3㎝×4㎝)写真を一枚撮った場合に受ける放 射線量は0.01~ 0.03mSv(ミリシーベルト)と言われています。お口全体を 写す大きめの写真(パノラマ写真)もあまり違いはありません。大きさがず いぶん違うのに不思議に思えますが、放射線は距離が離れると急速に弱ま る性質があったり、撮影方式の違いがあるためです。このSv(シーベルト) とは、最近良く見聞きするようになりましたが、人体が放射線を受けた時 の影響を表す単位です。平均的な日本人が年間に受ける自然放射線が1.1 mSv程度ですから、およそ40~100分の1程度に当たります。 どちらにせよ、歯科X線写真を数枚から数十枚撮ったとしても人体に対する影響を心配することは無いレベルなのです。 また妊婦さんの場合、自分だけでなく、お腹の赤ちゃんに何か異常が 生じないかと気になるところでしょう。歯科の撮影では主に頭部にX線が当たり、お腹のように離れた場所にはほとんど当たらないので、全くと言って良いほど影響はありません。ですから、もし妊娠に気づく前に撮影してい たとしても不安を感じる必要はないのです。一時的な不妊や流産が起こっ たり赤ちゃんの遺伝子に異常を生じるレベルには百万枚から数百万枚を一 度に撮らないと達しません。これは現実にはあり得ないことです。安心し て撮影を受けてください。より詳しく知りたい方は若松歯科医師会ホーム ページなども参考にしてください。 若松歯科医師会 広報委員会 若松歯科医師会http://www.alpha-net.ne.jp/users2/wakashi/ |
|
●2月号 | 「健康は、噛むことから!」 |
全国に現れたタイガーマスクの善意が殺伐とした世相に心温まる愛の輪を そして健康な体を作る源は、もちろん健全な食べ物です。その栄養を安全に しかし昔から「噛んで含める」「酸いも甘いも噛み分ける」「噛み砕いて話す」等々「噛む」に関する言葉がたくさんあるように人々は噛むことがいかに重要かは身に染みて知っていたものと思われます。しかしそのことが今、ファストフードや軟らかい食べ物の流行、流し込み食べや孤食、個食といった風潮で忘れられかけています。 |
|