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超進学校の練習日数は一週間で3,4回、それでも足りない部分を確実に補う努力で順位が急上昇!!
Vol.7 武蔵高校バスケットボール部 編
東京にある私立武蔵高校は都内でも屈指の進学校。部活動も一日置きにしか行わず、その間の日は皆塾に通っています。バスケットボール部の中にも現役で東大に合格する者もいます。
そんな武蔵高校はここ9年ほど、都大会へ出場することができていません。それでも監督は、今の練習日を変えてどうこうするつもりはありません。どうすれば今の環境のままで強くなることができるのか。そこで取り組んだのがやはり体力の強化・発達でした。以前は一年に一度だけ行っていた動きづくり講習会でしたが、トレーニングや動きづくりの取り組みを「継続」「定着」「習慣化」させるために、2ヶ月に1度は講習会を行い、長いスパンで段階的向上を目指しました。
練習はこれまでと変わらず平日は一日置き、週末は練習ゲームなどや大会と、試合中心の活動を行いました。彼らは与えた課題を、毎日の練習の始めに40分から長いときには1時間を掛けて取り組み、自分たちに足りないファンダメンタル(基礎体力、基礎技術)をひとつひとつ確実に手に入れていきました。
まともに走れない者、しっかり止まれない者、シュートの腕が伸びない者、パスランができない者、色々な課題がありましたが、それらを見直して熱心にメニューを取り組んだ結果、それまでは勝てなかったチームにも勝てるようになり、一年半後に見事都大会出場を果たしました。
さらに彼らは都大会でも何回戦と勝ち上がるまでに上達し、都内で強豪校と言われるチームと対戦する順位にまで上がる戦績を残すことができました。
■成功秘話
練習日を増やすことはしない、練習時間を増やすことはしない。そんな中で新しい課題を取り組むことが果たしてどれくらいの成果を生むのか。武蔵高校は見事に身をもって証明しました。
十分な時間や道具などがあれば成果が上がるのは当たり前。でもイコール「環境がなければできない」ということにはならない。できるかできないかは環境のおかげ・せいではない、そう言っているかのようでした。
監督も練習時間の中に「体力づくりの時間」を作って、オフ期には始めの1時間、ゲーム期には30分を使って取り組ませていました。選手たちは自分たちの足りない部分を確実に補っていきました。それくらいでは良くなったというレベルにはならないんじゃないか?と言う人がいるかもしれません。しかし実際、それらは単にマイナスがゼロになることではなく、歴然とした技術体力の「向上」になります。それを実感したのは選手本人たちではないでしょうか。
目覚ましく見違えるようなミラクルプレイができるようにはならなくても、単純なミス、プレイの未熟さ、体力の低さが無くなることがどれだけ競技力に変化をもたらすか。ひとえに、毎日同じ事の繰り返しを、飽きず熱心に続けた成果です。
これまでできなかった動きや姿勢等が、どうして今頃できるようになるのか。それはトレーニングを継続することで、今まで何も意識しなかった自分のカラダを「気にするようになったこと」が大きな要因だと思います。様々な動きをやってみると、自分のカラダの融通を利かせられないことがよく解ります。それを試合でのミスなどに照らし合わせることで、そのミスの「理由」を解明することができる。そうすれば「どうすれば解決するのか」ということを自然と気にするようになります。
頭で無理やり納得させて「頑張らなきゃ」ではなく、自然と「気になってしまう」ので率先して取り組むようになります。それだからこそ地味な努力ができて、一日置きでも、高校生からでも、染みついた動きのクセ、または未熟さを変えることができたのです。
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