トップ/CVAダンパーを真面目に作る CVAダンパーを真面目に作る --------------------------- キットを買うと必ずと言って良いレベルで付属するCVAダンパー シェイクダウンとかでは付けて走る事もあるのですが レース仕様となるとアルミダンパーを使ってしまうので 真面目に走るCVAダンパーを組んだ経験は少ないのです でも入門機であるDT02にはやっぱりCVAが一番と言う事で 今回は魔改造無しの正統派スタイルで組みたいと思います 作例はDT02用ですが組み立て自体は他のマシンでも共通です
--------------------------- ![]() こちらが本日の食材です 青シリンダーが塚になってたので 今回はこれで組み立てます ダンパーパーツ以外には 調整用に3mmと4mmのシムを使用 写真には写ってませんが ダンパーグリスも使用しました 下処理として シリンダーのバリ取りをしてます 特にネジ周辺は丁寧にやらないと オイルが漏れやすくなるので注意 ピストンの選択 ![]() 好みで(爆) じゃなくキットなら説明図準拠で オイルが400番(黄色)なら 問答無用に1つ穴で組み立てます 今回はDT02用ですし 900番オイルを使うので F/3つ穴 R/2つ穴を使います ピストンの組み立て ![]() ピストンをシャフトに固定します シムでのガタ取りは好みですが リヤは0.5mmもガタがあるので やった方が良いのではないかなと でも 普段はやりませんし それで何か変わった事も無いので やっぱり好みで(笑) ダンパー長の調整 ![]() ダンパーの長さを調整する時は ここにスペーサーを入れます 今回はDT02用なので リヤのみにV11を使い 3mmだけ短く組み立てました Oリングの下処理 ![]() Oリングは袋に入れたまま ダンパーグリスを馴染ませます 作例では OリングがTRFダンパーと同じ ソフトタイプのクリアOリングを ダンパーグリスには アソシのグリーンスライムを使用 スライムグリスが無い場合は 余ってるセラミックグリスや チタングリスなんかで代用可 自分もオンロードでは チタングリスを使用してます Oリングの組み込み ![]() Oリングに傷が付くと漏れるので シリンダーにシャフトを通し その後でOリングを通します 更にシャフトのネジ部に 少量のオイルを塗っておくと ダメージを軽減出来てグーです また 写真では見辛いですが Oリングの密着性を上げるため 間に4×0.2mmシムを追加 かなりオイル漏れが減りますよ ダンパーエンドの取り付け ![]() ダンパーエンドは締め過ぎに注意 意外と簡単にネジ山が逝きます 緩みが気になる場合は 少量のゴム系接着剤を利用 また リヤはシャフトが長く ダイヤフラムを突いてしまうので X11部品を通して保護します これは車種に関係無く起こるので CVAショートIIには必須です オイルを入れる ![]() 最初は半分ほどオイルを入れて ピストンを上下に動かす事で 内部のエア抜きをします 今回のオイルは900番で かなり時間の掛かる作業なので スタンドの用意があると便利 ダイヤフラムの下処理 ![]() エアが抜けるのを待つ間 Oリングで使った袋を再利用し ダイヤフラムを入れて ダンパーグリスを馴染ませます ダイヤフラムを被せる ![]() ダイヤフラムを被せる時は 素早く押し付けるのではなく 軽く乗せてエアを追い出し それから軽く密着させます キャップの取り付け ![]() キャップを締める速さで 圧力が変わってしまうので 狙って圧を掛けない限りは ゆっくり確実に締めます 完成 ![]() スプリング等を取り付けて完成 写真ではDT02用なので F/デザゲ標準スプリング R/SFG標準スプリング の組み合わせ サスアームの取り付け位置は 前後とも内側を使う設定です トップ/CVAダンパーを真面目に作る
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