●フィールドワーク 千葉の大地を駆ける-1 2012.01.14〜15

〜夷隅川流域のかん水湧出ポイントを追う〜
今回のトリガーは
平沢農業用ダム(夷隅郡大多喜町平沢) ダム案内板の一部にかん水湧出地点のプロットを見つけたところから始まる。
まずはこのプロット地点を地形図、GPSに落とし現地調査を開始した。
調査メンバー 齋藤さん、じろさん、自分の3名

1月14日(土)
1.夷隅郡大多喜町 夷隅川No.1 上流からNo.を"1"と振り 調査開始
    13.4℃ pH8.37 EC0.60
このちょろちょろ湧出は本来のかん水湧出ではないかも     薄い硫黄冷鉱泉系
橋からここまで川を歩きゲット。出足はまずまずか・・・  内野安打

2.庭先に湧く茶水
 12.8℃ pH8.95 EC1.32
まだまだ、茶水はあるもんですね〜

3.オイルの湯
   15.4℃ pH8.45 EC10.14
サンダーバード基地みたいな位置にある源泉 自噴に伴うオイル成分あり、 ストロボ光で浮かび上がる源泉は神秘的だ

4.タイヤの湯
   12.9℃ pH8.67 EC11.73
上ガスを利用している民家の2源泉を汲ませて頂いた。

5. 夷隅川No.7 
   13.7℃ pH9.17 EC1.22
薄褐色の茶水 No.2〜6まではハッキリとした湧出は確認できず No.7をゲット  ヒット

6.番外
   7.7℃ pH8.14 EC0.52
湧出位置No.は"8 "川底のあちらこちらからプクプクメタン発泡あり 自分この鉄泉はノーカウント

7. 夷隅川No.9 
   15.6℃ pH8.92 EC0.86
薄褐色の茶水、脈動しなからの自噴 炎は理科の実験、オマケです汗汗  No.9〜10の間、川底からプクプクメタン発泡あり ヒット

8. 夷隅川No.11 キタァ〜〜  がっっっ〜ん 泡泡
   16.9℃ pH8.64 EC10.93
褐色T塩味M 素晴らしいエネルギーを放っています。グーグルアースからも確認できます。 No.11でボスキャラにコンタクト 逆転HR
No.12〜18 ハッキリとした湧出は確認できず  

※かん水湧出地点からの打率は 4/18=0.222 2割2分2厘


お気に入りの 食堂しんかどで夕食 すっかりテンションが緩み、気が抜けきっています。
しかし、充実した1日だった。

道の駅たけゆらの里おおたきで車中泊 


1月15日(日)
場所を小櫃川に移し

小櫃川(君津市黄和田畑)の鉱泉湧出ポイント調査を実施

  
小櫃川の雰囲気 そうです。水量の少ない、虫が発生していないこの時期が作戦行動に最適なんです。   ↑川廻し
ただ水は激冷たいです(>_<)

9.コンクリート枡の源泉  小櫃川No.1
 13.9℃ pH8.76 EC0.45
弱硫黄冷鉱泉系 源泉に接近すると硫黄臭が漂ってきます。

10.丸コンクリート枡の源泉 小櫃川No.2
 14.6℃ pH8.61 EC1.06

11. キンダン川 No.1
   12.5℃ pH8.41 EC0.46

12. キンダン川 No.2
 13.3℃ pH8.41 EC0.35
No.1のすぐ近くの自然湧出

13. キンダン川 No.3
   4.9℃ pH8.22 EC0.35
この鉄泉はカウント

14. 本流に戻り 小櫃川No.3
   12.3℃ pH8.65 EC0.56
地味な硫黄冷鉱泉の染み出しだが、ピュアに汲めるのは水量の少ないこの時期だけだと思います。


小糸川(君津市豊英)の鉱泉湧出ポイントの調査

ネガティブコントロール 3.8℃ pH8.36 EC0.42 (No.1脇の川の水を測定)

15. 岩間の染み出し 小糸川No.1
   10.6℃ pH9.38 EC4.51
弱塩味あり

16. 小糸川No.2
   10.1℃ pH8.58 EC0.84

17. 岩を削り枡になっている 小糸川No.3
 11.9℃ pH8.62 EC0.68

18. 小糸川No.4
   10.1℃ pH8.57 EC0.81

19. 小糸川No.5
 11.7℃ pH8.43 EC1.38

20. 小糸川No.6
 10.9℃ pH9.42 EC1.54
その場で浴びる訳でもなく、No.1〜6までコツコツとちょろちょろ湧出の硫黄冷鉱泉の染み出しをペットに拾う。
これはもう温泉めぐりではない。
源泉調査とは名ばかりなカルト的液体コレクションだな
その川を歩き、ぽっと顔を出す源泉と出会う喜びはなんとも言えません。

2月19日(日)のNo.7〜に続く


清和県民の森(君津市豊英) 湯の沢の鉱泉湧出ポイント調査

  
湯の沢の雰囲気                             この先まで遡上
県民の森キャンプ場の遊歩道より沢に入る。まずは湯の沢橋まで下り調査、何も出でこないので一旦キャンプ場まで戻り、
おっちゃん達に聞き込みをしたら、上流に何かある。あった。と40年前の情報を頼り、再度遊歩道を降りて沢の遡上を開始した。

21. 湯の沢No.1
   12.4℃ pH9.38 EC1.87
利用されていない遊歩道脇に湧く湯量豊富な源泉 おっっ!! 白い滝になってる。

21. 湯の沢No.2
   9.6℃ pH9.47 EC0.51
岩の割れ目から出る、ほんのちょろをじっくり汲む そうね50mL/minくらいかな ペットいっぱいが10分弱・・・・執念ですょ

22. 湯の沢No.3
 10.4℃ pH9.10 EC2.85
諦めていたら、この3つは取りこぼしていたところ、危なかった〜

23. 番外 
  
他の滲み これはもう汲めない・・・涙 ティシュペーパーに染み込まして絞り採る方法もあるが・・・やっていません

24.豊英の大滝 
  


場所を変え、豊英の大滝から砂防ダムまで遡上したが湧出はなし

今回の調査はこれで終了、以上です。次回に続く

では、浴びましょう。


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