●草津周辺の鉱山跡に湧く酸性泉の調査  11.11.19〜20

千葉での茶水を採取する感覚で、
今回(11月19〜20日)は草津周辺の鉱山跡に湧く酸性泉(鉱泉)の調査を
じろさんとしてきました。

11.11.19 0230着 道の駅草津運動茶屋公園 車中泊

11月19日(土)
白根硫黄鉱山跡 (群馬県吾妻郡草津町大字前口) 
赤仁田沢川温泉群 No.1〜5(下流から1〜)
目覚めると雨
ぴちぴち、ちゃぷちゃぷ、ランランラン では気合で行きましょう〜

余裕こいています↑↑

1. No.2 岩にAn-002のマーク
  13.0℃ pH2.73 EC7.16

2. No.5 最奥の斜め刺しパイプ ドバドバ
   15.9℃ pH 2.73 EC14.26
ここからは上半身合羽に、腰にはタオルを巻いての移動攻撃 (~_~;)

No.4と5の間にある上部パイプからのおこぼれ ノーカウント 
 ほぼMTMM 8.4℃ pH5.48 EC 0.02 パス
液体にpH、EC計を差しながら一つ一つ確認し前進。

3. No.4 割れたパイプからちょろちょろ
 14.4℃ pH2.72 EC12.61

4. No.3の1 岩のペイント"16"
 13.4℃ pH2.56 EC11.93

5. No.3の2  数m離れて岩陰よりパイプ
 16.1℃ pH2.46 EC14.80

6. No.3の3  パイプにNo.3の記入あり
 12.1℃ pH2.73 EC3.88

7. No.1の1  登山道に自然湧出
  13.9℃ pH3.75 EC1.51
シズカ時代では絶対に出来ない行為だが、今は大丈夫。温泉藻も生息しているし十分OKです。

8. No.1の3  数m上流 太い径のパイプ
 17.5℃ pH2.67 EC7.29

9. No.1の2  石垣の間からドバドバ
 17.5℃ pH2.70 EC2.16

10 No.1の4 大口径のパイプから大ドバドバ 打たせ湯
  16.6℃ pH2.65 EC7.52
これが白根硫黄鉱山のボスキャラでしょう。愉快、豪快、実に素晴らしい!!
白根硫黄鉱山の排水系はECが高いと微黄色を確認出来る傾向にあった。また、想定外で多くのおこぼれ頂きましたm(__)m

***参考値 ネガティブコントロール***
No.5上流の赤仁田沢川の値 7.5℃ pH3.34 EC 0.74


石津硫黄鉱山跡 温泉群No.1〜3
群馬県吾妻郡嬬恋村大字今井

11. No.1 下部 鉱山廃坑口止水枡
 15.9℃ pH4.68 EC1.27

12. No.2 上部 パイプから川にドバドバ
  11.3℃ pH2.86 EC6.99
No.1と2はじろさんのご案内でささっと処理

13. No.3 鉱山廃坑口止水枡より酸性硫黄冷鉱泉が大ドバドバ
  15.4℃ pH4.37 EC0.39
最近人気者のNo.3  現段階で石津硫黄鉱山跡のボスキャラだと思います。
像はオーバーフローで

14. 草津ナウリゾートホテル 草津ビッグバス 草津町 1000円
  43.0℃ pH2.74 EC7.03 万代鉱源泉
  万代鉱らしくヌル感はあるが加水の影響か? 弱い、湯に力がない。名前の割には温泉利用浴槽は一箇所。 
  いっぱい遊ばしてもらったので、草津の町に入浴料の還元&冷えた体を温める、体を洗う。

本日の活動終了
道の駅草津運動茶屋公園 車中泊

11月20日(日)
入道沢を行く
群馬県吾妻郡草津町大字草津

15. 上入道沢温泉 No.1(出会いから上流120m) ちょろちょろ
  23.8℃ pH5.99 EC3.53
析出物の造形が美しい

16. 上入道沢温泉 No.2(出会いから上流180m)
  22.5℃ pH6.19 EC3.05
鉄沈殿のズボズボにハマったじろさん、とりあえず仕事をしています。


万座硫黄鉱山跡


17. No.1 鉱山施設跡下の沢よりちょろちょろ
  10.1℃ pH3.17 EC3.39

周辺の風景
 
廃鉱山マニアじゃないもんで・・・雰囲気はこんなもん、必死に調査中です。

18. No.2 鉱山施設跡上部岩の間よりドバドバ
   10.5℃ pH3.04 EC4.34
浴びてはいるが激寒

19. No.3 鉱山施設跡横潰れた坑道口より
  12.7℃ pH3.06 EC3.01
崩落した坑道跡より流れ出ている。排水?

20. 奥入道沢温泉(出会いから上流 760m)
  12.3℃ pH4.07 EC0.72
上入道よりはかなりマイルドな鉄泉だが
念のため帰りに拾っておく

***参考値 ネガティブコントロール***
入道沢 万座硫黄鉱山跡より上流の沢水値  7.7℃  pH4.51  EC 0.08

21. 草津温泉館 草津町 るるぶ日帰り温泉関東周辺提示で200円引き→600円
 42.0℃ pH2.55 EC7.59 万代鉱源泉
弱いヌルツル感あり
腕がだるく髪を洗う行為すらカッタたるく、ドライヤーがやたら重く感じた。
冷えた体が甦る〜温かい湯の有難みを痛感。
もう、へろへろ状態でした。
じろさん〜お疲れ様でした。

これだけ酸性泉に触れ味覚と測定値のキャリブレーションが出来ると
pH2、3、4の酸味はしっかりインプットできた。

いゃ〜今回はデスマッチ的(白黒付けるまでとことん探求する)要素の強い湯めぐりだったが
達成感、爽快感ありエキサイティング!!
こんな調査ばかりやっていると、硝煙の匂いを追い求めるような行動と同じになりそうで怖い・・・

では、暖かい時期に浴びて下さい。


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