立川市議会 日程第二 厚生委員会審査意見報告


請願第十一号 障害者の働ける場と触れ合いの場の設置と、運営費助成の検討を求める請願


議長(須崎一男君) 次に、日程第二 厚生委員会審査意見報告 請願第十一号 障害者の働ける場と触れ合いの場の設置と、運営費助成の検討を求める請願を議題といたします。

 この際、委員長の報告を求めます。中島君。

     〔四番 中島光男君登壇〕

四番(中島光男君) 厚生委員会の審査意見報告をいたします。

 昭和六十三年度第五回立川市議会定例会において本委員会に付託された事件について、審査の結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第百一条の規定により報告いたします。

 請願第十一号 障害者の働ける場と触れ合いの場の設置と、運営費助成の検討を求める請願について、採択し、市長あて送付すべきものと決定いたしました。

 請願第十一号について、概略審査内容を説明いたします。

 これまでの委員会の中で、他の市で実施しているところと、その運営状況はどうなのか。また、運営方法としては、特定の団体ではなく社会福祉協議会が窓口になって運営するのがいいのではないか。あるいは、現在の公民館のスペースで喫茶コーナーができるのか。また、公民館の性格からしてこうした趣旨のものを設置することに問題はないのかどうか等の質疑がありました。

 それに対して、二十六市の中では現在、国立市、保谷市、東久留米市の公民館で設置しており、それぞれ運営費の補助はありませんが、国立、東久留米においては採算がとれているということであります。また、仮にこの種のものを実施し運営費の助成をするようになった場合は、市直接ではなく、社会福祉協議会を通して行うことになるという答弁がありました。

 また、現在の公民館のロビースペースで喫茶コーナーができるのか、あるいは公民館の性格からして喫茶コーナーを設置することに問題がないかということにつきましては、本年三月七日に公民館運営審議会から「中央公民館ロビーのあり方について」という答申が出されて、その中で、喫茶コーナーについては、「ロビーが展示などの公民館活動に利用されており、今後ますますその利用がふえることが予想され、現在のスペースで喫茶コーナーを常設することは困難である。しかし、障害者と健常者との触れ合い交流や障害者の自立のための援助は公民館の本来の事業目的に沿っていることから、積極的に推進されたい」という内容が記載されておりますことを御報告いたしまして、審査報告とします。

 よろしく御審議のほどお願いいたします。

議長(須崎一男君) 以上、委員長の報告は終わりました。

 これより質疑に入ります。

 御質疑はありませんか。――御質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 討論はありませんか。――討論はないものと認め、これより請願第十一号を採決いたします。

 本件に対する委員長の報告は採択であります。本件は委員長報告のとおりに決することに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(須崎一男君) 御異議なしと認めます。よって、請願第十一号は委員長報告のとおり採択されました。


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