なんかAMトランスミッターが欲しくなりました。

突発的なんですけれどね、そう思って調べてみると国内には全くない。

昔は初歩のラジオとかには「友達のラジオに電波を飛ばそう!」みたいな物もあった気がするけど、実際検索サイトで探すと音楽プレーヤー用のFMトランスミッターばっかし。

googleで検索しても、もしかしてFMトランスミッターって直されちゃうほど。

しかしじっくり調べてみたらアメリカのサイトでキットとして2社ほど確認できました。

一方は注文が電話とかファックスでしたが片方はpaypalが使えるとのことでしたので、所々翻訳サイトを使いつつ会員登録し早速2台注文しました。

SStran社HPは此処。 

ここには2種類のトランスミッターがあり、AMT3000と内部に大型の同調コイルなど内蔵された上位機種のAMT5000が有ります。

このAMT5000は出力段がFET化されDC12Vでも動作するようです。

とりあえず今回はAMT3000を二台注文することにしました。

ACアタプターつきを注文するとAC120V入力でAC18V出力の物がついてくるようですが、買い置きの秋月24Vアタプタが有るので今回はACアタプタなしを注文しました。

後は送信周波数ですが、日本は9KHzステップですけれどちゃんとそれに対応した物が用意されていますのでそれを注文します。

到着は数日、航空便で到着しました。

早速開梱すると内部にはこれでもかと親切な組み立て説明書が入っています。

数字と色が分かればどんどん組み立てて行かれます。

但し色々いたずらしてやろうという人はC23とR18の取り付ける前に色々考えましょう。

 


早速組み立てます。

中はこれだけ。    コーラは含まれません(笑

部品種類別に小分けされているのですが、ちょっとした皿があると良いでしょう。

そのほかに用意したのは秋月のACアタプターとノブが光るスイッチ、日開製で千石電商で購入しました。

と言うのも本キットにはLEDパイロットランプはあるのですが、スイッチがありません。

取り付けに少しコツがいるのですがスイッチが欲しかったので買ってきました。

ここまでくみ上げるまでが大体2時間。

ゆっくりやっても4時間有れば出来上がるかな?

組み立てるときのコツとして、部品の仮押さえのために養生テープなどを使ってやると便利でしょう。

この後各ICをソケットに差して行きます。

この後スイッチをつけるための基盤カットをします。

ACアタプタ用のジャック直後でカットしてスイッチまでツイストした電線で配線します。

スイッチをつけるのはLEDの穴を広げないといけません。

こちらはステップドリル(通称タケノコ)で必要な大きさまで広げました。

スイッチをつけると基盤をねじ止めする際に支障しますから、まず支障するネジを先に取り付けてから、パネルにちょっと負荷を掛けつつ取り付けほかのネジを止めましたが、一個くらいネジで留まっていなくても平気かもしれません。

ケースは薄い方がしたで大きい方が上になります。

あと調整が必要です。

まずは送信周波数、これは近所の放送局を調べて支障しないところを選びます。

あと中波の放送局は夜間になると思いの外遠くまで飛びます。

ですからそれらも加味して周波数を選ぶと良いでしょう。

電波法で検挙される理由はよくオーバーパワーが言われますが、大きな原因は既存の免許局の妨害をすることが重要視されているのですから、その辺はよく吟味した方が良いと思います。

まぁはじめ色々なネタもあって1620KHzが良いかなと思って設定しましたが、1611KHzにしました。

ラジオの向きを変えたら横浜新道の交通情報ラジオが聞こえてきたので混信必須ですからね。

周波数の設定は説明書にディップスイッチの設定が出ていますのでその通り設定します。

あとは出力部分にも設定がありますのでその通り設定します。

キットないに入っているリードアンテナを使う前提でも、アースはしっかり取った方が良さそうです。

こちらはアースはホームセンターで売られている物を3本ハンマーで打ち込んで連結し宅内に引き込んでいます。

アンテナ線はそのまま部屋の壁に仮止め、部屋には断熱材でアルミも入っているので最悪の環境ではあります。

調整は、T1T2にアナログテスターを取り付けて最大にふれるようにトリマーコンデンサを調整するだけです。

こんな風に出来ました。

テプラかなんかで日本語に書き換えるなら、左から電源、入力利得、変調度、圧縮度かな?

飛距離ですが、宅内はポケットラジオでぜんぜんOK!

表に出て電柱の下を歩くと結構遠くまで聞こえます。

しかしブーンというハム音が結構気になります。

ケース自体がシールドケースではないので部屋内のあらゆるノイズが回り込んでしまうのでしょう。

ケース内部の特に圧縮ICあたりのシールドを考えてみるのもよいかもしれません。

内部のジャンパーピンでS1が電源系S2とS3がライン系ノイズが気になる際にアースを高周波的にカットするコイルを通過させるためにあると書いてあるのでやってみましたが、電源系は変化なしでライン入力関係に何かある模様です。

これはトランスなどで切り分けて見るなど今後検討していきます。

これは今後の課題です。

 


現在エージング中です。

一台余計に作った分はハムフェアかなんかでの領附を検討しています。

アンテナコイルなどを制作した場合には加筆させていただきます。

 

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