虫歯: 時々、虫歯は口の中に出来るのではなく、ヒト(人間)に出来るものかなーと思うことがあります。 |
歯冠の修復: 薬を飲んでも自然治癒をしません。金属、陶材、レジンなどを詰めます。当然、材質は、Caとタンパク質で 出来た歯とは 異なります。 |
義歯(入れ歯): 下記に「入れ歯、装着について、」記載してあります。 手がない、足がない、目が見えない、歯がない、一つの身体の障害です。 噛み切り、すりつぶす咀嚼力は健康な時に比べ約 3分の一〜8分の一になります。 なかなか障害を心に受け入れるのは大変です。受容が・・・。義足のヒトが走ったり、飛んだり、 早く歩いたりするのは大変なことです。転ばぬに先の杖 |
抜歯: 歯は大半、鉗子ではなくピンセットで抜く?!ものだと思いますが・・・抜いた歯にしばし合掌!! 「いのち」を育む( 養う)ためにお世話になりました・・・ いのちの恩人です。 |
切開: 膿(うみ)は、ばい菌と生体(血液の白血球)と戦った結果出来た戦死者です。 これを(組織の壊死した部分も)除 去し 新しい肉芽組織の再生を促進します。 創面に出た繊維素及び血液が凝固しやがて繊維芽細胞の増殖及び毛細血管の新生が起こります。 |
細菌やウイルスが体内に侵入してきたとき、 血液などに浮かんでいるリンパ球(ミクロの戦士)が勇ましく戦って 発病をくい止めます。 そして、生命防衛軍団を構成しています。 位相差顕微鏡で 動き回る最近を見ていただきます。大きさはおおよそ1mmの千分の一。1マイクロメートルです。 1匹が約13.5時間で1億匹に・・・・・ ヒトや動物の血液は液体に見えますが実は細胞が無数に浮かんでいます。 赤血球(酸素の配達役)、血小板(血管が切れたとき血液を凝固させて出血を止める)、 もう一つが白血球(形や働きの違いで好中 球、リンパ球、マクロファージなどに分類され、 殆どが防衛戦士として活躍します)。又バクテリアファージは細菌に忍び込む 細菌ウイルスですが、マクロファージは細菌を包み込むほどサイズが大きいのです。 例えばハブラシで歯を磨いて歯ぐきに傷が付いたり、リンゴをかじって微小毛細血管が切れたり、 棘(とげ)や刃物で皮膚が 傷ついたとき、紛れ込んだ細菌が傷口で分裂して仲間を増やそうとします。 すると細菌の群に無数の好中球などが取りついて 片っ端から食べ始めます。 20〜30個も食べると、耐えきれなくなって破裂し、後から押し寄せる好中球もどんどん戦死して あたりは細菌と好中球などの死体で 黄色い膿となります。 その時マクロファージたちがお助けに、残った細菌を包み込みます。 こちらは100個以上もの処理能力があります。彼らは同時に身体の各所に点在するリンパ節へ 細 菌の破片を届けます。 ここが所謂、防衛本部なのです。顎の下や脇のリンパ節が腫れると要注意です。 防衛本部にはヘルパーT細胞が待機しています。T細胞は細胞を点検して「身内か、よそ者か」見分ける 特技があります。 細菌の破片に触れたヘルパーT細胞は「確かによそ者が侵入してきたと確認すると、自分が分裂して仲間を 増や情報物質リホカインを放出します。 この情報の受け手は血液に浮かんでいるB細胞(リンパ球の一種)です。 リホカインによって侵入者`抗原`の種類を知らされると、それに対抗する専門部隊を編成して`抗体`の 生産を開始します。 侵入者がほぼ全滅すると、副官役のサプレッサーT細胞が指揮官役のヘルパーT細胞に攻撃終了を宣言します。 また、B細胞は専門部隊の子孫が(記憶細胞)としていきのこり、同じ種類の侵入者に備えます。そのため次に 感染を受けたときには素早く対処でき、症状も軽くすみます。尚キラーT細胞はヘルパーT細胞の指令で、 ウイルスに感染して病んだ細胞や 体内で生じた細胞を壊して処分します。 日頃から、「元気な身体、元気な細胞」を造りたいものです。 |
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95歳を越えても元気な歯(約33年前から当医院に通院されてました。2013.3 |
新しい義歯を入れられた患者さんへ 先ず 訓練 と 忍耐 と 愛情 が必要なことはいうまでもありませんが・・ * 次のことにご注意をして下さい。 歯がないという身体の障害を理解していただき、 欠損した永久歯は生えることはありません。疾病の後遺症(障がい)です。 義 歯 は身体バランスをコントロールする平衡機能にも関与し、形態回復、機能回復、 機能維持(リハビリ)が目的です。 噛み砕く力は正常時より1/3〜1/8に低下します 合わない入れ歯は、波によって硬い岩が浸食されるように歯茎がどんどん削り取られます。 結果、歯ぐき、顎の骨が痩せたりします。 歯が無くなると顎堤の吸収は年間で約0.5mm又5年で5mm程度歯槽骨が減る場合もあります。 日常生活で「食事を楽しみたい」と言う願いは生活の質の向上に欠かせない条件の一つ。 食事はもちろん、会話もしにくく、口元の張りもなく、顔つき、気力も衰えます。 「 痛くて噛めない`動いて安定しない`」という不満はよく聞きますが一歩一歩確実に 進むこと、患者さんとの信頼関係と根気が必要です。 歯茎は常に少しずつ変化するので義歯もそれに合わせて微調整が必要です 全身的な健康状態も大きく影響しますので、食事、運動,休息、睡眠などにも十分に 注意をして下さい。 「慈歯の心」で良く噛んで食べることは、 「身体を守る」「脳を守る」 そして「心を守る」と言われています。 ご本人特有の長年の噛み癖があったり、異物(入れ歯)を口の中に入れるのは大変なことですが・・・ ため息は禁物!「入れ歯さん、お世話になります」と慈歯の心`で義歯と仲良く暮らすように `気`を入れて下さい。 お大事に・・・! して下さい 入れ歯装着した患者さんには3つのタイプがあるようです。 a。「入れ歯の調子どうですか」 「あんなもん痛うて噛まれへん。川に捨てた(ゴミ箱に捨てた、要するに装着していない。)」 自分の努力を省みず他人のせいにする人。人生投げやりの人。不平不満を言う人。 一つの物を奪い合うタイプ。物は不足し、心も不安、・・・生活も乱れる・・・。 b。「入れ歯調子どうですか?」 「何とか頑張って入れてます。痛いときは外したりして・・・。」 半分納得する人。 一つの物を分けあうタイプ。物は行き渡り、何とか、皆、穏やかに暮らし生活している。 c。「入れ歯の調子、どうですか?」 「何とか頑張って入れてます。私がもっと若い頃から歯に関心を持ち、手入れをしとけば 良かったんですわ〜。入れ歯に感謝してます。」 一つの物を譲り合うタイプ人。物は余り、謙虚に心穏やかに努めている人。 ブレーンもあり友も多い。素早く運んできた運命、宿った宿命を素早く読みとり、 生活を実感し実行する人。 ( 歯科医になって約43年。〜からの考察です)
人生、最後の最後まで、食べること、歩くこと・・・は大切です。
そして森羅万象のごとく餓死?が?
そうして〜眠るがごとく・・・?