片岡精励賞の由来

 

 

 社団法人日本空手協会の全国選手権大会の開会式で、全国会員の憧れの的となっているのが、片岡精励賞である。片岡精励賞こそは全会員を代表して授与される文字通りの精励者として空手道の発展と、自己の人格形成の向上を認められた最も優れた人材にのみへ与えられる栄光の賞である。

 片岡精励賞は社団法人日本空手協会が今日の躍進の基礎を築いて頂いた最大の恩人、ムービーセンター代表取締役社長片岡譲先生の御功績を讃え、永遠に記念すると共に、これによって正しい空手道の一段の向上を祈念せんとするものである。

 先生は船越先生を心から敬愛し、全国大会では船越先生の手刀受けのブロンズを製作して、精励者に渡し、空手道の奨励に当って来られたのである。協会でこのブロンズ像の名稱を片岡精励賞という名に改め今日に至っている。

全国空手道選手権大会パンフレットより