■ 星の信仰における資料 星にまつわる信仰では、月を対象としたものが主体です。とりわけ、月待は基本的に十七夜以降の月齢の変化に沿った 信仰形態が特徴で、講を営むために必要な仏具類や掛軸、塔婆、そして月待塔(石造物)に至るまで、多くの資料が知ら れています。また、三日月の場合は特定の月齢を対象としており、個人的な信仰が基本のため関連資料は限られます。 一方、太陽については天道信仰に関連する行事や習俗が各地で継承されてきました。一般の星辰を対象とする信仰では、 北極星及び北斗七星を祀る妙見信仰を始め、オムツラサマやキシュウなどの一部地域に限定された事例もみられます。 さて、さまざまな信仰の実態を物語る資料の一つに、関連する社寺が発行する信仰札があります。ここでは、そうした 事例の一部を信仰ごとに整理して展示しています。 ◇ ◇ 【 カンムリボシ 】 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ○星 座 名:オリオン座三つ星+その他 ○対 象 物:観音菩薩の宝冠と宝髻 ○星名伝承地:関東地方(埼玉県) ◇ ◇ ◆「展示メニュー」にもどる◆ ◇ ◇ 【 月待の信仰札 】 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ○資 料 名:月待信仰に関する紙札 ○資料発生地:東北、関東、九州地方 ◇ ◇ ◆「展示メニュー」にもどる◆ ◇ ◇ 【 二十三夜の仏画 】 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ○資 料 名:二十三夜待信仰に関する仏画 ○資料発生地:東北地方 ◇ ◇ ◆「展示メニュー」にもどる◆ ◇ ◇ 【 二十三夜待掛軸 】 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ○資 料 名:二十三夜待信仰に関する掛軸 ○資料発生地:東北地方 ◇ ◇ ◆「展示メニュー」にもどる◆ ◇ ◇ 【 三日月信仰の札 】 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ○資 料 名:三日月信仰に関する札 ○資料発生地:関東地方 ◇ ◇ ◆「展示メニュー」にもどる◆ ◇ ◇ 【 妙見の紙札 】 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ○資 料 名:妙見信仰に関する札 ○資料発生地:北海道、関東地方 ◇ ◇ ◆「展示メニュー」にもどる◆ ◇ ◇