第三の眼

 この度新しく会長に就任いたしました久米秀作です。思い起こしますと、私がSO日本・千葉に出逢ったのは2009年に遡ります。当時の会長金子栄子氏(現顧問・参与)から、私が務める大学でSOデーを開催して欲しいと要請があったことがきっかけでした。当日はあいにくの雨天でしたが、本学の学生もボランティアとして参加し、アスリートやファミリーの前でヒップホップダンスを披露したり、フロアーホッケーのお手伝いをさせて頂きました。「笑顔が広がる、輪・和・話のSOデー」のテーマの通り、私も含めて笑顔一杯の一日を過ごしたと記憶しています。

 近年、ボランティア活動は立派に市民権を得ているように感じますが、こと若者の間では、一部を除いてまだ“奉仕”といった外行きの感覚が強いように思えます。つまり、ボランティア活動は生活に余裕のある人々のもの、といった感覚です。これは、我が国が失われた10年と言われる経済状態を経験したことと無関係ではありません。しかし、ボランティアの精神は日常生活のいたるところに存在します。今自らの眼前に放擲された世界のみを全てとせず、その深奥に広がる世界を見る眼、つまり第三の眼を養うことこそが自身の人生の価値を一層高めることになるのです。スペシャルオリンピックス日本・千葉の活動には、このことを若者たちに気付かせる力があります。今回私も僭越ながらこの活動の一端を担うことになりました.
アスリート、ファミリー、ボランティアの皆さん、社会が皆さんの力になるのではありません。これからは、皆さんが社会の力になるのです。皆さんで力を合わせて、一人でも多くの若者に第三の眼を開く機会を提供しましょう。どうぞよろしくお願いいたします。


 
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     会長 
  久米 秀作