うさぎのしつけ方A 

上下関係がわかり、頭を撫でられるのが好きになったら、次のステップへ進んでみましょう。

しつけ方Aでは、【噛み付く子への躾】【どこでも触らせるようにする】
【ハウスと言ったらケージへ帰る】方法を書いておきます。
(完全自己流ですが、参考になることもあるかも知れません)



噛み付く子への躾

うさぎは、理由も無く噛み付くことはありません。
噛み付いてくる理由としては、とっても臆病な性格で自分を守ろうと必死だったり、
嫌な事をされないように威嚇だったり、縄張り意識が強くテリトリーを守ろうと
侵入してきたものへの攻撃だったり、その子によって様々な理由があるのです。

私は今まで6匹の子を飼ってきて、噛んだ子は1匹だけでした。
なぜその子は噛み付いたのか…それは、私を飼い主だとは思っておらず、
信頼されていなかったからだと思います。
(私が学校へ行ってる間、母がよく構ってあげていたので、飼い主=母だと)

信頼関係+上下関係がしっかり成り立てば、うさぎにとって余程の事がない限り
噛み付いてくることは無いと思うので、「この人(飼い主)なら、大丈夫」と
うさぎが思ってくれるようになるまで、信頼関係を築きましょう。

4代目モグからは、赤ちゃんの頃から「歯が人間の手に当たるのはイケナイ事」と
教え込んだので、5代目トイも6代目ゴマも、ガブッと噛み付いた事はありません。

私が4代目〜現在まで行った方法は、過剰に痛がり、悲しがる演技です。
これは躾ではないんじゃないか…とも思いましたが、効果があったので紹介します。

噛み付きとまではいかないですが、威嚇で歯を当ててくる事がありました。
(「イーッ」とう顔をして、「これ以上やったら、噛み付くからね!」と)
この軽い威嚇をされたらすぐに、過剰な演技のスタートです。

歯が当たったら「イターイィィィ!!」と、少し高い声を出します。
(うさぎが痛い時に出す「キィィィッ」という声に近い感じで)
そのあと、歯が当たった辺りをさすりながら、すごく悲しそうにします。

この方法は【服の上から噛んでくる】時にも役立ちました。
服の上から甘噛みしたら、服をめくり上げ皮膚を見せながら「イタタタッ」、
「そんな立派な歯で噛まれたら…痛いし、悲しい」と、
すごく悲しそうにし、服の下にも肌がある事を うさぎに見せ付けるのです。

歯が当たる度に演技していたら、人間に「イーッ」という顔もしなくなり、
鼻先でツンツンして調べ、服の下に肌がある所は噛まなくなりました。

トイは、うさぎ用おもちゃが大嫌いで、ケージに入れようとすると
おもちゃに対して「イーッ」と歯を当てるのですが、歯がちょっとでも
私の手に当たると「ごめんね」とペロペロ舐めてくれます。

ゴマは、大好きなオヤツを受け取る時でも、歯が当たらないように
慎重に、ゆっくり、そっと受け取ってくれます。

これは、あくまでも私流のやり方です。よく言われている方法としては、
噛まれたらうさぎの鼻を軽く弾く「鼻ピン」や、床をパンッと叩く方法です。

うちの子達は、とっても臆病な性格だったので、鼻ピンや床パンッは、
余計に怖がらせてしまうかも…と思い、演技で試してみました。
うさぎ自身が「悪い事しちゃったかも」と思うように過剰な演技がお奨めです。
(他の家族が居る時は、恥ずかしいのでとってもやり難いですが…)



*追記* 7代目に迎えたクロエは、飼い始めの序盤から「これ以上触ると噛むよ」と
私の指に歯を当ててくることがありました。

クロエとはまだ信頼関係も無く、声のトーンでの感情も伝わらない時期だったので、
歯を当ててきたら、クロエの頭を手で押さえつけ(耳を押さえるような感じで軽く)
目を見ながら「イケナイ」と言い聞かせるのを、歯を当ててくるたびに繰り返しました。

何度か繰り返しているうちに、さっきまでは嫌がって噛み付こうとしていた場所を触っても
歯を当ててこなくなりました。
(我慢できるようになったら、たくさん褒めてあげます)



どこでも触らせる子にする

触って健康チェックをしたり、怪我、点眼する時などの為に
体のどこでも触らせてくれる子にしていきましょう。

うさぎが、頭を撫でられるのが気持ち良い事だと覚えると、
背中からシッポも簡単に触らせてくれます。(頭⇒背中⇒シッポ)
まずは、頭・背中・お尻の辺りを撫で「触られるのは気持ち良い」と
うさぎに覚えさせます。

次は、ただ撫でるのではなく、マッサージしてみましょう。
指の動きにリズムや強弱をつけ、軽く揉んだり撫でたりします。
ここまでの事に抵抗を示さず、うさぎが気持ち良さそうにしていたら、
【撫でられるのって気持ち良い】と感じてくれていると思います。

うさぎのほうから「撫でて」と寄って来たり、手の中に頭を突っ込んできて
「早く撫でて」と催促してきたら、しめたものです。
マッサージ大好き・撫でられうさぎになっていきます。

さて次は、お腹・口の周り・胸・足先を触っても嫌がらない子にしましょう。
マッサージ中に、さりげなく上記の部分を触ってみます。
気持ちよく撫でられウトウトしていたうさぎが、ビクッと反応したら、
頭・背中あたりのマッサージに戻し、またウトウト状態にします。
何度も何度も繰り返しているうちに、お腹・口周り・胸・足先・耳を触っても
気にせず、ウトウトと寝ているようになってくると思います。

この状態にまでなったら、お腹のモミモミマッサージを覚えさせたり、
耳の中チェックをしたり、歯のチェック、爪のチェックも出来るように
少しずつ「触られても嫌じゃない、怖くない」と覚えさせていきましょう。

だんだん、触られるのが好きになり、どこを触っても抵抗しなくなっていきます。

我が家のトイは、お腹の調子が悪い時に「お腹を揉んでください」と
手の上にお腹を乗せてきたりします。
ゴマは毎朝マッサージを要求し、マッサージを始めるまで後をついて来ます。

お腹が張っていないか、歯が伸びていないか、耳の中はキレイか、
ヨダレで口周りが濡れていないか、鼻水が出ていないか、爪が伸びていないか
マッサージのついでに、チェックしましょう。

*触られる事への慣れも重要ですが、ここでも一番大切なのは信頼関係です。
「この人なら大丈夫、任せられる」とうさぎに思ってもらう事が大切なのです。



「ハウス」と言ったらケージへ帰る

飼い主の言うことを聞ける子(服従+信頼)に育てていきましょう。

ケージの外で遊ばせていて「そろそろ帰ってもらう頃」になったら、
ケージ入り口を指差し、うさぎを誘導しながら「ハウス」と言います。

なかなか帰りたくなくてケージに入らなかったり、逃げ回ったりするのですが、
「ハウス」と言い入り口を指差しながら、うさぎをケージの方へ誘導します。

誘導されてうさぎがハウスに入った時は、たくさん褒めてあげます。

逃げ回って帰らない時は、仕方が無いのでうさぎを捕まえて抱っこしてケージに入れます。
この時「ハウス」と言いながら、うさぎをケージに入れましょう。

広いスペースで遊ばせている時は、だんだんスペースを狭めていくとやりやすいです。

毎日繰り返しているうちに、「ハウス」と言われたらココ(ケージ)に入ること、
言うことを聞かずに逃げても、捕まえられてハウスに入れらることを覚えるので、
「ハウス」と聞いたら自分からケージに入るようになります。



ここまでのことが出来るようになると、うさぎとの暮らしが格段に楽になるはずです。

躾をしてみて、何よりも大切だと思うことは、うさぎとの信頼関係です。

この「信頼関係」ですが、どうやって信頼されたら良いのかわからないですよね。

実は私も…いち早く信頼関係を得る方法は、わかりません。

私が、トイとゴマとの信頼関係が築けたと感じたのは、トイ1歳、ゴマ1歳半の時でした。

トイが、うっ滞で苦しそうにしていた時、私にだけお腹を触らせてくれ、
「マッサージお願いします」と頼られた時や、抱っこしようとトイの脇に手を入れた時
抱かれやすく体重移動してくれ、大人しく抱っこさせてくれるようになった時、
トイとはもう信頼関係が成り立ってるなと感じました。

ゴマとは…毛球の薬を無理やり飲ませたあと、腕から降ろしてやると、
いつもなら逃げて、手を差し出すと「また捕まえられる?」と警戒するのに、
「頑張って薬飲んだから、褒めて!」と手に頭を入れてきて、撫で撫でを要求された時
この子もやっと信頼してくれたんだなと実感しました。

世話を誰がしてくれ、誰が優しくしてくれるか、うさぎは分かっています。
うさぎに嫌われるのは一瞬で出来ますが、信頼されるには時間がかかるものです。
すぐに結果を出そうとはせずに、根気よくいきましょう。