夏季合宿 in 長野県飯綱高原




- 2019年の合宿風景 -

日程:
2024年 8月13日~16日(3泊4日)
場所:
ペンション・ドルチェ in 長野県飯綱高原
夏季合宿2024について:
詳細PDF
参加資格:
中学生以上,中級から音楽専門課程の上級者まで
弦楽アンサンブルレッスンを楽しめる方
定員:
12名 女性 9名  男性 3名)
ゲスト講師:
亀井由紀子 ヴァイオリニスト
林俊昭 チェリスト

はじめての合宿に参加して
僕は、はじめて夏の合宿に参加したが、最初は行く気は無かった。しかし、 吉村先生が、何度も歌で参加して欲しいといい、少しずつ興味を持ち始めた。そして、『絶対に楽しいから』ということで参加することを決めた。
合宿は、山梨県の甲斐大泉という場所で、4日間の日程で行われた。とても暑かった。この合宿を通して2つの事を感じた。1つ目は、皆がとてもアットホームな感じで、とてもフレンドリーという事だ。皆が優しく、とても気持ちの良い空間で音楽を楽しめた。2つ目は、音楽三昧という点だ。朝起きて、夜眠るまで、音楽に浸れる非日常的な体験ができた。また、歌も、専門的な指導でとても興味深い体験ができた。
この合宿を通して、歌を歌うことが前よりも楽しくなった。今回、合宿に参加して良かったと思う。
- 2019年度参加者 HARU(スクール生徒 高一)-


2019年度 練習曲目:
ベートーベン
 弦楽四重奏 No.14 Op.131 1~4 楽章
ベートーベン
 ピアノ協奏曲 No.5 Op.73 2 楽章
ドフナニー
 ピアノ五重奏 No.1 Op.1 1 楽章
ドボルザーク
 ピアノ五重奏 No.2 Op.81 1 楽章
ヘンデル
 Ombra Mai Fu、Lascia Ch’io Pianga
シューマン
 連弾 Abendlied(Evening Song)
ビーブル
 合唱 Ave Maria


2018年度の記録

今年の2018夏季合宿は、講師にフルーティストの笠井潔氏をお迎えしました。
笠井氏は長年バーゼル交響楽団のソロフルーティストを務められ、バーゼル音楽大学で教鞭を執られました。
この合宿へ寄せていただいたメッセージの通り、音楽に対する素晴らしいお考え、 ご経験を日本で初めてのレッスンを通して伝えてくださり、素晴らしい貴重な合 宿でした。
- 吉村隆子 -

長年ヨーロッパで活躍してきた名フルーティスト
2018夏季合宿講師


笠井潔

"日本でのレッスンを終えて"





バーゼル音楽大学で 2人の日本人学生にレッスンしましたが、今まで日本でレッスンをしたことはなく、今回の講習会に参加させていただいて、日本の音楽を愛する方たちに、自分がヨーロッパでいろいろな人から学んで得られたものをお伝えできればと願っていたわけですが、実際にはどうだったのか、夏季合宿のことを思いつくままにいろいろと書いてみます。

今回の合宿は講習会的な面と室内楽合宿の面を両方持っていたと思います。どっちつかずとも言えますし、それだけに大変ユニークなものだったとも、あるいはちょっと欲張ったと言えるかもしれません。その点では、日程的に正味まる三日はギリギリの線だった感じです。 欲をいえばもう一日欲しいところでした。それでも、あとから見て一応それなりにやれる範囲で最大限やれた感じです。 例えば土曜日の午後に全員で集まって他のグループをその段階で互いに聴きあえたのも良かったし、明くる日の演奏会の良い準備になったようです。 選曲や曲の割当のことですが、よくピッタリと参加者の数や程度、希望に添えたと思います。素晴らしい偶然でした。 レッスンを思い出すと、できる限りのことをしたといえますが、あれも言いたりなかった、これも言いたかったなど、今ごろになって思いつきます。 とはいえ、みなさんがそれぞれ何か一つでも持ち帰ってこれからの発展進歩の役に立ててくれればと願うのみです。発表会の場所も素晴らしかったです。 場所が変わると演奏する方も気分が新たになりますし、格別な雰囲気もあって適度な緊張感をもたらした感じでした。



笠井潔プロフィル



1947年生まれ。 中学生の時にフルートをはじめ、比田井洵、奥好寛、吉田雅夫の諸先生に学ぶ。東京大学理学部数学科卒後、1970年スイス、チューリヒ音楽院に留学し、アンドレ・ジョネ教授に師事。 1973年ジュネーブ国際コンクールにて銅メダル獲得。 1975年チューリヒ音楽院を演奏家資格試験、最優秀で卒業。同年バーゼル交響楽団にソロフルーティストとして入団し、2009年まで34年間その任にあたり、定年退職。 1987年-92年カールスルーエ音楽大学講師、1999年-2012年バーゼル音楽大学フルート科教授。 室内楽やソリストとして、ドイツ、フランス、スイスなどで活動。 2002年、皇后陛下バーゼルご訪問の折にはフルートと尺八の為の「秋の風」(Gerald Bennettがこの機会のために作曲)を歓迎式典で演奏。 ペーター=ルーカス・グラーフの依頼によって彼の著書、「Check up」と「The singing flute」を日本語に翻訳。