亀井由紀子
特別公開レッスン



- 亀井由紀子先生 2018年8月10日 -



ヴァイオリニスト界の神様ヤッシャ・ハイフェッツに認められ、日本人初の弟子となった亀井由紀子氏
亀井氏は、ハイフェッツマスタークラスを受けた後、彼のアシスタントを務めました。 これまで多数のリサイタルやレコーディングを行い、今現在は、サンフランシスコ交響楽団第一ヴァイオリン奏者を務めながら後進の指導にも当たっています。 そんな亀井氏の公開レッスン!世界最高峰の音楽に触れる、貴重な機会です。

音楽を楽しむ心を呼び覚ますレッスン
8月猛暑日、弦楽四重奏のメンバーで亀井先生の公開レッスンをうけました。
曲目はハイドンの弦楽四重奏曲第78番「日の出」の1、4楽章です。カルテットのメンバーは、軽井沢にあるお寺でのコンサートを機に6年前に結成し、毎夏演奏を続けている仲間です。6年続けていて、お互い分かってくることもありますが、行き詰まることもあります。今回のハイドンは、まさに行き詰まっていました。なんとなく形になった気はするけれど、何か違う…。レッスンを受ける前に、合っていなかった音程を調べて、バラバラだった音の処理の仕方を相談したり、基礎的なことを直していきましたが、まだなんだか混沌としている…。そんな、さまよっている状態で受けたレッスンでした。

亀井先生は私たちの出す音を漏らさずに拾い上げて、意味を持たせてくれました。 一つの音の意味がクリアになるだけで、全体が全く変わることを体感しました。ただ音程と時間とバランスが正確に合っていても魅力的な音楽にはなりません。 その音が今どこに向かっているのかを知り、 音楽に息を吹きかけるのは自分たちの意志なのだ、と気づかせてくれた、ハッとするレッスンでした。

それから、 正確な時間とバランスも幅があり、その中で美しいところを探して行くのが練習なんだな、と思いました。
レッスン後に亀井先生が「最初、全然楽しそうに弾いてなかったわねぇ。 」 と仰っていましたが、まさに、楽しむ心がどこかに行ってしまっていた気がします。 亀井先生が音楽の楽しさを呼び覚ましてくださいました。

なかなか自分たちのことは客観的に聞けません。 「レッスンを受けて良かった!」と仲間と分かち合えたのも喜びでした。
今回のレッスンで得た感覚を大事にして、続けて行きたいと思います。
- 2019年度参加者 長山千鶴子(室内楽クラス元生徒)-

日時:
中止

コロナ禍においては、集団での活動が不適切と判断されるので中止といたします