File No.5 故アーカンソー・ファッツ(Billy Joe Woods) 1999.6.16.没 編

現在の、自分があるのは、この"親爺"が居たからと言っても過言ではないでしょう。長年の糖尿病との戦いに敗れ、心筋梗塞、週3回の透析、晩年はFatsでは無くなってしまったが、最後に病室で会ったときには「ここを出たら、パーティーするから、楽しみにしてろ」と力なく言ってましたが、数日後、大好きだったMuddy達とパーティーするために旅立ちましたが、エンターテイメントとは、何かを伝授してくれました。こんな"親爺"に出会えた事は本当にLUCKYとしかいい様が無い。黒人音楽の基本とも言えるBEATに関しては、自分のそれまでやって来た音楽が、いかにいい加減だったかを、思い知らされた。音量とグルーヴに関しても厳しかった。今思えば、それが、基本であるのに、出来なかった自分を育ててくれていたのだと!今では"あっち"の暮らしにも慣れ、のんびりBlues Star達とJamって居る事だろう。 2001/3up back