3.女性専科(婦人病)

3−1.愁訴の種別
1)生理痛  2)生理不順  3)更年期障害  4)月経前症候群(PMS)   5)冷え性(手足が熱い)
6)性器炎症

3−2.はじめに
女性の生殖器に関するトラブルは、年々増加の傾向にあるようです。これ等の愁訴も「脊髄神経」の異常(違和)が多く関わっている事が、私の過去の拙い施術体験の結果から、断言出来ます。つまり、「脊髄神経」の異常(違和)を正せば改善(治る)出来る愁訴である事を強く実感しております

3−3.「根本的な原因」について
結論から先に言いますと、「脊髄神経」の異常(違和)が原因です。女性の生殖器は骨盤臓器とも呼ばれておりますが、特に、骨盤部の「仙髄神経」(検索)による副交感神経によってコントロールされていて、これに対して腰椎(腰)の交感神経によって、互いに相反する自動的なコントロールをしております。この両者の神経が腰椎と骨盤の歪みによって、異常(違和)を起し、夫々の「不定愁訴」となって自覚されます。


1)骨盤の歪みについて
よく骨盤が歪むと言う事をお聞きになる事があると思います。これにも種々の「悪要因」がありますが、骨盤が単独で歪むと言う事は殆どありません。通常は脊椎骨(背骨)の歪みが先に起きて、これに伴って歪む事が殆どです。骨盤にも関節(仙腸関節)がありますが、この関節が弱いと思われる人は、歪み易いと言う事はあり得ると思います。

しかし、単独で歪む場合もあります。一番多い例は、経産婦の方々です。分娩時に歪むと思われるのが一番多い例としてあります。しかし、帝王切開の人でも歪んでいる例も多く確認されます。これについては私の推測の域を出ませんが、妊娠中は骨盤の上に2s以上の重りを乗っけている状態が長期間に亘って続く事によって、骨盤に影響を与える為だと考えております。その他では、激しいスポーツによって歪んだと思われる例も多くあります。

いずれに致しましても、近年の方々は全体的に「脊椎骨」(背骨)「脆弱化」している事は、間違いのないところです。この原因は他の項目でも述べている、1960年以降生まれの方々に顕著に確認されております。

3−4.施術の概要
これ等の愁訴は私の施術法の内でも比較的改善(治る)し易い「不定愁訴」です。つまり、個人差があまりなくて一定の回数で改善される事が多いものです。生理痛や生理不順はその時期でないと確認する事が出来ませんが、その他の愁訴の施術に対する「好転反応」は即時表れます。また、施術の直後には下腹部が温かくなる事も自覚出来ますが、これも「好転反応」の一種です。


1)生理不順について(不妊症の改善)
この愁訴の場合は、不妊症につながる傾向にあるようです。過去の施術例では、不順が改善(治る)された事により自然に妊娠出来た例もあります。


3−5.非常に治りやすい
上記の各種別の区別に関わらず、どの愁訴に対しても、過去の施術例においては非常に治りやすい、と言うのが最大の特徴になっております。過去の施術例においては、3回未満の施術回数で全てが治っております。治らなかったと言う例はありません。






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2)月経前症候群(PMS)

1) はじめに
昨今、多く見受けられるようになった「不定愁訴」のようですが、生理の何日か前になると体に異変を感じたり、不快な症状が感じられると言います。生理の一週間前から或いは、三週間前からと個人差があるようです。極端な人では生理が終わった直後に、この不快な症状を感じると言います。その症状は以下の「身体的症状」「精神的症状」があるようです。

私の所に訪れていただいている適齢期の人で、この「不定愁訴」が全く無いと言う人は、殆どおりません。その程度は別にして、殆どの方々にある「不定愁訴」です。

何人かの1960年以前生まれの方々にお聞きしてもこのような愁訴は知らないと言われます。「生理痛」や「生理不順」も聞いた事はあるが、自分はなった事が無いと言われております。しかし、今現在で適齢期の方々には、その程度は別に致しましても、これによって不快感を感じると言う方々は少なくありません。

最近、確認されている事では「うつ病」を患っている人では、この時期になると更にうつ状態が悪化する傾向にあると言われます。


2) 「根本的な原因」
これも「脊椎骨」(背骨)の歪みによって「脊髄神経」の働きに異常が起きる事が原因である事は、過去の施術例からも、明確に言える事です。

1960年以降と以前生まれの人に「格差」があるのは何故でしょうか? 特徴的な事は、以降生まれの方々は、「骨盤の歪み」が顕著に見られる事です。重複する事ですが、「骨盤」は単独で歪む事は殆どありません。脊椎骨(背骨)の歪みに伴って「歪む」事が多いものです。

すなわち、以降生まれの人は、「脊椎骨」(背骨)に顕著に歪む事が多いようです。この「格差」は、「歩く」と言う行為が少なくなった事に由来されるようです。


3) 月経前症候群(PMS)のチェック法
普段、何も感じないのに生理前に不快な症状を自覚すると言う人は、以下の項目をチェックされて、一つでも該当される場合は、貴女は月経前症候群(PMS)であると判断してもよいでしょう。

1)身体的症状
@下腹部が張る、あるいは痛い。
A手足がムクム、あるいは冷える。
B頭痛や肩こり、腰痛が起こる。
C目まいがする。
D食欲が増す、あるいは無くなる。(過食と拒食)
Eのどが渇く。
F便秘あるいは下痢をする。
G疲れやすい。(疲労感)
H乳房が張る、あるいは痛い。
I眠くなる、あるいは眠れない。(睡眠障害)
J肌が荒れる、ニキビが出来る。
K体が思ったように動かない。(疲労感や倦怠感)

2)精神症状
@イライラする。
A怒りやすい、攻撃的になる。
B自分をコントロール出来ない気がする。
Cゆううつになる、気弱になる。
D自信が無い、無気力になる。
E不安になる、涙もろくなる。
F集中できない、能率が上がらない。
G記憶力が低下する。
H性欲が高まる、あるいは無くなる。


4) 妊娠出来た例
過去の施術例において、これが治った後に自然に「妊娠」する事が出来たと言う例を何例か報告されております。私の施術法でこれが治った事と、「妊娠」した事の、因果関係については証明する事が出来ませんが、それほど多くの例ではありませんが、実例があると言う事は、見逃せないのではないかと思われます。




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3−5.ニキビ
月経前症候群の症状の内で特に、「ニキビ」に悩まされる方々は多くおります。少しよくなっても生理前にまた出てしまうので、肌の状態が何時も悪い(汚い)とお悩みになります。また、顔以外に背中に多く出ると言う人もおりますが、施術によって改善(治る)されている例は多くあります。

また、これ以外の原因の場合もありますが、この場合は、男女の区別がなく、「副腎」と「肝臓」が機能的な問題を起こしている事が多いようです。男性はこの場合が多いですが、同時に施術によって改善(治る)されております。









3−6.冷え性(足が熱いも含む)
よく女性特有の愁訴のように言われますが、この愁訴には男女の区別がありません。貴方が「冷え性」か否かを判断する方法は、夜、寝ようとして布団に入った時に、足がなかなか温まらなくて寝付く事が出来ないと感じたら、「冷え性」と判断してもよいでしょう。

同様に夜、布団に入った時に足が異常に熱くて、布団から足を出してしまうと言う愁訴も、冷え性と同様の操法によって改善(治る)する事が出来ます。この場合は、手足から熱が逃げている状態ですので、体全体は寒く感じます。