肥 満
〜病気と密接に関わっています〜
- 肥満について・・・
肥満を見分ける方法は、被毛の上からさわってみて、肋骨がすぐにわからないようなら肥満となります。肥満が原因となって起こる病気は次のとおりです。関節炎、心臓病、呼吸困難、肝機能低下、繁殖障害、糖尿病、消化機能低下、手術および麻酔の危険性増加、病気に対する耐性の低下、熱不耐性、皮膚病、寿命短縮などです。
かわいいから、欲しがるからと甘やかしていると、かわいそうな結果になってしまうかもしれません。理想の体重を維持し、過ごしやすい環境をつくってあげることが愛情表現だということを忘れないで下さい。
- 減量食について・・・
体重を減らすには、短期間の厳しい食餌制限よりも、栄養的にバランスのとれた食餌でゆっくりと行うようにして下さい。おやつおよびほかの食物は一切与えず、1日2〜3回に分けて適切な量の食餌を与えるようにします。カロリーを低くし、蛋白質、脂肪、繊維質のバランスの良い食餌を与えることが大切です。
家族の協力はもちろんですが、犬に関わる可能性のある人には、犬自身のために減量中だということを理解してもらい、飼い主の知らないところで食べていたということがないようにしましょう。
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