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同性パートナー
―同性婚・DP法を知るために |
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赤杉康伸・土屋ゆき・筒井真樹子/編著
出版元: 社会批評社
A5判 230頁 並製
本体2000円+税
ISBN4-916117-62-x C0036
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目 次
序文 同性パートナー 赤杉康伸・土屋ゆき・筒井真樹子 9
―新しい関係性の創造に向けて
同性婚の戸籍をください? 9
新しい関係性の創造に向けて 11
本書の構成 13
第一部 同性カップルたちのライフスタイル 17
◇インタビュー 公正証書作成 18
―自由で楽しい生活のために求めていくもの
出雲まろう(聞き手 土屋ゆき)
■コラム 公正証書はどのようなシステムか? 赤杉康伸 33
◇インタビュー パートナーと養子縁組をして 36
―カップルとしての実体を築いた後に
河村昌伸・河村章孝(聞き手 赤杉康伸・土屋ゆき)
■コラム 手軽なバイパス? 養子縁組 土屋ゆき 59
■コラム 同性パートナーは結婚した男女と比べて不利なのか 筒井真樹子 62
第二部 パートナーシップとは何か? 65
第一章 家族単位から個人単位へ 二宮周平 66
―自己決定権からのドメスティック・パートナー法
はじめに 66
法制度が前提とする家族 68
家族の実態・家族観の変化 73
家族の個人主義化と自己決定 77
人と人との結びつきとドメスティック・パートナー法 82
■コラム 世にも珍しい戸籍制度 土屋ゆき 87
第二章 婚姻かパートナー法か 佐藤文明 90
―その効力の範囲と変化
はじめに 90
婚姻制度の法構成 92
婚姻制度の機能 95
戸籍と「家」制度 97
法改正のトレンド 99
事実婚から同性婚へ 102
婚姻か、DP法か 105
「効力」縮小の追求 107
婚姻法はどこへ 109
第三章 「法律で守られる」関係の限界について 李瑛鈴 112
―「制度」ではなく「人々」の自由な有り様が必要だ
はじめに 112
法律が「家族」を保護することのもつ問題 113
関係の解消の難しさ 115
法律の定める「家族」像 116
法制定運動のもつ陥穽 117
少数者の保護とは何か 120
社会的に「認めてもらう」ということ 122
おわりに 123
第三部 海外における同性パートナーの位置 125
第四章 世界の同性パートナー制度 角屋学 126
―同性愛者の権利は、世界的な議論へ発展
はじめに 126
世界で初めてDP制度を導入したデンマーク 128
世界初の同性婚が導入されたオランダ 130
PACS(連帯の市民協約)が成立したフランス 132
同性愛カップルの国勢調査を行ったカナダ 134
二つの同性婚裁判が勝利したアメリカ 136
同性愛カップルの人権擁護法案を提出した台湾 138
おわりに 140
第五章 同性婚騒動をめぐる米国LGBTコミュニティのポリティクス エミ・コヤマ 143
―問題はこの実現過程で広範な社会変革を求め続けるかどうかだ
二〇〇三年一一月、フロリダ州マイアミ 143
二〇〇四年三月、オレゴン州ポートランド 153
第四部 新しい関係性の創造に向けて 163
第六章 ゲイ・コミュニティにおける法的保障とは 赤杉康伸 164
―ブームとしての「DP」で終わらないために
はじめに 164
なぜ「法的保障=同性婚」の構図になるか? 166
法的保障、何が求められているか? 169
法的保障の実現へ向けて必要なものとは? 172
自分たちに何ができるのか? 175
第七章 女性間パートナーシップの行方 土屋ゆき 180
―女性の自由を求めて、生活を守るため
はじめに 180
レズビアン・コミュニティの生成 181
レズビアンのリべレーション 183
女性間パートナーシップは長続きする、のか 187
同居してパートナーシップを続けることがスタンダードか 191
堂々巡りの「主婦レズ批判」 193
レズビアン・マザーの存在と生殖医療 195
結実にどれだけの時を必要とするか 197
何をすれば保障は近づくのか 199
■コラム 「性的少数者」の医療による囲い込みについて 筒井真樹子 204
第八章 トランスジェンダーとパートナーシップ 筒井真樹子 206
―異性愛主義と性別二元制を超えて
はじめに 206
異性愛主義、家制度、性同一性障害特例法 208
トランスジェンダーとパートナーシップの現実 213
トランスジェンダー・スタイルのパートナーシップ 219
■用語集 筒井真樹子 224
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