がんと戦うT細胞免疫の活性化と、

根本的な制御システムを明らかにする


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今日の吉村研(不定期更新)

過去の、「今日。の吉村研」はこちらから読めます。

2019年8月19日(月)

デスクワーク中、気晴らしに昔のラボメンバーにどうでも良いメールを送ったら、すぐ返信が来てアホなトークで盛り上がった。相手は「私はヒマ、いや、仕事が早いから」とのことだった。



2019年8月18日(日)

昨日より涼しく、34℃だったらしい。夕方、銭湯に行ったら途中の「さくら公園」で、まだ暑い中、70歳以上くらいの男性たちが桜の木を見ながら?ビールの500缶を飲んで盛り上がっていた。元気な人は元気だ。年は関係ない。



2019年8月17日(土)

最寄りのスーパーがお盆休みで、近くにできた、激辛の中華をたらふく食べた。このタイプは初めて。おいしいのだが、夜のどが渇いて大変だった。



2019年8月16日(金)

「PD-1抗体治療で、がんを攻撃するT細胞は大きくクローンが変わる」という論文がNature Medicine誌に出ている。

免疫チェックポイント阻害治療を行う前後で「今まで戦っていたT細胞」が消え「「今まで戦っていなかったT細胞」が増えてに置き換わっていることを、単細胞レベルのTCRシーケンス解析で明らかにしている。

PD-1の働きはT細胞レセプターからの活性化シグナルを負に調節することなので、PD-1の阻害によって活性化の「閾値」が下がり。より多くの「いままで見向きもしなかった」T細胞が活性化する、という仮説にも合う。ということで良い気分だ。リンパ節などでのでのIL-2産生(を介した新規T細胞の活性化が手伝う可能性もあると思われる。

この研究結果は、PDー1抗体の作用で、広く信じられている、老いたT細胞がもう一度若返り「回春」して、もう一度がんと戦ってくれるわけではなく、今まで参加していなかった若い兵隊が活性化して働く、という、最近の学説を支持する。抗原特異的クローンを期待する、がんワクチンや、そもそも1種類の抗原特異性しかないCAR T細胞と、PD-1阻害が相性が悪い、ということを予測するような内容である。

年取ったT細胞が、細胞レベルで「回春」するのも、無くはない、だろうが、実際は死んであとは若手に任せる、というのが証明された形になる。
そもそも回春 、という言葉が、「老人が急に若い女性に夢中になって若返る」という、気持ち悪い意味があるような印象があってあまり好きではない。(個人の印象、感想である)



2019年8月15日(木)

吉村教授に久しぶりに会ったら、朝から、「もう疲れた。。。」とぼやかれた。

大役が終わったからか、午後になるとラボをうろうろしていて、「教授回診(白い巨塔)」、と例えていたのだが、、、

大昔、本庶先生がたまにラボ全体を歩き回ることを、日本語をまあまあわかる留学生が「本庶先生が徘徊していました」と言っており、日本語の使い方が間違っていたような、正しかったような。



2014年8月14日(水)

ラボ出入りの試薬ディーラーで、1社だけ、お盆休みすらない、という会社があり、営業の2人がブラック自虐ネタを披露してくれた。
世の中には、有休消化のため無理やり休まされる会社というのもあるらしいのに。



2019年8月13日(火)

吉村研の小グループ小グループ、というのは資金の規模だけで、教授から独立してもっとも頑張っている。決して弱小という意味ではない)で、お金を出し合って雇っているアルバイトの人が夏休みで、大量のマウスケージ(飼育箱)を洗う作業に参加させてもらう。

約240ケージから、カピカピに乾いた「汚泥」を手作業で洗い落とす作業は、大まかに流して、洗剤でゴシゴシこすってゆすぐ、という流れでは時間がかかるし不完全だが、流し全体に洗剤水を張って、約100ケージずつ15分ほど漬け置きをする、という方法が良い!と、考案した同僚がいて、この方法でやると本当に短時間できれいに洗える。

(いつもラボがうまく行くように、と考えてくれる優秀な同僚は辞めてしまった。涙。)

漬け置きをしたケージをゆすいでいく工程は無心で、終わってすがすがしい気分になった。
チップ(床敷き)つめと、滅菌作業などは任せてしまったけど。

小グループ、良い研究をしよう!



2019年8月12日(月・祝)

文字通り休日だった。
夕方に、「一日どこにも行っていない臭いがする」と言われ、銭湯に行ったらむちゃ混んでいた。
おっさんはみな体温が高く、概して暑がりなので湯船の後の水風呂が大好き。銭湯もわかっているのか、常に冷たく保たれている。



2019年8月11日(日)

信濃町キャンパスで、休みの日に働くと食べるものが無い、ことを「昼食難民」と呼んでいる。

本日は最寄りのファミマが閉鎖で、どういうこと??となる。
渋谷の店舗で、ものすごい数のネズミが出たからだ、と、ラボメンバーが教えてくれた

買いに行くのが面倒で、朝食、昼食抜きだった。夕食が盛り上がる。



2019年8月10日(土)

細胞分取装置、「そに子」がよく動いた.
試験管内でT細胞の反応を見るのは、原理として当然だが、抗原提示細胞、T細胞、抗原の3者培養が必要で、ちゃんとやるのはまあまあ時間がかかるのである。


2019年8月9日(金)

最近はじめた実験系が、ちゃんと動作はしているのだがバシッと結果が出ない。
全部で3週間かかる実験の後、均一に発色する96ウェルを見ると一気に疲れる。(わかる?)

改善点がいくつか浮かんだ!  が帰った。。。

「明日(あした)できることは明日やる」



2019年8月8日(木)

ラボに、6時50分くらいに到着すると一番乗りになれることがわかった。
7時20分だと手遅れの時がある。

まあ、ちゃんと研究する人同士で意思疎通すれば、実験場所が無くなる、という事はないんだけどね。

8/9追記:6時50分でも、もう2人来て仕事していた。
ラボに早く来る、遅く帰る、長くいる(ブラック)のが良い、と言っているわけではありません。



2019年8月7日(水)

夜に自宅のトイレで、サササッと動く黒い大きな虫に遭遇した時の、アドレナリン出てる感は異常。
すでに屋内に仕掛けてあった毒餌が効いたのか、弱ってるように見えるのだがあなどれない。

ナウシカ「なんて立派な●●●●!」

武器が無いので、とっさにその辺にあったスプレー(殺虫剤ではない))をかけ、相手がひるんだところをパーで叩き潰した。
片付けながら後悔した。



2019年8月6日(火)

都内出張で、良く汗をかいた。500のペットボトルを3本飲んだ。(水が好きなので)

熱中症を避けるため、水分を小まめに補給しましょう、ということには賛成するが、とりあえず水を多量(1日5リットル以上とか)に飲めば健康になれる、とすすめる人もいて、それは間違っていると思う。



2019年8月5日(月)

朝にコンビニで「ホットコーヒーを普通サイズでお願いします」と言ったら、「コーヒーは、レギュラーか、ラージしかありません。」、ときっぱり言われた。  (店員さん日本人やで)

2択なので、普通に近い方を選んだ。



2019年8月4日(日)

皇居に走りに行くも、途中で疲れ果ててしまった(疲弊T細胞)。四ツ谷駅から信濃町駅(ゴール)の1駅分が走れない。

スイカを使ってしまった。。。

ところで、「雑文」を追加しました。 留学も、楽しかったのですが大変な事もあったという話です。



2019年8月3日(土)

金曜の夜に若干飲みすぎて、遅く起きた。最近風呂場の換気扇があまり働かないと思って、天井のフィルターを調べたら、灰色のフィルターだと思っていたのが、厚くつもったホコリだった。15分ほど洗って、元通りの白いフィルターになったら、換気扇の「吸い」も良くなったように思う。



2019年8月2日(金)

今日の仕事は、細胞の培地を換えるだけだった。ラボメンバーと、いつもより多く話すことができた。



2019年8月1日(木)

実験用メガネ(〇眼鏡)を家に持ち帰ってしまったようで、朝は忘れているので2週間くらい勘で実験をしているが、何とかなるものだ。



2019年7月31日(水)

朝、マウスのケージ交換でTシャツ半パンに着替え、終わった後も楽なのでその服装で一日過ごした。
キリっとした姿の皮膚科の先生に外で遭ったがまあいいや。夏だし。

本庶先生が、夏は白いランニングシャツ姿自宅?→出町柳駅→京大、と通勤していたという話を、誰かがしていたのを思い出した。

やたら眼力のあるおっさんが「裸の大将」の恰好で、うちわを使いながら叡電(ローカル電車)に乗っていたら目立っただろうなぁ。



2019年7月30日(火)

このところ各方面からお中元が届き、「ジュース、卒業生の●●君から、一人一本で、」などと、冷蔵庫に教授が紙を貼って皆に行き届くよう、気を遣っている。

数日前から缶ビールが多数入っていたのだが、お酒を飲むメンバーがほとんど居なくなったにも関わらず、なぜか毎晩1缶、1缶と着実に減っている。
こちらは一人、一日一缶ルールなのだろうか。

私はジュースはめったに飲まないが、ビールが消える前に一ついただいた。



2019年7月29日(月)

梅雨明け宣言がなされた今日、急にセミの鳴き声が聞こえだした。
かわいそうなことに、都会のセミは多くの照明のせいで、昼夜の区別がつかないから夜も鳴き(働き)続けるのだという。

「夜セミ」をBGMに、いつまでたっても終わらない論文を書いている。。。書くのは楽しいのだが、図を作る能力が明らかに失われている。



2019年7月28日(日)

大腸菌の培地をオートクレーブにかけて、夏空のもとジョギングに行く。皇居一周は平成以来かも。暑い事は暑いが、気圧が高いからか体がよく動いた。

帰ると滅菌終了して、ええ感じの温度に下がっていた。



2019年7月27日(土)

昨日はプレミアムフライデーと称して(実際そうだけど)明るいうちから新宿三丁目へ映画を観に行く。

30年前に観た(知る人ぞ知る)「チャイルドプレイ」のリメイク。

巷で大人気の「お話しできる人形」。母親が、安く手に入れた人形を子供にプレゼントするが、これがなぜか自我を持っており、子供にささやき、あやつろうとする。挙句の果てには人を殺しはじめる、というとんでもな内容だが、最後の最後まで、大人にはそれが人形の仕業であることを信じてもらえない。(しかし、最後に大人も信じざるを得ない、ぞっとすることが起きる)

同年代の恐怖映画好きで、見ていない人はいないんじゃないだろうか。

リメイク版は、当然ながら最新の映像技術が使われ、殺人人形(チャッキー)の動きが半端ではない。原作では、チャッキーと大人の格闘?が、どう見ても大人が動かないぬいぐるみを持ってあばれているようにしか見えなかったのだが……

今作は、チャッキーが自我を持つ理由が、人工知能の設定によるものだったところが、機械が自我を持つ「シンギュラリティー」を意識していて、現代版らしかった。(原作はブードゥ教の呪い)

あと、昔から馴染みがあるチャッキーの風貌が、今作では大幅に変わって、どうしてもなじめなかった。慣れの問題か。
もし観た人がいたら感想を共有したいところだ。



2019年7月26日(金)

冷蔵庫や実験机の上に、大量のサンプルが溜まってきて、どっさり捨てたらスッキリした。



2019年7月25日(木)

ATMでお金を振り込もうとすると、キャッシュカードを入れた段階で、「お取り扱いできません」というメッセージが出て取引が完了しない。
「窓口まで」ということで持っていくと、にんげんの郵便局員さんが、カードの金属の部分をゴシゴシ拭いてくれたり、磁気を強化?してくれたりする。
そんなに私の財布内が汚いのか。



2019年7月24日(水)

仕事仲間が、この日記の日付が間違っている(日曜日が2回あった)、と指摘してくれた。

そうなのよ。「7月23日」の日記ををコピペして「7月24日」という見出しを作りたいだけなのに、ページ内でコピペするだけでエラーが出て、最悪クラッシュしてしまう。

なので、2019年7月24日(水)、という日付も毎日手で打ち込んでて、ミスが起きる。

まあ、こんな日記の、細かいミスまで読んでる人がいるのが新鮮だ。
と、思っていたら新しいラボメンバーが、「私のHPを見ている」と教えてくれた。
良い事もあるみたい。



2019年7月23日(火)

朝にラボで、「T細胞性免疫反応が脳の老化に関わる」という論文を紹介する。

データは、脳内で神経細胞を補充するもと(幹細胞)が豊富に存在する、脳室下帯(Sub-ventricular zone)という場所に、老化にともなって細胞傷害性T細胞が観察され、炎症性サイトカインを放出して、大事な幹細胞の増殖を妨害する、というもの。

著者によると、究極には老化にともなう神経細胞の減少と認知機能の低下を説明できる。

突っ込み要素満載。真っ先に思いつくのが、T細胞が無いとか、インターフェロンが出ないマウスは脳が衰えにくいのか。問題は、これらが通常の免疫反応に必要なので、老化する前に感染で死んでしまう。なので、絶対に免疫細胞が加齢に伴う脳機能の老化を、実際に起こす、という直接の証明ができないようになっている。(ちゃんと証明するには10年くらいかかりそう)

免疫が老化を促進するという「流行り」に乗っているのと、自然老化マウスからのサンプルを使っていること。

これに加えて、単細胞トランスクリプトーム解析、という最新の技術(=お金)を総動員して、言われているが実証されていない事に踏み込んだのが評価されるのかも。

T細胞が、老化した脳に出てくる、新規抗原ネオ・セルフを、非自己として攻撃する、という可能性についても言及している。自分の研究ともかぶるし、これは何とか完成させないといかん。

午後は、粛々と細胞免疫学(的)実験を行った。



2019年7月22日(月)

留学生に、最近道を通ると毎日挨拶してくれた〇〇さんが、今日はいなかった。
と、言われた。

昨日で選挙が終わったから、挨拶する必要がなくなったのだ。あと、あれは○○さん本人ではないよ。と言っておいたが、そのコンセプトは、よくわかっているようで納得していた。



2019年7月21日(日)

ラボ発着で、ふわっと走った。背筋を使うように努力する。
それだけがゆっくりできたことだった。

ところで、当ホームページは、25000アクセスに達しました!できればリンクはトップページにお願いいたします

(20年くらい前にあったお願い:意味がわかれば偉い)



2019年7月20(土)

梅雨明けが近いのか、むちゃ蒸し暑い一日だった。ラボはひんやり。さすが、冷暖房完備で快適に過ごせる!とアピールして学生を勧誘していただけのことはある。来た学生やスタッフが、健康的だったかは不明。

走りに行こうと思ったら大粒の雨が降り始め、皇居一周、ならぬ慶應病院一周ジョギングになってしまった。



2019年7月19日(金)

採点も終わり、教授がうれしそうに集計していた。



2019年7月18日(木)

午後は、免疫学試験の監督と採点。大問6問すべて記述式の
地獄問題に挑戦する学生もそうだが、採点するほうも地獄。教授含むスタッフ7名で採点。

たとえば小問の一つ:
「MHC クラス1、クラス2は、それぞれウイルス感染と細菌感染に特に重要だがその理由を述べよ。」(たったの4点満点)

という問題。

「MHCはT細胞に抗原提示して活性化する」、                という事が書いてあれば     1点
「クラス1は細胞傷害性T細胞(キラーT細胞)、クラス2はヘルパーT細胞による認識や活性化に必要」
  とあれば2点
「クラス1は、細胞傷害性T細胞の活性化(分化)や、ウイルス感染細胞の認識と殺傷、に必要。
クラス2は、ヘルパーT細胞の効果期に必要。マクロファージによる抗原提示、活性化や抗体産生をを介して細胞内細菌を殺す」
 ことまで書いてあれば                                            3点
上記すべて理解しており、さらに抗原提示の様式(細胞質抗原 vs 貪食抗原)
などまで書いてあれば  4点

という基準で採点したが、 なんと4点が3名も?出現してびっくり。
私なら「
知ったかぶり。適当な事を書いて0点」だな。

しかし、吉村教授によると、
適当な事を書くやつはマイナス2点にしろ
という事だ。(これ、たまらんわ)

私は
白紙も誤答も、公平に0点をつけた。かなりの精密さで採点したという自信がある。



2019年7月17日(水)

久しぶりに自転車の空気を入れると、短時間で大量の汗をかいた。
慣れない動きをするのが、実は短時間で無駄なエネルギーを消費する、良い運動なのかもしれない。



2019年7月16日(火)

尖った仕事、といえば昨夜大学の友人と話すことがあり、彼は、小惑星探査機「はやぶさ2」が、「リュウグウ」に着陸する際に地形確認を行って、危険なデコボコを避ける要員としてプロジェクト貢献したとのこと。

この着陸は、
日本から細い糸を伸ばして、南米チリにある縫い針の穴に通す、くらいの正確性を要する作業で、アメリカにもフランスにも出来ない事、だという。

薬物を添加する濃度計算すらあやふやななんちゃって理系には、軌道計算とかすごいやん。と思うのだが。

当の友人は18歳の時から健康オタクで、今も頭脳労動を効率よくこなすために、週1回(できれば2回)ジムで筋トレ。
朝は絶対にテレビを観ないという。
「脳の処理能力は、朝に最大でな、視覚から奪われるんや。」

ラボに行ってすぐ、ニュースとかFacebookとかをチェックしていてはいけないのだな。



2019年7月15日(月・祝日)

雨上がりの生ぬるい空気の中、皇居まで走る。毎年夏になると走っていても、肺が空気を取り込みにくいというか、何となく息苦しくなってすぐにやめてしまう。以前は苦しくてももがいていたが、最近はまあええわ、と思ってしまう。

仕事も普段の生活も、
もう少し尖りたいのだが。



2019年7月14日(日)

思い切り二度寝をした。まあ連休だからいいか。



2019年7月13日(土)

帰りに、納涼盆踊り大会、をやっており参加するが、子供から老人まで、広く楽しめるように選曲されている。

一曲ごとに踊りが違うのね。真ん中のお立ち台で踊っているプロの人?をまねして踊る。

荻野目洋子の、「ダンシング・ヒーロー」がかかって、
ディスコみたいだったが、いちばん頑張って踊った。(前のお兄さんをまねした)



2019年7月12日(金)

免疫実習のレポート採点が今年も面白い。

吉村教授には、
「30点満点、5点刻みくらいで採点する」ように言われており、これが若干悩む。

ちゃんと、
目的、方法、結果、考察(自分なりの)、参考文献が書いてあるレポートはほとんど満点をつける。
しかし、
極めて優秀なレポートを書く学生がいて、それを満点にすると、他を20点以下に落とさないといけない。

(幸い、私の班には10点とか15点の、貧弱なレポートは無かった)

今日、吉村教授が、極めて優秀な学生には
40点をつけるように、と言った。
それって
根本から採点基準が変わるじゃん。

ワープロで提出可、と言って、今年は多かったことにもいろいろ副作用があり、
@ 
お前はデザイナーか、と思うほど、ワードの秀逸なレイアウトを出来る学生(科研費の時期に雇いたい人材)
A 笑いを狙っているのかと思うほど、
ワープロの誤変換が多い学生。

内容はどちらも良かったが、
前者は加点後者は減点の対象になった。



2019年7月11日(木)

この前京都で買ってきたおみやげ、
「河道屋のそばぼうろ」が三時ののおやつとして出てきた。

昔からたまにたべるので、銘菓と思っているが慣れ親しんでいるのでおいしいと思いこんでいるのもあるだろう。それでも、初めて食べるラボメンバーが「おいしい!」と、写真まで撮ってくれた、と聞くとうれしい。

1000円なのに
立派な缶入り

なのに何とも言えない色合い(セピア色?)の缶で、
主がいなくなって解体された祖父母の家に、
「小物入れ」としていっぱい置いてあったのを思い出し、センチな気持ちになった。



2019年7月10日(水)

17時が、
免疫学実習のレポート締め切りになっており、3年生が次々と吉村研を訪れ、大量のレポートが集まった。

レポートは
「原則手書き」(写経と同じで、手書きだと少しは頭に入るという考え)だが、一応ワープロを使って作成もOK、となっている。
私の班は、あまり厳しく言わなかったためか、ワードで作成したものが多かった。それは、書いたり消しゴムで消したり、を繰り返さなくて良いので楽だろう。ただし、ワープロの場合は、
コピペチェック(発覚したらほぼ0点になる)するために、元の電子ファイルをメールで送ることになっている。私のパソコンのメールボックスに、これまた多量のレポートが送り付けられてきた。

まったく私の班でない学生からレポートが来たが、どこからメアドを知ったのだろう。というか、どの先生に習ったかも覚えていないのか?

まじめに読む前から、「フフフ」と思うようなこともいくつかあった。





2019年7月9日(火)

この時期は、書類書きとか出張とか授業が無く、研究をしないと損だと思っているのである。



2019年7月8日(月)

わりとまともに実験をしたら、ラボ内の移動だけで11000歩 歩いたらしい。
もう少しキビキビけば、かなり健康的な仕事なのではないだろうか。

あと、全部終わって家に帰ってから
「自分にご褒美」という考えを無くせば



2019年7月7日(日)

家で洗濯したものを近くのコインランドリーまで運んで乾燥させた。洗濯物が乾かないストレスが300円で解消されるのなら安いものだ。



2019年7月6日(土)

昨日に引き続き、関西在住の吉村研OBが来ていた。

教授がたまたま不在で残念そう?だったが、東京に来る際、ラボに立ち寄ってもらえるのはうれしい事だ。



2019年7月5日(金)

本日慶應で行われる研究会の参加者を集めるべく、できるだけ多くの知り合いにメールした。遠くはアメリカまで網羅する吉村研OBのメーリングリストにまで送ってしまった。

ほとんどの人からは返事が来なかったがが、なんと広島にいるOBが、「ちょうど土曜日に東京に行くから」、と、参加してくれた。うれしい副作用だ。

予備知識なしで会った彼に、「なんでそんなに出張多いんですか?」と聞いたら「少なくとも国内、または世界で、
一番多くの白血病患者を診ているから、各方面から声がかかります」。集まる臨床サンプルの数も日本一だという。

多くの患者を診るには、とにかく
短時間で、的確な方針を立てる。そのためには、努力、努力
だということだった。

吉村研にはすごいOBがいるものだと思っていたら、彼は3か月だけ在籍した医学部生だったという事だった。
それでも吉村教授はよほどうれしかったらしく、自宅のカギをラボに置き忘れて、取りに戻っていた。



2019年7月4日(木)

この1か月に、ほぼ一年分の出張、学生実習、授業などがかたまり、昨日の福井出張でですべて終わった。3か月くらいは出張が無い。研究もがんばらなくては。実験は好きなのだが、最近ノートをまとめるのがつらい。



2019年7月3日(水)

福井大学で免疫学の出張講義。
慶應より広い範囲を教える事になっており、時間も長い。

Th1細胞はIL-12で出来てインターフェロンガンマを出す。細胞内寄生菌と戦う。
Th2IL-4で、アレルギーに関連があり、、Th17,はIL-6で、、、、と、私でもわけわからんヘルパーT細胞の種類を出して、さらにサイトカインの番号も覚えろよ、というくだりが一番心苦しく、「こんなの覚えなくて良いから」と言ってしまう。

いろいろと例を出して工夫するのだが、いかんせん自信がない部分は、
たどたどしくしゃべってしまう。免疫の、一番おもしろい部分を教えている、という自負だけは捨ててはいけないと思う。


むちゃ脇汗をかく授業のあと、帰りに福井駅でおみやげを買おうとすると、いつも屋外で海産物を売っている名物お兄さんがいなかった。淋しく思っていると、めちゃ元気に屋内の店舗で営業中だった。
「わたしは
、基本カニ屋だから、冬だけ外で売っているのよね。」

(カニで儲けてるんだろうなぁ。)

と、思いながら、まんまと今日のおすすめ、鯖寿司を買ってしまった。



2019年7月2日(火)

朝のミーティングで、教授が、
最近iPADをどこかで紛失した、と告白し、ラボメンバー総出で探す。
iPADには、捜し機能がありますよ、と進言すると、「私は東校舎の中にいます」、という反応だけは出るらしいのだが。


(心の声「どうせ●っぱらって」)


その後私は出張へ。果たして見つかったのだろうか。

かくいう私も、GWにレインボーブリッジを走ったサングラスを、その後紛失した。2か月くらい出ていない。
もう一度警察に電話してみるか。



2019年7月1日(月)

吉村研でちゃんと細胞免疫の実験をしようと思ったら、
遅くとも8時くらいにラボに着いていないと7台ある実験台がすべて埋まってしまう。
1年前までは、真面目なメンバーがいて7時半でも遅かった、という話をしていて思いだした。。
領土争いとか好きではないのだが、
「国盗り合戦」と例えている人もいる。

私も、できるだけ7時半までには家を出て、30分ジョギングしてクリーンベンチを予約することを目指している。

教授が、前日にどれだけ酔っぱらっても朝早くからいるので、文句は言えない。



2019年6月30日(日)

「2番目の心臓」と呼ばれる足を鍛えようとジョギングに行くが、1番目の心臓が苦しくなったので歩いてしまった。



2019年6月29日(土)

梅雨時どうしようもなく臭くなった布団を洗いたく、コインランドリーに行く。お金を入れて洗濯するのは留学以来かも。だとしたら14年ぶりだ。
洗濯+乾燥で700+300円もするのね。。。
フワフワになった布団で機嫌よく寝られそうだ。



2019年6月28日(金)

夜半、低気圧から昇格したという台風3号が通過したらしく、「昨夜はすごかった」と聞いたのだが爆睡していてまったく気づかなかった。
梅雨時の台風一過。非常に蒸し暑い一日だった。関係あるかはわからないが、RNAとりをしていたら、むちゃ肩がこった。



2019年6月27日(木)

森のビアガーデン、はラボのすぐ近くにあり、昨日も17時半には乾杯。30mくらい歩いて飲み物ステーションから自分でビールやワインを汲んでくる。焼酎は店員さんが持ってきてくれる。肉も野菜も焼きそばも食べ放題で、みんなうれしそうに飲んでいた。

肉を焼きすぎて朝食が食べられなかった、もたれた、油が溜まりすぎて鍋が燃えた、、、数々の反省エピソードを聞いたが、私は飲みすぎで
「今朝のちくま先生は弱っていた」と言われていたようだった。

教授にいたってはもっとフラフラで、
「降りる駅を乗り過ごした、ような記憶がある」と言っていた。地下鉄は、投身自殺防止だけでなく、酔っぱらい転落防止に役立つ、「ホームドア」があって良かったと実感する。



2019年6月26日(水)

学生実習の打ち上げ、という事で、皆で恒例の
「神宮外苑:森のビアガーデン」に行く(吉村教授のおごり)

ラボメンバーと、
研究以外の話をたくさんした。



2019年6月25日(火)

学生実習の最終日は、繰り返し強く免疫したマウスに起こる、
Th2型の免疫反応を検出する。

学生に、吉村教授いわく
「血中に出ているはずである好酸球(個人的に理論免疫学と呼んでいる)を見つけてもらうのだが、好酸球はヒトでも200個に数個という希少さ。マウスでは、たとえ免疫してももっと少ないので、あるか無いかわからない。

これがわりと楽しいみたい。

他の学生が帰った後も、細胞を
ずーーーーーーっつと(数十分)見ている学生に、「これ、好酸球ですか?」と言われ、当たっていると「よくがんばったなぁ、」となる。有望だ。

実験が好きな子、研究してみたい子、いつでも見学に来てください。やることいっぱいあります。
なぜか神経とか、再生医学に行ってしまうのよね。



2019年6月24日(月)

梅雨冷え、と言われた今日は学生実習。30人ほどの3年生の前で見本(デモ)を見せるが、最近は緊張しなくなったし、失敗してもなんも罪悪感がわかなくなった。指導も若いポスドクか学生に譲ろうか。

と、思っていたら吉村教授に
「今後私は実習に出る予定もないし出る気もない。疲れた。来年からは、事前説明も含め君が全部やってくれ」
と言われた。

授業やらなんやらで、相当弱っているらしい。

3年生は、わかっているのかどうかわからないが、
とりあえず楽しそうにやっていた。



2019年6月23日(日)

四ツ谷のスーパーの前で、ピザの入ったバッグを落として行った配達の自転車を、全力疾走で追いかけるが間に合わず、三丁目の信号を渡って、気づかないまま行ってしまった。

追いかけるか否か、を十数秒迷わず走り出していれば間に合ったかもしれない。走力も決断力もない。

後ろから、ピザを持って追いかけてきてくれた人も残念そうにしていた。ピザがどうなったかは不明。



2019年6月22日(土)

実習などの合間に細々とやっていた実験で、目的の細胞が
きれいに光った。当たり前、というか簡単な実験でも、うまく行かないよりはうれしい。



2019年6月21日(金)

本庶研にいた時から使って、論文も書いた試薬が、
1年以上バックオーダー(注文してから生産、状態)になっている。

最初は、ストックが切れたので今から作ります。という感じだった。
作るには、ウサギを免疫して血清を取り、そこから特異的抗体を精製するから時間はかかる。

最初に注文したのが2018年半ば。生産が失敗したので2018年の年末に、また失敗したので2019年の5月末になります、、、という。
気長に、切望しながら待っていたが、それが、2019年年末に延びたという事で、さすがに、どういうこと!?てなるじゃん。
会社の人が説明に来て、また、新しいウサギに免疫しているという事だった。

研究用の抗体なんて、なんぼ
全品XX%引きキャンペーンでも、欲しいものがなければ意味がない
You do not always get what you want (貴方が本当に必要なものは、手に入らない)

そもそも抗体のコンセプトってそういうものなのだ



2019年6月20日(木)

研究材料をもらう事をきっかけに知り合ったヒトが、
実は業界で有名な飲み会のボスだったらしく、彼が主催の飲み会に誘ってもらった。(詐欺師が集う裏飲み会とかではない)

酒が好きそうな研究者(なんでばれた)、というのを集めた会に参加したのは久しぶり。

1分で自分がどのような人物、ということをアピールできることが大事なんですね。楽しく酔っぱらった。



2019年6月19日(水)

実習2日目。当たり前だが今年の3年生も若い。

120人を収容できる大きな実習室の入り口に、マウスが万が一逃げた際のための
「ねずみ返し」が設けてある。
これを、
障害物と認識してまたぐことができず、少なくとも5名が引っかかって「ねずみ返し」が破壊された。

「生きている」マウスに注射するのも、
「マウスが(時には)噛む」と教えているのにあまりにもためらいなくやるのでこっちがヒヤヒヤする。
たぶん、私(先生)の事もまったくこわいと思っていない。

なんでこうなった?ブライト=ノア中尉、程度の
尖った上司すら、世の中では貴重なのだろう。



2019年6月18日(火)

朝、ラボへの道で教授に遭ったら、
授業で弱り、「のど飴」を一袋食べてしまった、とぼやいていた。
「のど飴」でも一袋食べると結構な糖分なので気をつけてください。
と注意すると、「できるだけ
ノンシュガーを買っている」ということだった。



ところで吉村研では今年も
「免疫学実習」がはじまった。

初日の今日は、細胞を培養して、さまざまな薬剤を加えて反応を見る。
技術員さんたちは毎年のように忙しそう。

薬剤や細胞培養の試薬は、2人一組で60グループ分くらいを適度な濃度にあらかじめ薄めて試験管に分注するので、今日の午前中などはさながら高級旅館の、夕食おぜん立てのような忙しさだった。(例えは適当)

こんなにがんばって、
「ちょうど良い量」を各々のテーブルに分注してあるはずなのに、毎年絶対、「〇〇が足りませーん」となるグループがいるのは、私たち指導員の教え方が悪いからか。

とりあえず、ピペッティングで
試薬を吸いすぎなのではないかと思うけど。



2019年6月17日(月)

5月末からのお泊り出張ラッシュなどもあり、この3週間ほどでほぼ食べ放題、(夜は+飲み放題)の食事が8回を数えた。
貧乏性なので何度も列に並んで食べてしまうのだが、ええ加減おっさんなので、中年太り回避のために「食べない勇気」も必要だと思う。



医学部免疫学講義の、数少ない割り当てを担当した。
うちではほとんどの授業を
吉村教授が自らやってしまうので、色々な意味で若手に出る幕がない。

前の時限に、同じ教室で講義を終えた教授が
「のど飴」をかじりながら(せっかちなので飴をなめられない)私の授業を見物していたので、自己紹介の際、

「私がお世話になっている
吉村教授は、見ての通り背が高くスタイルが良いハンサムボーイで、賢くて何でも知っているし仕事の実力もすごい。部下にも優しく、上司としては最高の人物だ」

と、3年生の前でほめておいた。シーン……とした大講堂の中で、教授だけが受けている笑い声が響いた。



17時前に講義が終わり、20分だけジョギングして体操した。



2019年6月16日(日)

梅雨を感じさせない晴れ間。出張の服を洗濯したらよく乾いた。


2019年6月15日(土)

来週は出張が無いので、実験するべくとりあえず細胞を溶かした。



2019年6月14日(金)

学会に参加したメンバーの多くが 徳島大医学部→徳島駅
(バス2時間待ち)→徳島空港→羽田空港
という経路をとっておりぞろぞろ帰ってきた、誰かが「修学旅行みたいだ」と言っていた。



2019年6月13日(木)

人生、たった2度目の四国上陸、はまったく同じ場所だった。(2年くらい前の7月14日、15日日記参照)
昨日は好天のなか、市内にそびえる山に登るロープウェーに乗った。(ロープウェーで出張したわけではない)
眼前に広がる町と瀬戸内海、青空がきれいで、山頂駅にもほとんど人がおらず落ち着く。

一方、勉強になりに出席した会議は参加者も多くすばらしく勉強になる内容で、ディスカッションも豊富。ヒトとのネットワークが大事、という事を再認識する。自らの発表にも多くの意見をもらうことができた。

セミナーで講演した米国の教授が、
「とにかく自分のやっていることを同僚と発表しあって意見しあう(切磋琢磨)が大事」
と言っておられた。(たぶんみなわかってはいるが、人に意見を言うことを良しとしない日本の社会では難しいのかな、と思う)




2019年6月12日(水)

「若年性糖尿病になるリスクが極めて高いと判断された子供に、抗CD3抗体製剤を投与すると発症を遅らせることができる」という論文(PubMed ID: 31180194)を、元元ボスのJeff Bluestoneらが発表している。

CD3はT細胞レセプターの一部(不可変部)で、これを刺激するとT細胞に、「抗原を認識した」というシグナルが入る。

CD3抗体を打つとは本来、全身のT細胞を刺激するはずだが、むしろ自己反応性のT細胞を不活性化するという現象は、マウスでは知られていた。

その機構も、
1.T細胞の除去
2.T細胞に軽く刺激を入れ、「アナジー(抗原不応答性)」に陥れる。
3.TGFβなどを中和すると抑制解除されるので、Tregをはじめとする抑制性T細胞を活性化させるのだ
と、時代をへて解釈が変わってきている。

今回の抗体は、発症した後の患者には効かなかったはず
(PubMed ID: 12037148)なので、将来ほぼ間違いなく若年性糖尿病になると判断される子供を選んで行われた、非常に限られた条件の臨床研究だと思われる。
マウスでいうとNODとかMRL/lprマウスを、若いうちから治療した、昔からあるモデルを人間でやったようなものだ。

ともかく、抗PD-1(オプジーボ)でも抗CD3抗体でも、そもそもリンパ球の反応をもろに変えることがわかっている抗体を、ヒトに大量投与する、ということはアメリカ人でないとできない、と思うのである。

臨床研究は難しいが価値はあるのかもしれません。私は関わりたくないけど。



2019年6月11日(火)

5:30起床。雨も降らず涼しくて快適だったので、いつもより30分くらい遠回りしてジョギングで職場に行った。
途中、教授を抜かしたがあまり気づかない雰囲気だった。



2019年6月10日(月)

週末に体験した面白い話、を披露しあっていると、仕事仲間(男性)が、

スーパーでお会計をした後、袋に入れる場所に、指を湿らせる布巾が置いてあるのだが、そちらに無意識に手を伸ばすと女性の手をにぎってしまった」

というエピソードを披露した。

まず私は、
「指を湿らせるためのぬれ布巾」を見たことがなく、「そんなもの普通置いてないだろう」という話になったが、身近な女性(2名)に確かめると、そういうものは確かに置いてあり、彼女らも実際レジ袋を広げるときに、指が滑らないように使うという。

自分が知らなかった常識を一つ勉強になった。
しかし、女性の手を握ってしまった、という本来のオチから、新しいロマンスが芽生える、という事はなかったようだった。

それがちょっと前の話。

梅雨入りし、一日中雨で肌寒い今日、なべをしようと買い物をした。今度スーパーで買い出しをする際に、ぬれ布巾をチェックしようと思っていたのに忘れていた。

なので、一度もスーパーで、「これがその布巾だ」と、認識したことがない。



2019年6月9日(日)

今回の出張には、
京都大学医学部医化学同窓会、本庶佑先生ノーベル生理学・医学賞受賞祝賀会、という大きなおまけ?がついており、このためにスーツとネクタイ持参した。

医化学といえば、本庶研だけでなく早石研、中西研、沼研、長田研、月田研……現役の竹内研(医化学第一)岩田研(医化学第二)、が含まれ、巨大なコンプレックスで300名近い参加者がいたのではないだろうか。

なので学会(京都T細胞会議)に出た先生も、少なくとも5名は参加しており、「(昨日会ったのに)ご無沙汰しております」と言って挨拶をした。着席フルコースなのに、多くが各テーブルを回って挨拶をしている。偉い先生方はちがうなぁ。

うちのテーブルは、全員来たのになぜか1席空席が設けてあり、奇妙に感じていたが、なんと
本庶先生が自らOBすべてのテーブルに一通り座って、一皿ずつ何かを食べながら「お話し」していた。すごい努力だ。

おいしいワインをたらふくいただき、新幹線に乗って東京に戻った。



2019年6月8日(土)

昨夜プレゼンが終わった解放感などが手伝い、調子に乗ってカラオケで吉村教授いわく
「インチキボイス」を、いろんな人の前で披露してしまった。
その時は楽しかったのだが、「〇〇〇すぎた翌朝、落ち込むことのほうが多い(エコーズ)」を体験する。



2019年6月7日(金)

新幹線に乗るのもちょっと前まで大騒ぎだったがだいぶ慣れた。

午後は、KTCCという会議があり、
「吉村研のミーティングですら発表したことがないのですが」とことわって、溜まったデータを200人近くの専門家の前で発表した。
やばい。



2019年6月6日(木)

統計解析で、P=1.8なのだがこれは有意差が無いと言って良いのか、と質問したら、共同研究者の人が、「P値が1を超えることは無いと思います。」と親切にアドバイスしてくれた。

確かにそうだよなぁ

ホームページの不調は、最新版にアップデートしたら解決されたようだ。


2019年6月5日(水)

当ホームページの作成ソフトが破綻して、開くたびに固まる(昔のMACみたい)。勝手にタグを追加してしまうみたいで、ソースを見ると「フォント」「フォント」「フォント」「フォント」「フォント」、と、無限に意味の無いコマンドが繰り返し追加されている。ここのところ寝る前に2分で書いた日記を、30分くらい費やして更新している。

サイバー攻撃だったらやばい。まあそれはないか。



2019年6月4日(火)

研究に必要なDNAオリゴ(プライマー)を合成する会社が軒並み(少なくとも4社)「サイバー攻撃」を受け、それは自社のコードを暗号に改ざんされて、解除するための身代金を要求されているレベルだという。(Crispr競争を邪推するが) 私もプライマーが注文できず、科研費の「やむをえず仕事が遅れた理由」、として使えそうなのでメモした。


2019年6月3日(月)

京都滞在中に行った散髪屋さんで出張の話になり、神戸から淡路島に渡って10分くらいのところ、と説明したら「じゃあ淡路島の上の方やな!」と言われ、妙にその表現が受けて大笑いしてしまった。その後しばらく、北海道の右の方、東京の左の方、新宿の上の方には何があるか、という話で盛り上がった。

当ホームページは、
約2周年を迎えました。書いている途中に気づきました。



2019年6月2日(日)

氏神の「須賀神社」がお祭りだったようで、界隈にお祭りの恰好を着た人が大勢いた。
これだけ手厚くやっていたら神様も喜んでいることだろう。

トップページの
「リンク」を更新しました。



2019年6月1日(土)

研究会は元気で濃いい感じだった。帰ってもう一度考えれば良い案がわくかも。

「シンギュラリティー生物学」 というキーワードをSNSなどで広げてくれ、ということだった。



2019年5月31日(金)

学会の懇親会が苦手。端的に言うと、立食で知らない人がいる輪に加われず、会場をうろうろする。そんなことありません?

会場の全員にラベルを付けて、上から2時間くらいビデオで動きを記録すれば、明らかに、一人でうろうろしている
「はぐれもの」として検出されるだろう。

知り合いが多ければ大丈夫なのに、不思議だ。

今回の研究会は、細胞でも分子でも、
「集団の中で変な動きをする少数派」、が、やがて周囲を巻き込んで大きな生命現象を起こす出発点になる。(という事を見つけよう) そんな一瞬を検出しよう、という壮大なコンセプトに基づいた内容。

人間関係をもとに解析するのもおもしろいかもしれないと思った。



2019年5月30日(木)

淡路島へ移動。JRのはるか上にバス停がある、「高速舞子」という
コアな場所からバスに乗って島へ渡るのを楽しみにしていたが、列車事故で遅刻の危険すらあり、断念した。

なんとなく予想はしていたが、参加したミーティングは
「スーツにネクタイがまったく必要ない」雰囲気で安心した。
「外見より中身」ということだろう。

2019年5月29日(水)

出張の
「前乗り」(面白い言葉だ)で京都へ。夜に徘徊していたら、山田孝之 似の知り合いに遭遇。
京都の厳しい飲食業界で修行、はれて独立して荒神口のあたりでレストランを経営しているらしいが、一度も行ったことがない。
なかなか行く機会がないのが現実だ。安否確認だけして別れた。

久しぶりに泊まった京都の家は、まだ「アライグマの巣窟」になるほどボロボロにはなっていなかった。

2019年5月28日(火)

本庶先生がYAHOOのニュースをにぎわせると、当ホームページのアクセス数が1.5倍くらいに増える。悲しい悲鳴だ。


2019年5月27日(月)

汗をかくと体がかゆくなり体調が何となく悪くなる。昔から「アトピー体質」と言われてきたのだが、あせも体質なのだろうか。

学生実習のリハーサルが始まり、ただでさえ暑がりなのに白衣を着ると思う。



2019年5月26日(日)

オホーツクで39℃を記録したというニュースを聞き心配。去年の夏、サロマ湖のホタテセンターみたいな施設に(一人で)行ったが、水温が上がるとホタテの元気がなくなり、養殖が大打撃を受けるのだという話だった。Global Warmimgは確実に進行している。




2019年5月25日(土)

ドナルド大統領が来日するので「25000人を動員した最高レベルの警戒態勢」、とのこと。令和になる前後の警戒よりもすごく、どこを歩いても警察官に出会う。(緊張する)

慶應の前の道も検問をやっていて、迎賓館とか御所に通じるので、要所なのだろう。

「さすが東京」と、ちょっとうれしくなる。



2019年5月24日(金)

ラボメンバーが、
Trogocytosisというメカニズムで、CAR(キメラ抗原レセプター)-T細胞療法の効果が落ちる、というNature論文を紹介していた。

Trogocytosisという現象は2つの細胞間で、膜にある分子が交換、あるいは一方的に他方に輸送されるという現象
(intercellular molecule transfer という)の一つで、実験的に簡単に再現できるので、こういうことはあるのだなぁ、と思っている。

例えば、
1.IgMからクラススイッチした細胞を解析すると、クラススイッチしていない(と判断できる)細胞にもなぜかIgGが発現している。
2.Thy1.1分子を指標にしようと培養したのに、なぜかThy1.2のフィーダー細胞に移ってしまう。


免疫系では、寛容の成立に重要と言われていて、

1.たとえば、CTLA-4陽性T細胞がCD80,CD86を、抗原提示細胞から「引き抜き」過剰な免疫反応を抑えていることは、Treg機能のメカニズムとして、ずーーーーーっとやっている人がいる。(Sansomらのグループ)

2.キラーT細胞が、攻撃すべき細胞からMHC-抗原複合体を得て自分自身が発現すれば、横にいる、同じ特異性を持つキラーT細胞に攻撃される、(これで免疫反応が終わる)という論文が20年前に出ている。(Science 1999 Fratricideで検索)


いずれも、抗原ーT細胞反応の様に
濃密な細胞間のやり取りがあった時に、細胞膜分子の受け渡しが行われる。(コンセプトとしてエロイ、いや、面白い

なので、
白血病細胞が発現するCD19を、抗CD19抗体を発現するCAR-T細胞が攻撃するのだが、CD19をもらってしまったCAR-T細胞同士が他のCAR-T細胞に殺され、効率が落ちるということは当たり前で、なんでこれがNatureなの?
と思ってしまった。

intercellular molecule transferは、現象としては言われているが、メカニズムや、生理現象における意義はあまりわかっていない。共通に使われる分子が関わっているので、遺伝学手法で直接証明することが進んでいないのかもしれない。

もっと言うと、
RNAも細胞から細胞へ移るという可能性がある。
脂肪にいるTregが、なぜか脂肪細胞の転写因子を発現している、というのも、ほとんどこれが原因なのではないかと解釈しているのだけどね。

2019年5月23日(木)

キッチンタイマーを首にかけたまま家までうっかり持ち帰ってしまうと、ちゃんと実験をしている気分になる。



2019年5月22日(水)

先日、
一個の細胞を、1pl(ピコリットル)にソーティングしてくれるという機械の説明を受けた。理解の範囲では、50万細胞/mlで調整した細胞を、極微細のピペット(のようなもの)の先っぽからほんの少しずつ吐き出す。毎回カメラで、ピペットの先にある細胞を撮影し(蛍光で見極めることも可能)、次回、目的の細胞一個が吐き出されるとわかった時だけ、分注する先の試験管(大きさは任意)に、ピペットが移動して「ピュッ」と出して(イメージ)くれる。

シングルセルソーティングの機械はすでに多くの会社が出しているが、今回のやつは感動した。。

そもそも原理が、
精度の良いピペッティング(のようなもの)なので、ほとんど細胞にダメージが無く、90%以上がそのまま培養できるとのこと。写真を撮っているので、1個の細胞が入ったという保証付き。
分注速度も速く、そもそもピペットマンなので、細胞の前に、ごく微量の試薬を分注しておく事も得意。例えば、
1ナノリットルの反応液に細胞1個を1plピコリットルで溶かし、そのまま反応に持っていくことができる(やったことのある、5000分の1のスケール、試薬量で済む)、かもしれない。

これは使える!

値段を聞くと3300万円だそうだ。まあ私は買えないけど、最近聞いた高額研究機器の中ではずば抜けて良いものだと思った。

製薬企業では
「え?たったの3000万?むちゃ安いじゃん」と、飛ぶように?導入されているらしいので、お金の価値というものは曖昧なものだ。



2019年5月21日(火)

ラボで雑談していて、
「大雨のせいか昨日は寝苦しかった」という話から「不安の夢」の話になった。

電話連絡をする必要があるのに、何らかの理由で電話がかけられない。という夢をみる。
と言うと、あるある、だったらしく、昨日もそうだったみたい。

私の場合、
(昔) 公衆電話で、番号を控えた紙を見ながら電話をかけようとするが、なぜか最後まで10桁くらいの番号を押せない。電話の数字の配置が途中で移動したり、途中で切れたりする。それで、何度も何度もダイアル失敗する地獄

(今)スマホで、まず電話アプリを開かなくてはいけないのに、次々とポップアップで他のアプリが立ち上がり、消せない。スマホを強制終了したいのにできない地獄

と、なぜか
内容は時代に合わせて進化している

基本、今すぐに電話をかけなくてはいけない時に、それがかなわないのである。
空港まで1時間前に行かなくてはいけないのに、なぜか電車とかが止まって、タクシーを探す夢もよくみる。

「電話がかけられない夢」とかで検索すると、いっぱい出てくるので現代病みたいなものなのだろう。


2019年5月20日(月)

最寄りのスーパーマーケットは、少々値段は高いが「旬」のものをどばっと売っている。
ゴールデンウィーク中に2〜3回食べた「カツオのたたき」が食べたくて帰りに立ち寄ったが、すでに売り切れて、「かつおのなめろう」とか、「かつおのテンプラ」など、刺身から加工した感じのものしか残っていなかった。

昼に買いに行くか。。。



2019年5月19日(日)

真っ昼間から、吉村教授のファンだと思われる人物からラボに電話があった。「出張中なので〇曜日以降にお願いします」、と正直に伝えておいた。。



2019年5月18日(土)

なぜか最近T細胞が思ったように活性化しない。実験の根幹なのになー。



2019年5月17日(金)

現在公募中の、研究費の説明会のビデオを観た。 (私は応募しない)

総括の先生(私は会ったこともない)が研究費応募に関する説明をするのだが、最初の方の領域説明とか、事務的な事項の説明は、たんたんと進む。

20分あるうちに、個人的なメッセージが一言、二言あり、残り5分を使って「個人的な意見」と言って述べられている部分が賛成。(以下、勝手に要約)



生物学(バイオロジー)技術論(テクノロジー)は大きな車を動かす両方のタイヤのようなもので、どちらもかみ合って動くもの。

テクニック面ではビッグデータを集めて研究を進める、という方向性は大事だが、「すごいことをやっている」という雰囲気だけで煙にまくのはやめてほしい。また、テクノロジーで研究が加速するのは良いが、「ガソリンが数%節約できる」、という提案より、「ガソリン車→ハイブリッド車を開発した」ということを目指してほしい。もちろんこのような技術革新は難しいのだが、せめて、夢を語ってほしい。

バイオロジー
は、「誰かが見つけたことをやっていて、それをもう少し発展させれば結果が出る」というのはダメ、かといって、「荒唐無稽な、道筋が説明できない提案でもダメ」



締めくくりに、
「プロの研究者の心」を「ギュッと掴む、心を揺さぶる」提案をしてください、ということを、領域の趣旨とは別に個人的に表明していた。

説明会なのに大きな拍手が起きていた。


2019年5月16日(木)

医学部の中の、研究用学部内メール、みたいなのがあって、恥を承知で研究材料を持っている人いませんか?とメールしたらぴったりのものを持っている人から提供をうけることができた。聞くは一時の恥。



2019年5月15日(水)

インターネットを見る、といえば
Internet Exprorerなのだが、「このコンテンツはIEでは見れません。対応ブラウザを使ってください」というものが増えてきた。
論文の閲覧と、遺伝子の検索と、ヤフーメールとネットサーフィンさえできれば、手段は何でもいいはずなのだがどんどん時代遅れになっていく。

がんばって新しいものを取り入れないと時代についていけない(のはわかる)が、世の中に新しいものが多すぎて、これを取り入れられない企業とか、ついていけなくなるヒトが多くてヤバイ、という記事を教えてもらった。

普通に働いているだけでは時代遅れ、遅れないためには課外時間を使って勉強、ということか。



2019年5月14日(火)

PI3-キナーゼを見つけたという Dr. Cantleyの講演会があった。

AIDとか、
PD-1とか、
SOCSとか、

何かの経路に関わっている重要な分子を見つけた、という研究は、あとで
ずっと言えるのでうらやましい。
今後あるのだろうか。

ともかく、がんはインスリン-PI3Kの経路を使って栄養を取り込みどんどん増殖している。ケトン食で血糖値を上げず、さらにPI3Kの阻害剤を使うとがん細胞の栄養を止め、奏効率を上げることができる(マウスモデル)、という話だったように思うのだが、ちゃんとがんと戦っているリンパ球もPI3-K依存性にエネルギーを摂取としているはずで、PI3-K阻害剤が、臨床であまり良い成績ではないのは、
がん免疫も抑えてしまうからでは?と思ってしまった。

もう一つの話は、果糖とブドウ糖を同時に摂取すると、消化管がんに直接栄養として使われてしまい、がんを促進するという話だった。

腸管腫瘍のマウスに、いわゆる「果糖ブドウ糖液糖」を飲みたいだけ与えると、肥満になるかどうかを通り越してがんが好発するという話で、清涼飲料水の普及と消化器がんの発生率が相関する →→→ ゆえに、

「とにかく健康のために、ジュースは飲むな」と締めくくっておられ、だれもがわかる話だった。


2019年5月13日(月)

低空飛行。日曜日のほうが実験や研究が進む、という法則。


2019年5月12日(日)

朝、四谷三丁目の交差点でラボメンバーに声をかけられ、
「Thaiフェスティバルに参加する」ということだったので、お昼に運動を兼ねて行ってきた。

代々木公園は明治神宮の隣、というイメージだったので、あわよくばついでに神宮に参拝して行こうと近づくと、入り口にいる警備員の
「接近するお前をロックオンしました」という雰囲気が露骨。

「明治神宮敷地内は、ここから駆け足禁止です」
とのことで納得。
走るのが目的なので大回りした。
(短パンであることは指摘されなかった)

タイ祭りは予想をはるかに超える賑わいで、物産展、東京にあるレストラン、NPO法人などが100軒?200軒?をつらねていた。開催された土日で、数万人規模のスケールではないだろうか。
おいしそうなグリーンカレーとシンハビール(帽子がもらえる)に誘惑されるも、走るのが目的なので遠慮した。


なんとかラボメンバーのブースを見つけて再会?を祝した。



2019年5月11日(土)

金曜の夜に
パーッと飲みすぎて、一日ボーッと生きてしまった。。



2019年5月10日(金)

早朝、テイクアウトのコーヒーを飲みながらさわやかに出勤、する途中、上空から散弾銃のようにカラスの糞が、右肩にバラバラ着弾する。(11か月ぶり2度目:昨年6月25日日記参照)

中心は外れたが、ラボのトイレで衣服を洗い、午前中は白衣を着てごまかした。



2019年5月9日(木)

報告書の軽微な不備で(内容でなく体裁)

(途中は省略)

ラボと事務を数往復したら2000歩くらい(うち700歩くらいは階段)運動になった。楽しい楽しい。


2019年5月8日(水)

吉村研にある機械の稼働率は異常に高く、それは研究機器に限らない。

キッチンまたはお茶部屋(正式には「事務室」らしい)の
電子レンジが連休中に壊れて、教授がいち早く注文したらしく、きのう新品が導入されていた。私が来た時からあるのだが、何年(ほぼ毎日)使っていたのだろう。

多くのラボメンバーが頼りにするコーヒーメーカー(4月17日日記参照)もしばらく不調で、今朝もコーヒー抽出中に3回止まった。寿命なら次回はコーヒー豆ミキサー付きを導入してほしい。

たぶんスイッチの不調なので、
教授が修理してしまいそうだ。


2019年5月7日
(火)

楽しい仕事を好きなだけやった連休は終わり、現実へ。

面倒臭い事といえば、ゴールデンウィーク明け締め切りの書類の多さは異常。とりあえず、今日15時締め切りの小ボス級を2個撃破(書き終わって提出)、来週締め切りの中ボス級のライフゲージを4割くらい削った:イメージ図)。毎年同じような事を書いている(昨年4月25日の日記参照)

大ボスは、自分自身が創出すべきオリジナルの仕事。未だ正体もおぼろ。「私の敵は私です〜(by 中島みゆき)」


2019年5月6日
(月・振替休日)

午前3時過ぎに
「ピン・ポーン・・・」とインターフォンが鳴る。飛び起きてカメラを見ると、アパートの入り口で誰もいなかったのだが、画像が消える前に一瞬、フードをかぶった人物?が映っていた。

普通に怖い。

灯りをつけず、外から見えないよう向かいの公園などをチェックするが、こちらを見ている人影などはなし。一応安心して寝どこに戻ると、どこかから
ゲーゲー吐く音が聞こえてきた。単なる酔っぱらいの仕業だったら良いが、変な人もいるので困る。

気持ち悪い体験だが、おかげで朝早く起きられ、ラボに少し早く行って、その後軽く走った。

奥様も無事帰ってきてくれ、有意義な連休だった。

自分へのご褒美(何の?)として、もろに中国のマッサージ屋さんに行った。


2019年5月5日
(日・こどもの日)

ランニングで若干疲れていたところにマウスの世話が重なり、筋肉痛。午後は休みにして、一人ランチに行って家で昼寝した。


2019年5月4日(土・みどりの日)

ラボメンバーが、
「レインボーブリッジでジョギングができる」と教えてくれ、走りに行った。大門駅(浜松町)から「この辺に入り口があるだろう」。と思って探すと、「レインボーブリッジ遊歩道はこちらから」という看板があってうれしい。遊歩道のふもと、こんなところまで登るのか、と思ったがエレベーターだった。

橋は登って下るアーチ型で(当たり前か)、下りがとても気持ちよく感じた。お台場の公園やフジテレビが見える。

月曜の3km(ほぼ全力)が程よい刺激になったのか、いくらでも走り続けられるような気分。しかし、60分を超えると疲れてきて電車で帰った。






2019年5月3日(金・憲法記念日でお休み)

連休中、どこにも出かけない予定にしていたら
奥様が一人で海外旅行に行ってしまった。

4時半に起きて、駅まで見送りに行った。ちゃんと(私のもとに)帰ってきてくれることを祈りながら。。。



2019年5月2日
(木・特別休日でお休み)

なんで今日もお休みかというトリックだが、昨日が臨時の祝日となったため
「祝日と祝日に挟まれた日は自動的にお休みになる」という法律に基づくものだということだった。

オセロみたいだが、このルールも数年前にできたもので、ゴールデンウィークが10連休というのも、必然的と言えそうだ。

それにしてもGW中、ラボメンバーはほとんど毎日いるのに
教授が珍しくラボにずっといない。どこで英気を養っているのだろうか、という話になっていた。



2019年5月1日
(水・今日から令和・祝日でお休み

10連休は
低レベルでも運動をすることが目標、ラボにいてもいつでもジョギングに行けるのが良い。
二日前の筋肉痛が来て、病院周りを2周だけジョギングし、ストレッチしたらずいぶん軽くなった。



祝 
令和

あたらしい元号になって、自分の気持ちも新たにすることは悪い事ではない。

やりたいこと、新しいこと面白そうなことには積極的に。「たられば」や「ぼやき」は控えめに。。。



2019年4月30日
(火・平成終了・祝日でお休み

ビールや日本酒は、水ではないことをあらためて思い知った。

まあまあ二日酔いだったが、午後ラボへ。
PCR増幅にある程度苦労した遺伝子コンストラクトが、今日電気泳動したらちゃんと成功していることがわかった。

平成最後のいい事だった


2019年4月29日 
(月・昭和の日でお休み)

不安定な天気予報に翻弄されたが雨は一滴も降らず、
横浜駅伝大会の2区を完走することができた。

最近は走ると言っても体がそんなに動かず、「心臓とか肺とか」が苦しくなるほど追い込めない。

たった3キロメートルだから、と、ダッシュで走りはじめると、準備運動が良かったからかむちゃくちゃ体が軽く、よく動く。30秒で心拍数MAX、過呼吸状態で手の指先がしびれてきて、ヤバイ(危険な)状態。意識してスピードを落とした。

応援してくれた仲間に
「イェーイ!」と軽快に手を振っていたらしいがあまり記憶がない。走り終わっても心拍数がしばらく落ちなかった。久々に全力を出し切って走った。

午後2時から綱島駅の居酒屋で打ち上げ。
ビールが水の様に、空気の様に体に入っていく。


2019年4月28日
(日でお休み)

久しぶりに大腸菌でプラスミド作りをしたら楽しい。待ち時間が適度にあるので、デスクワークと相性が良いみたいでどちらもはかどった。作業自体は楽しいが、目的を忘れないようにしないと。


2019年4月27日
(土曜日でお休み・10連休スタート:一応、なんで10連休だったか書いておく)

7年くらい前に実験を手伝った論文が完成したということで、私も貢献したことを律儀に覚えてもらっていて嬉しい。筆頭著者と責任著者の先生にお礼を言った。


2019年4月26日(金)

テレビでは「平成最後の」で盛り上げようとがんばっているが、実際何も変わらんような気がする。

今日は、平成最後の平日(しかも平成最後のプレミアムフライデー)で、ラボメンバーが、
「平成最後のマウスルームに行ってきまーす」と、動物の世話をしてくれた。


2019年4月25日(木)

吉村研の細胞ソーター「そに子」(一昨年9/6(水)の日記参照)を使うためには毎日新しい部品(5000円)を開封して使用することになっており、今日も開けましたよー、という証拠に、部品の袋に印刷された二次元バーコードを、パソコンのカメラに読み取らせてログインするという儀式がある。24時間以内に同じ部品(チップ)を再利用すれば無料、24時間たてば使用期限切れとみなされ、「これは古いので使えません」また新しいチップを開封することになっている。

酷いぼ〇たくりシステムだ。

1日1回5000円のログインは、一か月に1回楽しみにして行くカラオケスナック(2時間3000円飲み放題歌い放題)よりはるかに高い料金設定。

今日、「そに子」の裏にあるチップを探していると、パソコンのカメラが私の衣服の模様(チェック柄)を読み取ったみたいで、
「バーコード認識したけど、これは私の欲しいものではないなぁ」みたいなメッセージが出た。(これは初めての経験だ)


もう少し気に入られれば、
「あなたはちっくーさんね。今日はサービスしとくわ」という関係になれることを妄想しながら4時間くらい細胞ソーティングした。


2019年4月24日(水)

マラソンの高橋尚子選手を育てたことなどで知られる、小出義雄さんが80歳でお亡くなりになったということだった。

知り合いではないけど、20年くらい前、私がマラソン大会で2時間50分切りをめざした時、撃沈して息も絶え絶えにゴールしたらすぐ後に
小出監督がフィニッシュ。
うれしそうに、「いやー、僕ももう還暦だからねー」と、語っておられたということがあった。

(還暦のおっさんに負けるところだった。)

そんな記憶があり、北海道マラソンの公式記録を確認したら、本当に3分くらいの差だった。
(ヒマな人がいたら、上記のリンクに
「竹馬 俊介」「小出 義雄」をコピペしてみてください。

なぜ、Qちゃん(高橋尚子)とかが離れてしまったのかとかはわからない(セクハラ?)が、豪快な人だったというイメージで、大きな結果を残した事は間違いないと思う。

安らかに。


2019年4月23日(火)

慶應義塾の創立記念日で休みだったが、吉村研では普通に論文紹介ミーティングと研究進捗ミーティングがあった。

教授が留学生に英語で、「今年は日本は10連休があるが、休む必要はないから」と、親切にアドバイスしてあげていた。


2019年4月22日(月)

最近立ち上げた実験で、コントロール群
5検体とテスト群5検体で比較実験をしたら、前回(3検体 vs 3検体)の実験で、きれいに出た差が出ない。
もう一度、独立してとったDNAを再検査してもらうと
コントロールマウスの一匹がノックアウトマウスだったことが判明した。
おかげで実験結果も再現でき、ほぼ間違いない。

経験上、
「このコントロールマウスが、実はノックアウトマウスだったらデータと合う」という、希望的再genotypingで「差がない一審判決」翻ることはほとんどない

だが、今回はちゃんと確認して良かった。(
4匹 vs 6匹になったけど。。。)


2019年4月21日(日)

今年度やることのめどがある程度たった。しっかりせんといかんが、まず手を広げる前にいくつか仕事を終わらせないといけない。研究仲間の力を借りることは必須。

↓合間に岡崎さん論文の説明図作りました。間違っていたら恥ずかしいが。


2019年4月20日(土)
「PD-L1とCD80が、細胞外でくっつき免疫反応の抑制を抑えている」、という論文が岡崎さんの研究室から出ている。

Arlene Sharpeらが見つけたリガンド―レセプター関係で、CD28 CTLA-4 vs CD80 CD86のリガンドレセプターペア、PD-1 vs PD-L1 PD-L2のペアがある以外に、なぜか違うグループに属するはずのPD-L1とCD80(リガンド同士)が会合するということがわかっていた。

同じ細胞にPD-L1とCD80が出ると、お互いが会合してリガンドとしての能力を温存する、ということを、お互いくっつけない変異分子のノックインマウスを作ってまで証明している。(本庶先生譲りの「執念」が感じられる)


なんでわざわざ、PD-L1によるT細胞の抑制を抑える機構があるのかはわからないが、
CD80-PD-L1の会合を抗体でブリッジしてがん免疫を増強するという治療法はありかと思われる。

2週間くらい前に
「がん細胞からの、PD-L1のエクソソーム分泌が免疫反応の抑制の主要な経路」という論文も出たばかり。

PD-1が脚光を浴びてさらに注目されている。一つの事をXX年継続してやり続けることは大事なのだろう。



2019年4月19日(金)
今年は桜も長かったが花粉症の時期も長い。



2019年4月18日(木)

ここ2週間ほどで、各社PCRマシンのデモを立て続けにしてもらい、怖いくらい詳しくなった。


吉村研の様な巨大なラボ
に、PCRが12台とかあっても意味ないかも。ポイントは、スタッフが独立したときに「たった一台」、新しいラボに持って出させてもらえるか否かだろう。

本庶研にいたとき自分に当たった研究費で初めて買い、
唯一許可を得て持ち出させてもらった機器はBR社のPCRマシン(当時50万円)と、ボルテックス一台だった(ケチ)PCRは7年くらい使っているが絶好調で、吉村研でも、むちゃくちゃ活躍している。使い倒して壊れても、結果さえ出れば良いと思う。(吉村教授が一台くらい持たせてくれるだろう)

しかし昔から、反応が終わった後に、
4℃で一晩ホールド(冷蔵庫あけっぱなしと同じ)する奴は許せん。アメリカは、金曜日の夕方から月曜日の朝まで4℃で放置、というのもあった。
私のPCRには
「最後の低温ホールドは16℃以上でお願いします」と書いて貼ってある。コマカイ人とバカにされても、冷却装置の負担を減らすことに間違いはない。


2019年4月17日(水)

昔から、コーヒーを大きなマグカップに4杯くらい飲む。

「コーヒーを飲むと、頭がすっきりしてなんか調子いい」と思っているうちは良いが、→「とりあえず飲まないと仕事がはかどらない。」という風になると、酒や薬と一緒でほとんど依存症なのだそうな。

朝8時過ぎに、吉村研の
大きなコーヒーメーカーで10数杯分?淹れるとまあまあ午後まで残っていたのだが、最近すごく減りが激しく、11:30くらいで空っぽになる。

メンバーが増えたからか、
「発症」した人が増えたからか。コーヒー話も盛り上がって楽しい。


2019年4月16日(火)

朝のミーティングで、「T細胞の疲労困憊と幹細胞性の特徴は同じメカニズムで起こる」という論文を紹介した。

T細胞ががんを攻撃すると、死んだがん細胞から細胞内のカリウムイオン(K+)が放出される。細胞内と細胞外のカリウムイオン濃度が近くなると細胞膜での栄養素取り込みが不全になり、
T細胞が元気なくなる、というのだが、元気なくなったT細胞は、同時に長期間戦える幹細胞」の様な性質を得るという。

栄養素の取り込み不足(アセチルCoAの、細胞質や核内での供給量の不足)という結果と、細胞核で起こる遺伝子発現スイッチ(アセチルCoAを基質として用いるヒストンアセチル化)という結果をうまく結びつけている。
(アメリカ人は論文書くのうまいなぁ)

では、栄養を摂れなくなったT細胞は働けないのか?

栄養素を外から得られないと、T細胞が「次回チャンスがある時に戦えるよう、ミトコンドリアを充実させ、すぐには死なない状態に変化する」


がんと戦う時、T細胞には、真っ先に戦って死んじゃう兵隊と、その時は戦わないが、後からがんばれる「サボリ部隊」ができる。(おととし12/26日記参照)

抗PD-1治療は、「サボリ部隊」を活性化することが常識となってきている。

今回の論文は、T細胞が、がんばって死ぬか、後からがんばるか、の運命がなんで決まるか?という意味でも参考になった。



2019年4月15日(月)

実験をしながら論文書き、報告書、資料整理、共同研究者との打ち合わせ(リアルタイム)、学生実習の準備、マウス小屋のマネジメント、明日の発表準備などをやっていると
相当仕事が進んだ

実験は失敗した。



2019年4月14日(日)

部活OBの幹事会、ということでJRで30分ほどのところにある、先輩のお家に呼んでいただき、おいしいお酒とお料理をご馳走になった。仕事などでは何のつながりも無いが、もともと走ったり跳んだり、ということが好きなヒトの集まりだから話が合うのかもしれない。



2019年4月13日(土)

スイスの友人からメールで問い合わせがあり、ある細胞を入手したいのだが、誰が持っているかわからないとのこと。

T細胞の検出に必要な、ある「抗体」を産生する細胞で、抗体自体はいろいろな会社が、いろいろな蛍光色素をくっつけて販売している。たぶん
元ボスのBluestoneが作った抗CD3(2C11)と同じく、世界でもっとも売れている抗体のひとつだと思われるが。

誰が作ったかはわからないが、調べていくと日本の研究者からもらった、という文言が出てきて、何か手がかりが無いかとのこと。日本でリンパ球の抗体といえばA先生かY先生だろう、ということで問い合わせたら、案の定当たりで、細胞ももらえることになったみたい。  (先生方、有難うございました)

友人の助けになれ、私の
「あまり役に立たない免疫豆知識」がひとつ増えた。


2019年4月12日(金)

京大の秘書さんから
まったく関係ないメールが送られてきて、
「誤爆です」と返信したら
「ヒェーすみません」
とのことだった。

C本さんに送るメールをChikumaに送っちゃったみたい。
おかげで交流(定期連絡?)ができたので
うれしい誤爆だ。



かくいう私も、同じような間違いで、会ったこともない人たち全員に
めちゃフレンドリーなメールを送るところだった。
「全員に返信」は便利な機能だが、最終的に誰あてになっているかは注意したほうがいい。


2019年4月11日(木)

日本のクレジットカードで、外国のもの(いかがわしいものではない。)を買おうとしたらどうしても決済が落ちない。

違うカード情報を入れて、やっぱりダメだ。と思っていると、当のカード会社から電話が来て、
「外国から決済の通知が来たからとりあえず止めるシステム」、というのが発動したらしい。カード情報の不正利用がむちゃくちゃ増えているからなのだそうだ。悪いやつがいるなぁ。

確かに、クレジット情報だけを送信して「これはダメです」「これもダメです」と繰り返していたらかなりの情報を送信していることになる。

一時的にシステムを解除してもらって、買い物は成立したし、電話で確認までしてくれるのはちゃんとした会社なのだろう。手間はかかったが助かりました。

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ところで当ホームページ(ブログと呼ばないで)は、記念すべき20000アクセスを迎えました!
19999アクセスを踏んだという、最近京都に行った友人から画面キャプチャ付きで「前後賞とりました」というメールが来た


2019年4月10日(水)

夕方当たりに、実験室の間を行き来しながら
ハァーーーベロヴェロヴェロ(何を言ったか覚えていない)」

と言ったら培養室にいた学生に
「ギャハハッ!」とむちゃ受けた。

独り言はともかく「ハァーーー」はため息ではなく、効率よく実験するための呼吸法なのだ。

波紋の呼吸や、と言ったら、大学院生が知らんかった。。。)


2019年4月9日(火)

「世界的に成功している会社では、そもそも個人の席がない。みな動き回って会議とか仕事をしている。そのほうが短時間で皆が集中し、業績につながるからだ。」

ということをどこかで読み、ちょっとあこがれている。

先週ノートパソコンを持って、大学内のいろんな場所に行き、落ち着いて論文を書けるかやってみた。まあまあ効果はあって進んだが、どこかで
ワイヤレスマウス(生き物ではないほう)を紛失した。


2019年4月8日(月)

急に寒くなって雨が降ったため桜が大分散ってしまった。

ラボ帰りにお酒を買って行こうとコンビニに寄ると、ネクタイを締めた年上と思われる男性が、買ったばかりのワンカップ(大)を
「グビグビ!プハッ!」うれしそうに一気飲みして(干して)出て行った。

奇妙に爽やかに感じた。


2019年4月7日(日)

デスクワークを終えて(すみません、終わってません)銭湯に行く。

何度も通っていた
「さくら公園」が、本当に桜の名所なのだということを初めて知った。多くの人が、タワーマンションの真下にある公園で花見していた。

今年は気候がちょうど良いからか桜も絶好調で、まだ、
「仕事帰りに夜桜見物」に行けそうだ。



2019年4月6日(土)

ラボの食堂にある、
「飲料専用でお願いします」という冷蔵庫に「いかキムチ」のカップがポンッと入っていた。
シュールだ。。。

いかは飲み物、と考えることもできる。


2019年4月5日(金)

教授主催の新人歓迎会が急にアナウンスされる。

先約があり残念ながら中座。10時ごろに
「まだやってますか?」と電話したら教授が「もう家」ということだった。



2019年4月4日(木)

家で酒を飲みながら論文を書いていたらいつの間にか酔っぱらって、ベッドまでたどり着けず寝ていた。反省。


2019年4月3日(水)

パソコンのデスクトップに、
「やること」を何でもダウンロードしていたら驚くほどファイルが増えた。夕食後、ある程度処理した。


2019年4月2日(火)

新学期が始まり身が引き締まる思いも味わっている。新ラボメンバーも来て、少し話したら圧倒的に助けてもらった。


2019年4月1日(月)

今日、日本の新元号が
「令和(れいわ)」と決まったらしい。
語感からすると、
「エオリア」みたいな涼しいイメージを受けるのは私だけだろうか。

まあどうでもれいわ。


2019年3月31日(日)

東京ミッドタウンのあたりを、
「任天堂は無関係」と、車体の数か所に表示した、
どう見てもマリオカートが列を作って走っていた。
訴えられて負けたらしい。。。


2019年3月30日(土)

私が良いと思っている神田川の桜(昨年3月24日くらいの日記参照)を、はじめて夫婦で観に行った。
一人で行けば自転車で15分なが、バス+徒歩で行く。



今年の桜は咲き始めの勢いがすごかったがその後寒さが来て、綺麗な状態であと一週間くらいは(お花見)楽しめそうだ。



2019年3月29日(金)

朝のミーティングで、学生が、
腸管上皮に潜り込む共生バクテリアが、特殊な方法によってその抗原をサンプリングされ、特異的な免疫を起こす、という内容の論文を紹介した。

セグメントフィラメント細菌(SFB)は、クロストリジウムの一種?で、これが腸にいるかどうかでマウスの免疫反応が大きく変わると言われている(Dr. Littmanと本田賢也先生の論文)。
SFBがいるマウスでは、T細胞性の免疫力は強くなるが、自己免疫反応も増大するので、これを
共生というべきか寄生というのかわからない。

電子顕微鏡で観察すると、SFBは普段から腸の上皮に、突き刺さるように潜り込んでおり、見るからに何かをしていそうだ。

今回の論文は、腸管上皮が、突き刺さっているSFBの先端から菌体成分や抗原あるいは両方を、
特殊な方法で取り込み、免疫反応を起こしているというものだった。

電子顕微鏡画像を3次元で再構成すると、突き刺さったSFBの先端から何らかの小胞が取り込まれている(図がちょっとエロイ)

この取り込み機構を起こせなくしたマウスでは、SFBに対する免疫反応が起こせなくなるし、腸管の
SFBが100倍くらい増える。つまり、上皮細胞によるSFBの抗原サンプリングが、免疫反応を起こしてSFBが増えないようコントロールしている。



発表した学生にとっては
初めての論文紹介だったが、ラボメンバーから多くの厳しい?質問が来ていた。「質問が来る」ということは、「わかりやすく、聴衆に興味を持たれる発表をした」ということと同じ。

今後もこんな感じでがんばってほしい。



2019年3月28日(木)

「医学のあゆみ」 
坂口志文先生、堀昌平先生監修の、制御性T細胞の特別号が出版された。

私も、年末書いていた
「PD-1とTreg」という微妙な内容で載せてもらった(12月21日日記参照)。TregとPD-1は、はたして交差するのだろうか。書いている本人もわからないので、あくまで事実ベースでまとめたつもり。

これほど多くの人が、
Tregに関わっているのかとびっくりするような、分厚くて立派な本が著者サービスということで送られてきた。
 

2019年3月27日(水)

仕事仲間から送ってもらった、
56万行あるエクセルの表を、どう処理するか考えているだけで1日終わった。
1万行まで減らした。 


2019年3月26日(火)

朝のミーティングで、「何かないですか?」となった時に
「お花見のプランを。。。」と言おうと思ったが、「じゃあ、ちくま君に任せて」と、レクレーション担当だと思われたら困るので遠慮した。


2019年3月25日(月)

中国人の名前が単純なので、みな同じように見える。
何とかしろ、という記事を読んだ。「中国では、millions of people(たぶん、実際は何億人の人)が(英語だと)100個しかない苗字を使っている。」

昔知り合いだった
Wang FさんやChen Sさんを、「今はどんな論文書いてるのかなー」と、検索してもほとんど本人だと思われる人の論文を探し出せないことは気づいていた。

記事では、本人がわかる番号をつけろ、という意見に関して、いや、英語の論文にネイティブの標記(たとえば漢字名)も入れさせろということらしい。
権威ある、J Neurosci や、JBCでは、すでにその方式を取っているということだった(未確認)。

Natureが漢字だらけになる日も近いかも。日本人も負けてはいられない(あ、漢字か)


2019年3月24日(日)

ジョギングを兼ねて、花見サイトを様子見に行った。ほとんどの桜はまだ1割くらいしか咲いていないが、
咲いている木は咲いており昼間からビール飲む人たちを横目に帰ってきた。

途中、他の講座の先生とすれ違い挨拶したけど、サングラスにマスク姿だったので誰かわからなかったに違いない。

2019年3月23日(土)

しばらくくしゃみが出なかったので、今年の私の花粉症は終わりかと喜んでいたらぶり返した。いつも思うのだが、こんなはっきり症状が出るほど大量の花粉が飛んでいるとしたら、口からも相当な量の花粉を「食べて」いるはずで、一般に、食べたものに対しては免疫寛容が成立しやすいことを考えると、いつかは花粉症が治ってもおかしくないのではないだろうか。

と思っていたら、吉村教授も同じようなことを書いていた。免疫系、わかっているようでよくわからんことが多いのだと思う。

2019年3月22日(金)

ここ3日くらいが、各学校の卒業式ピークらしく、水曜に飲み会の後、四ツ谷を歩いていると粋な格好をした若者たちが多数おり、
薄暗い雰囲気の荒木町(1月19日日記参照)がいつもより明るく感じた。

教授も、娘さんの卒業式に出席のためか、早くから(昨日のうち?)旅立ったようだった。

2019年3月21日(木)

ここ4日くらい取り組んでいることは、論文の図を一つ作りたいだけ。

この作業に異常に時間かかっており、
論文が出したいのか、趣味のパソコンに詳しくなりたいのか自分でもよくわからなくなる。実感として、アナログ人間には、少なくとも頭の体操にはなりそうだ。

なんとかめどが立ちそうになり、うららかな日差しの下、遠くのスーパーまで食料とワインを買いに行った。


2019年3月20日(水)

本業の合間にやっている
獣医学的比較ゲノミクス?で、CTLA−4PD-1の遺伝子情報を、いろんな生き物で比較することは、お金もかからないずーーーーーーーっと楽しめる。

データベースが「学名」で出てくるので、「これは
何やろう?」と、Yahooで検索してみる。「旧世界サルの一種」って、何やろう。

よくわからなくても無限に楽しめる。


マーモット
「学名marmota marmota marmota」をYahooで検索すると、その後、同じ名前の服?を売っている業者さんからやたらメールが来るようになった。。Yahooの情報処理能力はすごいな。


2019年3月19日(火)

眠くてだるい一日。花粉症のせいにしておこう。


2019年3月18日(月)

ラボで実験している6年生から
「医師国家試験、無事受かりました」との報告がありおめでたい。彼は3年次の学生実習の時、私の担当グループで、4年の基礎配属で半年実験を教え、期間終了後も「免疫の研究がしたい」と、ラボに残って、学業のあいまに実験しに来てくれた。

彼に限らず、
慶應に来てはじめて教えた3年生が晴れて卒業、というのは嬉しい事なのだが、月日の流れの速さにあせりも感じる。


2019年3月17日(日)

秋葉原の歩行者天国、というのをはじめて体験した。新宿より道幅が広く、ヒトとぶつかる確率が低いので助かる。交通費と、コンビニのトマトジュース(カゴメ)代だけで、13000歩くらい歩き、プロによるくわしいパソコンの講義も受けることができた。

多くの女の子たちが呼び込んでいた、
「メイドカフェ」、とか、「添い寝クラブ」などを利用すれば、きっともっと充実したアキバ生活を送ることができるのだろう。(ケチなので無理)

雑文(その他雑文)」を追加しました。


2019年3月16日(土)

ほんの2週間だが、
日中あまり動かず、夜は飲み食いしていると確実に体重が増えることがわかった。
(N=1: data not shown)

2019年3月15日(金)

吉村研では毎日午後3時ごろになると、教授室に積みあがっている、みなさんのおみやげのお菓子の中から、秘書さんが
「その日のおやつ」を選んで出してくれる。(秘書さんがいない時には教授が選ぶ

今日のおやつは私が年末、
「アメリカみやげ」として買ってきたチョコレートだったが、最近テレビで、ベルギーだということを知った。まあいいか。

2019年3月14日(木)
ひさびさに教授と、まとまった時間話したら
かなりぼやいていた。偉い人なりのストレスがあるのだと思う。

トップページを
少しだけ更新しました。 下の方に注目。


2019年3月13日(水)
仕事で使う
、本来は使い捨てのマスクを、仕事後も花粉症の予防にかけっぱなしにしている。花粉は見えないが、粒子なので効果はじゅうぶんあるみたい。
?日くらい寝ている間もすっと同じマスクをしていたが、今日、朝臭いをかぐと
「オエっ」と思ったので捨てた。


2019年3月12日(火)
やるべきことを他の人たちに任せられたので、自分がほんとうにやるべきことがまあまあ進んだ。



2019年3月11日(月)
ここ3か月ほど、スマホ歩数計で運動量を記録しているが、1日1万歩くらい(ちょっとがんばって歩いたレベル?)は普通に行くので、「なんちゃって機能」なのだと思ってあまり信頼していなかった。

今日気づいたのだが、2週間くらい前
(2/22日記参照)に軽く足を怪我してから、てきめんに運動量が減っている。下のグラフ(横軸日付、縦軸、その日の歩数)を見ると、たぶん、P=0.01くらいで統計学的有意差がつきそうだ。。。

研究でこれくらい差が出ればうれしいのだが。。。万歩計、バカにできない。


2019年3月10日(日)
研究用ではない家のパソコンに、勉強用にbio-linuxを入れたらけっこうおもしろい。ゲームフォルダーがあって、マインスイーパーと上海を遊んでしまった。。

雑文を追加しました。
2019年3月9日(土)
旧友が遊びに来て、家の近くに飲みに行ったらお店がたくさんある、と感動された。別に彼らも関東の大きな町に住んでいるのだけど。

2019年3月8日(金)
花粉アレルギーの目薬を思いっきりさした後、地下鉄に乗って初めて
慶應薬学部へ移動。東京タワーの間近にそびえる、
むちゃくちゃ綺麗な高層ビルディングが、薬学部だということを知り大いに感動する。

長谷さんが主催する腸内細菌と免疫系、ひいては個体の健康に関わるシンポジウムは、新(あたらし)さんとか、長谷さん自身の発表があり、どこかで聞いたことがあることが多かったがそれは、
彼らが世界でも通用する一流の研究成果を出しているからだろう。

ハイレベルな発表に、薬学部の学生?が質問するのだが、みんな積極的に質問するし、英語がネイティブに近く、そのような教育を受けているからかできるのか、積極的な学生が集まっているからかのか。

吉村研は
ソフトボールでも負けたし、教育研究でも負けないようにしないといかんなぁ。



2019年3月7日(木)
軽度の花粉症?で目がメガ痒い。私も現代人ダナ。

消極的な解決法だが、アレルギーが起こらないようにするためには、アレルゲンにふれないことが一番。帰宅すると玄関で花粉をできるだけ落とし、シャワーをして居室にできるだけ花粉を持ち込まない努力をしている。

Sugi(杉) Pollen(花粉) Free(なし) の頭文字をとって、SPF環境と(勝手に)名付けているが、これは実験動物のSPF環境(特定の病原体がいない保証付き動物)とかけた、レベルの高い科学的ギャグのつもりなのである。また、自分がスギ花粉アレルギーなのかは不明。



2019年3月6日(水)
仕事が進むか進まないかと言えば、今日は後者の日だった。

2019年3月5日(火)

「老化」のシンポジウムを聴講させてもらった。

○○歳にもなると昔ほど体がうまく動かない、疲れが取れない、怪我が治りにくい、誰でも実感があり興味を持てる分野だが、それだけではない。
長寿社会なのでいかに死ぬまで病気なしでハッピーに過ごすか(けっこうエグイ言葉だが、「ピンピンコロリ」と言うらしい)が、社会のニーズであるし、緊急の研究テーマとなっている。

神経の衰え、血管の衰え、など発表を聴いて勉強になった。楽観的には、〇〇を常に補給すれば、ある組織の機能低下(たとえば筋肉や、膵島細胞の老化)を抑えられる薬、みたいなのは可能になりつつある。

しかし本当に老化を説明する、
一個の要因(不老長寿の薬につながる)には行きつかないのだな、と思った。

昔の同僚が、「私たちは生まれた瞬間から毎日毎日、徐々に死んでいる」と言っていた。哲学的だ。
エントロピーの増大と一緒で、生まれた瞬間からはじまり、死ぬまで広がり続ける変化と考えたほうが気が楽だと思うけど

老化の研究は、なぜ子供が「さらっぴんで生まれてくるか」のほうにヒントがあるように思える。



22019年3月4日(月)


もう桜が満開。。。というか、医学部の中で、なぜか冬に満開に咲く桜を撮ってみた。(おととしの12/5 12/6の日記参照)

東京ではあと数週間で花見のピークになることが予想されるが、この桜に関してはどんどん散っており、数人がかりで掃除していて大変そうだった(受験生への配慮だろうか)。
なお、12月に散歩した新宿御苑の中にもいきいき咲いている木があり、真冬に咲く桜はそれほど珍しくないのかもしれない。


2019年3月3日(日)
昨夜は東京へ来てすぐの知り合いが異動、ということで追いコンがあり、不覚にも前後不覚になるまで飲んでしまった。

あいにくの雨の中、東京マラソンのランナーたちを沿道から応援する。足音をたてて駆け抜ける数万人のランナー(大群)に、
沿道の犬ものすごくおびえており、抱っこされながらブルブル震えていたのがかわいそうだった。犬にとって非日常だったのだろう。


2019年3月2日(土) 
ふぅぅ、だいぶん酔っぱらった。
2019年3月1日(金)
参加した学会の受付で、名のってもいないのにコーディネーターの方が、
「はいっ!」と、私の名前が入った名札を渡してくれることがあった。「なんで私のこと知ってるの???」

むちゃくちゃびっくりしたし、どこかでお会いしたことがあるからかも、、、と、思い出そうとしたが、休み時間にお話しすると、
参加者の写真で予習してくれていたということだった。普通の人には、いや、少なくとも私には絶対にできない技術である。感心した。

2019年2月28日(木)
仙台出張のおみやげに、岩手の「カモメのタマゴ」を買って帰ったら皆さん食べてくれていた。

教授には出張の報告ついでに宮城県の地酒を奉納したら、
「とりあえず冷やしておくか!」と、うれしそうにしていた。

2019年2月27日(水)
出張先の仙台は、学生時代から何度も(部活の東北大vs北大戦などで)訪れているので土地勘があるつもり。朝、医学部を目指して歩いていたのだがなぜか全然違うキャンパスに着いてしまって焦る。守衛さんにタクシーを呼んでもらい、1300円くらいの遠さにある医学部に到着した。早めにホテルを出ておいて助かった。

この時点で頭は真っ白になるが、午後になると徐々に回復してなんとか用務完了。発表に対して質問が多く出るのは面白いと思っていただいたからだ、と信じたい。異分野の人の発表が、いろいろ面白く勉強になった。

2019年2月26日(火)
結婚して??年、初めて「結婚記念日」を完全に忘れていた。思い出すための手帳にすら書いていない。今若くてラブラブのみなさん、こうならないように注意してください。


2019年2月25日(月)
目上の人が夕方帰宅する際、「お疲れさまでした」と挨拶して叱られたことが少なくとも2回(2人から)ある。

コンセプトは
1.そもそも「お疲れ様」という挨拶は、一定以上の年齢には新しく、抵抗がある人もいる。
2.「僕は(君が思うほど)疲れていないよ!!」(年下に、体力の衰えを指摘されたと感じる?)
ということらしいのだが。。。

では、上司が帰るときにどう挨拶するべきか。
京大(本庶研)では、

「さようなら」
が正解だった。
そっちのほうが、今日の別れが今生の別れ、みたいに感じるけどなぁ。

海外出張帰りの吉村教授に、
「お疲れ様でした」と、声をかけたら、
「ホントっ、疲れたよ。。。」」
と心から言われた。正直だ。

2019年2月24日(日)
昔、本庶研の実験台に、
「9types of PI (教授にいそうな9のタイプ」という漫画が貼ってあった。(今でも?)

Dent Cartoonsと題した漫画は、Dr. Dentという人が描きためたもので、ラボにいかにもいそうなタイプをよく表現している。
教授には、
「BIg Talker (大口ばかりたたく教授)」
「Control Freak(実験条件に厳しい人)」
「Science Geek(サイエンスおたく
)」

などいくつかタイプがあり、そのような上司がいるメリットとデメリットがまとめてある。

「奴隷使い」を上司に持つと、
「(メリット)本当にたくさんの仕事が進む」一方で、「(デメリット)あなたは配偶者の名前を忘れる」という具合だ。

ほかにも、「ポスドクにいそうな9種類」「大学院生にいそうな12種類」が、まとめてあり、フムフム、と笑える内容である。

当ホームページで紹介するにあたって、Dr. Dentにメールして了承をもらったが、「どうぞどうぞ使ってくれ!」みたいに快諾してもらった。彼が私と同じT cell Biologistだったのがびっくりした。

I thank Dr. Dent for his broad mind.

2019年2月23日(土)
整骨院で、電気をかけてもらってきた。老化で弱った筋肉を自由に治せるようになったらノーベル賞かもしれない。
2019年2月22日(金)
日頃の罰が当たったのか、右足のふくらはぎがおかしくなった。痛い。
2019年2月21日(木)
それほど大事ではない要件で、米国出張中の教授にメールしたら7分で返事が来た。計算すると現地は夜中のはずなのだが、時差ぼけは大丈夫なのだろうか。
2019年2月20日(水)
東京の交差点では多くの歩行者信号に「あとどれくらいで信号が変わるか」がわかるようインジケーターがついていて、緑の棒が短くなっていき、ゼロになると緑信号が点滅しはじめる。

(逆に赤信号で赤い棒がゼロになると、緑になって渡れるようになる)

これを、身近な人が最近まで知らなかったみたいで、教えてあげたら生活の質がだいぶ上がったと感謝された。これ、みんなが気づいているわけではないのか?
2019年2月19日(火)
ポスドク時代の友人が家族旅行で訪日するということで、吉村研でセミナーをしてもらった。

じょうさん(周さん:Zhouさん)は、ものすごく複雑なマウス遺伝モデルを作りだして、TregにおいてFoxP3が完全な因子ではないこと、炎症状態の体内ではFoxP3が失われ、むしろ自己反応性の悪玉細胞に変わる、いわゆるTregの可塑性(plasticity)ということを見つけた人である。

Tregの機能にはFoxP3が必要だが、FoxP3を発現している=Tregでないことを示したという点ですごいと思っている。

ポスドク後に、正式な教授として迎えられ、現在もTregの機能発現にかかわる仕事を続けている(今も一流誌に論文リバイス中だとのこと)。

セミナーは「これでもか」、とTreg機能について深く掘り下げた内容で勉強になったが、その後の食事会でも、自分の給料も自分で稼がないと食べていけない中国のグラントシステム(ずっとグラント書いてばかり:これは一緒か)とか、小さなグループなのでデータ解析も部下に任せられず、全部自分がやっている(これも一緒か)など、苦労話も多数聞いた。

同僚時代には存在しなかった奥様、娘さんにも会わせてもらい、娘があまりにもおりこうさんで、

私「いやあ、〇〇ちゃんは賢いなぁ!さすがじょうさんのおじょうさん(洒落)!」
彼「大変だからあげるよ。ちくま先生連れて帰ってください」
私「。。。。(絶句)」
という場面もあった。

当ホームページ(断じてブログではない!)は、おかげさまで18000アクセスを迎えました!!!!!アクセスありがとうございます。


2019年2月18日(月)
先日、流れ作業で多数のサンプリングをしており、最後に「(ご注文)これで以上で〜す!」と居酒屋風に言ったらまあまあ受けた。
2019年2月17日(日)
「一本飲むと良質なたんぱく質が30gも摂取できる。たんぱく質摂取を第一に考えたサプリ」というのが生協で売っており、飲んでみた。(値段も400円と強気だが売れているらしい)

「激しい運動をする人は体重1kgあたりXXグラムのタンパクを摂るべき」みたいな目安が論じられるが、それは内臓も健康な若いアスリートの話であって私のようなおっさんにもあてはまるのかは疑問。

走って30分以内がタンパク摂取のゴールデンタイム、というので、とりあえず飲んでみたが、空腹にも関わらず、これまで試した数々のサプリの中で、味が。。。。。さすが、栄養素を一番に考えた飲料だった。(透明なのにとろーり感はすごかった。ただし味が。。。。。。)
2019年2月16日(土)
今日は暖かく、体調も良いのでさぞ気持ちよく運動できるだろうと新宿御苑に走りに行くが、妙に体が重く感じてわずか3キロを完走できず、千駄ヶ谷の駅あたりから最後は歩く。疲れに対して鈍感になっているのかもしれないが、自分が調子良いか悪いかが、走り始めるまで判断できない。

若いラボメンバーが、スマホを見ながらハーフマラソンと同じ距離を(21k)気持ちよく走ってきたとのことで脱帽。
2019年2月15日(金)
大学の陸上部を引退して監督をつとめている時期に、現役部員が卒業生に毎年発行する「OB会報」の名簿の欄で、生きている人を逝去リストに入れてしまったことがある。絶対にしてはいけない間違いだ。複数のOBからお叱りの(当時は)電話があり、文字どおり監督責任で「おわびと訂正」を発行するに至った。

3年前には、大学時代の寮(2/9日記参照)から現役大学生によって発行され送られて来る、「寮誌」で一学年上の先輩が死んだことになっており、電話をかけて事実関係の確認をしたら生きていた。

歴史は繰り返す、という話だが、大学生くらいまでなら、ちゃんと認めて反省すれば周囲が許してくれる(上が謝罪してくれる)。それで本人が成長すれば良いことだ。

今日も大学時代の寮から「寮誌の名簿に複数の間違いがあったお詫び」、と訂正版が送られて来たので思い出した。
2019年2月14日(木)
バレンタインデーで、教室の女性からチョコレートなどの差し入れがあった(昨年の、2月14日の日記参照)。手作りの、「腸内細菌をちりばめたシュークリーム」は、複数の、細長くてこげ茶色のシュークリーム皮(??を模している?)の中に、クリームと、健康な腸、不健康な腸、破綻した腸、無菌動物の腸、、、にいると思われる、細菌叢を模した素材が散りばめられており、今年も異彩を放っていた。

一個ずつは小さいが、一通りいただくとかなり満腹になった。皆さまごちそうさまでした。(お礼をした覚えがないなぁ)
2019年2月13日(水)
論文にするための再現データをとる実験をした。実験していると飛ぶように時間が過ぎるので「働いている」満足感があるが、もう少し頭を使わないと。有名な教授(私の上司ではない)が「XX歳を超えて、独立もせずに自分の好きなこと(研究だけ)をやれると思うな」と、言ったそうな。研究も日進月歩でなんとかしたい。
2019年2月12日(火)
昼は自分の実験して夜は自分の論文を書く、という作業を両立させることができなかった。
2019年2月11日(月)
四谷三丁目に「美魔女」という中国式?リラクゼーションサロンがあらたに開店していた。マッサージ屋の店名としては、むしろマイナスなのではないかと思うが。。。
2019年2月10日(日)
久しぶりに、新宿御苑のビル街にある魚屋さんにお刺身を買いに行く。電話をしてから行くと用意してくれているのだが、飛び込みで行っても1000円で、その辺の店だと6人前相当の刺身盛り合わせを、その場でうれしそうに造ってくれる。

やり方が豪快で、夏場でもショーケースの中にしばらく展示されていると思われる、魚肉の塊の外側をどんどん切り落として、ふた付きのバケツに捨てる。中のおいしい部分をゴリゴリ刺身にしてくれる。(ちょっと、病理サンプルの「切り出し」という作業を思い出す)

肉とか魚は〇りかけのほうがおいしい、ということだが、熟成しているから、こんなにおいしいのだろうか。数十年の経験に基づいていているのだと思われるが、お腹をこわしたりしたことはなく、毎回おいしくいただいている。
2019年2月9日(土)
寒波が来たとのことで東京も0℃まで下がった。北海道はもっと寒かったみたい。

大学1年の冬、札幌の寮でペアになった4年生の先輩が生活費の節約のため、部屋(8畳2人部屋)に備えられたストーブを一回も灯さず一冬越した。

木造築30年の一階で、ストーブをつけないと朝には推定0度くらいになる。「鼻毛が凍る」と言われ、分厚い布団を頭までかぶって自前の熱(?)で温めながら寝る。おかげさまで寒さには抵抗力がついたのかもしれない。

当の先輩は、灯油(当時18Lで¥700くらい)には一切お金を使わなかった一方、よく一升瓶の日本酒(当時1.8Lで2000円くらい:けっこういい酒だった)を買って来てくれ寝る前に二人で(私はパイプベッドに座り、彼は地べたで)飲んだ。良い思い出だ。
2019年2月8日(金)
「昼抜け」して電球を買いに行った.我が家のトイレに灯りが戻った。
2019年2月7日(木)
自宅トイレの電球が数日前から切れており不便だが買いに行く時間がない。ずっとToilet in the dark.
2019年2月6日(水)
今年になって初めて東京で雨が降っているのをみた。雨の日には腰が痛くなったり肩がこったりすることが多いが、ずっと痛くなかった腰が、微妙に痛い(ような気がする)。
2019年2月5日(火)
学生に、大腸菌の持つプラスミドの解析方法を教えており、がんばれば30分で(EcoRIで切るところまで)出来るんだよ!!というデモをして、その後信濃町の歯医者に走る。予約時間のぴったり10秒前(12時29分50秒)に着いた。計画的だ。

歯医者さんで罰せらた後、ラボに戻ったらちょうど1時間で、プラスミドは切れていたみたい。(しかし吉村研のEcoRIは、明らかに他の酵素がコンタミしている)まあいいのか、と思って使っているけど。
2019年2月4日(月)
実験医学系なのである日は無茶苦茶忙しく、逆にヒマな日もある(論文書けよ!)。今日は忙しすぎでもなくヒマすぎない、良い日だった。学生が(また)面白い事を見つけたみたい。
2019年2月3日(日)
ミーティングが終わり、京都に足を伸ばしたら、友人がやっているバーで若干盛り上がり、お酒が残っている状態で起床。水を大量に飲んで1時間くらい走ったらスッキリした。水は大事だ。午後は久しぶりに両親と食事をする。(あと何度くらい会えるのだろう。。。)
2019年2月2日(土)
RNAネオ生物学、の会議二日目に聞いた話で、なんか聞いたことがあると思ったら、吉村研のミーティングで紹介した内容だった(昨年の、8月4日の日記参照)。細胞内で生成されていると考えられる、環状RNAは、それが外敵由来だったら免疫系に認識されるが、味方(自分そのもの)から出てくると、「自己」とみなされ排除されないという。メカニズムはわからないが、Moleculer Cellという厳しい雑誌に掲載されたのだと思っていた。今回の発表はそこから発展させ、外来と内在性の環状RNAの差、それを見分けるシステムに関して、さらに深く明らかにしたという内容であった。ネイチャー、サイエンスのレビューワーをするレベルの科学者から文句もついていたが、自分のラボで見つけたことをどんどん掘り下げてやっていくスタイルは理想的だと思った。(一発屋でなかったと証明することにもなる)
2019年2月1日(金)
昨日仕事後に、学会参加のため関西へ移動。今年雨が降っているのを初めて見た。(東京はずっと晴天が続いている)

学会はガチの分子生物学(RNA新生物学)で、勉強のため、と思って参加したがかなり専門外。

その中でも、なんとか理解でき、おもしろかった話題。
リボソームに乗っていて実際タンパクになっているmRNAの遺伝子配列を調べたら、本来発現が予測(または確認)されているタンパクのほかに、全く予測されない遺伝子断片が翻訳されている。15アミノ酸とかの、短いペプチドもあるが、確実にそういうものが細胞内で大量に作られており、今まで明らかになっている細胞内「装置」の一部になっているらしい、ということだった。特に、刺激した細胞とかで急にその「変な断片」の発現パターンが変動するとのことだった。(がんでは、免疫細胞のターゲットとなる「ネオ抗原」としてはたらく可能性が示唆される)

この発表を聞けただけで十分収穫があったが、明日は病気におけるRNAのセッションがあり、もう少し私でもわかる内容がありそうで楽しみだ。
2019年1月31日(木)
1月は終わり。今年の1月は長く感じた。いろいろあって、充実していたからだろう。2月は(2月も)がんばろう!
2019年1月30日(水)
どんな論文でも、高額の掲載料さえ払えばほぼ査読なしで掲載してくれるという(金儲けだけが目的)、「ハゲタカジャーナル」が問題になっているが、私のところにも毎日のように「論文を送ってくれ」メールで勧誘?が来る。ちゃんとした同業の人が雑誌名を見れば普通に「あやしい」とわかるので、こんな雑誌に論文が載ったらむしろマイナスイメージなのではないかと思うが、、、

「ハゲタカジャーナル」や「ハゲタカ学会(同じく参加料徴収が目的の学会)」からのメールは無視していれば良い。

びみょうなのが、わりと聞いたことがある雑誌からの、「あなたにレビューしてほしい論文があるが、まわして良いですか?」メール。無視していると、「この前問い合わせましたが、論文、査読してもらえますか?」という催促が2回くらい来る。それでも無視していると、「返事がもらえず残念だ。レビューを速やかに進めるため、他の人に頼むわ」と、まるでこっちが悪いことをしたかのように感じるメールが来て終わる(最近2回あった)。

わりと「ちゃんとした」雑誌でも、結局は掲載料で儲けているものが乱立している。最近は投稿論文も多すぎて、少なくとも2人のレビューワーが意見を言うべきなので、数が足りていないのはわかる。でも、論文の査読は時間かかるし頭も使うので、見ず知らずの編集者からメールでいきなり査読を頼まれても、「なんでボクがやるの?」となるわなぁ。

なので、多くの研究者は誰か(顔を知っている以上の)知り合いから頼まれた査読しか引き受けないことにしていると思う。
なので、「ちゃんとした雑誌」でも、厳しく査読(ピアレビュー)された論文は、どんどん少くなっていると思う。

もちろん、泣く子も黙る有名な雑誌社からは、私にレビュー依頼なんて来ないし、掲載されると億単位の経済効果(研究費獲得競争)に影響するので、その査読は不必要に厳しい。結局すべて金か。
2019年1月29日(火)
もうすぐ失効するという〇天のポイントが700円分あり、それはもったいないが、700円以上は使ったら損するので、700円以内のぴったりの値段で「将来使えそうなもの」と思って買ったもの。

USBフラッシュメモリー 一個。(また一個増える、、、)

最近は、仕事でも同じような事ばかり考えているなぁ。
2019年1月28日(月)
年末に行ったSan Franciscoのレンタカー屋から、身に覚えのない料金($12くらい)が2回引き落とされていてヤバい。

アメリカにいたときの引っ越しで、2tトラック(?)を借りた後、「荷台の右上(気づかない場所)にお前の付けた傷が見つかった。あと、返却時にガソリンが満タンでなかった。クレジットカードに追加させてもらう」とメールが来て、法外な追加料金を払わされそうになった。アメリカ人のラボメンバーに手伝ってもらい、必死で反論して相手のミスだったと認めさせたことがあった。(荷台の傷は、社内で輸送中の事故だったらしい。ガソリンも「キリキリまで上乗せして入れた(top offという)覚えがあるほどちゃんと満タンだった。)

相手が間違っていても、クレジットカード情報を握られていると、後から何を追加請求されるかわからないし、日本から反論するのは難しいので面倒だ。

今回の「予想外の追加料金」は良く調べてみると、「ゴールデンゲートブリッジの通行料」だった。確かに滞在中2回通ったのに、料金所は普通に通過して「あれ?無料になったのかな」と思っていたのだ。何年もいない間に電子化が進み、住民はETCのようなものを使って、レンタカーの旅行者は車のナンバーとレンタカー会社を通じて自動支払(+レンタカー会社の手数料)になるとのことだった。

「クレジットカードの身に覚えないチャージ」に関する不安感はすごいが、はっきりして良かった。
心配事は少ないに限る。

(ちなみにゴールデンゲート橋は、3人以上乗った車で通ると、相乗りでエコに協力している(car poolという制度で、優先レーンもある)とみなされ、通行料金が無料になったりする。実際に環境破壊防止に効果があるのかはわからないが、コンセプトはアメリカらしくたいへん合理的である。日常では理不尽なことも多い)
2019年1月27日(日)
新宿シティーハーフマラソンという、文字通り新宿の街中をぞんぶん走る大会があり、うれしそうに(苦しそうに)走っているランナーたちを喫茶店から見ていた。
2019年1月26日(土)
竹田潔先生(阪大)と本田賢也先生(慶應)が、ともにNatureに面白い論文を発表していて感動した。

どちらも、腸常在菌に起因する(と思われる)免疫反応の調節を、独自な視点から明らかにした内容で、solidな内容。ちまたでは教科書を書き換えるような研究成果が期待されているが、これだけで一冊教科書が新しく書けそうだ。

しかも二人は師弟関係(教授、准教授)だったはず。
良いラボから良い研究が脈々と生まれる。(がんばろう。。。)
2019年1月25日(金)
日本ではお医者さんにかかったことが無い留学生にインフルエンザの疑いが生じ、通訳を兼ねて付き添い、近くのクリニックに行く。検査の結果彼自身は陰性。しかしインフル疑いの人が次々と詰めかけており、大繁盛だった。私ももらったかもしれず、妙に体がだるいが、だるいのはいつもの事かもしれない。
2019年1月24日(木)
無駄に大きな実験を計画してしまい、FACS解析288検体は、これまでせいぜい「根性100本染め」の自己最高記録を大幅に超えた。学生にも手伝ってもらってなんとか終えた。手伝ってもらったから自己最高ではないか。。。

本来はこんなわけわからん実験はせず、最低限のサンプル数で効率よくデータを得るため綿密に実験デザインを行うので、吉村研ちくまグループに参加するかどうか迷っている人は迷わず来てほしい。

ちくまグループは経験不問!やる気さえあれば懇切丁寧な指導で、以後どこに転職しても役立つ技術や知識が身につく!健康で体力に自信がある人!冷暖房完備!

←矛盾するようだが「こんな勧誘にはご用心。」
2019年1月23日(水)
日曜日のお尻の痛みはほとんど治った。「ぎっくり腰」、「筋違い」、「肉離れ」、「ジョギングで筋肉痛」、、、私が経験する筋肉(だけ)の痛みは、たいてい耐えていれば時間が解決する。

ただ、年を取ると時間がかかるようになるのが不思議だ。
2019年1月22日(火)
数日前にお食事した、「最近眠りが浅い」という友人の症状が伝染ったかもしれない。

4時に目がさえて、暗いうちから市ヶ谷の防衛省、半蔵門あたりをジョギングした。白々と明ける中、麹町から四ツ谷駅方面に沈みつつある異常に大きな満月が印象的だった。

日中は空腹および眠気と戦い、空腹には勝ったが眠気には(一瞬)負けた。
2019年1月21日(月)
友人が、「自分のメールアドレスを入れると、そのパスワードが過去に流出して闇リストに載っているか調べられるサイト」を教えてくれ、自分のメールアドレスの一つを入れてみたらまんまと流出("Oh NO!"と表示されればアウト)していた(自己責任で試してください)。

出どころもわかる。私の流出したパスワードは、研究者がまあまあ登録しているサイトが、過去にハッキングされて流出したもの、という事だった。同じメアドとパスワードを使いまわししているサイトは全部パスワード変更した。。。

最近は仕事関係でも、XXに登録すればYYができる(景品がもらえる、とか)、と言ってすべての個人(顧客)情報を登録させるパターンが多い。ネット上に登録された情報はいつでもハッキングされる危険があり、変なところにいろいろ登録しないことが一番だ。
2019年1月20日(日)
ジョギングに行くものの今日は妙に体が重く感じ、皇居一周、ならぬ皇居往復で終わった。右側のお尻の筋肉が痛い。夕方銭湯でほぐした。
2019年1月19日(土)
「荒木町奇譚」という小説を読んだ。新宿区荒木町は昔の花街で、今でも数多くの怪しい(失礼)店がひしめく飲み屋街だが、歌舞伎町ほど不健康(危険)な雰囲気はない。

小説では、(ちょっと過去がある)若手サラリーマンが、上司と荒木町で飲んだ後、道端で会った不思議な芸者に案内され、人々の欲望、失望、不満、ストレスが渦巻く漂う昔の荒木町にタイムトリップし、その世界に軟禁されてしまう。

ぶっちゃけ「千と千尋の神隠し」と「人間交差点」を混ぜたような内容だったが、荒木町は、休みの日は夕方ふらふらウォーキングするのが楽しみな、味があるご近所。出てくる地名や「そもそも誰が黒幕」にすべて馴染みがあり、「身近なDeep東京」という観点からも楽しめた。
2019年1月18日(金)
この2日間は学生に新しい実験を教えたり、それで手伝ってもらって大量のサンプリングをしたり、新しく来るかもしれない学生の勧誘をしたり、夜は論文執筆したりと、やりたかったことだけをできた。楽しかった。
2019年1月17日(木)
サンフランシスコのボス(寿司が好物)に年末会った際(12月30日の日記参照)、「今度東京に行ったら○○寿司にぜひ行ってみたいんだ」と言ってた。映画かドキュメンタリーで、ものすごく修業が厳しい店という事を知ったみたい。○○寿司で修行しようと入門すると、卵焼き(英語でcooked egg)だけ、毎日??年間焼く練習をさせられる(なかなか一人前と認めてもらえない)ということで、非常に強いインパクトをうけたそうな。

今日、奥様が用事でいないので鼻歌を歌いながら夕食を作っていると(奥様がいないからうれしいわけではない!)冷蔵庫の棚から卵のパックが落ちて来て10個中6個割ってしまった。年末のことを覚えていたので(Jeffを想いながら)全部卵焼きにした。まずかったが、無駄にせずに済んだ。
2019年1月16日(水)
寒くなると2〜3年に一回出る症状が出て困っている。腰痛や肩こりではなく、ちょっと恥ずかしい系。薬を買ってきた。
2019年1月15日(火)
活性化リンパ球に出てくるLAG-3のリガンドが見つかったという論文(12/27日記参照)を、ラボで紹介した。LAG-3はCTLA-4やPD-1と同じく活性化T細胞に発現する抑制レセプターとして認知されているが、そのリガンドは不明(かつ、それぞれのレセプターがどのように免疫を抑えているか、明らかになっていない点が多い)。

研究グループは、ゲノム上にあるほとんどの分泌タンパクや細胞膜上タンパクの発現アレイを構築(この辺が私はカッコイイと思う)して、リンパ球上のLAG-3に会合するタンパクを同定したが、それは膜タンパクではなく、健康な個体でも肝臓からどんどん産生されているFGL1という分泌タンパクだったということを見出した。

機能的な実験では、これを阻害するとマウスが炎症性疾患になるし、一方でがんは治る、というよくあるストーリーだった。本来、「免疫チェックポイント」と単純に理解されるレセプター/リガンドのペアが見つかったが、この分野は「最終的にヒトのがんに効いたか効かなかったか」で、重要だったか重要でなかったかの評価が分かれる流れになってきている。また一つ歴史に残るかどうかが大事?

論文紹介のあとのディスカッションで、吉村教授が「FGL1は肝臓から出る急性期タンパクではないの?」と「ポロっ」と発言した。何かあれば肝臓で作られ出て来て、LAG-3を刺激してT細胞抑制してくれているタンパク。。。いい事言う。
2019年1月14日(月)
3連休のうち一日は、前の日に飲みすぎて元気なく過ごしたが、本日は元気にランニングした。足の一部がカチカチに張って、銭湯でほぐしたかったが、ラボでダラダラ過ごしてしまう。

少し教授に相談することがあり、お部屋に行ったら教授がうれしそうにブログを更新している真っ最中だった。

まあ、教授くらいになるとブログも仕事の一環か。
2019年1月13日(日)
大学の同級生が科学ニュース好きで、DNA2重らせんのワトソン博士が、人種差別発言を繰り返して名誉職位をはく奪された、ということを教えてくれた。

「DNAを調べれば、白(人)と黒(人)を区別することができる!」などという動画が権威ある報道社に載っている。(差別意識があるのなら良い発言とは言えない)

センシティブな問題だが、社会的に言っていい言葉、悪い言葉(差別をしていると認定される言葉)のルールは、昔はあまりなかったのではないかと思う。

99歳7か月で亡くなった私の祖父が、90歳を超えてから、昔べトナムに行ったという話をしてくれ「(現地に行くと)土人(どじん)がおるやろ。、その時の土人が親切に接待してくれた」と言った。

土人(どじん)って、古すぎて新鮮な「差別用語」だった。
2019年1月12日(土)
ラボの近くにある、「激辛汁なし担々麺」のお店が(昨年5月26日および8月30日の日記参照)人出不足で閉店していたが、新年に再開し食べに行く。

味はおいしいのだが、求めるものは辛さ。お店が提示する辛さ最大を注文し、さらに花山椒や「実入り」ラー油をかけまくって食べる。とにかく辛くてしびれれば良い。(味覚崩壊)

このお店が大好きな吉村教授が、再開店にともない真っ先に行って、今日も新人を連れて行こうとうろうろしていた。(逃げてー)
2019年1月11日(金)
昨年と同じ、科研費の「若手の会」で発表(昨年の同じ時期の日記参照)。他の研究者は大学院生、ポスドクと、本物の若手を連れてきていてうらやましいが、ちくまグループ(一人ぼっち)はいつまでも私が口頭発表もポスター発表も行っている状態で、「若手を育てる」という会の目的に合致しない。

誰かが、「若さは体の若さではない。心の若さがあればいつも若者だ(無茶)」と言っているらしいので、これを目標にしよう(でも、体も心も若い方がいいよね)。

「ロマンスカー」(外国人によるととんでもなくエロティックなネーミングらしい)に乗って新宿に戻った。
2019年1月10日(木)
福沢諭吉先生のお誕生日で慶應は休みだったが、慶應出身者ゼロの慶應吉村研は無関係で朝から平常運転。
2019年1月9日(水)
朝にちょっと抜けて都庁へ。「平成36年まで有効」のゴールド免許をもらった。運転免許の西暦表示化には間に合わなかったようだ。
2019年1月8日(火)
午後にFACSの講習会があり、今さらながら設定の方法など、勉強になった。
2019年1月7日(月)
今日が仕事はじめ。

O阪大 B研 A瀬先生が昨年私の研究を聴いて、「これ、、、、やってみたら、、、」と小声でうれしそうに送ってくれた試料(僕(A瀬さん)が自らクローニングしたらしい)を試したら、本当に彼が言った通りのデータが出てびっくりした。

ものすごい勘(失礼)、というか研究のセンスだ。ちょっとあやからせてもらおう。
2019年1月6日(日)
本庶研では(本庶先生がきれい好きだということで)、年に4回、プロによる床掃除とワックスがけが行われたが、良さがわからなかった。本日吉村ラボに行くと、年に一回のワックスがけで床がむちゃくちゃピカピカになっていた。Before and Afterが、これだけはっきりしていればわかる。
2019年1月5日(土)
年末に「アメ横」で、おばちゃんに「これ買ったらこれも付けてあげるこれも」と、お得感を出されて買った「まぐろ中トロ」(凍っているときはトロのように見える)を解凍したら普通の赤身(しかも茶色い)だった。ヘルシーかもしれないが。
2019年1月4日(金)
正月三ヶ日に、ヒマな時はずっと走っていたら累積走行距離が30km以上になった。いい運動になったが、左足人差し指に大きな水ぶくれが。。。ラボにある針とイソジンうがい薬、ばんそうこうを駆使して応急処置した。
2019年1月3日(木)
朝ジョギングしていると、吉村教授のパーティー(11月30日、12月1日の日記参照)を行ったレストランの前に、「長い間お世話になりました」というメッセージが置いてある。なんと閉店してしまったみたい。

天井が高くきらびやかなお店で、吉村教授還暦パーティーでも「結婚式の披露宴か」と思える豪華な演出とおいしい料理でお世話になった。個人的にも誕生日や記念日に何度か行かせてもらった。最近は40% offのタイムセールなどをしていたので、時代の波で苦しかったのかも。

新年早々、ちょっと寂しいニュースだが、お店のホームページに、「2019年には新しい挑戦をします coming soon」とある。期待したい。
2019年1月2日(水)
動物の世話をしにラボへ。今年は正月が長く、皆(マウス)喜んでいた。

氏神である須賀神社に参っておみくじを引いたら、「努力せず待っていても何も来ない」みたいな内容だった。今年も変わらず、「大事なことに積極的、自主的に取り組むこと」が目標だ。論文書いた。
2019年1月1日(火)
東京で初めての年越し。元日から悩ましい結果が出るとくじけるので、絶対にうまく行きそうな実験だけした。本当は絶え間なく努力し続けるのが理想なんだろうけど。

本年もよろしくお願いいたします。
12月31日(月)
サンフランシスコでの楽しみはドライブと、ワインの買い付け。着いた次の日の朝にレンタカーを借りたが、ちゃんと予約した時間に行ったのに、お店に「車が無い」という。前に借りた人が返却しておらず、「3時間くらい経ったら貸せるかもしれないから来てみてくれ」という(保証はない)。完全に自転車操業なのか、むちゃええ加減だ。「It's America.」

時間がもったいないので他のレンタカーを飛び込みで何軒か当たると、一台だけ残っていたという車が一度乗ってみたかったカッコイイ車(マツダの2シーター)で、予約していた車よりはるかに安く借りられる事になった。予期しないトラブルがあっても予期しない良いこともあるという例で、来年もこんな感じで頑張りたいと、帰ってきて紅白を観ながら思っている。

みなさま、良いお年を!
12月30日(日)
留学先ボスと会談、というか、忙しいのに歓待してもらった。いい人だ。
12月29日(土)
元上司に会いに来た。6年ぶり?サンフランシスコは、物価が上がっているのと小型犬が増えているのが印象的。時差ぼけで、真っ暗な街をフィッシャーマンズワーフまでジョギング。
12月28日(金)
食事指導をしてもらっていたのに、ここ数日豪華に食べて体重が戻ってしまった。週末は運動したい。
12月27日(木)
Lieping Chenのグループが長年見つからなかったLAG-3というレセプターのリガンドを同定した、という論文をCell誌に発表した。LAG-3リガンドに関してはつい先日、岡崎先生たちのグループが、「決定版」のような論文をNature Immunologyに発表したばかり。

どちらも自己免疫やがん免疫に深く関わっていそうだ。

PD-1、LAG-3含め、副刺激分子(広義)も、まだまだ分かっていない重要なことがたくさんありそう。
12月26日(水)
マウス組織の写真を撮る「なんでもできる(個人の感想)」顕微鏡の内部にプレパラートを一枚落としてしまう。機械は箱型になっており、ライトを当てても外からスライドを見つけることができない。

様子を見に来てくれた業者さんに「引き取り修理になると○○万かかりますね」と(しれっと)言われながら、一か八か蛍光フィルターを回してすべて取り外すと、「あった!」フィルターを外したかなり奥の方だがスライドグラスが微妙な感じで乗っかっているのが見える。

落としたら25万、落としたら25万……」震える手を左手で押さえながら、長年お世話になっている、30センチの特大ピンセットでスライドを取り出すことができた。
12月25日(火)
我ながら考えすぎは良くなく、抑えたいと思っている。

電車の中で、「コンビニで昨日まで売っていたクリスマスチキンは、やはりタイ(仏教国)産なのだろうか」、などいろいろ考えながら帰って来た。
12月24日(月)
11月30日、吉村同窓会の記念品を幹事の一人が持ってきてくれ、贈呈式があった。記念品は会での全員写真を額縁におさめたものだが、写真を囲むように、「名言(研究の4法則)」<「迷言(吉村独創性)」が散りばめられている。同窓生は喜んでくれるのではないだろうか。
12月23日(日)
懸案の依頼原稿が年賀状と共に(数日前の日記参照)旅立っていき、今日は良い日だった。

ジョギングに行くと神宮外苑で、サンタクロースのコスチュームを着た人たち(たぶん1000人以上)がランニング大会を行っており、こんなに多くの走っているサンタを見るのは初めてだ(明日の配達トレーニングという意味?)。

老若男女のサンタにぶつかって怪我でもさせたら終わりだ。気を付けて追い越す。

皇居は天皇誕生日(おめでとうございます!)の一般参賀でランニング規制中。

「サンタ」に負けたが「参賀」にも負けた、という駄洒落が浮かぶが、このようなオヤジギャグでは座布団は貰えないだろう(吉村教授風)。
12月22日(土)
東京に来てから3年以上経つのに、いまだに行きつけの散髪屋が決まらない。今日初めて行ったお店はなかなか古い店だったが3500円で(1000円カットを除けば)今までで最安値だった。「まゆ毛がうっとおしいので切ってください」と頼むと、「若いうちは普通まゆ毛はのびないんだけどね」と言われた。それ本当?

当ホームページは16000アクセスを記録しました!
12月21日(金)
今日締め切りの原稿に、本来の目的とは外れるが色々な事を書いて良い「サイドメモ」というコーナーがあり、「本庶先生、ノーベル賞、PD-1と私」というコラムを書いたが、それが出版されることが適切か不適切かを考えているうちに締め切りが過ぎてしまった。
12月20日(木)
明日締め切りの原稿がマヂ無理。

仕事放棄して業者さんとず〜〜〜っとだべっていると、あるHPに載っている若手社長の写真(もと研究者の男性)が現実に会うとあまりにも違う、という話で盛り上がった。確かに、webで見るとかなりのイケメンなのだが、実際に会うとかなりの別人らしい。

他人事ではなく私も書き物で「著者近影」を求められることがあり、今日もラボメンバーにスマホ撮影してもらうわけだ。奇跡の一枚は望めないので普通の写真だ。

奥様が、「女性は数倍大変だ」と言っていた。

「華より実」が大事だ、と信じたい。
12月19日(水)
2日後に締め切りの依頼原稿(12/6の日記参照)が、何ともやる気が出ず進まない。

「この原稿を書くくらいなら、来年の年賀状でも書いたほうがましだ」、と思っていたら年賀状が書きあがってしまった。

つまり、この原稿は、年賀状を書くという面倒くささよりもさらに面倒くさいのである。

原稿のおかげで、なんと12月中旬に年賀状ができた。史上最速である。これはこれで(せっかちなので)終わらせたいがあさって以降に投函しないと年内に届いてしまうそうだ。
12月18日(火)
慶應医学賞の授賞式。Feng Zhangは、「ゲノムを自由に改変したい」problem-orientedな感じ。
もともとは細菌が持つ免疫システムを哺乳類細胞に応用し、ちゃんとした設備があれば、どの研究室でも任意のゲノム改変を「手軽に」行える技術を開発したことはすごい(私でも再現できるので)。一方で、彼が作った技術を利用して中国で誕生したという、「CRISPR baby」に関して質問を受けると、冷静な意見を発していた。(それは、「誰でも簡単に神(または自然の摂理)にチャレンジするような技術」を作ったので誰からも意見を求められるのだろう)

柳沢先生は、「出てきた所から意義を考えて研究を広げた」という、何でも試してみる積極性と、出てきたものをとらえるアンテナが必要な仕事だった。どちらも努力、信念、ねばりが無いと成り立たない面白い内容だったが、柳沢先生が、「日本の研究費サポートがしょぼい.アメリカと一桁違う」と繰り返し言っていたのが印象的だった。彼はなんと、28歳でHHMIのPI(独立研究者)になり、ずっとアメリカの研究費でサポートされていたという事を強調していた。

来賓の駐日アメリカ大使が、「今年の慶應医学賞は、二人のアメリカ人が受賞した」と、いやみ?を言っていた。本当だと思う。
12月17日(月)
夕方に培養室で実験操作しながら、新人の留学生とバカ話をしていると、研究室の「正直な4つの弱音」という話題になる。

私:
「@ I am tired〜(疲れた〜)
A I am hungry〜(お腹減った〜)
B I want to go home〜(帰りたい〜)でしょ、あと、なんだっけ(失念)」

彼:
「Cネムイー、、でしょ!?」

来たばかりなのに日本語もできるし、よくコンセプトをわかっている。有望な新人だ。
12月16日(日)
2週間ぶりにラボからジョギングすると、「ちくまさん、本日は25000歩もあるいたよ!すごいね!」と、ダイエットアプリの人工知能?から応援される。

もしかしてこれは、自己肯定欲があるのに周囲からはあまり相手にされないタイプの中年を巧みにほめて満足感を与え、育成するという原理をベースにしているのだろうか。

まだ早い。しかしまんまと引っかかっている。
12月15日(土)
寒いので、鶏なべを作って食べた。野菜が安くなって助かる、と思ったが、白菜が1/4で80円。一時は狂ったように高かったので、やっと普通に戻った、というべきか。

「雑文」を追加しました。
12月14日(金)
(12月5日の日記参照)特定保健指導、
「一生で最後のダイエットにしよう!」というスローガンのもと、毎日、朝晩の体重と毎回の食事(写真)を「〇〇子先生(実在するかは不明)」にアップすることになっているのだが、4泊5日の学会旅行の間、ビジネスホテル滞在で体重も測れないし、学会弁当や、夜のご飯(懇親会のお皿を何度もお替りしたり、教授の誕生日で朝〇時まで飲んだり)を全て写真に撮ることは実質不可能

反省して今日から再開した。学会もあったけど、野菜3(ニラ、キャベツ)、タンパク2(牛モツ)、糖質1(チャンポン麺少な目)の食事と一日1万歩(エレベータでなく階段を使うようになる)のバランスを、できるだけ守ったので10日で1キロくらいは減ったみたいだ。

これはいい。
12月13日(木)
昨夜のお誕生会は、慶應から参加者がほんの数名で、全然知らない人がほとんどだった。お酒の勢いでまあまあご挨拶したが吉村研の九州勢力はすごいのだと感じた。

お店は、なんと一卵性双生児だという女将さんが姉妹で切り盛りする料理やさんで、九大の吉村ラボは長年の常連なのだそうだ。あまりにもそっくりで客が混乱するため、区別できるようにわざと髪形を違えているということだった。
二人の美人女将(しかもtwins!)に挟まれて記念写真を撮ってもらっている吉村教授は、通常の2倍、いや、3倍くらいうれしそうだった。 

※ 本ホームページの容量不足とプライバシーの問題で、画像はアップできないのが残念。
12月12日(水)
免疫学会3日目は「免疫寛容3」ということでTreg細胞あり、移植免疫あり、ガンあり、ヒト化マウスあり、代謝あり、なんでもありのセッション。初めての話が多数あり面白い。たとえば眼には免疫細胞が行きにくく免疫学的に「隔絶されている」とされているが、実は涙腺の一種が「白血球来るな」という酵素と代謝産物を出しているとのこと(よくこんなこと見つけるな)。

セッションの座長を任されていたのに開始時間を間違えており、遅刻した。猛省。

夜は吉村教授の誕生会(福岡バージョン)。
12月11日(火)
土地勘がある人に、おいしいお店に連れて行ってもらった(持つべきはこういう友)。タクシーの運転手さんが関東出身だということで、福岡と言えば食事がおいしくて安い、という話でいろいろ盛り上がった。
12月10日(月)
免疫学会@福岡の一日目。

午後に、今回から縮小された「ヘルパーT細胞」のセッションを担当させていただく。縮小された分、演題が煮詰まってどれも口頭発表を聞きたくいつもよりも多く採用してしまった。質疑応答の時間がわずか2分となったが、個々の発表は海外からの参加者も多く、予想通りプレゼンも英語のレベルも高く、それなりに成功したのではないかと思っている。

残念ながら、もともとストイックな会なので笑いはあまりとれなかった。
12月9日(日)
寒くなったが朝晩に風呂を沸かすのはお金も時間ももったいない。洗面器に熱めのお湯を溜めて足をつければ、朝にひげをそったり頭を洗ったりしながら「足湯」効果が得られるのではと思って4週間前に始めてみた。

朝から足が冷えて痛いことが無くなったり、朝から体が全体にホカホカしたり、足汗をかかなくなったりと、今のところ良い感じだ(長期的効果は不明)。

問題は、うちの洗面器は小さいため、一度に片足しか入らない。両足が一度に入るような大きい洗面器を求めていたところ、なんと「足湯」専用の巨大なバケツが普通に売られていた。四角くてものすごく深く、底に足形と、ツボ刺激用のイボイボがついている。ただしこれは、居間でお湯をはり、ソファーなどに座りながら本格的な足湯をするためのグッズらしい(タオルをかける取っ手がある)。

まんまと買って
しまいシャワーで使っているが、風呂の椅子に座って同じくらいの高さのバケツに足を入れ、なんともなさけない姿勢で「足湯しながらシャワー」している。

くるぶしレベルの浅くて四角い、ちょうど朝シャワーの時に使える足湯洗面器があれば、ヒット商品になるかも(ちょっときたないが、足湯の残り湯を頭のすすぎにも使える)と、出張の飛行機の中でずっと考えていた。
12月8日(土)
お酒を飲みながら、本庶先生のノーベル賞受賞講演をネットで観た。悪酔いした。
12月7日(金)
バイトで
@週一回だが毎週決まった曜日に来てくれる(2週間以上前に連絡で前後に振り替えも可能)。
A単純作業だが、最初はトレーニングが必要。
Bちょっとした肉体労働なので精神、肉体が健康であること。
Cきっちりと責任を持ってこなしてくれること(たとえば遅刻しない)。
D日給制、早く終わればかえって良い(時給にするとコンビニなどよりはかなり良い)。
E単純だが(こちらのトレーニングの手間を考えると)最低2年くらいは続けてくれる人。
F常識がある人(挨拶くらいはできる)。

これだけの条件を満たす人(学生バイトに最適と思われるが年齢国籍性別問わない)がいれば雇いたいのだが、なかなかいないみたい。

たぶん社会全体で、似たような人材不足が起きている。
12月6日(木)
依頼原稿の催促が、締め切りの2週間前なのに届く。(締め切りを2週間過ぎてから、ではない)。家にいると寝てしまうので、夕食後にラボに戻ると教授が出てきて原稿は進まないが他の事が進んでしまった。

「雑文」を一つ追加しました。
12月5日(水)
(11月15日の日記参照)健康診断の結果、慶應が民間の会社に委託してくれている「特定保健指導」を受けられることになった。

思ったより本格的で、まず、Skype「のようなもの」で管理栄養士さんと1時間程度面談し、目標体重や動機などを決める。その後、自らのスマホに専用のソフトウェアを入れると、このアプリが一日何度も指導してくれる。例えばスマホ付属の万歩計(こんな機能があったとは)と連動して、「今日はもう3000歩も歩いたよ!(目標8000歩)歩くときは背筋を伸ばして大股歩きするといいよ!」とアドバイスしてくれる。エレベータはやめて階段を登るか、、、という気になる。

また、その日に口にしたものは何でも写真に撮ってLINEのような画面にアップロードすることになっており、リアル人間の先生(女性という設定だがもしかして男性かも)が、タイムリーに食事に点数をつけてくれ、改善点を教えてくれる。(この、アップ作業が面倒なので食べなくなる、というのもあるのかもしれない。)ちょっとしたライザップだ。朝晩の体重も報告することになっているので、はじめは面白いがいつまで続くことやら。
12月4日(火)
9月並みの暑さだったそうで、テレビで話題になっていた。
12月3日(月)
紛失したスマホがJR車内で見つかり、奥多摩駅に保管されているという。往復4時間かけて返してもらいに行った。

平日の午後を、ほとんど自分のしりぬぐいでつぶしてしまい、言うのもなんだが、帰りの電車は山登りから帰ってきたらしい、多数のご年配の方がいきいきと語っておられ、「こんな元気な老け方をしたい。」とうらやましく思った。
12月2日(日)
「奥多摩駅伝」という、駒〇大学はじめランニングで上を目指すチームもいる大会に、大学OBチームとして参加(昨年12月3日の日記参照)。

とはいっても私は戦力外で、3区のランナーが脱いだ衣服などを4区の出発点(第三中継所)まで運ぶ「荷物持ち」の役目を果たした。

走ってきたランナーに荷物を渡した後、自身も第三中継所である奥多摩駅から第四中継所目指して走る。ランナーと反対車線を並走したが、ゆっくり走っている人とは同じくらいだったので、走れないことはないと思われた。来年こそ出走できそうだ(たられば)。

ふもとにある青梅駅に帰る途中、ポケットからスマホが消えていることに気づいた。
12月1日(土)
昨夜は、現在過去の吉村研メンバーが50名程度集まり、初めての「ちゃんとした」同窓会となった。スピーチだけでも相当な数だが、吉村教授の人となり(せっかちなので飴をなめられない、など)に関して多くのエピソードが紹介され、「あるある」、と皆が爆笑する場面が多数あった。一人が、「吉村研には非常に個性が強いメンバーが集まり、教授が誰でも辛抱強く指導するからこれだけ多彩な業績が出るのだ。」という話をした。確かに、集まった方の盛り上がりようを見ていると、みんな色々な方向性はあるが、濃い。でも、吉村教授のお祝いという点で、皆の目的は一致しており楽しい時を過ごした。

お酒の消費量もすごかったようだ。最初に「幹事からお願い」と称して、「本日はフリードリンクですが、飲み放題と思って焦って飲むと2次会の途中で記憶をなくすくらい酔っぱらう方がいるので、落ち着いて飲んでください」とアナウンスする。しかし、2次会のスナックではウイスキーのボトルが何本も(高級なものも)空になり、氷もなくなったようでママが文句を言いながら買い足しに行ってくれた。結局、私は近くに住むOBと2人で最後まで残り、会は無事終了となった。

本日、教授から参加者にお礼のメールが来ていた。やはり2次会の途中から記憶があいまいだったそうだ。九州時代のメンバーが数名、教授のアパートまでお送りして、そのまま泊めてもらったとのことだった。
11月30日(金)
「吉村研同窓会、吉村教授還暦記念パーティー」が開催され、二次会では普段の3倍くらいうれしそうになって、十八番を歌いまくっている(または踊っている)教授を見ることができた。
11月29日(木)
11月もあと1日を残すのみとなった。吉村教授から全員メールで、ラストスパートがんばってください、と来ていた。大晦日に向かってできるだけ早く走れ、という意味だろうか。後ほど、「終わり良ければすべてよし、で頑張りましょう」と修正されていた。
11月28日(水)
吉村研ちくま支所も、わりと人が増えてきてメールで続々とデータが集まるようになってきた。うち、私自身のテーマはすがすがしいほどのネガティブ。他の2件はダイアモンドの原石かもしれないし、やがては支流を集めて大河になる山の中の湧き水かもしれない。それを見極めて、論文のドラフト(原案)まで育ててくれる中間管理職がほしい、と言ったら「ではお前は何をやっているのだ」と、社会的に死にそうだ。
11月27日(火)
朝8:20くらいに地震があり、東校舎がユッサユッサと強く、そして長く揺れる。相当強い地震だと感じたが、観測値は震度2だったらしい。歩いていた人は気づかないレベルだったようで、東校舎が特に揺れやすいだけかもしれないし、関西人だからこの程度の地震で大騒ぎしている、と思われるのもしゃくなので、あまりラボメンバーには話さなかった。

当ホームページ(ブログではない)は、15000アクセスを達成しました。平均、月間1000人くらい観ていただいていることとなります。有難うございます。
11月26日(月)
私と同じ名前の「ちくま」という船が、(うっかり?)大砲の弾を20発も海に落としてしまったらしい。だだ洩れだ。あまり大きなニュースにはなっていないが他人事とは思えない。
11月25日(日)
神宮外苑の「いちょう祭り」で多くの人がいる中ジョギングした。イチョウ並木は立派だが落ち葉もすごい数だと思うので、掃除してくれている人は大変だろう。その勢いで皇居を一周。四ツ谷駅付近で最近来た留学生と遭遇し、「ヘ〜〜〜イ!!!」とすれ違った。。
11月24日(土)
急に寒くなった。今冬の目標:腰痛にならない事。
11月23日(金)
留学時代の友人と1年ぶりに会う。医学部の教授になったという報告を受けて以来なのでお祝いだ。ふぐのひれ酒などをいただきながら。「准教授から『准』が抜けて急に周囲の態度が改善した」という話などを聞いた。教授になったらゴール!ではなくあらたな苦労が出てくるのだと思うが、彼はこれまでの苦労をものともせず、これからも楽しみながらやっていけると思う。
11月22日(木)
至らぬところや甲斐性のないところがあり、5つくらいの案件でスミマセンスミマセンと謝った。謝罪癖がついている。
11月21日(水)
最近はしばらく、大学生協で売っている「管理栄養士監修」(低カロリーで栄養バランスを考えた)という弁当を食べていたが、これが無くなってしまい、かわりに「松屋の牛丼弁当」を大量に仕入れて売ることになったみたい。慶應は予防医学に力を入れている一方で、メタボ予備軍の中年には厳しい。(でも若くて体力勝負の病院勤務には大事だろう)
11月20日(火)
大学院以来の友人の論文が発表され、おめでたく面白く読ませてもらった。「もうかるかも知れんから」と特許などをまずおさえるより、新しいことを見つけてタイムリーに発表する、ということが研究者個人としては一番大事なことだと思う。

はじめから「本当に大事な事を研究しろ」、という偉い人もいるが、大事な結果だという評価は後からついて来る。(と、吉村教授が言っていた)
11月19日(月)
がんのPD-1抗体治療に関する論文が、Cell誌に3報。Nature Medicine誌に2報出ている。
Cellはもともと、よほど凄い細胞生物学の論文が載るイメージだったが、昨年慶應に来たeditorの話によると臨床でも大事な論文を載せるよう方針を変えたそうだ。
今回掲載された3報とも、実際に治療された患者(ヒト)の臨床データと患部の単細胞解析を合わせて、効果のあった患者さんと効かなかった人の免疫学的な解析を行っている。マウスの実験データから予想される結果と一致するものもあり、基礎的には新しいと思わなかったが、とにかく患者のサンプリング、単細胞シーケンシング、「マスサイトメトリー」と呼ばれるFACSの王様、バイオインフォ解析にかけているお金と人材、そして何より、日本に比して、一流雑誌に掲載される論文にするまとめ能力がすごい。

Nature Medicineの方は2報とも、メラノーマで手術していない患者さんにいきなり抗CTLA-4(イピリムマブ:ヤーボイ)、抗PD-1(ニボルマブ:オプジーボ)を同時投与(いわゆるイピ&ニボ)した効果を見るもので、「かなり期待できるデータ」である。患者さんにとっては良いことだが、医師を中心とした「人体実験(良い意味で)」のデータが無いと論文が掲載されない時代になりつつある。
11月18日(日)
スポーツ用品店で、芸能人アンテナが発達している奥様が、「沢村一樹(さん)がいる」とおしえてくれる。田舎者なので、2Mくらいまで接近して観察してしまったが背が高いしすごくカッコヨカッタ。

私は顔識別能力が皆無で絶対気づかなかっただろうし、周囲の人も芸能人を見ても気づかない/気づいても特に反応しないのが普通なのかもしれないが、むかし、彼を大好きだったという奥様は大興奮で、店を出てから「捕まえて告白するべきだった」と言っていた。
11月17日(土)
出張授業先の試験問題つくりが終わり、我ながら、過去問だけでは対処できず、勉強になる問題文が作れたと思う。肩がこった。
11月16日(金)
先日、吉村教授がオーガナイズする3年生向けの「MCB」シリーズで、「老化のメカニズム」を直球勝負で研究する先生の講義を聴講した。@サーチュイン1、というヒストン脱アセチル化酵素を、視床下部で活性化しただけでマウスが元気になり、10%長生きした(ヒトでいうと数年寿命が延びることになり、大きな差だ)というデータ。Aサーチュイン1の基質である「長生き物質」を補給してやると、老齢マウスが(たぶんヒトも)元気になる、というデータを主に話された。@とAは若干飛躍があるように感じたが、「何かをずっと補給していれば元気で長生きできる」という概念はわかりやすく、誰もが飛びつきたくなる考えだろう。

ちなみに、件の「元気で長生き」物質は、枝豆やブロッコリー、アボカドなどに多く含まれているが、断然多く含まれているのは「動物の血(赤血球)」だそうである。ヘビやすっぽん、はたまた若い人間の生き血を摂ると若返る(元気が出る)、というのは歴史、ローカルな食習慣、伝説やフィクション、などから何となく「言われて」はいるが、本当に科学的に認められれば、「なんとかダイエット」の比ではない空前の「生き血ブーム(生き血不足、生き血価格の高騰、生き血泥棒など)」が起こるかもしれない。

最後に先生が講義を総括され「元気で長生き」メカニズムを活性化して老化を抑えるためには「規則正しい生活リズム」「適度な運動をすること」「朝ご飯をしっかり食べること」「夜に食べ過ぎない事」が大事、と締めくくっていた。だいたい全ての健康法は「幼稚園の砂場で学んだ」ここに落ち着く。

吉村教授が反省していた。
11月15日(木)
8月に受けた健康診断で「腹囲」などが引っかかってしまい、メタボ予備軍として認定?される。なんとプロの栄養管理士から「○万円相当」の生活習慣改善指導を無料で受けられることになった。私立大学だからか手厚い。喜んで申し込むと、まず手始めに、毎日おなかを測定する「メタボ巻尺」が郵送されてきた。
11月14日(水)
今の大学(社会全体?)で、大きな成長(または持続的成長)に必要なのは多様性と、それを寛容に受け入れる人心。

慶應医学部の学部生を見ると、まだ真面目不真面目、活発不活発、もしかすると大化けしそうな変り者みたいなのがいるように思う。

ある国立大医学部では、学年で勉強ができ、授業中に講師に積極的に質問したり目立った活動をしたりする生徒に対して同学年の一部が徹底的に無視やバッシングを行い、「出る杭は打たれる雰囲気」を作ってしまって、結果として全く授業などに反応することを良しとしない、しょうもない学年になってしまったとか。
私がいた中学や高校のレベルである。自主性のなさ(他人に対して「自分自身の」意見を表す気、または、それに必要な勇気の欠損)と精神年齢の幼稚化はすごい。

たぶん研究室でもそのようなことが起こっており、新人が非常識な行動をした際、その場で直接注意すれば良いのに「誰かに言いつける」方向になる。
新人にとっては周囲が、「あいつはダメだ」ということを知らん間に固められ。徐々に居心地が悪くなる。

皆、始めは新人である。ラボに長くいるベテランが(上司などに言いつけることなく)何もわからない新人を注意するのは当然だろう。

昔あった「思いやり」、という概念をもう少し感じられる時代になってほしい。
11月13日(火)
かなり涼しくなったなぁ、と思っていたら、間違って半袖を着ていた。ラボ発表など、仕事に集中しすぎて気づかなかったのだと思いたい。
11月12日(月)
この日記では、未来に予定していることや、実現していない予想などは、できるだけ書かないようにしている。

しかし現実として、吉村研史上、初めておこなわれるという同窓会の最終案内が本日旅立っていった(二日前の日記参照)。

挨拶をお願いしたOBの一人が、「偉い人が多数来られるのでしょう、私ごときが心配です」と恐縮したメールをくれる。「いえいえ、吉村教授より偉い先生は来ないのでたいしたことはありません。お気楽に」と返信したら大うけだったらしい。

本当は偉い人なのに、気さくで天然系、親しまれる教授のキャラがあってこそ許されるネタだろう。プログラムは堅いが、当日は「偉くない人」も楽しめるようできるだけおもしろい会にしたい。
11月11日(日)
新宿御苑と東宮御所を1周ずつゆっくり走ると1時間くらいかかった。途中、踏みつぶされた銀杏(実)が強烈な臭いを放っており、これだけで一杯飲めそうだった。
11月10日(土)
月末に行われる「重要な行事」の打ち合わせで吉村研OBの数名と四谷のレストランへ。まったく初対面のメンバーもいたようだが共通の話題は吉村研の思い出、または現在の状況。おかげで堅苦しい感じは全くなく、和気あいあいと話し合うことができた。
11月9日(金)
朝起きたら左手の薬指から結婚指輪が無くなっていることに気づき、血眼で探して枕の横に落ちているのを発見したのだがラボに15分くらい遅刻してしまった。

結婚生活のぎくしゃくとか、そういう不吉なことを暗示していないことを祈る。
11月8日(木)
この2日間どんなにがんばっても組織にあるレア細胞を検出できなかった。悩むレベル。リンパ球のフローサイトメトリー(FACS)は4色ならなんとかなる(11/4日記参照)。組織の5色以上は、20代の、ピュアな気持ちが必要なのかもしれない。もう一度共同研究者に相談しよう。

と、失意のもとに帰ったら、ほったらかしにしていた生徒(推定21歳)は素敵なデータが出たみたい。じゃんっじゃん実験してください。
11月7日(水)
夕方、教授がフランスのスーパーで買ってきたというワインとチーズを振舞ってくれた。

早い時間からお茶部屋で一人でボトルを開け、飲み始めている教授を見て、誰かが「ちょうちん(酒)をつけて獲物(飲み仲間)が来るのを待つアンコウのようだ」と例えていた。
11月6日(火)
福井大学で医学部の講義。お声をかけていただくのはありがたい。しかし3時間マイクで話したら声がかれた。たまには喉のトレーニングもしないと。5時間半かけて電車で帰ってきた。

11月5日(月)
久しぶりに京都の家に帰ったら、隣の家に、「この場所に簡易宿泊施設を建てます」という公示が貼ってあり、「とうとう来たか、、、」とショックを受ける。公示によるとオーナーは東京の業者で、なんか、京都の空き家が金儲けのためにだけターゲットにされてるよう(これもなんか残念な話)。
しかし、同じように隣が民泊になった近所のおばちゃんと話していると、「一人一泊3万も取らはるから、ガラガラでむしろ静かになったわ!」とのこと。しばらく成り行きを見守るしかない。

それにしても本庶先生のノーベル賞に関する、世間の認知度はすごい。行きつけの散髪屋のおっちゃんでさえ、「ああ、アブジーボ作らはった人やろ」、と言っていた(ちょっと違うが)。

午後は、超忙しいという当の本庶先生と1分だけお会いして(しかもアポなし)お祝いを言うことができた。

11月4日(日)
昨日は、医学部3年生に頼まれ、「四谷祭」「研究室オープン」という企画を担当した。(去年はあまり積極的に参加しなかった:去年の11月4日の日記参照。)

うれしいことに当教室の枠は予約が満席。

一般の方に、1.免疫の重要さ、2.免疫細胞の種類と機能、3.免疫を担当する臓器の紹介、と、ノーベル賞ネタを盛り込んで30分授業、その後、「胸腺」「脾臓」「骨髄」「リンパ節」から実際に調整した免疫細胞を、
白衣を着た博士(ラボスタッフ)にフローサイトメーターでデモ解析してもらい、どのサンプルがどの臓器からとってきたものかを当ててもらう実習(クイズ)を行った。

決して「子供だまし」の内容ではないと思うが、授業内容から推察して多くの参加者が正解してくれた。
役目は果たせたと思う。スタッフに感謝。

11月3日(土)
仕事が終了してから、新幹線に乗るべく東京駅へ急ぐ。四ツ谷駅で乗り換えるのにちょっと走って階段を昇っただけで、心臓がバクバクした。弱い。

11月2日(金)
ラボメンバーの一人が今日付けでお別れだった。彼女と学部生と私と教授、難しい実験をああでもないこうでもない、と立ち上げ(去年の8月28日、8月30日の日記参照)、彼女は1600種類もの薬を(素手で)スクリーニングして、「XXに効く」複数の候補化合物を見つけた(研究は手間と時間がかかるものである)。この結果は絶対に形にしないといけない。

お世話になったし、同じ部屋にいるので話をする機会も多かった。「サンキュー、そしてありがとう。(二重感謝)」である。淋しくなる。

11月1日(木)
どうでもいいことだが、この日記は毎日、前日のテンプレートをコピペして日付だけ変えて作成しているが、必要なら「b」〜「/b」(はさんだ部分が太字になる)とか、「br」(改行が入る)を適当に付け加えている。(ここで改行x2回)

10日前くらいに偶然、「br」を「hr」と間違えて打ち込んだら、罫線
が引かれ、そういうコマンドだったことを知った(たぶん常識)。少し読みやすくなったように思って以降採用している。

10月31日(水)
「ハロウィーン」ということで業者さんが栓抜きとして使えるメガネをかけて登場したり、酒を買うコンビニの店員さんが角をつけたり着ぐるみを着たりしていた。

ケッ!


当HPは、なんと14000アクセスを達成しました。ありがとうございます!
10月30日(火)
私が本庶研に参加した2006年には、すでに「英語がラボでの公用語」だった。研究ミーティングや論文紹介は100%英語で発表が義務。それは、当時すでに日本語を話せない留学生が多かったためと、本庶先生がラボの英語化を本当に進めたかったからだと思われる。

赴任して1か月ほど経ったある日、勇気ある大学院生が、「自分、日本人なので日本語で発表します。(正論)」と、堂々とやった後、助教以上のスタッフが緊急招集され、「〇〇君がな、今日、日本語で発表したのが僕は非常に残念なんや。これからは、博士課程以上は全員英語や。ええな」(注:このミーティングは日本語)、と念押しがあった。

吉村研に最近一人留学生が来て、2年ほど前に来た時(ジンファジンファ)と同様、教授が思い立って「英語で発表が推奨」という話になるのだが、前回ラボメンバーの半分は従わなかった(私は英語で発表した)。日本語でもOKならほとんどの日本人は日本語で発表する。ラボの英語化は本当に、かなりの思いと強制力が無いと進まないという話。

あと、「皆が英語をしゃべること=国際化」だとは思わない。


10月29日(月)
実験および、明日締め切りの英作文の合間に、スクワット運動100回、いや、40回だけした。血行が良くなって作文が進んだ気がした。


10月28日(日)
ダイエット法、健康法、病気の治療法などと同じで、スポーツのトレーニング法は、時代によってコロコロ常識が変わる。最近見た本で、「速く走るためには、腹筋を鍛える必要はない」というのがあった。「陸上最速のチーターは、割れるような腹筋を持っていますか?」と書いてある。

さすがにチーターは触ったことがないが、確かに、昔飼っていた犬とか、ネズミはお腹がプニュプニョでほとんど腹筋が無いように思えるが、逃げ足はむちゃくちゃ速い。でも、4足歩行と2足歩行ではずいぶん違う筋肉を使うのではないか?と思うけど。

そのようなことを考えながらジョギングしたが、走るには少なくとも自重を支えるだけの筋力は必要だと実感した。もう少し筋力をつけないと。


10月27日(土)
なぜか、私がこれまで指導した学生は、皆なんかわけがわからんがとにかく差がある「意外な現象」を見つけてくれる。壮大なアーティファクトにより見つかったこともあるが、それで博士になった例もあるのであなどれない。

今日もそう。2回づつFACSとwesternで確認できたので間違いない。見つけたことに意味があるかはわからないし、大事な事なのかはもっとわからないが少なくとも「不思議」なことではある。大事なのは、学生が「自分が世界で初めて見つけた」、と自信と興味を持ってくれること。続けてくれれば重要な真実に到達するかもしれない(しないかもしれない)。

「これって何なんだろう」実験指導するほうも勉強しないと、、、

留学中に書いた雑文を追加しました。


10月26日(金)
パソコンのデスクトップに、やるべきこと、のフォルダをいくつも表示して、すぐにショートカットで仕事(書き物など)が出てくる、その代わり終わったら消せるようにした。やめておけば良かった。


10月25日(木)
実験を教えている学部生が、今日は15:30まで昼食を食べる暇がなかったことがわかった。かわいそうなことをした。


10月24日(水)
科研費申請も終わり、まったり実験した。


10月23日(火)
ラボメンバーによる今日の論文紹介は、免疫反応の初期にIL-2を出すT細胞と出さないT細胞が出現し、前者は抗体産生を指揮し、後者は典型的なヘルパーT細胞に分化するという内容で、個人的には非常に面白かった。

授業では、抗原刺激を受け取ったT細胞がIL-2を産生することが獲得免疫の開始点であり、T細胞が自らIL-2レセプターを発現してIL-2が、オートクラインでT細胞増殖を起こす、と教えている。(IL-2がIL-2R発現を起こすということは、集団としてはわかっていた。)

今回の論文では、IL-2の発現をGFPレポーターマウスを使い単細胞レベルで検出し、均一と思われたT細胞集団の中になぜかIL-2を産生する者と受け取る者があり、その後の運命が全く違うという。T細胞活性化におけるIL-2がパラクライン(傍分泌)なら、教科書が書き換わる内容で、このような論文が大好き。

地味に、何もしていないTregがIL-2を受け取っているという(Setoguchi, Hori, Takahashi, Sakaguchi JEM, 2005)事を裏付けるデータがぽろっと出ており(TregでSTAT5のリン酸化が起こっている)、知念さんの論文(IL-2を、Tregが吸収することが自己寛容に大事)が正しいことを示唆する。IL-2はやっぱり大事なのだ。

他にも新人の発表などがあり、朝のミーティングは2時間にもおよんだが面白かった。

10月22日(月)
いろいろやることがあるのに金曜日は吉村研の論文紹介が当たっていて、仕方なく「PD-1シグナルがFoxP3を分解するプロテアーゼの発現を阻害して、Treg安定性を保つ」というImmunityの論文を紹介した。

私は、PD-1が、T細胞やTregを刺激する特別な「スイッチ」として働くとは思っておらず、あくまでTCR(またはCD28)を抑える「ブレーキ」として働くほうが正しいと思っている。なので、紹介した論文の後に、私の昔の仕事も紹介した(トップページから行ける「過去のプレスリリース3」、または「研究内容」ページを参照)。

PD-1とTregにおける役割をきちんと分けた論文なのに、今回の論文でまったく引用されていない。

もっというと、なぜか2012年以降、PD-1抗体の効果が米国で認められてから、米国から出る論文では本庶研の論文が(Natureに、PD-1の論文が一挙に4報出た号ですら)ほとんど引用されていない。本庶先生のノーベル賞は、ネグレクト(無視)を手段としたネガキャンに勝ったとも言える。

10月21日(日)
締め切り間近の仕事から現実逃避して、半年ぶりくらいに勝ち馬投票券(馬券)を買ったら見事に的中した。夕食がアップグレード。運を使い果たさないようにしないと。

10月20日(土)
17時ごろ家に帰り着くといきなり雷を伴う大雨が降り始めた。夏には帰る途中に何度か降られたので、今日は運が良い日だった。

10月19日(金)
医学部の実験動物慰霊祭があり、学生や技術員さんたちと一緒に献花した。

昔、山中先生がノーベル賞を受賞した日に書いた雑文を追加しました。

10月18日(木)
「考えが煮詰まる」、というと、いままで雑多だったアイデアが煮詰まって良い結論が出る、という意味らしいが、私は、「行き詰る」または頭の中がよりぐちゃぐちゃになる、という間違った意味で使っていたことがわかった。
しかし、私のような人が多いため、最近ではどちらの意味で使っても正しい、という解釈になってきているようだ。「日本語を乱す会」の勝利である。

10月17日(水)
昨日はクリーンベンチを全く片付けずに帰ってきたことを今朝思い出した。

10月16日(火)
「自信がないデータの再現実験をするのは、数か月乗っていない体重計に乗るのと同じくらいの勇気が必要である」

逃げていた実験から、しっかり再現性が取れてよかった。

10月15日(月)
都内某所で、一日缶詰になる出張があった。私以外に発表した方によると、体内にある多くのたんぱく質には、Tregitopeと名付けたアミノ酸配列があり、タンパクを食った抗原提示細胞がT細胞に提示すると、Tregが特異的に誘導されるとのこと。このようなエピトープ(Tregitope)を予測する技術を持っており、たとえばワクチンの際にはTregitopeを削った抗原を打つとより強い免疫が成立するそうだ。「本当ならすごい」タイプの発見だ。

終わって車で移動、夕食とお酒をごちそうしてもらい、外に出ると自分がどこにいるのか、どうやって帰るのかアイデアが思いつかない。(酔っぱらってるわけではない)仕方がないので久しぶりにタクシーに乗ったら15分くらいで帰ってこれた。

10月14日(日)
平成31年度から平成33年度の研究計画を書くかたわら、次期天皇がおわす東宮御所を一周だけジョギングした。

10月13日(土)
お昼時、大学構内を歩いていると、後ろから「すみませーん」と話しかけられる。工事の業者さんたちに、「食堂って、どこにあるんですか?」とストレートに聞かれるが答えに困る。信濃町キャンパスには5〜600円でがっつり食べられる学生食堂が無い。「職員食堂」、というのがあるが内容がまあまあ。土曜日は開いている店も少なく私も困っていると言うと「そうですか」と残念そうに去って行った。

10月12日(金)
久しぶりに英語で講義を頼まれ、ネヴァー・エンディング・デスクワーク。デュアリング・ザット・タイムのスチューデントのトレイニングもソー・ファー・ノー・リザルト(その間に行う学生の指導も今のところ結果なし)。

周囲では(ノーベル賞とか)おめでたいニュースばかりだが、私は今、とにかく耐えるのみ。  ネヴァー・ギブアップ(粛々と、粛々と、)

10月11日(木)
昨日が慶應内科研費の(仮)締め切りで、ぐぅうぉおわぁぁぁぁぁ!となりながら7〜8割できた原稿を、なんとか事務に提出する。

今年も提出方法がニュータイプ向けに進化?しているので、関係者は注意してください。(Web入力+直前になってびびることがあった)

教授は共同研究者にも迷惑をかける致命的なミスをしてしまったようで、ブログでうれしそうにぼやいていた。

10月10日(水)
未明に、同じ建物に住んでいると思われる人が酔っぱらって帰宅。送ってきた男性、タクシーの運転手さん、家から出てきた旦那の3人で、布団を担架にして部屋までかつぎあげるという大騒動があった。本人は、自分ではまったく動けないのに透き通った声で「ニャーァァニャーァァァ!」と、ずっと猫のように鳴いている(前世?)。

夕食後やりたいことがあったが眠気が襲ってきて朝まで寝てしまった。

10月9日(火)
「競争的資金」である科研費の学内締め切りが明日で、エントリーするのだがほとんど敵は申請書フォームの変化と登録方法の煩雑さ。

今までは「背景→目的→実験内容→考察」」と、ほぼ4ページの論文を書く形に従っており、まあ合理的だった。

最近は「学術的背景→学問的な問い→独自性と創造性→具体的に何をどこまで明らかにするのか→研究能力をアピールせよ」と、相当の読解力と、文系的な文章力が問われる内容になっている。

本庶先生なら「学問としての「問い」」って何や。僕が「知りたい」と思って始めたのですが、あかんのか?

という理屈がまかり通るかもしれんが、そこまで偉くないので、とりあえずフォームに従う努力をするしかない。

10月8日(月)
2月の東京マラソンに引き続きマラソンの日本記録が出たようですごい。2時間5分50秒なら、時速20キロで42K走ったことになる。ママチャリでもきついかも、と思ってしまった。弱い。

10月7日(日)
スポーツの秋、と称してRaleigh(ロードバイク)でサイクリングに出かける。安全に、長距離を走れるコースを見つける調査もしたい。荒川サイクリングコース(正式にサイクリングコースと認められてはいないらしいが)まで、前回(9月17日の日記参照)よりは安全に往復することができた。それでも必ずヒヤリハットがあるが。スカイツリー、ならぬ防衛省のアンテナ塔、が見えてくると、帰ってきたのだとホッとする。

10月6日(土)
夕方に、友人たちが新宿に来て、私がいつも行く店をはしごしたらたいへん喜ばれた。同じ大学の同じ部活で、昔から趣味とか、飲み食いする量とか、経済感覚とかが似ているから気が合うのだろう。(ケチで大酒飲み、という意味ではないので)

10月5日(金)
慢性の腰痛とぎっくり腰の予防、デスクワークによる肩こり解消のため、たまにマッサージに行くことにしている。

半年ほど前に、いつものお店で一番上手だった人が突然いなくなった。お休みの日に自転車でぶらぶらしていると新しいお店ができており「60分3500円」、と書いてある。試しに入ったら半年前いなくなった〇中さんがいきなりいて、彼が独立開業した店だった。、「突然?、偶然?、それとも必然(ゆず)」の再会だ。

腰がだるいと言うのに、まず太ももからじんわりもんでもらいながら(後ほど不思議と腰痛が治る)、「3店舗、30名程度の従業員をかかえるお店で腕前はあるし社長からマネージメントも任されていたのにモンスター部下が現れ客の予約を独り占めしようとするようになり社内の秩序が乱れ多くの部下が辞めていきお店が回らなくなり自らもお客様に挨拶する時間も与えられず突然解雇される破目になった」と、業界のダークサイドをほとんど教えてもらう。お客としては腕さえ良ければいいので、それ以来もとの店には行かず彼の店に行くことに決めている。

10月4日(木)
本庶先生関連のニュースが次々と出てくるが、私も複数の新聞に「昔のお弟子さんのコメント」として載せてもらったらしく大変光栄だ。

特記すべきことに、本庶教授の、「研究者ではない人向け」の本が重版らしい。これはかなり売れると思われるし、実際に面白いのでおすすめ。

「人間の幸せ」について語っておられる項があり、
それによるとそもそも人間には
1.食欲
2.性欲
に加えて
3.名誉欲
というものがあり、すべて満たされれば幸せだ、ということだったような。
最近は
4.不安が無いこと(病気の不安を取り除くこと)
も、加わっていたような。

まあ、それだけ満たされれば幸せだよなぁ。と思った。

以上、確認しようと思ったが、罰当たりなことに本庶先生から贈呈された本を京都の家に忘れてきてしまった。半分に聞いてください。

10月3日(水)
本庶教授のノーベル賞のおかげか、細々とやっている当ホームページ(ブログではない!)が、通常の3倍のアクセス数を記録。誰がひっかかってくれているのかはわからないが、うれしい副作用だ。(オプジーボの副作用である自己免疫疾患は、起こさせなくなるようがんばろう。)

そういえば昨日、吉村教授が「教授 吉村昭彦、講師 竹馬俊介」の連名京都へ祝電を打ってくれた。結びに、「私たちも先生を目指します!」と書いてある。壮大な挑戦だ。

10月2日(火)
吉村研は5名の新人を迎え、1名を送ることとなり、今日は歓送迎会だったが、吉村教授がはじめの挨拶から酔っぱらって終わるまで「本庶先生」、「本庶先生」、「本庶先生」と連呼するので、ちょっとあきれた。昔あれだけいじめられたのにどんだけ好きなんや。

私なんて雇ってもらえるかどうかの面接で、「うん、君の発表はな、はっきり言うと僕は嫌いや」と、出会った瞬間からから否定だったぞ。。。(これは後ほどホームページのネタにしよう)

10月1日(月)
本庶先生ノーベル賞受賞!!おめでとうございます!!!

夕方18:32分ごろ、「そろそろ発表ですね」と言うと、隣に座っているラボメンバーが、「本庶先生とJim Allison、来ましたよ。」と、静かに教えてくれる。何かの間違いでお祝いメールでもしちゃったらえらい失礼だ。ラボメンバーのPCで確認させてもらい、18:35分ごろにお祝いメールを打つのだが、手が震えてなかなか書けない。

吉村教授もなにやらうれしそうにやってきたが、言っていることが頭に入ってこなかった。

19時20分からの記者会見を拝見したが、その中でおっしゃっていた、「研究をするのに、いま何が研究できるかを考えてやるべきではない。自分が知りたいこと、不思議だと思ったことをつきとめるため、研究をするべきだ」ということは本当に研究者のあるべき姿。

私は2006年から2015年まで本庶研の「PD-1グループ」でお世話になった。PD-1の発見(1992年)PD-1の、生体での意義(1999年)PD-1が、がん治療のターゲットになるという研究(2003年ごろ)と、重要な発見が終わった後である。おかげで自由にやらせていただいたが、本庶先生は、「とりあえずPD-1をヒトの薬にする」、ということしか興味がなかったみたい。

いろいろ工夫して学生のプロジェクトを作ってみたりするが、「君がネズミでちょこちょこやっとる事とか、僕は全然興味ないんや」と言われるとやはりへこむ。

しかし、はじめは認められなくてもがんばっていればよい研究はできると勇気づけられる。まずは、なかなか当たらん科研費をまずがんばって書こう。(大きな話から小さな話に)

9月30日(日)
留学中、ポスドク友達に、「休みの日は何をしてるの?」と聞くと「Nothing. I sit down on couch, watch TV.」(「何もしない。ソファーに座ってテレビを見ている。」)と言っていた。今日は台風の接近に伴ってか天気も悪く、まさにそんな感じで過ごした。

9月29日(土)
新しい学生に、ウエスタンブロットのゲルを作ってもらうのだが、私自身、しばらく(9年くらい)おもに出来合いのゲルを使っており、教えるのに必死

今週はラボメンバーを数名巻き込み大騒ぎ。なぜか泳動が曲がる、なぜか2枚中1枚は転写が失敗する、といった「なぜかうまくいかない現象」(よくある)を乗り越え、今日やっと、びしっ!ときれいなバンドが出る(しかも良い結果)。今後は自信をもって偉そうに指導できそう。

9月28日(金)
今日は「書けん費」の事をいっさい考えないプレミアムフライデーと決め普通に実験した。楽しかった。

9月27日(木)
新しい学生が、私の横で緊張しながらゲルを作成していると、偶然吉村教授に見つかってしまいうれしそうに指導されていた。うれしそうなのは教授のほう。日本語は難しい

9月26日(水)
実験のことを聞くのに広島の友人にメールをしたら、別件ですぐに彼からもメールが来てびっくりした。記録を見ると私がメールを書いて送信したのが12:50、彼がそうしたのが12:51である。彼と私は連絡が不定期で、前回ちょっとしたことでメールしたのが3か月前。嘘のようだが本当な偶然だ(私、話盛らないので)。

9月25日(火)
私が初心者に生化学実験を教えるとき、細胞を溶かしてタンパクを抽出する液には、

@生化学グレードの水
A(生体膜を溶かす)洗剤(NP40やデオキシコール酸、SDS)
Bタンパクが急激なPH変化にさらされないように、緩衝液
C生理的な濃度の塩分(150mM NaCl)、
D細胞内にあるタンパク分解酵素などを阻害する薬(いろいろ
の5種類(くらい)が入っていると説明する。

必要なら英語でも説明する。ちょっとでも反応があればうれしいし、一回の説明で意味を理解できた学生はその後の失敗(試薬の入れ忘れなど)はほとんど無い、英語圏でいうと"He/She is a fast learner.(身につけるのが早い人)"という良い評価になる。

偉そうにいう私は、学生に、「先生!核内にあるFoxP3を染めるXXXバッファと、核外にあるIL-17を染めるYYYバッファの違いは何ですか?」と聞かれれば、そんなことお前調べろよ!強がるしかない。近くの有名な教授たちでも知らないと思う。教員なんてそんなもので、学生は新しいことをどんどん勉強し、鮮やかな疑問をぶつけて教員を困らせるべきだ。
(単に、わがままな態度とかで困らせるのはダメね。)

9月24日(月)
教授は数日、学会で出張。

酷暑もおさまった京都は良いシーズンを迎え、学会がある宝ヶ池あたりは北山の自然に囲まれ、外に出て深呼吸するだけで爽やかな気分になれる(だろう)。少し北に散歩する気があれば、岩倉実相院やそこに続く古民家を見て、古き時代に想いをはせることもできる(だろう)。天狗が出る「霊山」としてで有名な鞍馬山はパワースポットでもあり約1時間の山歩きが大丈夫な人には程良いトレイルで、涼しいし空気がよく、文字通りパワーを得ることができる(だろう)。「流しそうめん」で有名な貴船の清流に降り、夜はにぎわっている三条河原町や先斗町で乾杯。御所南や北山で隠れ家を探すのも良い(だろう)。2泊か3泊か4泊。ええなあ。

昔の「雑文」を追加しました。いかに初めて行った外国を怖がっていたかがわかり、恥ずかしいです。

9月23日(日)
夕方に近くの公園でほんの10分ほど運動をすると、露出していたふくらはぎが10か所以上蚊に刺された。患部が一時的に、これまでないほど大きく腫れて痒い。最近講義をされた先生によると、蚊は植物の汁などを飲んで生存できるが、卵を産むためには、必ず動物の血から栄養分を得なくてはならない、とのこと。今夏は記録的な猛暑のため、蚊すら元気がなかったという意見もあるようで、いま、夏にがんばりたくてもかなわなかったことを一生懸命取り戻そうと大変なのかもしれない。

「蚊もいとし 成すもの成せず もう彼岸」

9月22日(土)
マイクロピペット(1〜1000マイクロリットルを正確に吸ったり吐いたりするピペット)は、長年分子生物学実験の必須アイテムであり、まじめな学生はこれを用いて生涯に何万回と「吸ったり吐いたり」を行うことになる。今は安価なゾロ品が多数あるが、昔はGilsonのピペットマンというブランド品しかなく、高価かつ皆がありがたがるアイテムだった。(私は少なくとも、これを使いこなせることをカッコイイことだと思っていた)

本庶研では、学生が来るとこのピペットマンを、「有難くお借りします。ラボをやめるときは必ず返却することを誓います」、という「借用書(または誓約書)」を書かせ、本庶教授が自ら一式(P20, P200、P1000の3種類)授け与えあそばされる、という儀式があったとされている。いま考えると「どうしてもうちで研究がしたいなら、貴様を今からピペット奴隷にしてやらんこともないぞ」というハードワーク押し付けを正当化する、とんでもない儀式だなぁ。

と、今週ピペットマンを、人生で初めて扱うことになった学生を指導しながら思った。

9月21日(金)
大学院時代に理学部から出向していた後輩よりメールが届き、私が載っている勉強会のプログラムを見て、懐かしいと思い連絡くれたみたい。当HPも(なぜか)見てくれているとのことで、こういうのは純粋にうれしい。

9月20日(木)
夕方、科研費申請の説明会に出席。慶應医学部だけで500件の申請があり、3割前後が採択されていて、私立大学では一位の採択率だそうだ(国内11位)。

今年は、申請書の「業績(論文)リスト」が排除され、かわりに「申請者の研究遂行能力」をアピールする欄ができた。これは多分、日本の研究費申請の歴史上でも大きい改革ではないか。自分が著者になっている論文は意図的に増やしたり減らしたりできないし、不正をしてもすぐにバレるので、「論文リスト」というものは絶対的ではないが客観的な指標になる。

これからは(極端に言うと)まったく論文が出ていなくても俺様は研究はできますよ、と書くこともできるし、むちゃくちゃ良い論文を持っているのにうまくアピールできず低評価になってしまう申請書も出てくる可能性がある。

私含め、ほとんどの研究者には、A4x2ページの「作文」が増えたという感じか。

9月19日(水)
有名な、なにわ大学(架空)教授を招いて医学部3年生向けの分子生物学講義があり、学生と聴きに行く。

エピジェネティクスに関わる原理と不思議を、学部生向けに話される内容が半分、残りの時間はご自身の研究と人生に関する内容、それぞれの話題をよどみなく話され、勉強になるお笑い劇場だった。

私はもちろん後半が面白いのだが、後ろに座っていた吉村教授がもっと受けており(声を殺して笑うので、鼻息がかかる)、年が行くほど面白い内容なのか、、、とも感じる。「キダタロー」「本庶先生」などの話題は、満場の学生たちにはやはりピンと来ないらしい。

「バーテンも、実験も、ちゃんと(材料を)混ぜるのが大事」と、昔のお弟子さんの言葉を紹介されていたのが、連れて行った学生にも印象に残っていたようで、ラボに戻った後の、実験指導の助けになった。

9月18日(火)
ようやく秋らしくなつてきた。

9月17日(月)
午後はRaleigh(ロードバイク)で「荒川サイクロングロード」まで初めて行った、信号で止まることなく連続で自転車に乗り、普段全く使わない左太もも裏がつりそうになる。
多摩川サイクリングロードに比べ、行き帰りの公道で命がけ度が低いように感じた。

9月16日(日)
九州出身のラボメンバーが新鮮な大分産「かぼす」をくれた。「これ、大分の麦焼酎とすごく合いますよねーッ!!!」と言いながら有難くいただき、水割りにジャバジャバしぼって素敵な香り、酸味、うまみを楽しませてもらうが、うちにあった「しろ」は熊本の米焼酎だった。。。(でも美味しかった)

9月15日(土)
ノーベル賞のパロディーで、人を笑わせたり、考えさせたりさせてくれる研究に送られる、「イグ・ノーベル賞」を12年連続で日本人が受賞したとのこと。名誉に輝いたのは、消化器の先生で、座ったまま大腸内視鏡検査をする方法を開発したという。検索すると、椅子に座って自分自身でうれしそうにお尻に内視鏡を突っ込んでいる(ような)写真が出てくる。

感心するし受賞は素晴らしいことだが、最近は「今年も日本人がもらえるかどうか」、ということを発表前に期待する動きもあるようで、これはノーベル賞と同じく、あまり事前に評論家みたいな人たちが騒ぐべきものでは無いと思っている。狙って取るものでもないと思うので。

「イグ・ノーベル賞」は、もちろん日本人以外にも個性的な研究者がいろんな部門で受賞しており、「ワイン鑑定家は、一匹でもコバエが入っていると嗅ぎ分けられる(可能性がある?)」という研究と、「切手シート」を用いた研究が笑えた。

9月14日(金)
既存のがん化学療法薬が、免疫チェックポイントPD-1の阻害薬と実は相性が良く、同時投与で相加効果がある、という論文が出ているが実は気付いていたことなのですごく悔しい。(今年の、3月7日の日記参照)

解説すると、PD-1抗体は、がんと戦って弱ってきた免疫細胞をもう一度よみがえらせる薬。これに対して、化学療法薬(いわゆる抗がん剤)は、一般に免疫抑制作用(分裂がさかんな細胞を抑制するので、例えば髪が無くなる)があり、がんばっている免疫細胞も殺してしまう。免疫を強める薬と弱める薬は、同時に使っても意味が無いと考えられるわけだが。。。

今回の論文は、抗がん剤を打つと、PD-1阻害で復活した免疫細胞はむしろ働きやすい環境を作ってあげられるということを示唆する。

思いつくメカニズムは現時点でも8個ほどあり、一個一個のんびり試そうと思って研究費申請をしたら30万円もらえたが、すぐ使い切ってしまった。効きそうなdrugのスクリーニングもやってる。この研究を形にするのに必要なのは、もう少しの研究費とマンパワーだ。

9月13日(木)
研究補助のバイトで来ている大学生(未成年)があまりにも年下なのでひそかに「子供」と呼んでいたら、本当に彼のお母さんが私と同い年だった。もう年齢の話はやめよう。。。

9月12日(水)
ラボに新人が来ることになり、教授が自ら椅子を作ったり物を動かしたりして、働ける場所を作っていた。そんな事くらい手伝おうかと思うが、うれしそうにアスクルの段ボールを開け、椅子の部品を取り出してねじまわしを使って組み立てているのを見ると、誰も手伝おうと思わなくなる。
現在吉村研は新メンバーを募集中で、新人は間違いなく歓迎されるので来てほしい。

当HP(断じてブログではない!!)は、本日12000アクセスを突破しました!有難うございます。

9月11日(火)
〇国に送ってもらったFedEXが、輸入品の抜き打ち検査でひっかかり、日本に送り返されてきたという。
送ったものは実験サンプルだが毒でも薬でもなく、誰の権利も侵害せず生態系も壊す可能性なく、ホメラレモセズクニモサレズ、、、なものである。単に、小さくて透明な試験管が厳重に包まれているから怪しいと思われたのだろう。

2週間ほど無駄にした気分だが、もう一度〇国へ送ってもらうことにしたら、送り元と送り先が気をつかって特急モードで解析してくれるそうだ。むしろ幸運かも。

9月10日(月)
@CRISPRシステムという、細胞の中の好きなDNA配列を切るという技術AそれをT細胞に導入する技術(リポフェクションよりエレクトロポレーションのほうが良いらしい)、の両方が発展し、任意の遺伝子を、T細胞で破壊するという、業界では誰もがやりたかったことがほぼ可能になった。

これをもう一段階進めると、何万という遺伝子をランダムに落として、T細胞の機能を強めたり弱めたりする新しい遺伝子を同定する(石の中から宝物を掘り出す)ことができると考えるのだが、今日聞いた話ではもうひとひねりするか、莫大なお金をかけるしかなさそうだ。
今のところ思いつくのは、CRISPRの2つの要素である、CAS9という大きなタンパクと、gRNAという分子のライブラリを別々に、それぞれ電気ショックとウイルスベクターで順番に入れる、というところだろうか。たいへん難しいが、いま挑戦して成功すれば競争には勝てるだろう。

新しいものが苦手で、プレステが出てから、安くなったスーパーファミコンを買う(わかる?)ような性格の私には無理かもしれない。

9月9日(日)
「今日の吉村研」と称して書いている、この日記のコーナーは10万字を越えてしまった。話がつながっていれば長編小説くらいの長さになるらしい。

見にくいかと思ったので一旦リセットしました。

また、雑文を追加しました。17年も前に書いた恥ずかしい文章です。

過去の、「今日の吉村研」はこちらから読めます。