北欧の地にJazzを訪ねて・・・

Photo(建築中)


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コペンハーゲン&ストックホルム旅行記

Oct, 2003

2003年9月7日〜13日(現地時間)、デンマークとスウェーデンを旅してきました。今回は本当に駆け足な日程でしたが、かの地の最新Jazz事情(?)をホンの一部だけでもレポートしたいと思います。
既にポピュラー音楽シーンでは、古くはABBA(!)からRoxette、90年代初頭に一大ブームとなったトーレ・ヨハンソン系Swedish Pop(The Cardigansとか、原田知世もか?)…等が広く知られるところですが、実はJazzシーンにおいても60年代末から独自の発展を見せる”まだまだ知られざるJazz先進エリア”北欧。毎年夏には各国主要都市で、「Copenhagen Jazz Festival」「Stockholm Jazz Festival」「Oslo Jazz Festival」・・・等が大規模に開催され、特に最近では、ノルウェーに代表されるClub系フューチャーJazzの最前線としても注目されています。果たしてその実態は如何に!?

折りしも日本では、数年前からインダストリアルデザインやインテリア家具を中心とした北欧ブーム。 この旅行記(?)が、これから旅行する方にとって、ホンの少しでも参考になれば幸いです・・・が、かなり、いい加減な内容であることは、事前にお詫び致します(笑)

尚、地名や人名などに用いられている特殊文字は、通常のアルファベット標記で代用しています


◆9/7(Sun) コペンハーゲン着
11:45分に成田を発ったSAS・984便は、現地時間16時過ぎにコペンハーゲン・カストロップ空港へ到着(サマータイム時の時差は+9時間) 大きなガラス面を採用した、如何にも北欧的でシンプルなデザインの空港に降り立ち、旅の気分もいよいよ高揚してくる。

Valby駅 コペンハーゲンでの3泊は、中央駅から2つ先のValby駅にほど近いホテル。チェックインもそこそこに、早速市内へ繰り出す。目指したのは、歩行者天国ストロイエ(Strøget)の南側、Kompagnistraede沿いにあるライブハウス「La Fontaine」。この店では毎週日曜夜から早朝にかけてJamセッションが行われており、実は密かに参加を企てて日本からマウスピースだけを持参していたのである。取りあえず簡単な夕食を取り、21時頃に店へと向った・・・のだが、店に入ってもそれらしい雰囲気はなく、ただただ皆飲んでいるだけ。お店の兄ちゃんに聞いてみた。「今日はセッションデーじゃないの?」「イヤ、今日は違うよ」「あれっ、日曜は朝までセッションしているんじゃないの?」「それはそうなんだけど、今日は違うんだよ」 へっ? 
彼の話によると、日曜でもセッションする時期と、しない時期があるとのことだった。(理由は…聞いていません) オーマイガーッ!! う〜む... 単にバーで飲むだけってのもなぁ・・・ 結局そのままホテルに戻ったのだが、Jamセッション参加を結構楽しみにしていただけに、初日からかなり落ち込む一件だった。

◆9/8(Mon) アンデルセンの故里・オーデンセへ
※この日、Jazzの旅はお休みです。
オーデンセ・その1 オーデンセ・その2(オーデンセ、予想以上に良い街でした。後日コメントを追加するかもしれません)

◆9/9(Tue) コペンハーゲン市内散策

右が「ツボルグ・クラッシック」 重ための苦味が美味

この日の午前は、社会見学ということでホテル近くにあるカールスバーグのビール工場を訪問(って単に無料試飲が目当て....笑) 日本では見かけない「ツボルグ・クラシック」ってのが気に入ったので、2杯目を…とも思ったが、考えてみたらまだお昼前だったのでここは一応自粛。その後は、Kastellet→人魚像(噂通り大したことなかった)→Nyboder→円塔(Rundetarn)と巡り、すっかり観光気分満喫である。
では、これより「Jazzの旅〜CD探し・コペンハーゲン篇」のスタート!
先ず始めに、ストロイエの東に位置する「FONA」へと向かう。「地球の歩き方」によると、ここはコペンハーゲン最大の品揃えを誇る店。1F入り口付近には地元であるB&Oの製品がズラーッと並び、そのカッコ良さに圧巻される。さて、2F奥にあるJazzコーナーへと足を運んでみたものの、これがなんとも小さいスペース。置かれているCDも殆ど日本のCDショップと変らない。ここは日本で例えるとHMVやタワレコみたいなもんらしい。 

JazzKaelderenの様子JazzKaelderenの様子

ということで「FONA」での買い物を早々に諦め、事前に下調べしてあった次ぎの店を目指す。ストロイエの目抜き通りより一本北側のSkindergradeに面した「Jazz Kælderen」へ。日本を出る前に、住所をメモっておいてホント良かった。
建物1.5階?にあるこの店はどちらかというとこじんまりした様子なのだが、ドア1枚を挟みCafeと並ぶ店内はとても雰囲気が良かった。


※店員さんに日本から来たことを告げ、何枚かピックアップしてもらった中から以下5枚を購入

■Thomas Fryland/The a Main Ingredients(Music Mecca・1997年)

Thomas Fryland(tp)、Søren Kristiansen(p)、Hugo Rsmussen(b)、Frands Rifbjerg(ds)
※取りあえず、お目当てだったFrylandの比較的新しいアルバムをGet! 相変わらず端正なフレーズです。それにしてもジャケがダサいな…

■Kasper Tranberg/Yakuza Zhuffle(Storyville・1997年)

Kasper Tranberg(tp)、Jakob Dinesen(ts)、Hiroshi Minami(p)、Nils Davidsen(b)、Anders Mogensen(ds&perc)
南博氏参加。今までに幾度か来日しているTranbergは、是非一度生で聴いてみたいと思っていたtp吹きのひとり。このアルバムでは、D.Douglasからクレズマーっぽさを引いたようなアプローチ。

■Kasper Tranberg/Panorama(Bugreg・1998年) 

Kasper Tranberg(cor)、Jakob Dinesen(ts)、Hiroshi Minami(p)、Nils Davidsen(b)、Anders Mogensen(ds)
※Tranbergのバンドをもう1枚。

■Flemming Agerskov/Face to Face(dacapo・1999年) 

Flemming Agerskov(tp)、Julian Argüelles(sax&fl)、Martin France(ds)、Hans Andersson(b)、Jesper Nordenström(p)
※リリカルなプレイが聴きたいと言ったら、「K.Wheelerっぽいよ」と勧めてくれたF.Agerskov。帰国後調べてみると、Amazonで買えた。しかも安くてショック(笑)

■EVE(c-nut・2002年) 

Michael Blicher(ts)、Thomas Bornø(p&key)、Janus Templeton(ds)、Eva Skipper(b)、Gustaf Ljunggren(pedal-steel)、Flemming Agerskov(tp)
※シンプルなメロディで構築されるM.Blicherのオリジナル曲が中心。音数を絞り込み、空気中を漂うような演奏ながら、各人のSoloは結構熱いものがある。

 ※各アルバムについての詳細コメントは、後日するかも。。。(笑)


JazzHouse入り口 JazzHouseスケジュール 「Jazz Kælderen」での買い物を済ませた後は、近くにある人気ライブハウス「Copenhagen Jazz House」を見に行き、スケジュールだけもらう。(表紙はJ.Bosco) ※残念ながら今回の滞在期間は営業していなかった。


ストロイエの東にあるB&Oのショールームを見学し、ロブスターを食べにNyhavn(ニューハウン)へ向かうと、波止場では3人のミュージシャンが演奏しているところだった。遂に生の北欧Jazzmenが拝めるッ!
Nyhavn曲は「I Hear a Rhapsody」、「Caravan」、「Satin Doll」等の耳慣れたスタンダードを中心に、時折Parker系のBopやBluesを織り交ぜた構成だった。一番年長らしいベーシストは、ビールで顔を赤くしながらもコード感のあるリズムを刻んでいた。途中ドラマーが集金に来たところで、一緒にいた連れが「Beautiful Love」をリクエストすると快く演奏してくれたのだけど、殆どテーマをフェイクしただけのソロにがっかりしていたのは・・・僕だけだろうか(笑)

ストロイエからチボリ公園を経由して中央駅へ向かう途中の路上には、平日の夜にも関わらず、多くのストリートミュージシャンが繰り出していた。ヴァイオリニスト、ギタリスト、殆どロングトーンの練習状態(?)のts吹きオバチャン等…。夜のコペンハーゲンは、単に歩いているだけでもそれなりに楽しい街だった。

◆9/10(Wed) コペンハーゲン→ストックホルムの移動日
旅行4日目は、ストックホルムへの移動日。
アーランダ空港からの途中、中央駅での乗り換えに苦労したが、なんとかリムジンバス〜地下鉄〜路線バスを乗り継いで、宿泊先のNeckaへ辿り着いた。この日は、連れの知人であるストックホルム在住のSさんのご好意に甘え、市内を案内してもらうことになっていた。夏のJazz Fes.会場にもなるSergels Torg(セルゲル広場)横の「Robert`s Cafe」でSさんと合流し、早速彼女の運転するV40で市内観光へ出かける。生憎、この日は今回の日程中で唯一雨の降った日だったので、クルマでの移動は実に快適だった。(Sさん、本当に有難うございました) 夕食は学生に人気のあるSödermalm(ソーデルマルム)地区の店に入ったのだが、ここで飲んだ”Nils Oscar”なるビールが、なんとも言えず味わい深い。でもここ以外の店で目にしなかったことを考えると、Swedish Beerではないのかもしれない。

◆9/11(Thu) ユールゴーデン島散策
気がつくと旅行も残りあと2日。ストックホルムの周辺情報を集めるべくツーリストセンターに出掛けたのだが・・・
ガーン…! 「地球の歩き方」で紹介されていたセンターは、工事中の為に閉鎖されていた。自転車屋途方に暮れていると、哀れなジャパニーズを見かねた通りすがり人が「セルゲル広場に移ったわよ」と教えてくれる。親切なスウェーデン人に深く感謝。センターでひとしきり資料を集め終わると、日本出発前から楽しみにしていた「Djurgarden(ユールゴーデン)島」に向う。島にあるレンタル自転車屋は何故か休みで、橋の手前にあったもうひとつの店で自転車を借りる。予想していなかったデポジット料金には正直ビビリが入ったが・・・

ユールゴーデンさて、訪れたユールゴーデン島は本当に素晴らしく、小さな島の中央には鬱蒼と木々が生い茂り、野鳥や野生のリス等をごく間近で見ることの出来る、まさに”自然の公園”。日本で例えると新宿のような都市部の中心から、クルマで僅か15〜20分程度の距離にこのような場所がある訳だが、東京でせかせかと暮らしている僕のような人間にはなんとも羨ましい話で、その生活環境の違いにはただ愕然とするばかり。島の中央にはオーガニックカフェが併設されるローセンダールガーデンがあり、園内で有機栽培される野菜やハーブ類、様々な球根が売られている。ここに集まる人々の顔を眺めていると、実は時間の流れる速さが日本とは違うのではないか・・・という気さえしてくる。ストックホルムへ行かれる方には是非とも足を運んで頂きたい、”北欧スローライフ”の一端に触れられるお勧めの場所である。
結局レンタル時間ギリギリまで島内の散策をし、夜の旧市街Gamlastan(ガムラスタン)に向かった。

◆9/12(Fri) ストックホルム市内散策
ストックホルム観光の最終日であるこの日は、お昼から2時間ほどフェリー観光した後、ガムラスタン経由でセルゲル広場へ向かった。献花の様子
ところが、ここで大変な人集りに出くわした。なんとか人込みを掻き分けながら、ツーリストセンターに辿り着く。B1Fのセンターから演説が行われている広場を見ると、特設演壇には写真と沢山の花が飾られていた。「誰かのフェアウェルパーティなの?」と聞くと、ナント今スピーチしているのは首相だと言う。
日本でも大きく報道されたようだが、2日前、広場近くのNKデパートでショッピング中に刺殺されたリンド外相を悼む追悼集会が行われていたのだ。
この日集会に集まったのは実に5万人。どの人々も深い悲しみで表情が強張っている。この時点であまり事態の飲み込めていない僕等は、献花を捧げる参列者の列を、只々見守るだけだった。ここに改めて、彼女のご冥福をお祈りしたいと思う。
(写真はニュース記事から引用)

そんなこんなで気分が重たくなったのだが、そもそもセルゲル広場に来た目的を果たさねば。そう、「CD探し・ストックホルム篇」である。ともかく広場北側のB1に位置する「MEGA Skiv Akademien」へと向かう。
Jazzコーナーはカントリーなんかと隣り合うB2フロアの一番奥にあった。この店でもあまり多くのスペースは割いていない様子だったが、早速Swedish Jazzのコーナーへ一直線。お目当てのJ.Lindströmは… やった、未入手CDを1枚発見!! 次ぎに、ガムラスタンの本屋でも紹介されていた「E.S.T.」のCDを何枚か手に取り悩んでいると、隣にいたお姉さんもE.S.T.のCDを選んでいるところだった。地元での人気は高いらしい(単純…)。ここでも店員さんに質問。「あんまりメインストリームベタベタじゃなくて、なんかこう、イケテルSwedish Jazzないッスか?」(というようなニュアンスの英単語を並べてみた…笑) ところが、この店員さんが凄かった。
「Oh、任せとけ。これなんか俺は好きだね。とてもクールなサウンドだ。あと、こいつは若いんだけど結構良いプレイをするぜ。それからコイツは去年のグラミーにノミネートされたアルバムで、それからそれから・・・」
気がつくと15枚程度のCDを渡されていた。チョット待って、こんなに沢山買えないよ〜(デンマーク、スウェーデンともに一般消費税の税率は高く、CD1枚が約3,000円+α) う〜ん、折角勧めてもらったんだけどなぁ… ということで、日本でも買えそうなヤツ(E.S.T.はここで脱落)と、ジャケットがイマイチなボーカル物をふるいにかけ(←こうしている人、結構多いはず)、セレクションしたCDを持って、いざレジへ。するとレジのお兄さんが「オマエ、これ全部買うの? 聴いてみないでイイの?」 え? 試聴出来るの、これ全部? なんとこのお店、全てのCDを買う前に試聴出来るらしいかった。クリビツ、ゴイスー! Sweden最高〜♪ で、結局買ったのが以下の6枚。


■Jeanette Lindström/Walk(Amigo・2003年)

Jeanette Lindström(v)、Peter Nylander(g)、Staffan Svensson(tp)、Daniel Karlsson(p&key)、Severi Pyysalo(vib)、Christian Spering(b)、Peter Danemo(ds&prec)、Ale Moller(lute)
※これ、帰国直後に国内発売されてましたね。まぁイイカ(笑) S.Svenssonは10年以上昔に聴いたままでしたが、今回改めてそのスカスカな音の存在感にヤラレマシタ・・・

■Goran Kajfes/Home(Kaza・2000年) 

Goran Kajfes(tp,flh,tb,key,b&perc)、Jan Robertsson(ds)、Peter Forss(b)、Crille Olsson(perc)、Daniel Karlsson(key)、David Nyström(org)、Davor Kajes(p)、Johan Norberg(g)、Jonas Lindgren(e-vln)、Per 'Texas' Johansson(b-cl)、Jonas Kullhammer(ts)、Per 'Ruskträsk' Johansson(as,ts,bs&fl)
※欧州フューチャーJazzです。

■Peter Asplund/Melos(Sittel・1999年)

Peter Asplund(tp&flh)、Rigmor Gustafsson(v)、Johan Hörlén(as, ss, fl&a-fl)、Jacob Karlzon(p)、Anders Holtz(key)、Dan Berglund(b)、Johan Löfcrantz(ds)
※これが今回の一番のお気に入りかも。K.WheelerとJ.Lindstromをあわせたような空気感。絶妙な3声ハーモニーが実に美しい。

■Rigmor Gustafsson/I Will Wait For You(The ACT Company・2003年)

Rigmor Gustafsson(v)Nils Landgren(tb&v)、Robert Di Gioia(p)、Lars Danielsson(b)、Wolfgang Haffner(ds)、The Fleshquartet(strings)、Staffan Svensson(tp)
※↑にvocalで参加していたR.Gustafssonの新作。スタンダードあり、Popsありの聴き易いサウンドは、R.L.Jones「Pop Pop」に近い雰囲気で○ 帰国後調べてみると、早速チャート上位にランクされていました。

Sweet Jazz Trio/Live(Arietta Discs・2002年)

Lasse Törnqvist(cor)、Mats Larsson(g)、Hans Backenroth(ds)
※この秋(2003年10月)、ユーロJazzのイベントで来日しましたね

■Jan Lundgren & Peter Asplund/California Connection(Four Leaf records・1999年) 

Peter Asplund(tp)、Jan Lundgren(p)、Dave Carpenter(b)、Paul Kreibich(ds)
※日本でも人気のJ.Lundgren。キチンと聴いたことがなかったので、現地で1枚ピックアップ。所謂メインストリームJazzです。


※詳細コメントは・・・別途するかなぁ。。。


ガムラスタンの夕暮れCDを購入した後は最後の市内観光ということで、市庁舎(ノーベル賞授賞式でお馴染みのアレ)から、夕暮れ時のガムラスタンを訪問(これで4回目!)。旅行での最後の晩餐を楽しんだ。

Fasching入り口 Faschingスケジュール 短かったJazz紀行の最後を締めくくるイベントは、中央駅そばのライブハウス「Fasching」。この日の出演者は「Marilyn Mazur's Future Song」だった。



Marilyn Mazur(perc)、Aina Kemanis(v)、Hans Ulrik(ts)、Elvira Plenar(key)、Eivind Aaeset(g)、Klavs Hovman(b)、Audun Kleive(ds)

リーダーのM. MazurはMilesやG.Evans、Jan Garbarek等との競演歴があるデンマーク在住のアメリカ人女性パーカショニスト。あのノルウェーの鬼才Nils Petter Molvær(tp)を迎えた「Future Song」(92年)・「Small Labyrinths」(97年)など、ECMをはじめとして何枚かのリーダーアルバムを発表している。
「Fasching」は通常20時からのステージスタート。店に辿り着いた時点で既に22時を回っていたが、折角ここまで来たのだから入ってみると、ステージはMidiとシーケンスしたH.Ulrikのソロでひとしきり盛り上がっている状態だった。客はだいたい30〜40人といったところ。ビールを飲みながら腰を落ち着けて聴き始めたのだが、E.Aaesetのフリーキーでぶっ飛んだプレイは印象的だったし、何よりも圧巻だったのはb&ds&percの3人が織り成すリズムのウネリの凄さ。K.Hovmanなんて、全然たいしたことしてなさそうな顔をしながら、スゴイコト弾いている。
結局アンコールを含め3曲を聴くことが出来た。DrinkなしのチャージSEK150はこの店にしては高いようだったが、J.Garbarekのようにフォークロアを題材としたメロディを、ポリリズム的に発展させるアプローチは、日本で生ステージを聴くことは難しいだろう(商業的にも…ネ) 一緒にいた連れには申し訳なかったが、個人的には満足度の高いライブパフォーマンスだった。
この「Fasching」はライブハウス&Dance Clubの”二毛作”として営業しているようで、説明によれば23:30以降がDance Clubとしての営業時間のようだった。噂に名高いヨーロッパのClub Musicを体験できる貴重なチャンスだったが、地下鉄の時間と翌朝の心配から、後ろ髪を引かれる思いで「Fasching」を後にした。
因みにこの店、日本でサイトをchkした時には、あんまりキチンとブッキングされていない印象を受けていたのだが、どうやらサイトに掲載されていないライブやセッションも多いようだった。(9/20のセッションにはJ.Lindstromも出演している。因みに店頭には近くライブ予定だったViktoria Tolstoyのポスターが大きく掲げられていた。) 


◆9/13(Sat) 悲しみの帰国。。。
・・・ということで、お昼過ぎにアーランダ空港を発ち、コペンハーゲン空港を経由して、翌14日の9時半に成田に戻ってきた。ここに、「北欧Jazzの旅・2003年」は幕をおろしたのである・・・

(完)

 ↑
スッゲー手抜き(笑)



今回の旅行前に色々なサイトで情報収集させていただきました。最後になりましたが、この場を借りて感謝致します。有難うございました。

※Jazz関連情報

 ■「grinningtroll.com」

 ■「僻地でIMPROVISATION」

 ■「Nordic Sound 広島」

 ■「DenskJazzForbund(デンマークJazz連盟)」

 ■「Jazzclubs-worldwide.com」

※北欧一般情報

 ■「北欧を、遊ぼう marble+(プラス)」

 ■「Uptown Europe New Scandinavia〜スカンジナビア政府観光局」

 ■「スウェーデンスタイル.コム」



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