【ときめき斬魄刀メモリアルVv】
　
　
【剣八の場合その１・１４巻Ｐ１４０】
『あの……ですから………け…ん…八…さん…………わ…わた……私…………な………なま………名前………ＸＸＸＸＸＸ……で…す。
　あの…き…聞こえ……聞こえて……ます…か？』
　
フォントサイズ約１程度の声の大きさで、建物の影に隠れるような姿で女の子がおどおどしながら更木に話しかけていた。
　
「…ちっ
　やっぱりダメか……」
　
斬魄刀を持ったまま剣八の掌が顔を覆う。
　
『ゆ…ゆう…勇気を…出して……きょ…今日は……こ…こんなに…ち…近くに……来ました…のに……。』
　
更木は気を失い、やちるは不安げに更木を呼び、更木の斬魄刀本体は５Ｍほど離れた建物の影でぽろぽろ涙を零していた。
　
　
【剣八の場合その２・１４巻Ｐ１４０】
『だからさー…オレ結構声かけてるし？…ってか、いつだって側に居るのに、見えないってどうよ？…絶対その眼帯がいけない…いや、眼帯つーかその髪型もどうかと思うんだよな…あ、違う眼帯だ眼帯…あれがあるからオレが見えないに違いない…やだよなーもう呪っちゃおうかなー…オレ呪えるのかなー？…こいつ鈍いしなー、蹴っても気づかなかったしなー…呪っても気づかない可能性大だよなー…。』
　
フォントサイズだいたい１程度の大きさのボヤキが延々続く。更木から離れる事約３Ｍの場所にヤンキー座りした少年が居た。
　
「…ちっ
　やっぱりダメか……」
　
斬魄刀を持ったまま剣八の掌が顔を覆う。
　
『あー…だからさー…オレここに居るしー…って眼帯取ってもだめかよー…あれだな…絶対眼ぇ悪ぃから…目医者行けって…あとさー…不感症かもしれねーから、そっちも医者だ医者。…蹴っても気づかないとなると…うーーーん…今度くすぐってみるかー…面倒臭いやつだなーまったく……ぶつぶつ…。』
　
更木は気を失い、やちるは不安げに更木を呼び、更木の斬魄刀本体は未だぶつぶつぼやいていた。
　
　
【へたれ喜助の場合】
「えっとー…どなたですかー？」
　
品のある豪奢な着物を着、長く絹糸のように艶やかな黒い髪を後ろに流している。
切れ長の黒い瞳は艶めいて、紅く染まった唇は微笑んでいた。
　
『わらわの名を知りたいのか？』
　
色っぽくて綺麗だけど、なんとなく背筋に感じるものがあって、喜助は返事を躊躇う。
　
『知りたくないのかと聞いておるのに、無言とはの…躾が必要なようじゃな。』
　
紅い唇がにんまり笑う。
どこから取り出したか右手に鞭が握られた。
　
『ほぉ〜逃げようとしないのは誉めてとらそう。
　しかし、私の躾は厳しいぞ。』
　
逃げたくも足が動かないんですっ！と喜助は心の中でシャウト。
紅姫の鞭がうなる１０秒前だった。
　
　
【ファンシー恋次の場合】
「すっげぇ〜可愛いなーVv……ぐはっ！」
　
先ほどから繰り返される光景。
一面の野原に申(尻尾蛇)が、そこかしこに楽しそうに転がっていた。
恋次が、それを見る度、笑み崩れ、やに下がり、走りよって申を抱きしめる。
そして、申はと言うと『儂を早く見つけないと死ぬぞ。』と言いながら引っかき、蛇はと言うと『お前きしょく悪ぃからよ、その顔なんとかしろっ！』と言いながら噛み付いていた。
　
それでも恋次は負けない、体中から血を噴出しながら次々申を抱きしめる。
　
「俺、卍解しなくてもいいなぁ〜vvvこのまま幸せプリチーお猿ちゃん世界で死ぬってのもありだよなぁ〜vvvv」
　
傷以外にも鼻血をたらしながら、呟く恋次。
蛇尾丸本体は、恋次の背後で頭を抱えていた。
　
　
【一護の場合　１４巻Ｐ１１６〜】
「一護お前は、私を信じられるか。」
「…当然だろ。」
　
斬月の左手は一護の肩に乗せている。
そして右手はさりげにガッツポーズ、ギュギュっと握り締めていた。
　
「俺の力全部、あんたにあずける。
　好きに使ってくれ。
　そして−−−−…俺に力を貸してくれ。」
　
一瞬激しい眩暈に襲われ言葉が途切れるが、一護を見つめる目だけは外さない。
斬月は、あぁと一言言いながら微かに震える手を一護の手に添える。
　
その時斬月の耳には、教会の鐘の音が聞こえ、目の前には天使が舞っていた。
斬月にしか見えない司会者が語る。
　
お二人の初めての共同作業です…
　
その瞬間斬月の霊力は果てしなく上がった。末広がりのおめでたい上昇カーブ。
斬月の鼻から噴出した血は、誰にも見えなかったらしい。
　
　







　



　
　
剣八その１の場合は、Narutoに出てくるヒナタちゃん風味でお願いします(ﾟﾟ*)
うわーー剣ちゃんと気ぃあわなさげーーーf(^-^;)
剣八その２の場合は、テニスの王子様に出てくる不動峰中の伊武くんでお願いしますf(^-^;)
これも剣ちゃんとめさめさ気ぃあわないだろうなーーーf('';)
　
実は剣ちゃんと斬月が書きたくて、書いたモノ…f('';)
それだけじゃ寂しいから、２つ追加してみました…あはは…愛の偏りがあるなぁ。
でもね、まじであたしにはケーキ入刀にしか見えなかったんだよf(^-^;)
うちの斬月って、女の子の父親風味だからね…ほら永遠の夢じゃん。娘と結婚って('';)
だらしなくにやけているんだろうなぁ…としか思えなくて…。斬月への愛があるんだけどなぁ…(;__)_
　
ということで、こーゆーのは、４コマで見た方が楽しいし、分かりやすいと思うのね(ｰｰ;)
絵心カケラもねーあたしじゃ無理なんだよなー(ｰｰ;)
最近絵描く才能がめっさ欲しいよ…こんなんばっかり思いつくんだもん(/_;)