KIREI・頑張る子供達  

  バッシュは、宿の受付で受け取った手紙を読んでいた。 ノアの仕事は、完璧だったようで、心からの笑みが漏れる。   (また、ノアに怒られるのか……)   不甲斐ない兄としては、何度怒られても構わない。荒んだ表情じゃない、憎悪に満ちた笑みじゃない、ノアの心からの笑みが見れるのであれば、何度でも怒られる。   (楽しみだな)   彼の父親は、綺麗に似ていると書いてあった。なら、きっと大丈夫だと。約束の時間まで長いなと呟いて、バッシュは残念そうにため息を吐いた。    ・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・   バルフレアは、いつものようにノアからの手紙を受け取り、人目の無い海岸の隅にバッシュと出向いた。 だが、そこには、訳分からない光景が鎮座。現れたのは、ノア一人じゃなかった。   「バッシュ?」   振り返った先のバッシュは、いつもと変わらない笑みを浮かべているだけで、何も答えない。 そして、訳分からない状況の背後に居るノアは、一切、目を合わせてくれない。 なんとなく、分かってきたと、バルフレアは、心の中で頭を抱える。 子供達に、余計な事をするなと、怒鳴りたく……いや、殴りたくなったが、そこはそれ、可愛い息子達を怒れない過保護な父親は、心の中でしか暴れられない。加えて、心の底の方から、頑張ったな等々余計な事を言いだす始末。現在、バルフレアは父性に磨きをかけている真っ最中だった。   「ほら、頑張るのだぞ」   そう言って、シドはノアの背中を押す。   「あ…は、はい。シド殿も…」 「あー、分かった、分かった。お前程度には、頑張るつもりだ。ほら、行って来い」 「はい」   ノアは、柔らかな笑みをシドに向けた後、直ぐにそれを消し、緊張した面持ちでバッシュに歩み寄った。   「来い…」   ノアは、顎でバルフレアから離れた場所を指し、バッシュについて来いと促す。 バッシュは、顔に笑みが浮かばないよう必死でしかめっ面をし、ノアの後ろを付いていった。 その背中を暖かい視線で見送った後、シドは、ゆっくりとバルフレアの方へ顔を向けた。   「さてと…、お前も来い」 「どこへ行くつもりだ?だいたい、何しに来たんだよ」 「お前に、釈明しにきてやった」   釈明という言葉からかけ離れた尊大な物言い。   「あー、分かった、分かった。あんたこそ、こっちへ来い。街中で、釈明なんかするもんじゃないだろ?」   シドが行こうとしたのは、街中へ向かう道。バルフレアは、それとは反対の方へ歩き出した。 その様子に、シドの目が訝しげに細まる。   「んだよ」 「何で、お前、そんなに普通なんだ?」   歩きながら、笑い出しそうになるのを必死で堪えていたバルフレアは、もう限界だった。 噴出した。   「ファムっ!」   自分にかける声音は、昔と変わらない。 あの時、研究所であった時に、シドに抱いた感情は、理解は、間違ってなかったと、より一層笑いが止まらなくなる。   「こらっ、お前っ、老人をいたわれっ!」 「その老人が、体内に人造魔石なんか、入れんなよ」 「研究の成果は、自身で試す。昔から言っていたはずだぞ」 「あのなぁ、その理屈は分かるぜ。だがなぁ、いくらなんでも行過ぎだ」   ようやく、人目から影になる岩場に辿りつく。バルフレアは、さっさと座り込み、未だ立っているシドに笑いかけた。   「ファム…」 「ほら、釈明したいんだろ?言ってみろよ」 「……さっさと自分だけ座るな。ったく、最近の若者は、年寄りに不親切この上もないな。少しは、ヴェインを見習え。あいつの礼儀は、完璧だぞ」   シドの言葉に呆れながらも、バルフレアは、床をポンポンと叩く。 シドは、一つため息をついて、その場に座り込んだ。   「お前は、運動好きな子供だっただろ?だから、ジャッジにした。そっちの方が、儂に付き合わせるより、喜ぶと思ったんだがな」   一切目を合わせず、暗い海を見据えている男は、気まずそうに頭をかいていた。   「一言聞けよ」 「だがなぁ、もし儂の傍に居たとして、お前、絶対質問するだろう?何でー?とか、どうしてー?とか、お前の得意技じゃないか」   バルフレアは、苦笑を浮かべる。 全てが分かっている今なら、どうしてシドが自分をジャッジにしたか、十分に分かる。そして、過去の自分の言動を思い出し、確かに自分でも、傍に置いておけないと思う。自分は、あまりに世間を知らなさすぎる子供だった。その子供に、全ての行動を説明するのは、難しかっただろう。人が死ぬというのは、身近には無かったが、自分が作ったもの、自分が実験したもので、多くの人が死ぬ。それを、いつか理解した時に、問題だし、理解しなかったままだとしたら、もっと問題だ。 シドの傍らは、子供が育つ場としては、最悪な場所だった。   「せめて…ヴェーネスを見ていればな…」 「ヴェーネス」   ほいほいと、ヴェーネスがバルフレアの目の前に現れる。 バルフレアの口からため息が漏れた。   「ヴェーネス」 「何だ?」 「俺は、こいつの気が狂ったと思ったんだぜ。せめて、お前が現れて、こいつを洗脳しているんだ程度の状況ぐらい作りやがれ。そうすれば、少しは悩みが減っただろ」   シドは、目を見開き、ヴェーネスは戸惑うような雰囲気を纏う。   「儂が?」 「シドが?」 「あり得んだろ」 「ファムランは、馬鹿なのか?」   立て続けに、言われた言葉に、バルフレアが舌打ちをする。   「ちょっと待て、ヴェーネス。ファムは、凄く頭がいい。あの当時、既に一流の機工士だったと、いつも言っているだろ」 「ならば、なぜ、こんな事を言う?」 「そりゃぁ、ファムは、優しい子だからだ」 「優しい…か?この間、戦ったのではなかったか?」 「今のファムには、あの頃と違い、やる事があるのだろう。親子程度の絆は、己の信念には勝てんよ」 「では、シド、お主と同じなのだな」 「たぶん、な」   バルフレアは、シドの言葉が続くたびに頭が痛くなっていた。 実は、自分も、同じレベルで双子を可愛がっている事に気づいていない。非常に似た物親子だった。   「それより、お前は、何でそんなに、普通なのだ?儂は、別れた頃のお前を忘れてはおらんぞ」   シドが最後に見た彼は、酷く憔悴していて、泣きそうな目をしていた。   「あー、たぶん、あんたの考えが分かるような経験をしたからだろ。あんた、バルハイム地下道の逸話とか知らないか?」 「バルハイム地下道?……特に、特筆するような話は、知らんな」 「途中の狭い通路だったんだが、その突き当たりに、偶然手をついた。  そしたら、時間が30年程度遡行して、ランティスの草原に移動していた」 「ほぉ」   一瞬で、シドの目が、真剣なものに変わる。   「いつだ?場所は?」 「大坑道の東側だ。バッシュを助け出す一ヶ月ほど前あたりだな」 「いい加減だな、ファム。ちゃんと記録は残すよう言ったはずだぞ」 「……あんたなぁ……一応、航海日誌には書いてある」   それなら良し!とばかりに、シドは頷く。見ていて、酷く恥ずかしい。   「それで?」 「帰ってすぐに、もう一度試したが、何も起こらなかったぜ。まぁ、他にも要因があるんだろうな。  んで、そんなもん調べてどうすんだ?」 「面白いじゃないか」   バルフレアの目の前には、相変わらず未知のモノに目を輝かす研究者が居た。   「ヴェーネス」 「我も知らない」 「お前、神と名乗っていたんだろ?」   シドの言葉に、「それでも知らない事は多い」と、ヴェーネスは、面白げに答える。   「まぁ、そんな事はいいんだ」 「よくないだろ」 「話を聞く気は、あんのか?」   シドは、不満そうな表情のまま、一応大人しくなる。 横で、ヴェーネスの忍び笑いが聞こえる。   「そこで半年ほど、双子の教育を任された。それだけだ」   シドの目が、瞬く。   「お前が、育児をしたのか?」 「読み書き算術と、テーブルマナー、剣の扱いだけだ」 「お前は、空賊だったはずだな?その家の者の目は、節穴か?」 「いやー、あの人ほど目の確かな人は、いないだろ。ほんの少しの時間で、俺の出自を推測したんだぜ。これ幸いと、俺に子供達を押し付けて、仕事に出かけたよ」 「なるほど…」   シドは、確かに、その家の者の目は確かだと頷く。そして、30年前という時間、双子というキーワード、シドの顔に苦笑が浮かんだ。   「そういう事か…」 「かなり良い子に育っただろ?」 「確かにガブラスは、随分と可愛らしくなったな。  ガブラスっ!!どうせ近くに居るのだろっ!」   シドが叫んだ後、背もたれにしていた崖の背後から、ガブラスがおずおずと出てきた。   「あの…可愛らしくは、ないと、思うのですが……」 「その態度のどこが可愛らしくないと言うのだ。ったく、こっちへ来い」   ノアの背後で、大きく頷いているバッシュを見たシドは「お前もだ」と呼ぶ。   「お前は、いつから敵側に付いていた?」 「私は、今もラーサー様に付いていますが」   当たり前だという風に、さらりとはっきり言いのける。 シドは、バルフレアに顔を向け、「やはり、可愛いな」と一言。   「今日、お前が予定していた事は、既にすませてあるのだな?」 「はい」 「なら、いい」   シドの前には、穏やかに笑むノアと、ほっこりと笑うバッシュが居る。   「双子でも、随分と違うものだな」 「バッシュは、猪突猛進型。ノアは、その背後でオロオロしているんだが、結局はついていく。だが、最終的に怒らせて怖いのは、ノアだな」 「なるほど」   シドは、まじまじと二人を見る。 心の中で、もしかして孫か?と、妙な事を思いながらも、バルフレアの成果を暫し堪能する。   「シド殿」   ほっこりした笑みそのままで、バッシュが声をかける。   「何だ?」 「シド殿は、これから何をするおつもりですか?」 「……それを敵のお前に言うと思うか?」 「敵、ですか?」 「こうやって話してはいるが、お前がダルマスカの王女と共にしている以上、敵には違いあるまい」 「敵ではなくなる道は、ありませんか?」 「それは、無理だな」   面白そうにシドは笑って、バルフレアに「そうだろ?」と声をかける。   「俺は、こいつに付いているからなぁ」 「儂には、ヴェーネスとヴェインが居る」   親子の会話を聞いて、バッシュは、珍しく眉間に皺を寄せた。   「シド殿は、神の存在を抹消するおつもりですか?」 「流石に、それは無理だ。なぁ、ヴェーネス」 「そうだな」   今まで静かに浮かんでいたヴェーネスが、笑いを含んだ声で答える。   「では、どうするおつもりで?」 「神は無理だが、石は簡単だ。お前達は、石を貰いに行くのだろう?」   ようやく、シドが王女を焚きつけた理由が分かった。 血筋。そして、それを証明するものが無ければ入れない場所に、石はあるのだろう。 だからこそ、王女の憎しみを利用して、ギルヴェガンへ行かせた。 バルフレアは、シドに対し流石だなと、口の端を上げる。   「私達が石を壊す予定ですから、それで終わりではいけませんか?」 「儂はそれでも構わんが、ヴェインが止まらんな。あいつは、アルケイディアの憂いを今回の事で全て消すつもりだからな。  儂は、その手助けをするつもりでもある」 「憂いの中に、私達が入っているのですね?」 「まぁ、そうだな」   バルフレアは、シドの言葉を聞きながら、ほんの数ヶ月前なら、思いもしなかった推測をする。 子供達が頑張っているのなら、自分も全員が望む方へいけないかを模索し始める。   「なぁ、ヴェインは、ラーサーの事をどう思っているんだ?」   その言葉に、意外な所から笑い声があがった。   「なんと言ったか……そう、ヒュムの言葉で、目に入れても、満面の笑みだったな、シド」 「ヴェーネス」   律儀に「目に入れても痛くないだ」と、シドは苛立たしげに答える。 たまたま今馴れ合っているが、目の前に居る二人は、間違いなく敵。シドは、味方の情報を流すつもりは一切無かった。   「怒るなシド。  我はこの者らだけでは、不安なのだ」 「どういう事だ?」 「全ての戦いに勝つのは、難しい。それどころか、永劫勝ち続ける事は、不可能だと言ったのは、シド、お主だ」 「あぁ、確かに言ったが、それがどうした?」 「万が一、この者らが勝った時、シドもヴェインも居なくなるという事になるであろう?」 「まぁ、そうだろうな」 「それが、不安だと言っているのだ」   シドとヴェーネスの会話を、残る三人は興味深げに聞いている。 特にバルフレアは、先のヴェーネスの言葉で、自分の考えは、間違っていないと心の中でニンマリ笑っていた。   「ファムランでは、まだまだシドには及ばないだろう。  ラーサーもしかり。  石が消えたとしても、オキューリアは残る。その時に、お主ら二人がこの世界から消えているのでは、困ると言っておるのだ」   シドは、目の前のバルフレアを見、そしてラーサーを思い浮かべた。 石を壊すだけでは、人間の手に歴史を取り戻す事にはならない可能性を指摘され、嫌な顔をする。   「なら、俺達と戦って負けても、死ななければいいだろ」   二人の会話に、バルフレアがニンマリ笑って割り込んだ。   「どうするのだ、ファムラン?」 「俺の名は、バルフレアだ」   先程から、ひょいひょい出てくる自分の昔の名前が、やけに恥ずかしい。   「だが、我は、ファムランという名の方が聞きなれている」   バルフレアは、一つ舌打ちをして、「お前は、神の一人なんだろ?バルフレアに慣れろ」と言って、シドの方を向いた。   「あんた、石を壊す時に、来るだろう?」 「あぁ、そのつもりだな」 「戦いになるな」 「だろうな」 「体内に埋め込んだ人造破魔石だけは、絶対使うなよ。  それで俺達が、負けた時は、諦めるさ。ほっておけ。だが、あんたが負けた場合は、死んだふりでもしてろ。ヴェーネスにどっかに連れて行ってもらって、隠れときな」 「人造破魔石を使わないで、どうやって勝てと言う?儂は、研究者であって、剣士では無いのだぞ」 「ったく、最低限の運動は、しろって言ってただろ?  だいたい、あんたが、人造破魔石以外に何も用意していないって言うのか?あり得ないだろ」   シドが、満足そうに、ニンマリと笑っている。   「それで、なんとかしろ」 「そうだな。だが、ここにヴェインは、居ない。あいつの意見も聞かずに、話を進められるか」 「そうだな…、なら、それまでモブ退治でもして、石を壊しに行くのを止めといてやる。  それで、会話が必要なら俺が行くし、必要がなければ、手紙でも、あんたが、また来るのでもいいぜ」 「ま、そんなとこだろうな」   成り行きを見ていた双子は、視線だけでお互いの意思を伝える。 バッシュは、バルフレアだけで帝国に行かせる気は無い。 ノアは、ラーサーに気を配りつつ、二人を守る為に、手を尽くすつもりでいる。 そして、それは、結果的に、自分達の望む道に繋がると信じていた。 だが、その望む姿が、どういうものか、未だ二人は分かっていない。   「宿題の期限まで、短そうだな」   バッシュから伝えられた、フランから出された宿題を思い、ノアは困った顔になる。   「一日中、一緒に居たい訳ではない。……ただ、繋がっていたいだけなのだが……」 「そうだ、突然上に乗っかるのはまずいだろうが、口付けぐらいなら、子供の頃にもしていた。だろ?」   バッシュは、唐突に、にっこり笑ってノアに言う。ノアが心の中で、兄さん!と叫んだ声は、当然聞こえない。   「ノア、帰り際に、頑張れ!」 「は?!」 「ノアは、帰るだろう?今、頑張らないと、いつになるか分からん」 「た、た、確かに、そ、そうだが……だ、だが、ど、ど、どうやって?」 「勢いだ!」   胸を張ったバッシュは、満面の笑みで言い切った。 ノアは、バッシュに聞いた自分が馬鹿だったと、肩をがっくり落とす。行動力の権現な兄なら出来るだろう。だが自分は、悲しいかな、考えてしまう。とりあえず後先を考えてしまう。しかも、ここには、バルフレアだけではなく、シドまでがいる。   「ノア」 「に、兄さん……」 「しがみ付いて絶対離さないと誓ったな」 「う……」   ノアが言葉に詰まっているうちに、シドとバルフレアは、話を終え近づいて来ていた。   「帰るぞ、ガブラス」   シドの声に思い切り驚いて振り返った時、ノアはバルフレアを見てしまった。「ノォア」という甘い呼びかけと、酷く優しい笑み。心臓が跳ねる。 それに引き寄せられるように、ノアは、ふらふらとバルフレアに近づいた。   「綺麗…」 「ん?」   ノアの両腕が伸び、バルフレアの顔を引き寄せる。 ほんの数秒触れあう唇。   「綺麗、おやすみなさい」   頬を染め、微かな笑みを浮かべたノアを目の前にしたバルフレアは、殴る事も、怒鳴る事も出来ず、「おやすみな」と条件反射で言葉を返し、ノアの頭を撫でた。 その背後で、シドが面白そうに笑っているのも気づいていない。   「シド殿、行きましょう」 「そうだな」   ニヤニヤ笑いを浮かべたシドは、バルフレアと同じように、ノアの頭を撫でてから歩き出した。そして、二人は、そのまま振り返りもせず、街の中へ消えて行った。   「綺麗」   もう一人の子供が、嬉しそうに笑いかけてくる。   「さぁ、俺達も帰るか」   声の方へ顔を向けたバルフレアは、先ほどとは違う、同じ笑みを見つけた。   「綺麗」   バッシュは、ノアと同じように両腕を伸ばし、バルフレアの顔を引き寄せる。 そして、同じ時間分、唇を重ねた。   「綺麗、おやすみ」   バルフレアは、「…バァッシュ」と文句ありげな口調で言いながらも、ノアの時と同じように、バッシュの頭を撫でる。   「さっさと寝るぞ。明日は、モブ退治だ」   バルフレアは、宿に向かって歩き出す。その後に嬉しそうなバッシュが続く。 同じ事をしたがる子供達だった。 愛情表現が、大らかな子供達だった。 二人は、嬉しいと思う度に、さっきのように、(あの頃は小さな手を頬に添えるだけだったけど、)キスをしてきた。 だが、今のキスは、それとは違う事ぐらい、父性愛で目が曇っているバルフレアにも分かる。 随分と大人になったもんだなぁと、思いながらも、実際、彼らが自分より年上なのは、理解している。理解しているだけかもしれないが。 パパ、バルフレアは思う。 息子達へ、ちゃんと考えて答えを出さないとなと。 そう考えていたバルフレアの口元には、笑みが浮かんでいた。     to be continued…  

 

09.03.23 砂海
あーーーシド、シドルファス殿っ!なんてー可愛いのぉぉっ。楽しくてしょうがないヨ! そして、双子、頑張ってます。すっごく頑張ってます。 どうして、私の文章は、バルが受け子っぽいんでしょうねぇ?(^-^;)