KIREI  

  「うわぁ〜」   目の前に, キラキラした物体。   「バッシュ!バッシュ!!すぅごぉく綺麗ぇ〜Vv」 「なぁに?ノア?」   てこてこと走ってくる、増殖したキラキラした物体。   「綺麗」   はにかみながらニッコリ笑って、俺を指差している。   「うわぁ〜。うんうん、ノア。すっごくすっごく綺麗だね〜」   嬉しそうにホッコリ笑って、頷いている。   「綺麗だねぇ」 「うん」   自分の目の前に座って、じっくり眺められている。俺は、動物園の動物か?   「あのな」 「うわぁ〜」   真っ赤になるキラキラその1。   「声も綺麗」   にじりよってくるキラキラその2。   「恥ずかしいぞ、お前ら」 「もっと、しゃべって」 「うん、もっと、聞きたい」   頭が痛くなってきた。何だこの状況?   「ここは、どこだ?」 「ランティス」  キラキラが、二人同時に答える。 「ラン…ティス……?」   それは、無くなった国の名前。   「うん」   目の前でニコニコしている子供達は、まだ学校も行ってなさそうな小さい子供。暦を聞いても、分からないだろう。   「そっか……さて、どうしたもんかね」 「どうしたの?」 「迷子になったみたいだな」 「おうちが、分からないの?」 「あぁ」 「僕達のおうちに行こう!」 「うん、行こう!」   短い髪の毛の男の子が、大きな手をおずおずと握って、ニッコリ笑う。 長い髪の毛の男の子が、大きな手をぎゅっと握って、笑いながら引っ張る。 バルフレアは、仕方が無いという様子で、立ち上がり、子供達と一緒に歩き出した。   ◆KIREI   「あ〜、…………ノアとバッシュか?」   小さな呟きを、フランは訝しげに聞く。ここは、そんな声を出していい場所ではない。   「当たり…だな……、ったく、またかよ……」   突然バルフレアは、隠れていた場所から歩き出す。逃げ道を探している最中。フランもヴァンも、彼を留める事さえ忘れて、呆然とその姿を見ていた。   「おい、お前ら」 「誰だっ!」 「ったく、ちょっと見ない間に、こんなにでかくなって、まぁ」   その声に、その姿に、籠の外と中の二人が硬直する。   「喧嘩すんなって言っただろ。最後の約束を破んのかよ」 「き…」 「……綺麗?」 「よぉ。んで、俺の名前は、未だそれか?ちゃんと、教えただろ?」 「バル…」 「フレア…」 「そうだ。久しぶりだな」   最後に見たのは、彼らにとって30年も昔。それでも半年の間一緒に暮らしていた綺麗を、忘れる事などなかった。   「俺にとっては、ほんの一ヶ月前の話なんだが、お前らには、どれぐらいの時間が過ぎた?」 「俺達は、35だ」 「あぁ、30年ちかく時が流れている」 「やっぱり、年上かよ」   そう言う彼の姿は、記憶しているそのままの青年の形。 双子は、こんな状況にも関わらず、一番最初に出会った時と同じ、変わらず綺麗だなと思っていた。   「それで、何が原因だ?また、バッシュの言葉が足りないのか?それとも、勝手にノアが拗ねてんのか?」   籠の外と内で、同じ顔が真っ赤になる。   「バァッシュ、言ってみろ。お前、何をやらかした?」   姿形はそっくりな二人だったが、見事に性格が違っていた。 奔放といえば聞こえがいいが、正確には、猪突猛進。思ったら、突き進んでいく。それを、ほのぼのとした笑顔でやっていく、バッシュ。 ノアは、その背中を見て、いつもおろおろしていた。説明があればいい。だが、彼は一切説明せずに突き進む。後になって、彼の意図を理解したノアが、泣きそうな顔でバッシュを見ていた。 そして、ノアはノアで、ある意味言葉が足りない。不安なら、言葉にすればいいのに、我慢してしまう。結局バッシュの後をついていくのなら、泣きそうな顔しないで怒ればいいのに、ノアが怒るのは、全て終わってしまった後。しかも、ノアが拗ねると始末に置けない。とことん、バッシュが謝り倒して、一日中ノアに構っていないと機嫌が直らない。 バルフレアは、二人を見た瞬間、その両方がこじれ放題にこじれていると判断した。   「ほら、ノア。拗ねてないで、ちゃんと言いたい事を言え。バッシュは、馬鹿だから、全部正直にお前の気持ちを言わないと、分からないままだぞ」 「綺麗っ!」   二人共、もう既におっさんと呼ばれるような年齢で、加えて、若造と言っていい者から、そんな言葉を言われた事は皆無の地位。特にノアは、真っ赤になって固まっている。   「ほら、ノア。ん?何だ?抱っこしないと言えないのか?」 「違うっ!」 「だったら、言えよ。但し、正直にな」   そう言ったバルフレアの喉元に、剣が向けられた。   「へぇ〜、ノアじゃなくて、ジャッジ様ってか?」 「私は、ジャッジ・ガブラス。ノアではないっ!」 「そうきたか……」   バルフレアは、剣を無視して、ノアに近づく。首筋に赤い筋が浮かび、真っ赤な雫が一筋流れた。   「き…」   それに動揺したのは、ノア。慌てて剣を引くが、それをバルフレアの手が掴み、止める。   「ノォア」   たった半年だけど、綺麗が自分を呼ぶ声は、未だ耳に残っている。   「そんな窮屈な鎧を着ていて楽しいか?」   鎧越しに抱かれる。それほど強い力では無かったのに、ノアは動けない。   「き…麗…」   顔が無様に歪む。   「ノォア、ほら言ってみろよ」   その変わらない声音に、悲鳴のような声が答えた。「兄さんは、俺を捨てて行ったっ!!」 バルフレアの視線が、バッシュに移る。   「お前、何の説明も無しに、出て行ったな?」 「ノア………お前にまで、国を捨てさせられ…なか……った…」 「ったく、相変わらず何の説明なしかよ。言わなきゃ分からないだろ」 「だがっ!」 「チビん時に、いっぱい言っただろうが。お前達は、たった二人の兄弟なんだ。ノアは、バッシュにぃちゃんが大好きで、お前もそうだっただろ?  大好きってのは、突然居なくなったら悲しいって事なんだぜ。  お前は、人の気持ちを勝手に考えて、結論を出しすぎだ」    バッシュは、「すまない…」と小さい声で答える。   「聞こえないぞ」   そう言ってから、バルフレアはノアに視線を向ける。   「バッシュは死んだ事になっていて、ダルマスカの王さんを殺した事になっていたよな…だが、バッシュは、そんな事をするはずがない。とすると、ダルマスカの王さんは、ノアの八つ当たりで殺されたって所か?」 「そう…だ…」   ノアは、まるで小さな子供が怒られているかのように、小さく頷く。   「お前らなぁ、怒られる度に、声が小さくなるのは、良くないって何回も言っただろうが」   バルフレアは、、頭を掻きながら、眉間に皺をよせる。   「バルフレア」    そこに、フランとヴァンが現れる。   「どうするの?この子を抑えておくのに疲れたのだけど?」    フランの手は、がっしりとヴァンの腕を握っている。   「お前は、戦争孤児なのか?」 「違うよっ!でも、兄さんがっ!」 「ここでする話じゃないな…ちっ…ノア、ちょっと付き合え」 「綺麗?」 「後で、ちゃんと帝国に帰してやる。フラン」 「分かったわ」    ノアの足は、バルフレアに手を引かれ、一歩足を踏み出そうとするが、それが止まる。   「綺麗」 「ん?」 「部下に話をつけてくる」    バルフレアは、真っ直ぐノアを見る。同じぐらい真っ直ぐにノアは、バルフレアを見返した。   「俺達は、先に行ってる。ちゃんと後から来いよ」 「分かった」   ノアは、兜をかぶり、出口に向かう。 バルフレアは、バッシュの前に立ち、フランを呼び寄せた。   「ここか?」 「えぇ、この下ね」 「じゃぁ、籠ごと落ちるとするか」 「そうね」   その言葉のまま、フランの足がレバーを蹴った。   「ヴァン、行くぞ」 「う、うん…」   不服そうなヴァンの首根っこを掴んで引きずり、そのまま籠に飛び乗る。 暗い穴の中へ、籠と共に、全員が落ちていった。                  ◆◇◆                 「大丈夫か?」 「あ、あぁ」   バルフレアを見上げる顔には、満面の笑み。   「大きくなったな」   バルフレアは、バッシュの頭をぽんぽんと叩く。   「そうだな。綺麗を追い越してしまった」 「ったく、お前ら二人は、何度名前を教えても、それだな」 「綺麗は、綺麗だ。変わらない」 「何言ってんだよっ!」   のほほんとした空気を割って、ヴァンが叫ぶ。   「さっき、バルフレアが言った事はっ!」 「ノアが頷いただろ?そのままだ」   ヴァンの口から、ギリギリと音が漏れる。   「だが、戦略的には間違っていない。どうせ、帝国お得意の陰謀だ。考えたのはノアじゃないだろう」 「だけどっ!」 「効果は抜群だったよな?誰もが、バッシュを呪った。こいつを、信じなかった。そして帝国は、お綺麗なままだ」   バルフレアが、ヴァンを見返す。   「お前は、誰を憎みたいんだ?」 「兄さん……兄さんが……見たものは……、くそっ!」   ヴァンの拳は、振り上げたまま震えている。   「兄さん?……レックスか?2つ下の弟が居ると言っていた。  そうか、ならば君に真実を伝えるのが、今の私の務めだな…」           バッシュの話が途切れ、一瞬の静けさの後、風を切る音と共に金属が叩きつけられたような高い音が、辺りに鳴り響いた。   「まだ、こんな所に居たのか?」   ジャッジの鎧が、壊れた籠から立ち上がる。   「今、話終わった所だ」 「兄さんが、見たのはっ!」   悲鳴のような、ヴァンの声。   「あの時の子供の弟か?」 「そうだ」 「あのままの話をしたのだな?」 「あぁ」 「ならば、それが真実だ。俺が、バッシュになった。俺とバッシュが双子だと知っていたグラミス陛下が、提案してきた。  俺は、臣下である以上、抗えないし、抗うつもりも無かった」 「だけどっ…」 「あれは、戦争だ。お遊びではない」   ヴァンとノアが睨み合う。 そこに、呆れたようなため息が割って入った。   「ノォア。お前が、怒っている相手は誰だ?大人気ないって言葉を知ってるよな?」 「綺麗…」 「とりあえず、こいつを少し落ち着かせてくる。お前らは、二人で、ちゃんと話しをしろ。  そして、その結果、お前らがどうするか、それを俺に言ってもらう。分かったな?」 「あぁ」   バッシュは、にっこり笑って答える。   「分かった」   ノアは、俯いて答える。だけど、声は、はっきりと聞こえた。   「あの頃教えたように、ちゃんと話すんだぞ」   そう言ってバルフレアは、ヴァンを引きずり、その場を離れた。 ここまでくればノアは、ちゃんと話すだろう。ノアが拘っている事が分かれば、バッシュはそれにちゃんと答える。 バルフレアの口元には、笑みが浮かんでいた。 あの世界から戻って、すぐにヴァンと出会い、慌しい日々送っていて、彼らの名前さえも忘れていた。 ジャッジ・ガブラスという名前を知っていた。バッシュ将軍という名前を知っていた。 名前を偽っていたノアはともかく、バッシュという名前を随分前から知っていたのに、直ぐに気づかなかった自分の間抜けさに呆れる。あの時の自分は、将軍という肩書きを持った人物と、人懐っこい子供とを、一致させられなかった。   (本当に、大きくなったよなぁ)   バルフレアの顔に浮かんでいたのは、安堵の笑み。滅んでしまった国に住んでいた二人の子供。二度と会えないと思っていた。   「バルフレアっ!」 「あ?」 「手を離せよ!」 「いいけどな。お前は、どうするんだ?」 「……どうする…って…」   今まで勢い良く噛み付いていたヴァンの顔が下がる。   「お前も、決めるんだな」 「決める…」 「貴方は、誰を憎むか、全てが戦争だったのだと諦めるのか、それとも忘れるか、何かを選ばなくてはいけないわ」   今まで、ずっと沈黙を守ってきたフランが、バルフレアの言葉に説明を添える。その淡々とした言葉に、ヴァンの体が揺れた。   「忘れる?」 「それも選択肢の一つね」   ヴァンの首が横に揺れる。   「何で、あの二人は、敵同士に?」 「それは、俺に聞く事じゃない。ノアかバッシュに直接聞きな」 「…理由がある……」 「そうだな」   酷く歪んだ顔が、バルフレアを見上げた。   「戦争を…憎めば…いいのか?」 「仕方が無いって言葉で片付けたくはないんだろ?」   小さく頷く顔には、涙が無かったけれども泣いていた。   「兄さんは…、兄さんは、何もかもなくして…死んだ…」 「その言葉は、誰の思いだ?」 「………バルフレア」 「何を信じるか。何を思うか。辛くても、お前が選べ。  どうせ、何も戻らない」   ヴァンは俯いて、バルフレアの言葉を必死になって噛み締める。 彼の言っている事は分かるが、心が理解しようとしない。今まで憎しみという言葉に縋ってきたものが、崩壊しようとしている。ヴァンの心は、落ち着く場所を見つけようと必死だった。   「話は、終わったのか?」   バッシュとノアが、二人の前に現れた。   「ノア、ちゃんと納得したか?」 「………そう、だな」 「バッシュ、ノアに謝ったな?反省は、したのか?」 「あぁ」   バルフレアは、最初見た憎悪ではない、困ったような表情を浮かべたノアの顔を見て、ほっとする。   「これから、どうする?」 「変わらない」 「あぁ」   二人共、強い視線と意思をもった言葉を綴る。 これならば、たとえ敵対する立場だとしても大丈夫だと、バルフレアは、頷いた。   「ヴァン」   バルフレアの声に、のろのろとヴァンの顔があがる。   「この先、俺達は、楽だぞ」 「?」 「ジャッジ・マスター様と、ダルマスカの将軍様が先導してくれる。だろう?」 「任してくれ」 「…兄さん、動けるのか?」 「お前だけ、綺麗にいい格好するのか?」 「ち、ちがっ…」 「大丈夫だ。行こう、ノア」   ノアは、自分の二つに分かれた剣の一つをバッシュに渡す。 バッシュは、それを黙って受け取り。前を歩き出した。           「……凄い」   ヴァンの声には、感嘆が混じる。   「なぁ、フラン」 「邪魔をしてはダメよ」 「暇なんだがな」   フランは笑っていた。バルフレアの声に含まれるものは、まるで自分の子供の成長を喜んでいる親のように暖かい。   「いい子に育てたわね」 「たった、半年だぞ」 「それでも、彼らは、貴方を覚えていたわ」   嬉しいという感情を隠すように、皮肉な笑みがバルフレアの顔に浮かぶ。だが、付き合いの長い相棒は、そんな事では誤魔化されない。   「良かったわね」 「……まぁな」   深い洞窟の中、突然バルフレアが消えた。それは、ほんの少しの時間だったが、彼にとっては半年が過ぎていたという。フランは、その旅の内容を詳しくは聞かなかったが、彼にとっていい時間を過ごしたという事は、少し変化した彼の雰囲気で分かった。 子育ては、人を成長させる。フランは、その機会を作ってくれた、あの洞窟に感謝していた。   「兄さん」 「大丈夫だ」   心配そうなノアの声音を振り払うかのように、バッシュは動く。   「さっきまで、繋がれていたんだぞ」   バッシュは、穏やかな笑みを浮かべ、ノアを見返す。   「お前が居る。綺麗が居る。だから、大丈夫だ」 「…兄さん」 「おーい、ノア」   呼ばれて、子供のように勢いよくノアが振り返る。   「頭にきたら、殴りつけて大人しくさせろ。俺が、かついで行く」   バルフレアの言葉に、ノアが真剣に頷いた。   「綺麗っ!」 「お前は、自分が無茶をしている自覚が、まったく無い。いつもノアが心配していたのを、知らないだろう?」   その言葉に、バッシュは何も言えなくなる。思い当たるふしがありすぎる。   「クリスタルが見えたら、休憩を取るからな」   こういう場所には、必ずクリスタルが設置されている。 ノアは、もう一度頷いて、生まれて初めてバッシュの前に立ち、先に進んだ。                  ◆◇◆                 「ここは…」 「東ダルマスカ砂漠だろう」   バッシュは、目を細めて辺りを見回す。 目の前に広がる懐かしい風景。乾いた風。それに運ばれる砂。全てが懐かしい。   「兄さんは?」 「俺は、ダルマスカへ行く」 「そうか…」 「安心しろ。俺が手綱を、ちゃんと握っといてやる」   バルフレアの言葉に、ノアは少し息を吐いた。   「綺麗」 「何だ?」 「兄さんをお願いします」 「あぁ」   ノアは、バルフレアに頭をさげ、そして遠くに見えている村の方へ足を向けた。   「また、会おうな」   ノアの足が止まる。   「絶対死ぬな」 「綺麗も」 「俺は、この物語の主人公だぜ」   振り返ったノアが見たのは、綺麗な笑みと小粋なウィンク。   「綺麗、兄さん、…また」   そう言って歩き出したノアの顔は誰にも見えなかった。だが、慌てて兜を被ったその顔は、真っ赤に染まっていた。   「バッシュ、行くぞ」 「あ…あぁ」   バッシュは、ずっとバルフレアを見ていた。目に焼きついてしまった、今見たバルフレアの笑み。 それが、自分に向けられたものじゃない事に、少し寂しいと感じている。だが、それがなぜか分からない。 だから、彼の言葉に反応が遅れた。   「ヴァン」 「何だよ」 「これから先は、のんびり出来ないからな。全員で戦うぞ」 「綺麗、大丈夫だ」 「バァッシュ、お前、ノアに、心配させたいのか?」 「い、いや」 「少しは、体の事を考えろ。お前は、繋がれる前のお前じゃない」 「しかし」 「それに、俺もフランも暇でしょうがない。  前衛は、お前とヴァン。俺達は、サポートにまわる。なら、いいだろ?」   あの半年と、ここまで来るまでに見ていたものは、バッシュの性格をよく現していた。 守るものの為に、前へ進む姿。途中からノアが前を取った瞬間から、バッシュの動きが少し鈍る。バッシュを立たせる為には、前に進ませる事がいいと、バルフレアは判断していた。 そして、ここに来るまでに変化したヴァンの視線。未だ揺らいではいるようだが、それでもちゃんとバッシュを見るようになった。 それを確実なものにするには、一緒に戦わせるのが一番。 さすが、ダルマスカの将軍だと、バルフレアは感心していた。   「ほら、行けよ」 「ヴァン」   バルフレアと、フランが、二人を促す。 ヴァンは、戸惑いが隠せないまま、不安げに歩き出す。 バッシュは、レックスの弟と歩ける機会が持てた事に、そういう流れを作ってくれたバルフレアに感謝しながら、先頭を歩く。   ラバナスタまで、まだ長い道のりが目の前に開けていた。     to be continued…  

 

08.05.18 砂海
うっわ…一瞬、バルヴァン臭が……Σ(゚▽゚;)   えー、以前書いた時をかけるバルフレアが、非常に書きやすかった事を思い出し、再びトライでございます。 今度は、バルバシュ+バルノア。うっわ…バルノア…初めて見た文字だよ。またもや茨道。 私としては、22歳バル+子供二人が可愛らしくていいなぁ〜から、始まったんですけどねぇf(^-^;) おっさん二人を押し倒すのかぁ〜バル……ってな感想が今……(;。。)   書きたいシーンは、FF12後ですが、突然、三人の話を書いても、わけわかんない状態になるんで、 一歩づつ、進めていこうと決心しました…(^-^;)面倒とか、既に思って……。 さぁ、これから、頑張って捏造するぞー!