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佐倉の祭礼
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 活動履歴

祭礼の歴史
「佐倉の祭礼 3日目 新町渡御」

 昭和30年代前半まで、神社御神輿の渡御は祭礼初日に氏子町を全て回り、祭礼3日目は御旅所から神社に戻るだけの道順でしたが、その後氏子町への渡御が初日と3日目の2日間に分けられました。

御旅所に安置されている神社御神輿
祭礼2日目、神さまは大年番が警護する中、御旅所に安置され、祭りの賑わいを見て人々と共に楽しまれました。

御旅所発輿
午後3時30分、御旅所に大年番、各氏子町会の祭礼関係者、担ぎ手の鏑木青年会が集合し、午後4時20分、御旅所発輿
祭がはじまります。
御旅所で祭の賑わいを人々と共に楽しまれた神さまは、1日目に回れなかった栄町(さかえちょう)、肴町(さかなまち)、野狐台町(やっこだいまち)、間之町(あいのまち)、仲町(なかまち)、上町(かみちょう)を御渡になり麻賀多神社に戻られます。

午後五時、御旅所より担ぎ出された神社御神輿は、新町通りから二番町側の坂を下り栄町に渡御します。その後、栄町より仲町側の坂を上り新町通りへ向かいます。
街中を引き廻していた各町会の御神酒所は、神社御神輿がお渡りになる時間に合わせて町会に戻り神社御神輿をお迎えします。
午後6時すぎ、神社御神輿が再び新町通りへ戻ると、そこには仲町御神酒所が待っています。
白丁で装った担ぎ手(以後、白丁)たちは神社御御輿を「もみ」だし、待ち受けている仲町御神酒所の勾欄に花棒をかけます。そして、神社御神輿が仲町御神酒所から離れると再び「もみ」そして「さし」野狐台町方面の「旧堀田邸」へ向かいます。
午後7時過ぎに、肴町を渡御された神社御神輿は、野狐台町の「旧堀田邸」黒門前で御休憩します。
休憩後、神社御神輿は午後8時頃、間之町に渡御されます。
その後、待っている袋町の御神酒所に掛けます。
新町のクランクで肴町の御神酒所に再び掛けます。

新町御渡の流れ(仲町編)
御休憩所には、斎竹と盛り砂が用意されていて、神社御御輿が御休憩所に近づくと青年会世話役が斎竹を外し、盛り砂を馴らします。
子供達は万灯(まんどう)を持ち、町会の入口で神社御神輿を待っています。そして神社御神輿の行列が来ると先頭に立ち神さまを町内へ導きます。
神社御神輿が休憩所に着くと白丁たちは神社御神輿を「台」に安置し御神輿を囲み大輪になり、宮司が祝詞奏上を行い、町会の氏子総代が玉串奉奠を行います。そして「接待(飲食)」を受け、休憩します。
休憩後、白丁たちは再び神社御神輿を囲み大輪になり、3度手打ち(八平手)をします。
白丁たちは神社御神輿を担ぎだし、神社御神輿を「さし」ます。
次に、御神酒所のお囃子台勾欄に神社御神輿の花棒と後棒を「かけ」ます。
そして、町会を後にします。
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