佐倉の祭礼には、15台の御神酒所(曳き廻し屋台)が引き廻しをおこなっています。この御神酒所は、お囃子台より「上」の部分が回転する構造になっていて「花(御祝儀)」をいただくと、この回転するお囃子台をいただいた方に向け、お囃子や踊りを披露します。また、御神酒所同士がすれ違う時には、お互いのお囃子台を回転させ、お互いに向き合いお囃子や踊りを披露し合います。
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佐倉の祭礼
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 活動履歴


祭礼の歴史
「佐倉の祭礼  御神酒所編」




各町会の御神酒所、2、3日目は市街を引き廻します。
間之町の御神酒所も会所を出、新町通りに向かいます。
「門付け(かどづけ)」
山車や御神酒所は引き廻しの途中、各所で「花(御祝儀)」をいただきます。
引き廻しの途中で「花(御祝儀)」をいただいた袋町御神酒所
「花」をいただくと、御神酒所は止まりお囃子台をいただいた方に向け、御礼と繁栄や安全を願い、お囃子や踊りを披露します。
そして、お囃子台を元の位置に戻し引き廻しを続けます。
佐倉では、これを「門付け」と呼んでいます。

並木町の御神酒所も午後3時に会所を出て新町通りに向かいます。
新町交差点で「かじ」を切り、新町通りに向かっている並木町御神酒所。
新町通りの賑わい
栄町の御神酒所

新町門付け中の肴町の御神酒所
野狐台町の御神酒所
野狐台町の御神酒所は、午後3時に会所を出、新町通りに向かいます。
この御神酒所には「かじ」が無く、「てこ棒」で「かじ」を切ります。
御神酒所が引き廻しの途中で交差点やT字路など広い場所に着くと止まり、御神酒所の周りに綱を引いていた若者達が集まります。
そして、その若者達は、その年の五穀豊穣を祝い
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新町通りはすでに見物客で埋め尽くされています。

見物客で埋め尽くされている新町通りをかき分けるように各町会の御神酒所が、引き廻されます。
やがて夜がせまってきます。

その後、お囃子台を戻しすれ違います。
弥勒町の御神酒所
渾身の力を込めて御神酒所を回します。
この屋台回しを佐倉では「はなぐるま」と呼んでいます。
「はなぐるま」
表町の御神酒所も坂をのぼって新町通りを賑やかします。
弥勒町の御神酒所
御旅所の入口で二番町の御神酒所が居囃子(御神酒所の引き廻しはおこなわないが、一つの場所でお囃子を披露する)をおこなっています。
坂をのぼって鏑木町の御神酒所が新町通りを賑やかし、町会の人たちが扇子踊りを披露しています。
そこに本町の人たちが入ってきて「御旅所」前で扇子踊りを披露しています。
夜もすすみ、いたる所で御神酒所同士、囃子台を回転させて向きあい、お囃子や踊りを披露しあっています。
新町通りを引き廻している仲町御神酒所
上町の御神酒所
夜の新町通りの賑わい
見物客で埋め尽くされ、各町会の御神酒所は、人の波をかき分けるように引き廻されます。
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御神酒所同士が近づくと御神酒所を止め、お互いのお囃子台を回転させ向き合い、お囃子や踊りを披露し合います。
御神酒所同士のすれ違い

手前から宮小路第1の御神酒所、反対から田町の御神酒所が引き廻されています。
袋町の御神酒所
やがて、交通規制の終わる午後10時前、各御神酒所は自町会への帰路に付きます。