「佐倉の祭礼 初日 宮出し」

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祭礼の歴史
 佐倉は千葉県北西部、北総台地の中心に位置します。佐倉城の城下町として歴史を積み上げてきたこの街には江戸時代からの町割りを残しており、300年以上受け継がれている祭礼があります。それは、佐倉藩総鎮守である「麻賀多神社(まかたじんじゃ)」の祭礼です。
 現在は「佐倉の秋祭り実行委員会」が組織され、麻賀多神社の祭礼は「佐倉の秋祭り」となり、麻賀多神社と共に六崎(むつざき)麻賀多神社、田町(たまち)愛宕神社、本町(もとまち)神明神社、弥勒町(みろくまち)八幡神社の氏子町が加わり佐倉市内20町会、5社の合同祭の形による祭礼が新町通りを中心に、10月第2金、土、日曜日の3日間行われています。
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祭礼初日早朝の麻賀多神社
午前6時、「鏑木(かぶらぎ)青年会」の若者たちが麻賀多神社に集まり、神社御神輿を神輿倉から神社御殿前に出し、御神輿の飾り付けをおこないます。
麻賀多神社の祭礼で神社御神輿を担ぐ事ができるのは、鏑木町在住の男性に限られていて「鏑木青年会」と言い、担ぎ手約40人、棒頭4人、世話役6人、大世話役(赤だすき)4人で構成されていています。
午後1時、大年番(おおねんばん)と各氏子町会の祭礼関係者が神社に集合します。
1時30分、責任役員、大年番、氏子総代、来賓が神社御殿にあがり大祭式がはじまります。

そして飾り付けを終えると、担ぎ手には白丁(はくちょう・白い装束)が配られます
大祭式
社に宿られている神さま(御霊代)を御神輿にお乗りいただき、神社を後にします。
午後2時50分、大年番代表、青年会大世話役が神社御殿にあがり発輿祭(はつよさい、神社御神輿 宮だしの儀式)がはじまります。
神社御神輿の回りには、担ぎ手の鏑木青年会、氏子町会の祭礼関係者たちが整列して神さまを待ちます。
神社宮司が御霊代(みたましろ)を神社御神輿に移します。
白丁で装った担ぎ手(以後、白丁)たちは、各自の七丸提灯を神社御神輿にのせ、かつぎ棒にさらしを巻き、青年会大世話役の「明神まつり さらばさし」のかけ声で担ぎ出します。

かけ声の「明神まつり さらばさし」は、「明神まつり さらば久しい」が詰まったようで、
「明神(神)さまが、御祭礼で(町々に)久しぶりの御渡です」という意味だと聞いています。
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午後3時20分、神さまをお乗せした神社御神輿は麻賀多神社を後にします。