ペルビィアン・グリーン

 ペルー産ロイヤル・グリーンの紹介です。いわゆるペルビアングリーンと呼ばれるディスカスです。

 上のプトマヨ・ワパパは05年11月入荷時11cm足らずでしたが、成長が良く入荷時16cmにもなりました。ただ気が荒く、下のナナイ産(05年12月)を攻撃し、結果はご覧のとおりです。体色のスポットの出方に顕著に現れています。

この水槽は同居人にヤムンダ上流域のロイヤルブルー(06年2月)とグアリバフルカバーヘッケル(06年1月)の計4匹が90cm水槽です。

 どちらも雌雄は解っていませんがプトマヨは♀、ナナイは♂個体のようです。

 ペルー産グリーンの特徴はテフェよりも決して派手ではありませんが全体にパウダーグリーン色合いの乗りが渋く感じられます。スポットが爆発的に多くは無いのですが、ブラックアーチが太く顕著であることとバーチカルストライプに乱れが余り無いことです。この辺りのグリーンはテフェ産より進化が遅いのか水質が影響しているのかわかりませんが。

 体型は楕円型が多く、かつてタンクブリードグリーン系の初期のころに出回ったクロス個体に似ています。

 アマゾンの上流域に位置するため水質に敏感で飼育が難しいと思ったが、今のところそんなに神経質ではないようです。ただ、発情はしていませんから、この辺が水質によるのかも知れません。

 

プトマヨ・ワパパ産ロイヤル・グリーン 16cm

アルトナナイ・ディアマンテ産ロイヤル・グリーン 16cm

 いずれにしても、グリーンの中でも原始的な特徴を持っていることがより神秘的に見え、ワイルドファンをそそるのです。

ペルビアン・ロイヤルグリーン  16cm

 左記の個体は、私が得たグリーンの中では最も美しい1匹です。雰囲気からして雌個体だと思われます。
 残念ながらペアリング相手に恵まれず、入荷2007/10〜2011/9現在健在であります。が、残念ながら年齢と共にづポットが落ち、もはや繁殖能力もなく、余生を過ごしている感じ。全ては飼育者の責任です。

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