以前に紹介したヤムンダ・ロイヤルブルー。1年少し飼い込んで12cmから16cmを超えてきました。
しかしブルー系でありながら、非常に珍しく背鰭の先端が画像のように伸びてきました。
タンクブリードで一昔前のターコイズブルーやブリリアントブルーのオスによく見られました。しかしWWFFやペナンのスポット系、スネークス系が主流になってからは、長らく背鰭の伸張はまず見たことがなかったのです。
 ワイルドではジャプラのロイヤルグリーンオスには典型的に背鰭先が伸びる個体が多く見られました。
ドイツ、シュミットホッケ博士のブリリアントターコイズはジャプラロイヤルグリーンを用いたのではないか。考えられます。
また、このジャプラを用いたロングフィンタイプが香港辺りから紹介されたことがありましたがすぐに市場から消えてしまいました。これは極端な改良のせいで本来のディスカスの姿からかけ離れてはいけません。
 ワイルドブルーのしかもヤムンダでこのように背鰭の先端が伸張した個体は私も初めてですし、これまでのワイルド・ディスカス書籍に紹介された写真でジャプラ以外でしかもロイヤルブルーでは見たことがありません。これぞレアものです。
 写真のヤムンダ・ロイヤルブルーは伸張した背鰭だけでなく、全身のホリゾンタル、顔の小ささ、申し分ありません。ただ、背鰭ブラックアーチ下の小さな黒いシミとヤムンダ本来の地色の赤みが少ないのが欠点と言えば欠点ですが、ホリゾンタル間には少しだけレッドラインが出始めているので、もう少し買い込んで顕著に現れると言うことありません。ヘッケルクロスのようでありながらセンターバーが無いのも珍しく、これもレアものか。

珍種!ヤムンダ・ロイヤルブルー

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