ジュルア産ロイヤルグリーンペア

 これまで、タンク底面の汚れが醜く公開をためらって差し控えていたのですが、貴重な記録写真としてあえて未公開写真を公開します。
ジュルアロイヤルグリーンのペアです。残念ながらこれ以上のベストショットは残っていません。2003年10月の入荷魚です。入荷時直接ショップに出向き、開封後間もなくの入手でした。この時の光景は、はっきりと記憶に新しい。今でも当時を思い出す度に興奮がさめません。かつてこれほどのハイクオリティー個体群が一挙に入荷したのは見たこともありませんでした。たいへんな驚きでした。それもテフェではなくそれまでテフェと比べて地味な存在のジュルア産だったからです。最高峰の2枚を無理してGET!、しかしこれでも当日入荷中のカシラではありませんでした。3,4番手ぐらいだったと思います。それほどこのときはすごかったのです。ところが我が家へ来るなり1ヶ月も経たぬ内にペアリングを始めました。そしてその婚姻色に目を見張りました。

雌雄はベテランの方ならすぐにお分かりかと思います。ディスカスは一般に雌雄の見分けが難しい魚ですが、グリーンに関して最も解りやすいのはブラックアーチの黒い部分です。特に背鰭の部分が太めで、そしてブルーグリーンがこのアーチに差し込まない個体が♀です。♂の方が体格はやや大きくブルーグリーンのホリゾンタルラインから全体は♀に比べ派手です。体色は♀の方が赤く、レッドスポットが多くホリゾンタルが少ない。しかし超ベテランは顔つきでわかるそうです。

画像は手前が♀で、大きく見えますがアングルの性で実際は♂16cm、♀14cmです。この後このペアは幾度となく産卵・子育てを経験しています。この年以降、本年もジュルア産は入荷していますが、これほどの個体は届かなくなりました。残念なことです。
テフェとは違い、決して体高は高くなくホリゾンタルラインも強烈ではないので派手さはありません 全体には非常に渋い輝きを持っています。本日BBSでペルビアングリーンの優良個体を掲示しましたが、全体の雰囲気は似ています。

1.未公開の画像

2.雌雄の見分け

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