ばらの騎士オリジナルブランドローズの立ち上げ

 趣味としてのばら栽培がコンテスト出品を通じて次第にエスカレートし、いつしか自分独自の世界に一つしかないバラを作れたら最高だろうと考えるようになり、ばら栽培から接木技術そして育種技術を日本ばら会の講座から取得し、実践してきました。

 育種交配はコンテストをやりながら行うのは大変でした、時間もなく、春の開花期の大事な1日をコンテスト遠征に費やし、当初は細々と行ってきました。
 
 年素を重ねるうちに、交配種を接木して次の代に移行するには台木となる野ばらが必要となり、だんだん、数が増えてくると外注していた野ばらの台木も自分で作るようになりました。

 接木技術は毎年少しづつ進歩してはいるが、冬の日照の少ない北陸ではなかなか成功率が上がらないものです。
また台木の野ばらも、種子から育てる技術がまだまだで、根や茎の曲がった樹がたくさんできる始末、毎年工夫を重ねてはいるが、土壌、風土との関係もあるがまだ満足には至っていません。

 それでも、毎年少しづつ進歩がみられ、新種バラのコンテストにも応募し、入賞するようになってから、少しではあるが、生産し、ネットという手段を利用して販売もできるようになりました。

 プロのナーサリーほど多様な交配種子の数には及びもしませんが、それでも、かなり面白いばらが毎年できるようになってきて、面白味が増し、多種少量生産ですが、行ってきています。

 台木から交配種まですべて自家農場で生産し、これからも丈夫で育てやすい魅力的なばら生産を心掛けてゆきます。
ばらの騎士オリジナルブランドローズ