2007年3月現在 全長16cm強
2001年、初めて日本に入荷したとき、運よく入荷に立ち会うことができましたが、これまでのテフェ産とは明らかに色彩パターンが異なっていました。
頭部からのブルーのホリゾンタルラインが直線的であるよりもモザイク調の模様が多く、体側中央部のグリーンの載りも渋く鮮やかでレッドスポットも体側に特に多く、これまでのテフェとは明らかに違うものを持った魚がいました
その後毎年大量に入荷してきましたが、なかでもこれがワイルドかと思わせるような、フルスポットのWWFFのモザイクタンジェリン、チーロックのロイヤルセミリオンを思わせるような、改良種ではないかと思われるような個体が入荷してきたのです。もちろんそのような超一級品は年に1尾か2尾でした。
私見ですが、ロイヤルグリーンの基準は背鰭ブラックアーチの下全体ににホリゾンタルとその間を埋めるレッドライン・スポットが入ること、こうなるとたまらなくなります。もちろん体側のスポットは言うまでもありません。
もうひとつロイヤルグリーンディスカスの鑑賞上、最も重要なポイントは尾締めのレッドスポットです。尾の付根ここにしっかりとしたレッドスポットがないと、体側にいくらスポットが多くても、全体に何か抜けたような、締まりのない感じがするものです。