2007年10月28日(日) 日本ばら会本部展 於:新宿西口イベントコーナー

 
大輪一輪花 会長杯
手児奈、魅惑、ジェミニ 大輪部門入賞花の6点は上位三点と佳作三点で決まりますが、秋を代表する3花が上位入賞です。
大輪一輪花 一等会長杯 手児奈
前日の理事長杯に続き連続受賞の快挙、埼玉の小久保さんの花、手児奈の中の手児奈で、すばらしい発色と鮮度が際立っていました。
会長杯手児奈のアップ
花の仕上がり具合と供にステム・葉の充実度・バランスはこの花の完成品と言っても良いでしょう。数多い出品の手児奈から最高賞にふさわしい花。芯も伸びやかでした。
大輪一輪花 ニ等 魅惑
芯の高い完璧な魅惑でしたが相手が強すぎました。同じく優れた品種間の戦いで現在手児奈に勝てる花は無いかも知れません。
大輪一輪花 三等 ジェミニ
花形も然ることながら、葉とステムのバランス、タイミングどれもすばらしいジェミニです。
大輪一輪花 佳作 一等 ノービー
作出者ご本人が出品されたノービーステムが短く、我が地元では入賞しないのですが、独特の花形で私はこのような形に咲いたことがありません。DNAか?
審査員曰く、当日の展示台がやや高く、ステムの長すぎる花〈もちろん規定内です)は審査員泣かせ、花を目線の高さ、むしろ低くく展示することも技のひとつと教えられました。
大輪一輪花 佳作ニ等 魅惑 佳作3等 ノービー
ちょっと見ずらいですが1段高い後ろは昨日の展示花。
混ざってしまいました。前日27日大輪一輪花佳作ニ等の化粧坂
私が最も注目した得意の化粧坂、当日出品しましたがこの花の比ではなく撃沈、撮影1日後でも十分見事な発色・花形最高でした。
化粧坂、葉がやや小さくバランスが折り合わず、1輪花ではここまでの花か。
手児奈・マダムヴィオーレ
言わずと知れた、チャンピオン様の出品花、手児奈、花形はもちろん花の大きさはピカイチでしたが激戦の手児奈ではこの花でさえ撃沈。審査員の先生曰くタイミングが早く芯が出ていない、つまり芯の真ん中が伸びきっていないそうです。勉強させていただきました。それに埼玉勢の手児奈の鮮度・発色は抜けていました。脱帽!
右のヴィオーレは芯の高さ、発色、・・・ご本人も認めておられました。
 出品の多い手児奈の評価は年々厳しく、審査は入賞花六品を選びますが、全部手児奈はあり得ず、他の花も入れることから、せいぜい2品ぐらいと絞られてしまいます。
大輪一輪花〈新人) 一等 魅惑
saka様の花、ステムが短かったのですが、関係なく花の良さ、芯の出方は最高で決まりました。
大輪一輪花'新人) ニ等 手児奈
私の出品花、芯が全く甘かったのが反省点、規定内ですがステムが長すぎたのと、前傾で展示すべきでした。
コンフィダンス2花は大先生の出品花残念ながら入賞を逃されましたが、技術の高さを感じられる花
大輪異種ニ輪花 一等 手児奈・ジェミニ
この組み合わせがたくさんあり、その中のトップ、これも小久保様の花、とにかく埼玉勢は発色が違っていました。
大輪異種ニ輪花 ニ等 手児奈・ジュミニ
roseone様の花、残念ながらお話をすることは出来ませんでしたが、見事に展示され、栄誉を獲得されました。
大輪異種ニ輪花 三等 魅惑・メルヘンケーニギン
供にコンテスト常勝の組み合わせ、かつて全盛のメルヘン、出品数は減りましたがまだまだ通用します。
大輪異種ニ輪花 佳作一等 初恋・クリスチャンディオール
展覧会委員長 伊加利様の出品花、どちらもすばらしい花、出品花中異色の組合せは入賞の可能性が高い代表作。特に初恋は私も好きで初期から手放さず栽培している花。やや横張りで内芽剪定の栽培しがいのある花。
大輪異色ニ輪花 佳作ニ等 ノービー・ジェミニ
saka様の見事入賞花、きりっと締まった見事な2花、葉間が短く詰まった感じがたいへん惜しい花。後でベテランの方から解説があり、ステムの葉間隔が短いのは潅水の性だと見事に見破られました。潅水技でステムを作ることも学びました。
大輪異種ニ輪花 佳作三等 化粧坂・ガーデンプリンス
実績のある渡部様の花、化粧坂としての見本花とも言える花、ガーデンプリンスは日本作出新作花、ガーデンパーティーに似ていますがより正形と淡い覆輪が魅力的な花、市川ばら会花。しかも2007年新苗だそうで、将来が楽しみです、さっそく導入を検討、しかしこの淡い覆輪は北陸の日照時間では出ないかも知れませんとのこと。
大輪異種2輪花 手児奈・化粧坂
文句無く予選落ち、出品者も納得








撮影日:10月28日 PM4:00