| 旧西宮市立図書館 | ||
| 旧西宮市立図書館 | ||
| 旧図書館はスパニッシュコロニアル風のステンドグラスの綺麗な建物であったが、現在では取り壊され、跡地は市民会館(アミティーホール)になっている。図書館がここにあったことを示す石碑には、次のように書かれている。 「旧西宮図書館は昭和3年、郷土の酒造家 辰馬吉左衛門氏の寄付により建設されました。鉄筋コンクリート造りで、スパニッシュコロニアル風の美しい姿を誇りました。それ以来57年間、文化の殿堂として市民に親しまれてきました。中央図書館の建設にともない、その役目を果たしました。ここ旧図書館跡にこの碑を建て、永く記念とします。 昭和61年9月25日 西宮市長 八木米次」 まず南口にある商店街を抜ける。小学生の頃、自転車に乗ってよくここまで買い物に来た。市立図書館も近くにあって、暇さえあればそこに通い、いろんな種類のジュヴァナイル(少年向きの本)を読書室で片端から貪るように読んだものだ。 |
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| 旧西宮図書館の碑 | ||
| 旧西宮市立図書館 | ||
| 旧西宮図書館を寄付した辰馬家は江戸時代からつづいている造り酒屋である。また、村上春樹の父、村上千秋氏は同じ辰馬家の学校法人辰馬育英会(白鹿グループ)が運営する甲陽学院に国語の教諭として奉職していた。 海辺のカフカにおいて、この小説の舞台となった甲村図書館が甲村家という江戸時代から続いている大きな造り酒屋の援助で成り立っているという設定は、旧西宮市立図書館における辰馬家のケースと同じである。この図書館は今はなく、村上春樹が以前住んでいた夙川の東側に移転している。 甲村家は江戸時代からつづいている大きな造り酒屋で、先代は書籍の蒐集にかけては全国的に知られた人だった。・・・・・「このように第二次世界大戦以前の時代におきましては、地方行政府の手によってではなく、主に甲村家のようなディレッタント的な性格を持つ素封家の手によって、豊かな地方文化が生まれたのです。」 |
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| 現在の西宮図書館 | ||
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