入選アドバイス


撮影は100%成功させる。
撮影できる日は月に2,3夜しかありません。ましてや露光時間も長くなる傾向にあり1夜に
1,2枚しか撮影できません。例えば撮影して成功した作品が月に1枚と5枚では投稿する
作品自体の質も違っているはずです。5枚の中から選んだ1枚と1枚しかない中で選んだ1枚
ではおのずから作品の水準も違います。ピント、ガイドミスはできるだけ排除できるよう練習を
つみ、またバッテリーやその他の周辺器材のチエックも怠り無いようにしましょう。
忘れ物は論外です。
投稿用の作品はバック濃度を浅め(明るめ)にしましょう。
雑誌の印刷は濃度が濃い目にシフトされる傾向がありますのでその対応として浅めにします。
撮影器材は特色を出し、差別化をめざしましょう。
人と違ってめずらしい器材、フィルムでの撮影は記事になりやすい傾向があります。
自作した器材をアピールしましょう。
自作器材は記事になりやすいので取り上げてもらえる傾向があります。
撮影対象物は人と違ったものですと競争も少ないです。
例えばM31ですと100枚ほどの応募が集まりますと、そのトップでないと入選できません。
めずらしい対象物であれば競争も少ないですし興味をもってくれる傾向があります。
撮影前の計画が大事です。
観測地にて撮影準備が終わり「さあ、何を撮ろうかな?」では良い企画は生まれません。
作品自体の優劣がつきにくい昨今では良い企画が入選する道です。
ポジの場合原版で投稿することをお勧めします。
雑誌印刷する場合紙からよりもポジからの方がきれいに再現できます。また紙の場合、
画像処理でいくらでもバック濃度やバック色を操作できますが原版はそのものズバリですので
競争力があります。ですので原版が良くなければなりません。
ああああ
処理
撮影

1990年に初入選以降現在まで(2002年12月)102点の入選数を数えるまでになりました。
当時にはここまで入選できるようになるとは想像もつきませんでした。
満足する写真が撮りたいという欲求、探求がを持つことが大切だと痛感しております。
その上で技術情報の収集が進歩も早くなる近道でもあります。その点でも私は身近に教えて
いただく方がおらず苦労しました。
そこで天文雑誌フォトコンテストに入選を目指しておられる方に少しでも参考になればという思いで
簡単なアドバイスを綴ってみました。
詳細なアドバイスを求められる方は個別にメールをいただければわかる範囲でお答えいたします。