だいすきシルバー
(C)福永令三/講談社・ABC・東映動画
バンダイから、久々にキャラクタードールらしいキャラクタードールが登場しました。
広い層に支持されたテレビアニメ夢のクレヨン王国の主役、シルバー王女のドールです。
こちらもメモル同様に抱き人形仕立てですが、身長は28cmあります。ですから少々小ぶりですが、確かに抱き人形と言っていいでしょう。全体のまとまりが良く、雰囲気もよくつかんでいるので、かなりの人気を得ているようです。
最近よく見かけるリアルタイプの抱き人形と同じように、縫いぐるみになっていない頭や腕などのパーツも柔らかい材質で作られています。
腿のあたりまでが縫いぐるみで、基本的にすわらせてあげることを前提にした作りです。ですから自立させることはできません。しかし立たせてもさほど不自然さを感じないだけに、簡単なスタンドがついていてもよかったような気がします。
服の違い(旅姿、ドレス姿)で2種類ありますが、実は表情も違うのではないかという指摘もあります。
そのほかにも、あなどれない要素はいくつもあります。
例えば旅姿(写真上)のドレスは、人形本体を意識してか肌ざわりの良い材質で作ってありますし、ふだんは帽子(ずきん)に隠れて見えないリボンも、きちんとつけています。人形そのものの作りからして止むを得ないとは思いますが、タイツがハイソックスになっているのが唯一の欠点らしい欠点でしょう。
ドレス姿(写真下)のほうが価格が高いのですが、確かにそれ相応の見栄えのする服を着ています。もちろん手袋もついています。
また、これだけの特徴を持ちながら価格を抑えている(\1980〜2200)ことも、特筆する必要があるでしょう。
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初出：1997年11月3日/最終更新：2009年11月30日