やわらかドール 香山リカちゃん
(C)1998 TAKARA/AEON/GENCO/テレビ東京/電通/「スーパードール・リカちゃん」製作委員会
タカラとしてはナースエンジェルりりか以来久々の、一般ルート発売のキャラクタードールです。
当時タカラは、テレビキャラクター商品展開戦略を根本的に変えていました。要するにスポンサーがキャラクターの後追いをするのではなく、手持ちのキャラクターをもって作品として展開していました。
そうなると当然、リカちゃんがテレビキャラクターとして本格的に活躍することになるわけですが…
登場したのはアクションフィギュアと各種アイテム、そしてこのやわらかドールだったわけです。アクションフィギュアはここでは扱わないので、当然話題の中心はやわらかドールということになります。
このドールは、従来のキャラクタードールの概念に全くとらわれない破天荒なものです。22cmドールでありながら、頭以外全部布製なのですから、もうこれだけでいかに破天荒なのかわかろうというものです。自立はできませんし、スタンドもついていません。
付属の小物を持てるように両手にはマジックテープを取り付けています。小物のほうにもついていますが、手帳はともかくトランクハウスには見るからに無理があるように思います。
着せ替えはでき、市販の22cmドールドレスを着せられる(靴は不可)ところは、確かにリカちゃんです。
ヘッドの出来は水準以上、ドレスは一般的な作り、またボディの腕の長さが27cmドールサイズということもあって、市販の27cmドールボディやアクションボディに換装されている方も多いようです。写真も、そうした姿を撮ったものです。まあ確かに納得できる話ではありますが。
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初出:1999年2月11日/最終更新:2009年11月30日