やわらかみらいちゃん
(C)サンライズ・NAS・NTV
最近の女児玩具で目立つのは、お世話ができる抱き人形が一つのジャンルを確立しているということです。その理由を詮索するのはこのページの意図するところではありませんので省きますが、いずれにしてもニーズが高まっているのは確かです。
そんな中にチューしてなつみちゃんという人形があります。もちろん名前が同じだけなんですが、この名前を聞くとどうしてもママは小学4年生(ママ4)を思い出さずにはいられません。
とはいえママ4で実際玩具として世に出た人形は、なつみではなくみらいちゃんの方です。しかもそのラインアップ、今市場に出してもおかしくない、まさにお世話ができる抱き人形たちでした。
すなわち、本物の赤ちゃんと同じサイズを誇るおせわみらいちゃんを筆頭に、泣き笑いするあまえんぼみらいちゃんやお世話グッズが一式揃った詰め合わせセットおせわがいっぱい!等、いろいろと用意されていました。その中でも最高傑作と言えるのが、ここでご紹介するやわらかみらいちゃんです。
タカラのキャラクタードールといえば22cmか27cmのドールと相場が決まっていますが、このやわらかみらいちゃんはそのどちらでもなく、ドールというよりもむしろぬいぐるみに近い作りです。ちなみに身長は約20cmです。
実際使っている材質がとても柔らかい上に服がパイル地ですから、とにかく体はソフトです。抱き心地はまさにぬいぐるみそのもの、そこに別パーツの頭と手がついているという寸法です。
特筆すべきは抱き心地だけではありません。出来も抜群に良いのです。おせわみらいちゃんが、おそらく政治的配慮でしょうがいま一つの出来なだけに、なおさら良さが光ると言っても決して言い過ぎではないでしょう。価格もおせわみらいちゃん(\6500)に比べればリーズナブルでしたし(\3200)。
なおフードは、かぶせることもできます。
それにしてもママ4、今にして思えば、登場が少し早すぎたような気もします。
Copyright(C) 1997,2002,2010 Naicom press shinsya, Ltd. All rights are reserved.
初出:1997年5月6日/最終更新:2009年11月30日