SECDR-Scheme、およびその並列版であるMulasameは、教材としてはまだ役に立つと 思いますので、 以下の場所に 当時のまま 置いておきます。
Mulasameはその先にいろいろと構想があったのですが、仕事の方のテーマも面白くなってしま い、 そのままになってしまいました。ただ、SECDRマシン(SECDマシン拡張)を動的に複数生成して並列に動かせるので、いろいろと楽しめると思いま す。
富士ゼロックス 林祥一
うーんと、これhttp://storage.osdev.info/pub/idmjt/diaryimage/1204/secdrscm.pdfは 確かの小生が書いた覚えがあるが、手元に見つからない。PDF形式にしていたかな?いずれにしろ保存していただいていてありがたい。
このプログラムは「行動パターンの遺伝的進化」をシミュレーションする 人工生命のトーイプログラムです。
神原武志他「パソコンで探る生命科学シミュレーション」講談社ブルー バックスで紹介されているパルミターのモデルを参考にしました。
上述の文献にはN88-BASICによるプログラムが掲載されていますが、これとは 全く無関係に記述したMulasameのプログラムです。
実行すると、はじめは全くランダムに方向を変えて動き回る原虫が現れます。 世代交代が次第に進むにつれて、直進性が強まることを確認してみて下さい。 (別に寿命があるわけではないのですが、結果として直進性が強い原虫の方が 生き残れるということです。)
このプログラムは、Mulasame上のマルチエージェント言語の仕様を考察する ための材料として作成されたものです。人工生命のプログラムを記述するこ とに目的があったわけではありません。したがって、起こっていることを観 測するような余計な機能は一切プログラムされていません。
また、エージェントへのメッセージ送信の方式も、実験のために何通りかの ものが混在しています。現時点では、どの方式が良いのか結論も出ていませ んので、全ての部分に関して特にこのプログラムのスタイルを推奨している わけではありません。