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ハンナ講座 やさしい社会問題
第62回講座(2025年11月8日)まとめ
「格差の問題から今の社会や人間のあり方について考える」
やっと秋らしく過ごしやすい気候になってきた中で、講座を開催しました。
●最初に、10月11日(土)の「神戸長田ナドゥリミュージアムのFW」の感想交流。
●Hさん
@京都の「ムーレック」さんで開催される「タイの家族の写真展(11月22日〜12月22日)」の紹介。
Aハンセン病患者の冤罪事件である「菊池事件」の再審を扱った映画「新あつい壁」上映会の案内(12月13日、龍谷大学キャンパス東校301教室)
➂「賞味期限切れのパンの展開から」ホームレスを生きる仲間同士の共に生き繋がる関係の大切さ、すばらしさを伝える、いちむらみさこさんの小エッセイを紹介。
●SIさん
@「荒む政治の言語、反日と済州島」(藤原辰史)韓国・済州島の4・3事件の現場に立ち、悲惨な事件の傷跡を見て感じた現在の荒んだ日本の政治状況について警鐘を発する。
A「輸出急伸の茶騒動〜抹茶人気の陰、つなぐ日常の味」お茶の高騰や品薄の現状の中、以前ハンナで講演していただいた大阪府島本町の岡村友章さんの暮らしのお茶を農家と一緒につくる取り組みを紹介。
➂JICAのアフリカ諸国のホームタウン認定問題がネットで炎上、今、国際協力の在り方が問われている。
●SEさん
「更生信じたい、信じる〜『塀』の内外、刑務官ら模索」という記事を紹介。この6月に拘禁刑が導入され、刑罰の軸足は「懲らしめ」から「再犯防止」へと移った。しかし、罪を犯した人の更生を信じるかどうかで、少年院や刑務所の現場で働く職員たちは悩んでいる。研修などを通じた職員の意識改革や地域とつながる矯正への模索が続いている。
●Nさん
「蛮行拡大なぜここまで〜イスラエル、ガザ虐殺と各国攻撃」という記事を紹介。ガザ地区のみならず、周辺のアラブ諸国への攻撃など、国際法違反の蛮行を拡大するイスラエルは何をしようとしているのか。現代イスラム研究センター理事の宮田さんは、今こそ、パレスチナ国家承認やイスラエルへのBDS(不買・投資引き揚げ・制裁)を、欧米はじめ日本でも早急に進める必要があるという。
●Mさん
@「最下層のブラックホール化〜非正規労働の階級、低賃金使い捨て、吸い込まれる貧困」という記事を紹介。最下層の「アンダークラス」が誕生して日本は新しい階級社会になったと社会学者の橋本健二さんは言う。
新たな調査結果をもとに、アンダークラスが「ブラックホール」化し、政治からも疎外されている。極端な格差は社会の損失であり、政策を反映して当事者の厳しい状況も含め早急に解消すべきだと訴える。
A「歴史をいかに物語る〜定着した受難神話、経験化されぬ失敗、継承問い直すとき」という記事を紹介。
歴史に精通する作家の奥泉光さんは、偏りゆがめられた様々な歴史物語が未来を塞ぐ今、硬直化を解毒する開かれた対話と批評の「場」を粘り強く開放し続けていくことが大切だと言う。
次回は12月13日(土)の予定です。
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