
■F-104 実機解説
極端な高翼面荷重と、日本でも三菱ロケット鉛筆の名で知られた機体です。
エアダンでもその極端な特性は健在で、速度、加速、上昇力では最新鋭の機体にもヒケをとりません。
一方でもちろん旋回性能は不足していて、ドッグファイトを”まとも”にやれば相手の後ろにつくのは絶望的でしょう。
…が、しかしその加速力を活かし、フィールドを大きくとれば意外に戦えます。チャフやフレアなどはありませんが、後ろからミサイルを撃たれてもそのまま振り切ってしまえる場面も多いです。
欠点といえば、やはり兵装の貧弱さでしょうか。
F-104はレーダー誘導ミサイルの運用ができないので、距離をとっての攻撃手段がありません。近距離が苦手なのに近距離でしか攻撃できないジレンマがあります。
垂直機動を中心に揺さぶりをかけ、時には速度で惑わせながら相手のミスを見逃さないようにして戦いましょう。上空からの逆落し戦法ももちろん有効です
が、引き起こしには十分注意しましょう。正面や後ろから見ると機体面積が小さいので、仮に後ろにつかれても十分に回避できる可能性があります。