PROFILE  

 家族は子供が3人です。娘22、娘17、息子14。できるだけ干渉しないでいます。でも彼らはうるさくて好きにやらしてくれないというので、うるさいというのはぜんぜんこんなもんじゃないんだぞ、と言ってますが。
 リコーダーと言う小学校でやる縦笛が趣味です。テレマン、ヘンデル、バッハなどを連れ合いのピアノと合奏しています。
バッハ ヴァイオリンとチェンバロの為のソナタ第1番よりアンダンテをリコーダーとピアノの演奏をMP3でどうぞ。2.7Mバイトですので、ご注意を。



 建築に関って四半世紀が経ちました。
ライセンスは2級建築士です。自分でやれる仕事の規模は住宅くらいのものだと思ってますから。
’86年からは、大手の設計事務所に出向しています。

 YMCAデザイン研究所という専門学校の建築科をでました。
’71年頃、ここに吉本隆明が一般教養で講師としてきていました。この時にはよく知らなくて、後で大思想家と知って一生懸命読破しました。当然ながら論理の構想をおおいにもらってます。家族を共同性や自己意識と違う次元として、どう捕らえるのかと言う全体論は大きな力があると思う。これに観念として助けられた。
 また著作「情況」に「安上がりで創造的でしかも生活に適した機能をもつ小住宅を自分の手で設計して」と言う下りがあり、いまもこの延長にいるのかもしれない。

 建築家の黒沢隆の著作(’76住宅の逆説第3集 日常へ)で批評家の芹沢俊介を知りました。それ以来今もずっと読んでいます。ここでも観念として助けられています。家族論(子供論)がメインですが、「家族の戦後史ノート」(未来社)で公団住宅や建築家の自邸に突っ込んで書いていてくれまして、一生懸命解読しました。建築家達への信頼をここで回復できました。建築家の自邸というのには、特別の意味がありました。


990801  武田 稔


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