法規寺三重の塔 (1/50)



製作のコメント

 
  1作目に製作したのが、法規寺三重の塔です。
入門用といいうことで何も手を加えないで説明書通りに作成しました。
仕事の合間に休みの日にコツコツとすこしずつ製作に時間を費やしました。
6ヶ月以上はかかりましたが、1年以内に完成させることができました。
 
  製作のポイントですが、屋根を軒先を真直ぐ揃えることです。
丸瓦と平瓦を交互に張り合わせるのですが、
最後に合うように平瓦の幅のサイズを微妙に調整して
左右のバランス合わせるようにする為に、
メンディングテープにボールペンで丸瓦と平瓦の幅で目盛りを書いて、
それをハフに固定し目盛りを頼りに中央から右寄り、
左寄りそれぞれ貼り付けていきます。
  一番手がかかったところですが、貼り付けた後、
先端を真直ぐに揃えます。一番目立つ所です。
屋根をきれいに仕上げるのが製作のポイントであることを
説明書にも記載されていました。
 
  製作の醍醐味は、なんと言っても細かい個所です。
とりわけ卍崩しの高欄でした。
ある程度部品が半加工されているので、
素人でも難なく組み合わせることが出来ます。
  近づいてよくみると、加工部品は全て、バリやへこみ、深い切り込みが
随所に見られます。目立つ個所は白木のパテをで埋めたり、
ヤスリで削ったりして臨機応変に調整を施しました。
 完成後は少し離して鑑賞すると冴えます。
離れて見えるように、冷蔵庫の上に飾っています。

  全部で9枚の写真を掲載してますが、最後の3枚はリニューアルして修復した
塔の写真です。  
  2011年3月11日に起きた震災で、冷蔵庫の上に飾っていた
三重の塔がケースごと落下し、
ガラスは割れ、ケースも破損、塔は屋根瓦の角(隅)は全て破損、先端の相輪も折れ、
廃棄するにはもったいなく、時間をかけてコツコツと修復を始めました。 
なくした部品をネットで調べ、ウディー・ジョーから取り寄せ、
ついでに先端の卍瓦を追加しました。 
当時の製品には卍瓦はなく、扉は開閉ありませんでした。
後から部品追加されたと思います。