愛用のオーディオシステム



 オーディオを始めたのは還暦を迎えた40年くらい前、
アキュフェーズが最初に世に送り出したアンプC-200とP-300は、
当時としては高級セパレートアンプで業界では注目の的でした。
亡き父の援助もあって、思い切ってそれに変更してからがスタートでした。
 スピーカーが合わなくなったので変えなくてはいけないと、
システムとして購入すると高額なため手が出ません。
自作だと半分の費用でシステムに近い音が望めると思い、
ただただ生に近い音をめざして、自作スピーカー製作を
オーディオの楽しみとして定着してきたんです。
 当時サンスイというオーディオメーカーが存在していいた頃、
モニターSPにJBLユニットを使用してシステムとして販売していました。
それに憧れてユニットを揃え、エンクロージャーを自作したんです。
これが1作目、これはオーディオアクセサリーに投稿し掲載されました。
 それから数年経過してからかマルチアンプシステムに興味を持ち、
3ウェイマルチを目標にして15インチ(38センチ)低音用
SPのエンクロージャーを製作しました。
表面をカシュー塗装で仕上げました。
後に中高音用ホーンのバッフル板をシルバー塗装で製作しました。
 このシステムが完成して初めてマルチアンプシステムで音を出した瞬間、
驚きと興奮がよぎりました。なにが驚いたかというと、
透明感のある濁りのない音、ボリュームを上げていっても、
うるさくない澄んだ音に驚くばかりでした。

 マルチアンプシステムについてアキュはこう詠っています。
オーディオの究極といわれるマルチアンプ方式は、
音楽信号を帯域分割して、各帯域をそれぞれ専用のパワーアンプで
スピーカー・ユニットをダイレクトに駆動します。
調整を積み重ねて追い込んだ音は、スケール感や音像定位、
音場再現など音質面で得られる成果は絶大で、
自分が求める理想の音に近づくことができ、
オーディオとしての醍醐味を味わえ、
まさに趣味のオーディオの真髄といえます。

 JBLの3ウェイで組んだマルチで、30年近く聴きこみました。
そんな中でJBLと比較したSPライバルとして挙げたいのが、
アルテックである。当時モデル19というSPシステムがありました。
昔聴いた独特のサウンドが忘れられなくて、自作で再現したい夢が
片隅にあることは絶えませんでした。

 音楽ソフトがCDに変わると同時に、レコード等アナログ業界には異変が起き始めました。
相次ぐ撤退である。少数精鋭で残って欲しいメーカーは数知れず。
 アルテックも例外ではありませんでした。
製造中止に追い込まれ、撤退せざるをえなっかったのでしょう。
今になってはヤフオク等中古でしか、入手できなくなったのです。
それでも、夢は追い求め、2年がかりでユニットを揃え、
アルテックサウンドを追い求めて、フロントロードホーンSP製作に挑戦しました。
ヤフオクで図面も落札し、材料も吟味して3年かがりで完成しました。
製作中に震災が起き、さらにその2か月後父が逝き、
その相続税申告の為、製作を1年中断しました。
それから再び製作を再開し翌年の12月に完成しました。
 3ウェイのマルチですが、フロントロードホーンSPの、
迫力ある音は劇場用SPを彷彿とさせるものがありました。

 最近になってネットワーク方式は静寂な印象を感じるようになり、
マルチはじゃじゃ馬如く荒々しく迫力全開に富み。
そのときの気分によって切り替えしながら音楽鑑賞を楽しんでいます。
 

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┏┌ 音響機器 機種(ブランド)etc
┏┌ アンプ(ブランド)[過去] C-260(Accuphase), [当時 C-220(左同)+S-22]←[C-200(〃)]←[IA-1000(Lo-D)]
マルチ低音用 OR N-500F-A MC302(McIntosh),   [当時 P-300(Accuphase)]
P-450(Accuphase),TRV-A88(TRIODE)
┏┌ レコードプレイヤー BL-91(MICRO)をベースに砲金バキュームターンテーブル and BL91吸着改造キット“MK-91V”
モーターユニットRY-1500D(MICRO)で糸ドライブ or SFベルトドライブ
アーム WE-308SX,WE-407/23,FR-64S
カートリッジ MC-20MKU(ortfon),DL103(DENON),AC-1(Accuphase)etc
ヘッドアンプ,昇圧トランス C7(Accuphase),[当時 CST-80(AUDIO INTERFACE)
┏┌ CDプレイヤー DP-55(Accuphase)
┏┌ CDレコーダー CDR-880(TEAC)
┏┌ Blu-ray Disk PLAYER BDP-160(PIONEER)
┏┌ デジタルプロセッサ(マルチアンプデバイダー) DriveRack PA+(dbx)   ※業界(音響)用語集
┏┌ チューナー   Model ST-8mkU(marantz)
┏┌ カセットデッキ Nakamichi 700ZXL
┏┌ スピーカー自作(JBLマイモニターシステム)-1作目 JBL2120,JBL2405,JBL3105
スピーカー自作(JBLマルチ3ウェイシステム)-2作目 JBL2231H JBL2231A,JBL2420+JBL2345,JBL2405,JBL2402H 
スピーカー自作(ALTECフロントロードホーン)-3作目 ALTEC416-16B,802-8D,802-8G,806A,902-8B + 511B,811B,ALTEC MR-902-16HF
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ネットワーク(N-500F-A)による2ウェイシステム


3ウェイマルチアンプシステムで再生するジャズは超弩級の迫力

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右からカセットデッキ(再生のみ使用)、イコライザ(飾り)、CDフレーヤー他再生機器等

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JBLを愛用していた頃のマルチアンプシステム


 

 

 

 

 

 

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