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剱岳

今年は刺激のある山に挑戦しよう、そしてより自然と会話できるテント泊の登山を楽しもうということで、北アルプス剱岳(標高2999m)へ足を踏み入れた。紅葉で色づく室堂平から別山乗越を越え、キャンプ地である剱沢で透き通るくらいの満天の星空のもとで夜を明かし、翌朝鎖場が連続する岩の尾根を進み、孤高の峰をよじ登った。
1泊2日という体力が必要な行程だったが、疲労と共に満足度も高く、日本で「一般登山者が登る山のうちでは危険度の最も高い山」とされる最強剱岳は、やはりハンパではなかった。
※映画『点の記』を見て気軽に登れる山でないので注意が必要です...
(2009.09)

出発−室堂平と立山(雄山)
9/18、立山駅からアルペンルートをケーブルカーとバスを乗り継いで室堂ターミナルへ。これから2日間は天気がもつ予報。

みくりが池
10分もかからずに、みくりが池へ。朝食のおにぎりを食べる。ここにあるみくりが池温泉は日本最高標高地の温泉かつ秘湯を守る会。

地獄谷コースへ
みくりが池から雷鳥平まで山コースを行くか地獄谷コースを行くかで迷ったが、標識を信じて白い噴煙が舞う地獄谷コースを進むことにした。

地獄谷
硫黄の臭いが強烈な地獄谷の遊歩道を通り抜ける。赤と黄色に染まった風景の中でこのあたりだけ白く、そのコントラストが素晴らしい。

雷鳥平
地獄谷を抜けると、朝露にぬれた草木がキラキラまぶしい雷鳥平へ。薄いピンク色をしたチングルマの群生もキラキラ光っていた。

登坂開始
本日の目的地である剱沢に向けて、雷鳥平から一気に別山乗越まで登る。紅葉もそこそこ鮮やかで、2時間弱の上り坂の疲れもとれる。

別山乗越
剱御前小舎の前から見た剱岳と剱沢。9月中旬にもかかわらずハート型の雪渓に雪が残っていた。これよりしばらく剱と雲のコラボが見られる。

剱沢キャンプ場から見る剱岳1
別山乗越からダラダラ40分ほど下り、昼過ぎに剱沢キャンプ場に到着、テントを張る。人は少なく好きな場所にテントを張れた。(標高2500m)

剱沢キャンプ場から見る剱岳2
テントサイトから一旦剱沢小屋まで下り、ビールで乾杯!剱岳には雲やらガスやらが次々と流れていたが、陽が沈む前には晴れてきた。

剱沢キャンプ場から見る剱岳3
まもなくトワイライトタイムとなる。雲が赤くなってきた。コーヒーを沸かしながら眺める、美しいシーン。

別山の残照、そして天の川
暗くなる前にだいたいの夕食を済ますつもりだったが、剱沢360°劇場のおかげで真っ暗の中でお味噌汁をすすった。このあと、満天の星空が広がった。三脚を持ってこなかったのを後悔するが、天の川までハッキリ見えて感動!

夜明け
5/19、早朝5時前に軽い装備(水とパンとカロリーメイト)でテントを出発。ヘッドライトを頼りに剣山荘から一服剱への登りの途中で夜明けを迎える。写真は鹿島槍方向の山々の眺め。


行き先を阻む岩稜
一服剱(標高2618m)よりこれから登る剱岳を見る。ここまで来るとゴツゴツした岩場がはっきりと見え、ワクワク感と緊張感が交錯する。

カニのタテバイをクリア
一服剱から前剱を通り、最後の難関カニのタテバイへ。何ヶ所もあるクサリ場や風が吹いたらサヨナラな橋に正直驚く。完全に岩登りと岩下り。

剱岳登頂
シビれる岩稜を経て8:20登頂!石で囲まれた小さな祠があった。岩がゴツゴツした冷たい風が吹く山頂は、グルリ360°パノラマだった。

日本海側は雲の上
剱岳は、点の記にある通り測量の困難な山で、標高2999mとなったのは2004年とのこと。祠の前にある剱岳の看板も訂正されている跡が。

下りが一番危ない
下山開始。すぐにぶちあたるカニのヨコバイは一番危険度が高いと思った。ほぼ垂直の岩壁で身体を一瞬クサリに預けなければならない。

岩場に咲く花
一服剱付近の青いイワギキョウ。下山路は行きと全く同じで、まず剱沢キャンプ場に戻り、テントを片付け別山乗越経由で室堂へ。

雷鳥坂を駆け下りる
剱沢キャンプ場から別山乗越までが、僕らの中で一番しんどかった。別山乗越からはしばらく下りなので元気を取り戻したが、一日で剱岳往復して室堂まで戻るのは、さすがに無理があったのか。


色づく雷鳥沢
雷鳥平に近づくにつれ、赤と黄色のコントラストが美しくなった。グダグダになりつつも、地獄谷を通り、室堂バスターミナルへ。いわゆるシルバーウィーク初日のため、前日とは全く違い、多くの登山者とすれ違った。
(2009.11作成)       

※剱岳メモ
スケジュール
1日目:立山駅⇒(ケーブルカー/バス)⇒室堂ターミナル→地獄谷→雷鳥平→別山乗越→剱沢キャンプ場
2日目:剱沢キャンプ場(5:00)→剣山荘→前剱→剱岳→前剱→剣山荘→剱沢キャンプ場→別山乗越→雷鳥平→地獄谷→室堂ターミナル(16:30)⇒(ケーブルカー/バス)⇒立山駅

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