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ユングフラウ、アイガー、グリンデルワルド(スイス)

黄色い花が咲き乱れる緑の丘陵を走っていると、突然デカイ山が目の前に現れた。終点グリンデルワルドに到着する電車の中で本気で驚いた、この"山"というよりも威圧的な"巨大な岩塊"と言うべきモノはおそらくアイガーだ。北壁だろうか雪が付着しない黒い壁もはっきりと見える。天気の良いうちに"Top of Europe"ユングフラウヨッホへ行き、雪上ハイキングと氷河の風景を楽しみ、アイガー山麓の緑豊かな、のどかな風景の中をのんびり歩いた。ツェルマットとはまた違う雰囲気のユングフラウで、この旅行を締めくくった。 (スイスの地図)
(2009.05)

*ユングフラウヨッホへ*

2009/05/07 ツェルマット〜グリンデルワルド〜ユングフラウヨッホ〜グリンデルワルド

乗換駅Spiezの風景
ツェルマットを後にしてグリンデルワルドへ向かう。乗換駅シュピーツの駅前の景色がこれ。トゥーン湖畔の美しい風景が気軽に楽しめる。日本の乗換駅とは違う?!

BOB鉄道の車窓
インターラーケン・オストでグリンデルワルド行きの電車に乗り換える。14両の長大編成も途中駅で半分切り離される。黄色い花が咲き乱れる牧草地や渓谷の間を通っていく。

アイガーと初対面
緑あふれる川沿いの車窓を楽しんでいると、突然デカイ山が目の前に現れた。この"山"というよりも威圧的な"巨大な岩塊"と言うべきモノはおそらくアイガーだ!本当に大きくて驚いた。まもなくグリンデルワルド。

ホテルから見たアイガー
グリンデルワルドでの宿泊は、駅前0分の「Hotel Derby」。ここでもアイガービューの部屋を予約しておいた。その風景がこちら。アイガーの北壁とグリンデルワルドの南に広がる斜面をすべて見渡せる。

アイガー山麓の緑の大地
アイガーはさすがに雪をまとっているが、麓は完全に緑の春で、牛などが放牧している様子もわかる。そこへ一筋の線路を登山電車が登っていくのが見えた。今日は午後も快晴。天気の良いうちにおれたちも行こう。

Grund駅の子ヤギたち
ホテルのレストランでソーセージとフライドポテトというランチを食べ、ユングフラウヨッホへ向かう。まずは、ホテルから見えたWAB鉄道でクライネ・シャイデックへ。Grund駅で子ヤギが楽しそうにじゃれ合っていた。

ユングフラウヨッホからメンヒを望む
途中の景色は割愛してしまうが、クライネ・シャイデック駅に近づくと車窓右側に仰ぎ見るアイガー北壁は恐ろしい様相であった。JB鉄道の赤い登山電車に乗り換え、長いトンネルをアイガーの鞍部をグルリ迂回しユングフラウヨッホに到着。標高は一気に3500m。スフィンクス・テラス。

青白い雪の塊
スフィンクス・テラスからはメンヒやユングフラウ、アレッチ氷河を見渡せる。ここで2人が目を付けたのが、メンヒの裾の雪原にのびる散歩道で、早速歩き始める。メンヒにへばりつく、今にも崩壊しそうな雪の断面に圧倒された。空気を含まない圧縮された雪なのか、青い氷河のようだ。

ユングフラウ
雪原の散歩道からユングフラウを振り返って見る。ベルナー・オーバーラント3山で、ユングフラウが一番高く4158m。アイガーが3970mで高さでは末っ子である。右端の鋭い岩山にスフィンクス・テラスが見える。

ヘリが飛ぶ
ここでは犬ぞりなど、いくつか雪のアトラクションが楽しめるようだ。ヘリポートもあり、ちょうどアレッチ氷河方向へ飛び立っていった。ヘリ氷河ハイク?雪原の散歩は1時間くらい楽しんだ。

氷河を歩くトレッカー
氷河トレックのツアーだろうか、一列になって雪の斜面をトレッカーがスキーを履いて歩いていた。ダイナミックな風景の中、まるでヒマラヤ的なシーンに思えた。

プラトーテラス
意外と巨大な"施設"、ユングフラウヨッホ駅のユングフラウ寄りにあるプラトーテラスへ。ここはスイスの旗がたなびく、アレッチ氷河が見事に見える展望台。最終電車間近で、人も少なく景色を独り占め。

アレッチ氷河(メンヒ下の雪原より)
アレッチ氷河を二箇所から撮影。まずはメンヒ下、雪原の散歩道から見た姿。予想以上に長く、それこそ河のように流れているのがわかる。そして、まるで雲海のようにも見えた。ここユングフラウヨッホが氷河の起点なのか?今日は本当に天気が良い。

アレッチ氷河(プラトーテラスより)
プラトーテラスから見たアレッチ氷河。こちらからも見事な風景を楽しめた。ユングフラウ鉄道(JB鉄道)はハンパなく運賃が高いが、それだけの感動を得た。"Top of Europe"。日本で明治だか大正の時代に着工し、アイガー北壁初登攀よりも26年前に開通したスイスの凄さを感じた。

アイスパレス
ユングフラウヨッホ駅の施設には、氷の宮殿もあった。ツルツルすべる。カクテル光線でライトアップされたオブジェもありきれいだ。駅構内には、他に日本の古い郵便ポストもあった。

ユングフラウ鉄道
ユングフラウヨッホからの最終電車で下山する。長いトンネルを抜けてクライネ・シャイデックに着くところ。陽は長いのに終電が17時過ぎということで、少しもったいないが我慢してグリンデルワルド行きに乗り換えた。

グリンデルワルドの夕方
ホテルに戻る前に近所を少しだけ散歩。夕陽を斜めに浴びた草原と古い小屋。谷全体が少し夕陽色になってきた。夕方にはアイガーの北壁にも太陽がバッチリ当たるようだ。この日は、一日中天気が良かった。

夜のアイガー
夕食後、ホテルの部屋のベランダでアイガーを眺める。夜も相変わらず威厳を放っている。アイガーに2つの明かりが灯されているのが分かる。一つは避難小屋でもあるのかアイガー東の稜線と、もう一つはおそらくユングフラウ鉄道の北壁をくりぬいたというアイガーヴァント駅か。

*クライネ・シャイデックとハイキング*

2009/05/08 グリンデルワルド〜クライネ・シャイデック〜グリンデルワルド

クライネ・シャイデック
スイス旅行で初めてゆっくりできる朝を迎えた。なぜなら空が雲で覆われていたから。ホテルで朝食をとってベランダで一息していると、空が晴れてきたのでクライネ・シャイデックへ行き周辺の歩ける道を歩いてみようということになった。クライネ・シャイデック駅でユングフラウをバックに登山電車を撮る。

アイガー北壁登攀ルート
アイガー北壁登攀の歴史を表示する看板があった。5月初旬の標高2000mのこの地は雪で覆われていてあまり歩ける状況ではなかったが、アイガーやユングフラウを見渡せる場所へ向かうことに...

アイガーを見上げる
垂直に見えるアイガー。この黒い絶壁にへばりつくこと自体ありえないが、世界中のアルピニストが憧れる最強の山と壁なのだ。日本人も歴史を刻んでいるアイガー北壁。

アイガーとメンヒ
クライネ・シャイデックから20分くらいの場所でコースは通行止めとなった。そこには三山をすべて見ることができる簡素な展望デッキがあり、しばらく豪快な景色を楽しんだ。

クライネ・シャイデックへ下る
ユングフラウを正面に眺めながら駅へ戻る。駅では美味いソーセージとロシュティを食べ、ビールを飲みながら山の風景を楽しんだ。

ユングフラウヨッホへ向かう登山電車
せっかくなので赤いユングフラウ鉄道の登山電車を山と共に写す。駅からすぐの場所だが、旅行会社のスイスのパンフレットにも良く出てくる、お花畑とユングフラウの絶景と赤い登山電車はここから撮ったもの。確かにグリーンシーズンも気になる。

クライネ・シャイデック駅にて
カウベルならぬ樽を首にぶらさげた大きな犬と共に、グリンデルワルド行きの電車で下る。ユングフラウ界隈で買ったお土産で一番特徴的だったのは、ユングフラウヨッホ駅の"アイガーの石"。

ブランデック(Brandegg)で途中下車
車窓から雪がほとんど消えたこのあたりからグリンデルワルドへハイキングすることにした。当然(?!)降りた乗客は自分たち2人だけ。ちょうどアイガーは逆光となっていて山肌が白く光っていた。

山麓ハイキング1
グリンデルワルドに向かって山を下る。雪解け直後の林でふきのとうのような小さな命を踏まないように気をつけて歩く。雰囲気の良い草原と小屋を見ながら歩くが、牛は放牧されていなくて静かな散歩だった。

山麓ハイキング2
時々アイガーを振り返る。花が咲き乱れる緑の大地に、まるで白と黒の塊がそびえ立つ。カウベルの代わりに小川の勢い良く水の流れる音がBGMであった。

グリンデルワルドの風景
どんどん下り、川沿いで一番標高が低いグルント駅の近くまで来た。川によってこちら側と向こう側に分かれていて、向こう側に見えるのがグリンデルワルドの街。ここも巨岩に囲まれる街だと分かった。グルント駅を出発した山ゆきの電車を見送る。

ホテルのバルコニー
今回の旅行でワインをいくつかなめたが、サントリーニ島のサントリーニワイン、ツェルマットのスイスワインが美味しかった。写真はCOOPで買ったフランス産安ワインです...水はevian。COOPで買うと結構安い。

アイガーの夕焼け
最後の夕食はチーズフォンデュでHotel Derbyのレストランで食べた。部屋へ戻るとちょうど日没直後で、赤い空となっていた。アイガーにかかる雲も真っ赤に染まっていた。雲の中は半端ない天候だろうが、見てる分にはとても美しい。

アイガーの朝(2009/05/09)
最終日の朝も少し朝焼けしてくれた。グリンデルワルドの谷はまだ暗く静まり返っている。この絶景に後ろ髪を引かれつつ電車に乗りこみ、インターラーケン、ベルン経由でチューリッヒ空港へ急いだ。
(2009.06作成)       

※ユングフラウメモ
スケジュール ツェルマット… 1日目:⇒フィスプ⇒シュピーツ⇒インターラーケン・オスト⇒グリンデルワルド⇒クライネ・シャイデック⇒ユングフラウヨッホ⇒クライネ・シャイデック⇒グリンデルワルド、2日目:グリンデルワルド⇒クライネ・シャイデック(散歩)⇒ブランデック・・・グリンデルワルド、3日目:グリンデルワルド⇒インターラーケン・オスト⇒ベルン⇒チューリッヒ⇒(EK:エミレーツ航空)⇒ドバイ⇒(EK)⇒関空

※スイスの地図

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