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エベレスト街道/ゴーキョトレッキング(ネパール)

世界最高峰の山、ネパール名、サガルマータ。長期休暇をもらった。社会のストレスから解放され、とにかく非日常の世界、とてつもなく大きな風景を見たくて、迷わずエベレストトレッキングを選んだ。しかしなぜエベレストか?世界で一番高い山だから。エベレストに挑み続けた伝説の登山家は言う「なぜならそこにエベレストがあるから」(ジョージ・マロニー)。ゴーキョピークから見た雄大な風景と雪と氷の世界に圧倒された。息が切れ寒くて辛い道のりに勝てた。自分をひとまわり大きくさせてくれたトレッキング。
(2003.12 by YUKO)

ルクラ空港
1日目、トレッキングの起点ルクラ。カトマンドゥからルクラまでのフライトは、天候や風の安定する早朝にラッシュのようにまとめて何便も飛ぶ。ふわりと揺れる小さな飛行機にドキドキ...着いた時には汗びっしょり。トレッキングの旅はここから始まる。チーム構成は日本人2人とネパール人ガイド達3人である。

タムセルク
ルクラからナムチェまでは、途中パクディンで1泊する、1泊2日の行程。2日目、パクディンからタムセルクを眺めつつナムチェへ登っていく。

ナムチェバザール
シェルパ族の村、ナムチェに到着。標高約3400mのナムチェでクリスマスイヴを過ごす。プチ洒落たロッジからは音楽が聞こえ、コーヒータイム。ヒマラヤの山地とは思えない。3日目は、高度順応のためにシャンボチェの丘へ登り、遠くに初めてエベレストを見た。帰り道、カラフルな屋根の集まるすり鉢状のナムチェを見下した。

モンラのチョルテン
4日目、ナムチェから本格的にゴーキョを目指す。ゆっくりと標高を稼いでモンラで一泊。まだまだ体力は十分。青空に映える真っ白なモンラのかわいいチョルテン。

キャラバン
エベレスト街道はヤクが荷物運搬の主ヤク、大黒柱。ヤクに重い荷物を載せたキャラバンとすれ違う。たくさんのトレッカーともすれ違う。さらに、ローチェ登山隊の日本人(スーさん)にもすれ違った。

モンラの朝焼け
だんだんと日本では見られない雄大な風景が広がってきて、ゴーキョへの期待が膨らむ。そしてこの5日目の朝焼け。モンラのロッジは風が強いためなのか、質素なベニヤ板のためか寒くて寂しかった。

凍った滝
モンラからドーレへ向かう道。すでに標高は4000mを越えている。どの川や滝もこのように凍っていた。6日目は、ドーレからマッチェルモへ。

降雪で一日休憩
7日目、マッチェルモまでは天気も順調だったが、夜に大量の雪が降った。朝方も天候が悪い。そこで次の日は高度順応も兼ねて一日プラプラした。天候が回復した午後になってロッジから出てみると、一面真っ白。雪道をノソノソと登ってきたヤクとシェルパ。

まぶしい記念写真
景色の良い場所で記念写真。ガイド達と雪でたわむれていた。白い雪がまぶしくてゴーグルがないと目が焼けそう...日焼け止めをしても顔が黒くなってしまう感じ。

白と青の世界
8日目、マッチェルモで2泊した後、目的地ゴーキョへ雪道を進んでいく。さすがに標高が高いので息が切れゆっくりゆっくり登る。景色は最高。青空と雪の白がマッチし、なおさら景色が美しく雄大に見えるのかな。

ゴーキョ村
ゴーキョ村のロッジに到着。太陽を求めて山肌に建ち並んでいるようなロッジ村。ここまで来ると夜も寒いサムイ。暖炉のそばから離れず、ガイドが湯たんぽを用意してくれるので震えなくてすんだ。

ゴーキョの夕焼け
夕焼けも美しい。あしたはついにゴーキョピークへ行く。寝ている間の高山病が怖い。水分を多めに取って寝よう。


ゴーキョピークへ
9日目、快晴!最後の難関ゴーキョピークへの登山開始。荷物はゴーキョ村に置き、軽い格好で牛歩戦術で登っていく。そうそう、ゴーキョ村付近の氷河湖は凍っていた。冬以外は氷結しないので氷は薄いらしく、凍っているからといって近づくのは危険だそう。

眼下に広がるンゴズンバ氷河
だんだんと、ゴーキョピークに近づいていく。ンゴズンバ氷河が眼下に荒涼と広がる。エベレストが右に見える。考えてみたら、ものすごい風景!ゴールはもう目の前。

ンゴズンバ氷河とゴーキョ村
ゴーキョ村もはるか下に小さく見える。ゴーキョ村は、氷河を支える堤防(?)のような丘のすぐ下にあるようだ。氷河と表裏一体なんだな。

サガルマータ1
カトマンドゥを出発して9日目の2003年12月30日、ついについにゴーキョピークへ到着!標高は5360m。感激!言葉を失う。エベレスト(8848m/左)がヌプツェ(7879m/右)がはっきり見える。さらに右奥にはローツェ(8516m)も...

サガルマータ2
絶景オブ絶景。エベレストを間近に見るのは、もしかしたら一生に一度。息は絶え絶え...ここまでがんばって登ってきた自分がすごいと思った。我慢して登ってきて良かった。人生観を変えた一瞬だった。

サガルマータとタルチョ
メンバーと記念撮影して、クッキーとガイドが持ってきた紅茶で乾杯!小一時間ほど絶景を満喫。ずっと見ていたかったが風が強くなってきたので下山開始。最後にタルチョ(祈祷旗)とエベレストのツーショット。

アマダブラム
ゴーキョピークからの帰りは、そのままマッチェルモまで下る。そして翌10日目は大晦日、キャンジュマまで下った。ここから見るアマダブラム(6856m)がきれいだった。これは2003年最後の夕陽、夕焼け!アマダブラムは格好良くて好きな山。


雪のナムチェバザール1
11日目、2004年元旦、ナムチェへ戻ってきた。ゴーキョ方面から帰るとナムチェも街に見えてしまうのが不思議。しかも雪化粧をしていた。ここでささやかなサプライズが。夜、ロッジでのNew Yearパーティでケーキが振る舞われた。サブガイドが一足先にナムチェへ下り、準備していたのだ。これはもう、ロキシー(ネパールのお酒)で乾杯するしかない!

雪のナムチェバザール2
このトレッキングを振り返ると、どこのロッジも食事がおいしく、特にシェルパスープが絶品。部屋もたいてい清潔。影でトレッカーを助けるシェルパの存在も大きかった。

ナムチェからルクラへ下る
12日目、ナムチェを後にして、空港のあるルクラまでは行きと同じくパクディン経由の1泊2日の旅。疲れたけど、ダイナミックで圧倒的な風景に心躍らされた楽しい時間だった。トレッキングももうすぐ終点...
(2007.09作成)
(2008.01更新)       

※ゴーキョトレッキングメモ by YUKO
スケジュール(13泊14日) 1日目:カトマンドゥ⇒[飛行機]⇒ルクラ→パクディン、2日目:パクディン→ナムチェ、3日目:ナムチェで高度順応(ホテル・エベレストビューへトレッキング)、4日目:ナムチェ→モンラ、5日目:モンラ→ドーレ、6日目:ドーレ→マッチェルモ、7日目:マッチェルモで高度順応(雪のため)、8日目:マッチェルモ→ゴーキョ、9日目:ゴーキョピーク(5360m)往復→マッチェルモ、10日目:マッチェルモ→キャンジュマ(HAPPY NEW YEAR!)、11日目:キャンジュマ→ナムチェ、12日目:ナムチェ→パクディン、13日目:パクディン→ルクラ、14日目:ルクラ⇒[飛行機]⇒カトマンドゥ

長い長いトレッキングの道中 はじめての一人参加の旅(「風の旅行社」のツアーに参加)、はじめての海外トレッキングで不安一杯だったが、ロッジでの国籍を超えた交流に心温められ、この先消えていくことない思い出となった。現地ネパール人ガイド、ポーター達と踊り、ヨーロッパから来たトレッカーとトランプやUNOをしたり、トレッキングの同行者Aさんと暖炉を囲んで楽しい話をしたりと飽きることはなかった。ちなみに、ガイドたちのケアのおかげで、高山病にはならなくて良かった。風の旅行社のガイドは日本人の気持ちを良く理解しているので、とても安心だった。(⇒お役立ちサイトへ)

祈りが通じた マッチェルモは高度順応の日だったが、朝、なかなか明るくならない。天気が悪く外は雪が降り積っていた。これ以上雪が降ったら下山を始めるとガイドから言われ、みんなで祈る。そして午後、ロッジのおかみさんが叫ぶ「Sun is comming!!!」声に一同外へ出ておおはしゃぎ。翌朝、念願のゴーキョピークからエベレストを拝められた。

標高とロッジ ロッジの設備も下と上で違いがあり、標高の低いナムチェやモンラのあたりまでは、台所は土釜で薪(たきぎ)を使用、あかりは電気。標高の高いマッチェルモやゴーキョでは土釜がなくなり、ヤクの糞で火をおこし(とてもエコ)、あかりはランタンへと変化した。ゴーキョまで来ると、すごい場所へ来たのだと実感。ちなみに、モンラで一番暖かかった場所は、なんとトイレだった。なぜなら、枯葉が個室内いっぱいにつみあげられ、トイレの隙間を埋めてくれたから...?

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